2026年版・9-6

音程・音階・調と調号の一問一答

保育士 筆記試験「保育実習理論」から、音程・音階・調と調号に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問19-6

次の楽譜の調として正しいものはどれか。
44

  • ①ト長調
  • ②ホ短調
  • ③ニ長調
  • ④イ長調
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正解 ③ニ長調
解説

この楽譜の調号は♯2つ(ファとドに♯)です。♯2つの調は、長調ならニ長調、その平行調の短調ならロ短調です。
どちらかを決めるには旋律を見ます。この旋律はレ・ファ♯・ラ・レ(ニ長調の主和音の音)で始まり、最後はレで終わっています。また、2小節目のドは調号によってド♯になっており、これはニ長調の第7音(導音)です。ロ短調なら導音としてラ♯が現れることが多いのですが、この旋律のラには♯が付いていません。以上から、この曲の調はニ長調です。

他の選択肢が不適切な理由

・ト長調:調号は♯1つ(ファ♯)です。この楽譜の調号より1つ少なくなります。
・ホ短調:ト長調の平行調で、調号は♯1つです。
・イ長調:調号は♯3つ(ファ・ド・ソに♯)です。この楽譜の調号より1つ多くなります。

【覚え方のポイント】
♯系の長調は、調号の最後の♯の「半音上」が主音です。♯2つならファ♯・ド♯の最後のド♯の半音上=レ=ニ長調。調号の数の順番は「ト(1)→ニ(2)→イ(3)→ホ(4)→ロ(5)」です。
問29-6

次の楽譜の2つの音の音程として正しいものはどれか。

  • ①長6度
  • ②短6度
  • ③完全5度
  • ④長7度
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正解 ①長6度
解説

音程の度数は、下の音と上の音を両方とも数えて数えます。ド(C4)からラ(A4)までは、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラで6度です。
次に、半音の数で種類(長・短・完全・増・減)を決めます。ドからラまでは、ド→ド♯→レ→レ♯→ミ→ファ→ファ♯→ソ→ソ♯→ラと半音9つ分です。6度で半音9つのものが長6度、半音8つのものが短6度なので、答えは長6度です。
別の考え方として、ドから始まる長音階(ハ長調)の音は、主音からみてすべて「長」か「完全」の音程になります。ラはハ長調の第6音なので、ドとの音程は長6度と判断できます。

他の選択肢が不適切な理由

・短6度:6度のうち半音8つのものです。ド(C)からラ♭(A♭)までがこれに当たります。
・完全5度:ドからソまでの音程(半音7つ)です。度数を1つ少なく数えるとこの誤りになります。
・長7度:ドからシまでの音程(半音11)です。

【覚え方のポイント】
ドから見た長音階の音程は「レ=長2度、ミ=長3度、ファ=完全4度、ソ=完全5度、ラ=長6度、シ=長7度、ド=完全8度」。この基準から半音ずれた分で長短・増減を判断します。
問39-6

次の楽譜に示した2つの音の間の音程として、正しいものはどれか。

  • ①完全4度
  • ②増4度
  • ③減5度
  • ④完全5度
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正解 ②増4度
解説

ファ(F4)からシ(B4)までを数えると、ファ・ソ・ラ・シで4度です。
半音の数を数えると、ファ→ファ♯→ソ→ソ♯→ラ→ラ♯→シで半音6つです。4度の基本である完全4度は半音5つ(たとえばド→ファ)なので、それより半音1つ広いファ→シは増4度です。
幹音(♯や♭の付かない音)どうしの4度は、ファ→シだけが増4度になり、ほかはすべて完全4度です。全音3つ分の音程であることから「三全音」とも呼ばれます。

他の選択肢が不適切な理由

・完全4度:半音5つの4度です。ファからなら、ファ→シ♭が完全4度になります。
・減5度:半音の数は同じ6つですが、度数が5度のものです。シから上のファまで(シ・ド・レ・ミ・ファ)が減5度になります。度数は音名で数えるため、ファ→シは4度であり5度ではありません。
・完全5度:半音7つの5度で、ファ→ドなどが当たります。

【覚え方のポイント】
幹音どうしで例外になるのは「ファ→シ=増4度」「シ→ファ=減5度」の2つだけ。それ以外の幹音の4度・5度はすべて完全音程です。
問49-6

調と調の関係について、誤っているものはどれか。

  • ①ト長調の平行調はホ短調である
  • ②ニ長調の属調はイ長調である
  • ③ハ長調の下属調はヘ長調である
  • ④イ短調の同主調はハ長調である
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正解 ④イ短調の同主調はハ長調である
解説

同主調とは、主音が同じ長調と短調の関係をいいます。イ短調の主音はラなので、同主調はラを主音とするイ長調(調号♯3つ)です。ハ長調はイ短調と調号が同じ(調号なし)で主音が異なる関係であり、これは平行調です。同主調と平行調を取り違えた記述なので誤りです。

他の選択肢が適切な理由

※この問題は誤っているものを選ぶため、以下の3つは正しい記述です。
・ト長調の平行調はホ短調:平行調は調号が同じ長調と短調の関係です。長調の主音から短3度下(ト長調ならソから下へ半音3つのミ)が平行調の短調の主音になるので、ホ短調です。どちらも調号は♯1つです。
・ニ長調の属調はイ長調:属調は、主音の完全5度上の音を主音とする調です。レの完全5度上はラなので、イ長調です。調号は♯が1つ増えます。
・ハ長調の下属調はヘ長調:下属調は、主音の完全4度上(完全5度下)の音を主音とする調です。ドの完全4度上はファなので、ヘ長調です。調号は♭が1つ増えます。

【覚え方のポイント】
「平行調=調号が同じ」「同主調=主音が同じ」「属調=5度上」「下属調=4度上」。名前の漢字(平行=並んでいる、同主=主音が同じ)から意味を思い出せるようにしておきましょう。
問59-6

ハ長調の同主調の調号として、正しいものはどれか。

  • ①♭1つ
  • ②♭2つ
  • ③♯3つ
  • ④♭3つ
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正解 ④♭3つ
解説

ハ長調の同主調は、同じくドを主音とするハ短調です。ハ短調は、ハ長調の第3音・第6音・第7音を半音下げた音階(自然的短音階)でできています。ド・レ・ミ♭・ファ・ソ・ラ♭・シ♭・ドとなり、調号は♭3つ(シ・ミ・ラに♭)です。
別の求め方もあります。♭3つの長調は変ホ長調で、その平行調(主音が短3度下の短調)はハ短調です。つまり「ハ短調は変ホ長調と同じ調号」と考えても、♭3つが導けます。

他の選択肢が不適切な理由

・♭1つ:ヘ長調とその平行調のニ短調の調号です。
・♭2つ:変ロ長調とその平行調のト短調の調号です。
・♯3つ:イ長調とその平行調の嬰ヘ短調の調号です。ハ長調の平行調のイ短調(調号なし)の同主調がイ長調(♯3つ)であることと混同しないよう注意します。

【覚え方のポイント】
長調から同主調の短調へ移ると、調号は「♭が3つ増える(または♯が3つ減る)」関係になります。ハ長調(0)→ハ短調(♭3つ)、ト長調(♯1つ)→ト短調(♭2つ)と確かめてみましょう。
問69-6

長調の調号の数について、誤っているものはどれか。

  • ①ヘ長調の調号は♭1つである
  • ②イ長調の調号は♯4つである
  • ③変ロ長調の調号は♭2つである
  • ④ホ長調の調号は♯4つである
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正解 ②イ長調の調号は♯4つである
解説

イ長調の調号は♯3つ(ファ・ド・ソに♯)です。ラを主音とする長音階はラ・シ・ド♯・レ・ミ・ファ♯・ソ♯・ラとなり、♯が付くのはファ・ド・ソの3音です。♯4つとしたのは誤りで、♯4つ(ファ・ド・ソ・レに♯)はホ長調の調号です。
♯系の長調は、主音が完全5度ずつ上がるごとに♯が1つ増えます。ハ(0)→ト(1)→ニ(2)→イ(3)→ホ(4)→ロ(5)という順番です。

他の選択肢が適切な理由

※この問題は誤っているものを選ぶため、以下の3つは正しい記述です。
・ヘ長調は♭1つ:ファ・ソ・ラ・シ♭・ド・レ・ミ・ファで、シに♭が1つ付きます。
・変ロ長調は♭2つ:シ♭を主音とする長音階で、シとミに♭が付きます。
・ホ長調は♯4つ:ミを主音とする長音階で、ファ・ド・ソ・レに♯が付きます。

【覚え方のポイント】
♯の付く順は「ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ・シ」、♭の付く順はその逆の「シ・ミ・ラ・レ・ソ・ド・ファ」。♯系の長調は「ト・ニ・イ・ホ・ロ」、♭系の長調は「ヘ・変ロ・変ホ・変イ」の順に調号が1つずつ増えます。
問79-6

ヘ長調の関係調について、属調・下属調・平行調の組み合わせとして正しいものはどれか。

  • ①属調 ハ長調 下属調 変ロ長調 平行調 ニ短調
  • ②属調 変ロ長調 下属調 ハ長調 平行調 ニ短調
  • ③属調 ハ長調 下属調 変ロ長調 平行調 ヘ短調
  • ④属調 ハ長調 下属調 変ホ長調 平行調 ニ短調
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正解 ①属調 ハ長調 下属調 変ロ長調 平行調 ニ短調
解説

ヘ長調の主音はファ、調号は♭1つ(シ♭)です。
属調:主音の完全5度上の音を主音とする調です。ファの完全5度上はドなのでハ長調(調号なし)です。♭系の調では、属調に移ると♭が1つ減ります。
下属調:主音の完全4度上(完全5度下)の音を主音とする調です。ファの完全4度上はシ♭なので変ロ長調(♭2つ)です。調号の♭が1つ増えます。
平行調:調号が同じ短調です。長調の主音から短3度下の音が主音になるので、ファの短3度下のレを主音とするニ短調(♭1つ)です。

他の選択肢が不適切な理由

・属調 変ロ長調 下属調 ハ長調:属調と下属調が入れ替わっています。属調は5度上、下属調は4度上です。
・平行調 ヘ短調:ヘ短調は主音が同じ短調で、同主調です。調号は♭4つであり、平行調ではありません。
・下属調 変ホ長調:変ホ長調(♭3つ)は、変ロ長調のさらに下属調です。1段階ずれています。

【覚え方のポイント】
五度圏で考えると、隣り合う調どうしが属調・下属調の関係です。「右隣(♯が増える方向)が属調、左隣(♭が増える方向)が下属調、同じ調号の短調が平行調」と整理しておきましょう。
問89-6

次の楽譜の音階の種類として正しいものはどれか。

  • ①自然的短音階
  • ②旋律的短音階
  • ③和声的短音階
  • ④長音階
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正解 ③和声的短音階
解説

この音階は、ラ(A)から始まり、ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ♯・ラと進んでいます。ラを主音とする短音階(イ短調)のうち、第7音だけを半音上げたものが和声的短音階です。
第7音を半音上げると、主音との間が半音になり、主音へ強く進もうとする導音になります。これによって、短調でも長調と同じように終止感のある和音進行(属和音から主和音への進行)がつくれます。ただし、第6音(ファ)と第7音(ソ♯)の間は半音3つ分(増2度)と広くなるのが特徴です。

他の選択肢が不適切な理由

・自然的短音階:ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラで、変化記号を付けない形です。この楽譜はソに♯が付いているので当たりません。
・旋律的短音階:上行形で第6音と第7音の両方を半音上げる形(ファ♯・ソ♯)です。この楽譜のファには♯がないので当たりません。
・長音階:ラを主音とする長音階(イ長調)なら、ド♯・ファ♯・ソ♯の3つに♯が付きます。

【覚え方のポイント】
短音階は3種類。「自然的=そのまま」「和声的=第7音だけ上げる」「旋律的=上行で第6・第7音を上げ、下行は自然的に戻す」。イ短調なら「ソ♯だけ=和声的、ファ♯とソ♯=旋律的」です。
問99-6

次の楽譜の旋律は何調で書かれているか。正しいものを選べ。
44

  • ①ハ短調
  • ②変ホ長調
  • ③ト短調
  • ④ヘ短調
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正解 ①ハ短調
解説

この楽譜の調号は♭3つ(シ・ミ・ラに♭)です。♭3つの調は、長調なら変ホ長調、その平行調の短調ならハ短調です。
旋律を見ると、ド・ミ♭・ソ・ドというハ短調の主和音の音で始まり、ドで終わっています。さらに2小節目のシにはナチュラルが付いており、調号のシ♭が半音上げられてシになっています。これはハ短調の第7音を半音上げた導音(和声的短音階の特徴)です。変ホ長調ならシは♭のまま使われるので、この曲はハ短調と判断できます。

他の選択肢が不適切な理由

・変ホ長調:調号は同じ♭3つですが、主音がミ♭の長調です。旋律がドを中心に動き、シ♭をシに上げている点が合いません。
・ト短調:調号は♭2つ(変ロ長調の平行調)です。
・ヘ短調:調号は♭4つ(変イ長調の平行調)です。

【覚え方のポイント】
調号だけでは長調と平行調の短調を区別できません。「最初と最後の音」と「導音の臨時記号(短調では第7音を半音上げる♯やナチュラルが出る)」を手がかりに判断します。
問109-6

音程について、誤っているものはどれか。

  • ①完全5度を転回すると完全4度になる
  • ②長3度を転回すると短6度になる
  • ③ミとファの間の音程は短2度(半音)である
  • ④ドから上のシまでの音程は短7度である
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正解 ④ドから上のシまでの音程は短7度である
解説

ドから上のシまでは、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シで7度です。半音の数を数えると半音11で、7度のうち半音11のものは長7度です。短7度は半音10で、ドから上のシ♭までがこれに当たります。したがって「短7度」とする記述は誤りです。
ドから始まる長音階(ハ長調)の各音は、主音から見てすべて「長」か「完全」の音程になるため、シは長7度と覚えておくと確実です。

他の選択肢が適切な理由

※この問題は誤っているものを選ぶため、以下の3つは正しい記述です。
・完全5度の転回は完全4度:音程の転回(下の音を1オクターブ上げる、または上の音を1オクターブ下げる)では、度数は「9から引いた数」になり、完全は完全のままです。5度は9−5=4度になります。
・長3度の転回は短6度:度数は9−3=6度、長は短に、短は長に入れ替わります。ド→ミ(長3度)を転回したミ→ド(上)は短6度です。
・ミとファは短2度(半音):幹音で半音の関係にあるのは、ミとファ、シとドの2か所だけです。

【覚え方のポイント】
転回の規則は「度数は足して9」「長⇔短、増⇔減、完全⇔完全」。幹音の半音は「ミ・ファ」と「シ・ド」の2か所、と合わせて覚えましょう。
保育士 筆記試験の問題を続けて解く(全1000問) 保育実習理論の一問一答

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