2026年版・9-7

コードネームと伴奏の一問一答

保育士 筆記試験「保育実習理論」から、コードネームと伴奏に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問19-7

次の楽譜の和音をコードネームで表したものとして、正しいものはどれか。

  • ①Fm
  • ②F7
  • ③Dm
  • ④F
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正解 ④F
解説

この和音は、下からファ(F)・ラ(A)・ド(C)の3音でできています。一番下のファを根音として、ファ→ラは長3度(半音4つ)、ラ→ドは短3度(半音3つ)、ファ→ドは完全5度です。根音の上に長3度と完全5度を重ねた和音は長三和音(メジャー・コード)で、コードネームは根音の音名だけで表します。したがってFです。
ヘ長調では主和音(Ⅰ)、ハ長調では下属和音(Ⅳ)に当たり、子どもの歌の伴奏でもよく使われる和音です。

他の選択肢が不適切な理由

・Fm:短三和音で、ファ・ラ♭・ドです。第3音が半音低くなります。
・F7:Fにファから短7度上のミ♭を加えた四和音(ファ・ラ・ド・ミ♭)です。
・Dm:レ・ファ・ラの短三和音です。ファとラを共有していますが、ドが入らずレが入ります。

【覚え方のポイント】
コードネームは「根音の音名+和音の種類」。何も付かなければ長三和音、m(マイナー)なら短三和音です。まず一番下の音(根音)を見つけ、3度・5度の半音の数を数えましょう。
問29-7

次の楽譜に示した四和音のコードネームとして、正しいものはどれか。

  • ①GM7
  • ②G7
  • ③Gm7
  • ④Bdim
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正解 ②G7
解説

この和音は、下からソ(G)・シ(B)・レ(D)・ファ(F)の4音でできています。根音ソの上に、長3度のシ、完全5度のレがあり、ソ・シ・レは長三和音Gです。さらにソから短7度(半音10)上のファが加わっています。長三和音に短7度を加えた四和音は属七の和音(セブンス・コード)で、コードネームはG7です。
G7はハ長調の属七の和音(Ⅴ7)で、主和音Cへ強く進もうとする性質をもつため、曲の終わりの「G7→C」の進行で頻繁に用いられます。

他の選択肢が不適切な理由

・GM7:長三和音に長7度を加えた和音(ソ・シ・レ・ファ♯)です。7番目の音が半音高くなります。
・Gm7:短三和音に短7度を加えた和音(ソ・シ♭・レ・ファ)です。第3音が半音低くなります。
・Bdim:シ・レ・ファの減三和音です。この楽譜のシ・レ・ファの部分だけを見るとBdimになりますが、一番下にソがあるため、ソを根音とするG7として読みます。

【覚え方のポイント】
「7」は短7度、「M7(メジャー・セブンス)」は長7度。ハ長調で「ソ・シ・レ・ファ」が出てきたらG7、と覚えておくと伴奏づけの問題にすぐ対応できます。
問39-7

ピアノの左手の伴奏で、和音の構成音を「低い音・高い音・中の音・高い音」の順に繰り返して弾く分散和音の型を何というか。

  • ①アルベルティ・バス
  • ②オスティナート
  • ③ユニゾン
  • ④カノン
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正解 ①アルベルティ・バス
解説

和音の構成音を「低・高・中・高」の順(ハ長調のCなら、ド・ソ・ミ・ソ)に繰り返して弾く伴奏の型をアルベルティ・バスといいます。18世紀の作曲家アルベルティの名に由来するとされ、古典派の鍵盤作品で多く使われました。
和音を同時に弾く伴奏に比べて音が流れるように続き、軽やかで柔らかい響きになるため、子どもの歌のピアノ伴奏でも、ゆったりした曲や優しい雰囲気の曲に合わせて使われます。和音をばらして弾く伴奏全般を分散和音(アルペジオ)の伴奏といい、アルベルティ・バスはその代表的な型の一つです。

他の選択肢が不適切な理由

・オスティナート:同じ音型やリズムを何度も繰り返す手法のことです。繰り返しの型そのものを指す語で、「低・高・中・高」という和音の弾き方を表す語ではありません。
・ユニゾン:複数の人や楽器が同じ旋律を同じ高さ(またはオクターブ違い)で演奏することです。
・カノン:ある旋律を、別の声部が遅れて追いかけるように演奏する形式です。「かえるの合唱」のような輪唱もカノンの一種です。

【覚え方のポイント】
伴奏の型は「和音を同時に弾く(ブロック)」と「ばらして弾く(分散和音)」に大別されます。分散和音の代表が「ド・ソ・ミ・ソ」のアルベルティ・バスです。
問49-7

次の楽譜の3つの音でできた和音は、コードネームで何と表すか。

  • ①Dm
  • ②D7
  • ③Ddim
  • ④Daug
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正解 ③Ddim
解説

この和音は、下からレ(D)・ファ(F)・ラ♭(A♭)の3音でできています。レ→ファは短3度(半音3つ)、ファ→ラ♭も短3度(半音3つ)で、レ→ラ♭は減5度(半音6つ)です。短3度を2つ重ねた和音を減三和音(ディミニッシュ)といい、コードネームはDdimと表します。
臨時記号の♭が付いたラを見落として「レ・ファ・ラ」と読むと、Dmと誤ってしまいます。和音を読むときは、臨時記号や調号による変化を必ず確かめます。

他の選択肢が不適切な理由

・Dm:レ・ファ・ラの短三和音です。第5音が完全5度(ラ)で、この楽譜のラ♭とは半音違います。
・D7:レ・ファ♯・ラ・ドの属七の和音です。第3音がファ♯で、4音でできています。
・Daug:レ・ファ♯・ラ♯の増三和音です。長3度を2つ重ねた形で、第5音が増5度になります。

【覚え方のポイント】
三和音の種類は3度の重ね方で決まります。「長3度+短3度=長三和音」「短3度+長3度=短三和音(m)」「短3度+短3度=減三和音(dim)」「長3度+長3度=増三和音(aug)」。
問59-7

ハ長調の和音について、誤っているものはどれか。

  • ①Ⅰの和音は C で、ド・ミ・ソの3音からなる
  • ②Ⅴ7の和音は G7 で、ソ・シ・レ・ファ♯からなる
  • ③Ⅳの和音は F で、ファ・ラ・ドの3つの音からなる
  • ④Ⅴの和音は G で、ソ・シ・レの3音からなる
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正解 ②Ⅴ7の和音は G7 で、ソ・シ・レ・ファ♯からなる
解説

ハ長調の属七の和音(Ⅴ7)はG7ですが、構成音はソ・シ・レ・ファです。ハ長調の音階にはファ♯がなく、属和音(ソ・シ・レ)に音階上のファ(ソから短7度上)を加えたものが属七の和音になります。ファ♯を加えるとGM7(ソ・シ・レ・ファ♯)になり、別の和音です。
属七の和音は、ファがミへ、シがドへと進もうとする性質があり、主和音Cへ進むと強い終止感が生まれます。

他の選択肢が適切な理由

※この問題は誤っているものを選ぶため、以下の3つは正しい記述です。
・主和音(Ⅰ)は C:ハ長調の第1音ドの上に3度ずつ重ねた、ド・ミ・ソの和音です。
・下属和音(Ⅳ)は F:第4音ファの上に重ねた、ファ・ラ・ドの和音です。
・属和音(Ⅴ)は G:第5音ソの上に重ねた、ソ・シ・レの和音です。
この3つをまとめて主要三和音といい、子どもの歌の多くはこの3つの和音(とG7)で伴奏をつけることができます。

【覚え方のポイント】
主要三和音は「Ⅰ・Ⅳ・Ⅴ」。ハ長調なら C・F・G(G7)、ト長調なら G・C・D(D7)、ヘ長調なら F・B♭・C(C7)。調が変わっても、主音から数えて1・4・5番目の音の上にできる和音です。
問69-7

コードネームとその構成音の組み合わせとして、誤っているものはどれか。

  • ①Cm ─ ド・ミ♭・ソ
  • ②Csus4 ─ ド・ファ・ソ
  • ③CM7 ─ ド・ミ・ソ・シ
  • ④C7 ─ ド・ミ・ソ・シ
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正解 ④C7 ─ ド・ミ・ソ・シ
解説

C7(Cセブンス)は、長三和音C(ド・ミ・ソ)に、根音ドから短7度上のシ♭を加えた四和音で、構成音はド・ミ・ソ・シ♭です。ド・ミ・ソ・シは、長7度のシを加えたCM7(Cメジャー・セブンス)の構成音なので、この組み合わせは誤りです。
「7」だけなら短7度、「M7」なら長7度と区別します。C7はヘ長調の属七の和音(Ⅴ7)に当たり、Fへ進もうとする性質をもちます。

他の選択肢が不適切な理由

※この問題は誤っているものを選ぶため、以下の3つは正しい組み合わせです。
・Cm:m(マイナー)は短三和音です。根音ドから短3度上のミ♭、完全5度上のソを重ねて、ド・ミ♭・ソになります。
・Csus4:sus4(サスペンデッド・フォース)は、第3音の代わりに根音から完全4度上の音を置いた和音です。ミの代わりにファを置き、ド・ファ・ソになります。
・CM7:長三和音Cに、根音から長7度上のシを加えた、ド・ミ・ソ・シです。

【覚え方のポイント】
Cを基準に「m=ミ♭」「7=シ♭を足す」「M7=シを足す」「dim=ミ♭とソ♭」「aug=ソ♯」「sus4=ミの代わりにファ」と、変わる音だけを覚えると整理しやすくなります。
問79-7

次の楽譜(ハ長調)の旋律にピアノ伴奏を付けるとき、この小節に付けるコードとして最もふさわしいものはどれか。
44

  • ①G7
  • ②F
  • ③C
  • ④Dm
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正解 ③C
解説

伴奏のコードを選ぶときは、まず小節の中の旋律の音が、どの和音の構成音に多く含まれるかを見ます。この小節の旋律はミ・ソ・ドで、3つともC(ド・ミ・ソ)の構成音です。したがって、最もふさわしいコードはCです。
また、この旋律はハ長調の主和音の音を使ってドで落ち着いており、主和音(Ⅰ)がよく合う形です。拍の頭や長く伸ばす音(ここでは2分音符のド)が和音の構成音になっているかを確かめると、判断を誤りにくくなります。

他の選択肢が不適切な理由

・G7:構成音はソ・シ・レ・ファです。旋律のうちソしか含まれず、ミとドがぶつかります。
・F:構成音はファ・ラ・ドです。長く伸ばすドは含まれますが、ミとソが含まれません。
・Dm:構成音はレ・ファ・ラです。旋律の音が1つも含まれていません。

【覚え方のポイント】
伴奏づけの手順は「旋律の音を書き出す → 主要三和音(C・F・G7)の構成音と照らし合わせる → 最も多く重なる和音を選ぶ」。特に拍の頭と長い音を優先して見ます。
問89-7

和音の進行(終止)について、誤っているものはどれか。

  • ①ⅠからⅤへ進み、属和音で曲を終えるものを全終止という
  • ②Ⅴ(Ⅴ7)からⅠへ進む終止は、終わる感じを強く与える
  • ③Ⅳ からⅠへ進む終止は、変終止(アーメン終止)と呼ばれる
  • ④Ⅴで区切る終止を半終止といい、曲の途中の区切りに用いる
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正解 ①ⅠからⅤへ進み、属和音で曲を終えるものを全終止という
解説

全終止(完全終止)は、属和音(Ⅴ)または属七の和音(Ⅴ7)から主和音(Ⅰ)へ進んで終わる終止です。ハ長調なら「G(G7)→C」です。ⅠからⅤへ進み属和音で終わるのは逆の進行であり、属和音で終わるため落ち着かず、全終止とはいいません。Ⅴで区切るものは半終止に当たります。
曲の最後は多くの場合、全終止で締めくくられます。子どもの歌の伴奏でも、最後の小節の手前をG7、最後の小節をCにする形が基本です。

他の選択肢が適切な理由

※この問題は誤っているものを選ぶため、以下の3つは正しい記述です。
・Ⅴ(Ⅴ7)からⅠへ進む終止:全終止のことで、最も強い終止感を与えます。
・ⅣからⅠへ進む終止は変終止:ハ長調なら「F→C」です。賛美歌の最後の「アーメン」に使われることが多いため、アーメン終止とも呼ばれます。
・Ⅴで区切る終止は半終止:属和音で一区切りするもので、まだ続きがある感じを与えるため、曲の途中の区切りに用いられます。

【覚え方のポイント】
「全終止=Ⅴ→Ⅰ(しっかり終わる)」「半終止=→Ⅴ(途中で一休み)」「変終止=Ⅳ→Ⅰ(アーメン)」。どの和音で終わるかに注目すると区別できます。
問99-7

次の楽譜の和音の根音を考え、コードネームで表したものとして正しいものはどれか。

  • ①Em
  • ②Em7
  • ③Am
  • ④C
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正解 ④C
解説

この和音は、下からミ(E)・ソ(G)・ド(C)の3音でできています。一番下のミを根音と考えると、ミ→ソは短3度ですが、ソ→ドは完全4度で、3度ずつ重なった形になりません。そこで音の並びを入れ替えて、3度ずつ重なる形にします。ド・ミ・ソと並べ替えると、ド→ミが長3度、ミ→ソが短3度の長三和音になるので、根音はドで、コードネームはCです。
この楽譜のように、根音以外の音が一番下にある形を転回形といいます。第3音(ミ)が一番下にあるので、Cの第1転回形です。コードネームは、転回形でも根音によって決まります。

他の選択肢が不適切な理由

・Em:ミ・ソ・シの短三和音です。一番下のミを根音と思い込むと選びやすい誤りですが、この楽譜にはシがなく、ドがあります。
・Em7:ミ・ソ・シ・レの四和音です。
・Am:ラ・ド・ミの短三和音です。ドとミを共有していますが、ソではなくラが入ります。

【覚え方のポイント】
和音を読むときは「一番下の音=根音」とは限りません。3度ずつ積み重なるように並べ替えてから根音を決めます。伴奏で転回形を使うと、左手の動きが少なくなり、滑らかにつなげられます。
問109-7

コードネームの構成音について、次のA〜Dのうち正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A Am の構成音は、ラ・ド・ミである。
B D7 の構成音は、レ・ファ♯・ラ・ドである。
C E♭ の構成音は、ミ♭・ソ・シ♭である。
D Bm の構成音は、シ・レ・ファである。

  • ①A○ B○ C○ D×
  • ②A○ B× C○ D○
  • ③A× B○ C× D×
  • ④A○ B○ C× D×
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正解 ①A○ B○ C○ D×
解説

A ○:Amはラを根音とする短三和音です。ラ→ドが短3度、ド→ミが長3度で、ラ・ド・ミになります。
B ○:D7は、長三和音D(レ・ファ♯・ラ)に、根音レから短7度上のドを加えた四和音です。レ→ファ♯が長3度(半音4つ)であることに注意します。ト長調の属七の和音(Ⅴ7)に当たります。
C ○:E♭はミ♭を根音とする長三和音です。ミ♭→ソが長3度(半音4つ)、ソ→シ♭が短3度(半音3つ)で、ミ♭・ソ・シ♭になります。
D ×:Bmはシを根音とする短三和音で、シ→レが短3度、レ→ファ♯が長3度となり、構成音はシ・レ・ファ♯です。シ・レ・ファは、シ→ファが減5度になる減三和音(Bdim)です。

他の選択肢が不適切な理由

・A○ B× C○ D○:D7の第3音はファ♯で、Bは正しい記述です。Dは誤りです。
・A× B○ C× D×:AとCは正しい記述です。
・A○ B○ C× D×:E♭は長三和音であり、ミ♭・ソ・シ♭は正しい構成音です。

【覚え方のポイント】
幹音だけでできる長三和音は C・F・G、短三和音は Dm・Em・Am、減三和音は Bdim だけです。D・E・A・B を根音とする長三和音、Bm などは♯や♭が必要になる、と覚えておくと判断が速くなります。
保育士 筆記試験の問題を続けて解く(全1000問) 保育実習理論の一問一答

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