次のA〜Dのうち、こども基本法に基づく「こども大綱」と「こどもまんなか実行計画」に関する記述として正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A こども大綱の案は、内閣総理大臣を会長とするこども政策推進会議が作成し、内閣総理大臣が閣議の決定を求めることとされている。
B こども大綱に定めるこども施策については、原則として、その具体的な目標と達成の期間を定めるものとされている。
C 都道府県は、こども大綱を勘案して、都道府県こども計画を定めなければならないとされている。
D こども大綱の下で具体的に取り組む施策は「こどもまんなか実行計画」として取りまとめられ、毎年改定して予算の概算要求等に反映することとされている。
- ①A○ B○ C○ D×
- ②A○ B○ C× D○
- ③A× B○ C× D○
- ④A○ B× C○ D○
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正解は「A○ B○ C× D○」です。こども大綱は、2023年4月施行のこども基本法に基づいて、国のこども施策の基本的な方針や重要事項を一つにまとめた計画で、2023年12月に初めて閣議決定されました。
・A:○。こども政策推進会議はこども家庭庁に置かれる特別の機関で、会長は内閣総理大臣です(こども基本法第17条・第18条)。この会議が大綱の案を作り、内閣総理大臣が閣議の決定を求めます(同法第9条第5項)。
・B:○。大綱に定める施策には、原則として具体的な目標と達成の期間を定めるとされています(同法第9条第4項)。掛け声だけで終わらせず、達成度を点検できるようにするためです。
・C:×。都道府県こども計画・市町村こども計画は、いずれも「定めるよう努めるものとする」という努力義務です(同法第10条)。
・D:○。こども大綱の本文は、大綱に基づき具体的に取り組む施策をこども政策推進会議が「こどもまんなか実行計画」として取りまとめ、毎年6月頃を目途に改定して、関係府省庁の予算概算要求等に反映するとしています。
他の選択肢が不適切な理由
・A○ B○ C○ D×:自治体の計画を義務と取り違え、実行計画の毎年改定を知らないと選んでしまう組み合わせです。
・A× B○ C× D○:大綱の案を作る機関を、こども家庭審議会など別の機関と混同した組み合わせです。審議会は諮問を受けて答申する立場で、案を作るのは推進会議です。
・A○ B× C○ D○:目標と期間の設定(B)を落とし、自治体の計画(C)を義務と誤った組み合わせです。
【覚え方のポイント】
「国は必ず、自治体は努力」と整理します。国(政府)はこども大綱を定めなければなりませんが、都道府県・市町村のこども計画は努力義務です。大綱はおおむね5年後を目途に見直し、実行計画は毎年改定という時間の幅の違いもあわせて押さえましょう。