2級土木施工管理技士の第一次検定は、択一式・マークシート方式で、試験時間は130分です。合格基準は受検の手引に「得点が60%以上」と定められています(試験の実施状況等を踏まえ変更する可能性がある旨の但し書きが付いています)。令和6年度以降は全66問の出題のうち45問を選んで解答する形で実施されており、手引に科目ごとの基準は示されていません。つまり、得意な分野で確実に積み上げれば合格に届く仕組みになっています。
「土木一般」は、令和6・7年度の実績では問題番号No.1〜11の11問が出題され、そこから9問を選んで解答する選択問題でした(区分ごとの問題番号や出題数・解答数は受検の手引には示されておらず、実際の問題冊子から分かる実績値です。最新の扱いは当日の問題冊子の指示に従ってください)。1問あたりの重みは全体の中でも大きく、しかも土工・コンクリート・基礎工という土木のいちばん基本になる3本柱で構成されているため、他分野の理解を支える土台にもなります。実際、施工管理法の土工品質管理やコンクリート品質管理は、ここで学んだ内容の応用としてそのまま出てきます。
出題は「適当でないものはどれか」という誤りを1つ選ばせる形式が中心で、加えて土量変化率や締固め度、単位セメント量といった簡単な計算問題も混じります。計算といっても四則演算で片づく水準なので、公式の形さえ覚えておけば確実な得点源になります。
本サイトの「土木一般」は13テーマ×各10問、合計130問を収録しています。テーマごとに何を学ぶのかを整理しました。
標準貫入試験とN値、含水比やコンシステンシー限界といった土の性質の表し方、各種土質試験の結果が現場で何に使われるかを扱います。あわせて土量変化率(ほぐし率L・締固め率C)を使った土量計算も学びます。
バックホゥ・トラクタショベル・ブルドーザ・スクレーパなど、掘削・積込み・運搬・締固めの各作業にどの機械が向くのかを整理します。運搬距離による使い分けと、履帯式・車輪式という走行装置の違いも重要な論点です。
盛土材料に求められる性質、敷均し厚さと締固め後の仕上り厚さ、基礎地盤の処理、構造物の裏込め部の施工を扱います。締固め管理には品質規定方式と工法規定方式の2つがあり、この違いが繰り返し問われます。
サンドドレーンなどの圧密促進工法、載荷重工法・押え盛土工法、サンドコンパクションパイルによる締固め、深層混合処理などの固結工法を、それぞれ「何を目的とした工法か」という切り口で覚えます。液状化対策も含みます。
植生工と構造物による保護工の目的の違い、切土のり面の勾配と小段の考え方、のり面排水施設を扱います。湧水のある斜面ではモルタル吹付けが不向きになるなど、条件と工法の相性が問われます。
ポルトランドセメントと混合セメントの性質の違い、骨材の粒度や含水状態(絶乾・気乾・表乾・湿潤)、練混ぜ水の品質、アルカリシリカ反応の抑制方法を学びます。セメントの貯蔵方法も出題されます。
AE剤・減水剤といった混和剤と、フライアッシュ・高炉スラグ微粉末などの混和材を区別して覚えます。水セメント比・単位水量・細骨材率の意味と、それぞれを大きくしたときに何が起きるかが配合設計の中心です。
ワーカビリティー・コンシステンシーなどの用語、スランプ試験、ブリーディングとレイタンス、材料分離を扱います。レディーミクストコンクリートの受入れ検査、たとえばスランプ12cmに対する許容差±2.5cmといった数値も押さえます。
練混ぜから打終わりまでの時間の限度、打込みの高さと打重ね時間、内部振動機(棒状バイブレータ)の正しい使い方を学びます。沈みひび割れとその対策であるタンピングも定番の出題です。
湿潤養生期間の目安、水平打継目のレイタンス除去、打継目を設けてよい位置、型枠の側圧と取外しの順序を扱います。型枠支保工は労働安全衛生法の規定とも結びつく重要テーマです。
打撃工法・中掘り杭工法・プレボーリング杭工法の特徴と、市街地での騒音振動を踏まえた工法選定を学びます。打止め管理、杭の継手、群杭の打込み順序も出題されます。
オールケーシング・リバースサーキュレーション・アースドリル・深礎という4工法の孔壁保護方法の違いが最大の論点です。あわせて直接基礎の支持層、土留め工の種類、ヒービング・ボイリング・盤ぶくれといった掘削底面の破壊現象を扱います。
鉄筋は原則として常温で加工すること、スペーサによって所定のかぶりを確保すること、鉄筋どうしのあきを適切にとることといった、組立ての基本を扱います。継手については、重ね継手を同一断面に集中させないという考え方が中心です。ガス圧接では、ふくらみの直径と長さ、圧接面のずれや偏心量が所定の範囲に収まっているかが検査の対象になります。
まず優先すべきはコンクリート分野です。用語の定義と数値がはっきりしており、覚えたことがそのまま得点につながります。水セメント比を小さくすれば強度と耐久性は上がるが施工しにくくなる、単位水量が多いとブリーディングや乾燥収縮が増える、といった「原因と結果の向き」を一つずつ言葉にして確認していくと、初見の選択肢でも判断できるようになります。
次に取り組みたいのが土工です。ここは数値の丸暗記より、土量変化率のような計算の型と、工法の目的による分類が効きます。軟弱地盤対策工法は数が多く見えますが、「水を抜いて圧密を早める」「重さで先に沈ませる」「締め固めて密にする」「固めて強くする」の4グループに仕分けてしまえば、あとは各グループの代表的な工法名を結びつけるだけです。
混同しやすい論点も先に潰しておきましょう。締固め管理の品質規定方式と工法規定方式、骨材の表乾状態と気乾状態、ヒービング(軟弱粘性土で底面が盛り上がる)とボイリング(砂質土で水とともに砂が噴き上がる)は、どれも毎年のように狙われる対比です。似た者どうしを並べて違いを一言で言えるかどうかを、自分に問いかけてみてください。
一方で、場所打ち杭の細かな機械構造や、めったに使われない特殊工法の詳細は、深追いしなくて構いません。土木一般は11問中9問を選べる想定なので、苦手な2問は選ばずに済ませられます。それよりも、頻出テーマを確実に取り切ることに時間を使うほうが効率的です。
地山にある土を掘ると体積が増え、締め固めると減ります。地山の体積を1としたときのほぐした土の体積の比がL、締め固めた後の体積の比がCです。地山土量1,000m³をL=1.20・C=0.90の条件で盛土にすれば、締固め後は900m³になります。運搬土量を求めるときはL、盛土量を求めるときはCを使う、と覚えておくと迷いません。
打ち込んだコンクリートの中で、練混ぜ水の一部が表面へ浮き上がってくる現象がブリーディングです。その水と一緒に上がってきた微細な粒子が表面に薄い層として残ったものがレイタンスで、これは強度がなく付着も悪いため、打継ぎの前には必ず取り除きます。
建設機械が地面の上を走れるかどうか(トラフィカビリティー)を判断する指標です。ポータブルコーン貫入試験で測り、値が大きいほど固い地盤を意味します。接地圧の小さい湿地ブルドーザは低い値でも走れますが、ダンプトラックのように接地圧の大きい機械ほど、より大きなコーン指数が必要になります。
コンシステンシーは、水分量によって決まる変形のしにくさそのものを指します。ワーカビリティーは、それに加えて材料分離を起こさずに運搬・打込み・締固め・仕上げができるかという、作業のしやすさ全体を表す言葉です。スランプ試験で直接測れるのはコンシステンシーのほうだ、という点が問われます。
読んで理解したつもりでも、四肢択一の形で問われると意外と迷うものです。本サイトでは「土木一般」の130問すべてに、正解の理由だけでなく、他の選択肢がなぜ誤りなのかまで解説をつけています。間違えた問題は自動的に記録され、あとからまとめて復習できます。
登録不要・スマートフォン対応で、今すぐ取り組めます。まずは1テーマ10問から始めてみてください。
本サイトが扱うのは第一次検定のみです。第二次検定(記述式・経験記述)は対象に含みません。第一次検定は、受検年度末時点で満17歳以上であれば、学歴や実務経験を問わず受検できます(この年齢要件は令和6年度の受検資格の見直しでも「従前から変更なし」とされています)。合格すると「2級土木施工管理技士補」の称号が与えられます。
この分野の出題範囲を、テーマごとの一問一答にまとめました。答えと解説はその場で読めます。
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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。