2026年版・7-3

生理機能の発達の一問一答

保育士 筆記試験「子どもの保健」から、生理機能の発達に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-3

「保育所における感染症対策ガイドライン」に示されている、1分あたりの正常な呼吸数のめやすの組み合わせとして、正しいものはどれか。

  • ①新生児60〜70回 乳児50〜60回 幼児40〜50回
  • ②新生児20〜30回 乳児30〜40回 幼児40〜50回
  • ③新生児40〜50回 乳児30〜40回 幼児20〜30回
  • ④新生児30〜40回 乳児20〜30回 幼児12〜16回
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正解 ③新生児40〜50回 乳児30〜40回 幼児20〜30回
解説

「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」の別添「子どもの病気〜症状に合わせた対応〜」には、呼吸の様子が気になるときのめやすとして、1分あたりの正常呼吸数が新生児40〜50回、乳児30〜40回、幼児20〜30回と示されています。子どもの呼吸数が大人より多いのは、肺や胸郭が小さく1回に吸い込める空気の量(1回換気量)が少ないうえ、体の大きさの割に多くの酸素を必要とするためです。年齢が上がって肺が発達するにつれ、呼吸数は少しずつ減っていきます。呼吸数を数えるときは、泣いたり動いたりしていない安静時に、胸やお腹の動きを1分間しっかり見ることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由

・新生児20〜30回 乳児30〜40回 幼児40〜50回:年齢と数値の関係が逆になっています。年齢が低いほど呼吸数は多くなります。
・新生児60〜70回 乳児50〜60回 幼児40〜50回:どの年齢でもめやすより多すぎます。安静時にこのような呼吸数が続く場合は、呼吸が苦しいサイン(多呼吸)として注意が必要です。
・新生児30〜40回 乳児20〜30回 幼児12〜16回:全体に少なすぎます。12〜16回程度は、おおむね成人の呼吸数に近い値です。

【覚え方のポイント】
「新生児40〜50、乳児30〜40、幼児20〜30」と、年齢が1段上がるごとに10回ずつ減ると覚えます。脈拍数も同じく年齢が低いほど多くなるので、「小さい子ほど呼吸も脈も速い」と大きな傾向をまず押さえ、数値はガイドラインのめやすで確認しておきましょう。
問27-3

乳幼児の呼吸の型に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①乳児は肋骨が水平に近くて胸郭を広げにくいため、主に横隔膜を使う腹式呼吸をしている
  • ②乳児は肋骨が斜めに傾いて胸郭を広げやすいため、主に肋間筋を使う胸式呼吸をしている
  • ③乳児期から胸式呼吸をしており、学童期になると主に横隔膜を使う腹式呼吸へ移っていく
  • ④呼吸の型は生まれたときから大人と同じで、年齢によって呼吸のしかたに違いは見られない
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正解 ①乳児は肋骨が水平に近くて胸郭を広げにくいため、主に横隔膜を使う腹式呼吸をしている
解説

乳児の胸郭は円筒形に近く、肋骨がほぼ水平に走っているため、肋骨を持ち上げて胸を広げる胸式呼吸がうまくできません。そのため、主に横隔膜を上下させる腹式呼吸をしています。成長とともに肋骨が斜めに傾き、胸の筋肉も発達してくると、一般に、幼児期には腹式と胸式を併せた胸腹式呼吸となり、その後、胸式呼吸の割合が増えていきます(移り変わりの時期には個人差があり、資料によって示し方も異なります)。乳児は腹式呼吸なので、呼吸数はお腹の上下の動きで数えると確かめやすくなります。また、お腹を強く締め付ける衣服や、うつぶせで腹部が圧迫される姿勢は呼吸を妨げやすいので、服装や寝かせ方にも気を配ります。

他の選択肢が不適切な理由

・肋骨が斜めで胸郭を広げやすく、胸式呼吸:これは年長児から大人の胸郭の特徴です。乳児の肋骨は水平に近く、胸式呼吸は難しい状態です。
・乳児期から胸式、学童期に腹式へ:移り変わりの順序が逆です。腹式→胸腹式→胸式の順に変化します。
・生まれたときから大人と同じ:胸郭の形や筋肉の発達に応じて、呼吸の型は年齢とともに変わっていきます。

【覚え方のポイント】
「乳児=腹式→幼児=胸腹式→年長になるにつれて胸式」という流れで覚えます。理由は「乳児の肋骨は水平で、胸を広げにくいから」の一言で説明できるようにしておくと、順序を逆にしたひっかけにも迷いません。
問37-3

次のA〜Dのうち、乳幼児の生理機能に関する記述として正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A 年齢が低いほど、1分あたりの脈拍数は多い。
B 年齢が低いほど、血圧は高い。
C 乳児は1回に吸い込める空気の量が少ないため、呼吸数が多くなる。
D 乳幼児の平熱は、一般に成人よりも低めである。

  • ①A○ B○ C× D×
  • ②A× B× C○ D○
  • ③A○ B× C○ D○
  • ④A○ B× C○ D×
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正解 ④A○ B× C○ D×
解説

子どもの体は小さいながらも成長のために多くのエネルギーと酸素を必要とします。心臓や肺はまだ小さく1回に送り出せる血液や空気の量が少ないため、回数を多くすることで補っている、と考えると全体がつながります。
A:○。心臓が1回に送り出す血液の量が少ないため、脈拍数は年齢が低いほど多くなります。
B:×。血圧は年齢が低いほど低く、成長とともに上がっていきます。脈拍数とは逆の傾向です。
C:○。肺や胸郭が小さく1回換気量が少ないため、呼吸数を多くして必要な酸素を取り入れています。
D:×。乳幼児は新陳代謝が盛んで熱をつくる量が多いため、平熱は一般に成人よりやや高めです。個人差も大きいので、一人一人の平熱を知っておくことが大切です。

他の選択肢が不適切な理由

・A○ B○ C× D×:血圧が年齢が低いほど高いとするBは誤りで、呼吸数が多い理由を述べたCは正しい記述です。
・A× B× C○ D○:脈拍数が年齢が低いほど多いとするAは正しく、平熱が成人より低いとするDは誤りです。
・A○ B× C○ D○:Dの「成人よりも低め」が誤りです。

【覚え方のポイント】
「子どもは呼吸数・脈拍数が多く、血圧は低く、体温はやや高め」と4つをまとめて覚えます。血圧だけが「少ない・低い」側に入る、と対比させると、ひっかけに気付きやすくなります。
問47-3

乳幼児の体温に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①体温調節機能が未熟なため、室温や厚着などの影響を受けて体温が上がりやすい
  • ②体温は1日の中で変動し、一般に早朝に低く、夕方にかけて高くなる傾向がある
  • ③乳幼児の体温は成人より低めで、一般に午後から夕方にかけて最も低くなっていく
  • ④一人一人の元気なときの平熱を知っておくことが、体調の変化に気付く手がかりになる
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正解 ③乳幼児の体温は成人より低めで、一般に午後から夕方にかけて最も低くなっていく
解説

乳幼児の体温は、新陳代謝が盛んなため一般に成人よりやや高めです。また、体温は1日の中で変動し、早朝に低く、午後から夕方にかけて高くなる傾向があります(日内変動)。したがって「成人より低めで、午後から夕方に最も低くなる」は二重に誤っています。保育所では、午睡明けや夕方に測った体温が朝より高くても、日内変動の範囲なのか、発熱の始まりなのかを、機嫌や食欲など全身の様子と合わせて判断することが大切です。

他の選択肢が適切な理由

・体温調節機能が未熟で、室温や厚着の影響を受けやすい:正しい記述です。「保育所における感染症対策ガイドライン」は、0〜1歳児は体温調節機能が未熟なために外気温・室温・湿度・厚着・水分不足などの影響を受けやすく、体温が簡単に上昇すると述べています。
・早朝に低く、夕方にかけて高くなる:正しい記述です。これが体温の日内変動です。
・平熱を知っておくことが手がかりになる:正しい記述です。同ガイドラインは、子ども一人一人の元気なときの「平熱」を知っておくことが症状の変化に気付くめやすになるとしています。

【覚え方のポイント】
体温は「子どもはやや高め」「朝低く夕方高い」「環境で上がりやすい」の3点で覚えます。熱が出たら、衣服や室温を調整して水分をとらせ、しばらくして測り直すという対応も、この「環境で上がりやすい」という特徴から理解できます。
問57-3

「保育所における感染症対策ガイドライン」に示された乳児の生理的特性のうち、脱水症に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①体内の水分量が少なく、体重当たりの必要な水分量も少ないため、脱水症をおこしにくい
  • ②体内の水分量が多く、体重当たりの必要な水分量も多いため、脱水症をおこしやすくなる
  • ③体内の水分量が多いため、水分を失っても体の中の水分で補えて、脱水症をおこしにくい
  • ④体重当たりの必要な水分量は大人と同じで、発熱や下痢があっても脱水症をおこしにくい
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正解 ②体内の水分量が多く、体重当たりの必要な水分量も多いため、脱水症をおこしやすくなる
解説

「保育所における感染症対策ガイドライン」は、乳児の生理的特性として「脱水症をおこしやすい」ことを挙げ、「乳児は、年長児や成人と比べると、体内の水分量が多く、1日に必要とする体重当たりの水分量も多い。このため、発熱、嘔吐、下痢等によって体内の水分を失ったり、咳、鼻水等の呼吸器症状のために哺乳量や水分補給が減少したりすることで、脱水症になりやすい」と説明しています。体の水分の割合が高く、しかも毎日たくさんの水分が入れ替わっているということは、少し飲めなくなったり、少し多く失われたりするだけで、すぐに水分が足りなくなるということです。さらに乳児は、のどの渇きを自分で言葉にして伝えることができません。そのため保育の場では、こまめな水分補給と、尿の回数や量、唇や舌の乾き、機嫌などの観察が欠かせません。

他の選択肢が不適切な理由

・水分量が少なく、必要な水分量も少ないため脱水症をおこしにくい:ガイドラインの説明とは正反対です。乳児は水分量も必要な水分量も多いのが特徴です。
・水分量が多いため体の中の水分で補えて脱水症をおこしにくい:水分量が多いことは、蓄えが多いという意味ではなく、たくさん出入りしていて失われる影響を受けやすいことを意味します。
・必要な水分量は大人と同じで、脱水症をおこしにくい:体重当たりの必要な水分量は大人より多く、発熱や下痢があると脱水症になりやすいので誤りです。

【覚え方のポイント】
ガイドラインが挙げる乳児の生理的特性は「感染症にかかりやすい(移行抗体が減る)」「呼吸困難になりやすい(鼻道や気道が細い)」「脱水症をおこしやすい(水分量も必要量も多い)」の3つです。「多いから安心」ではなく「多いから失われやすい」と理解しておきましょう。
問67-3

乳幼児の睡眠に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①新生児は昼夜の区別なく、眠ったり起きたりを1日に何回も繰り返す
  • ②成長とともに夜にまとめて眠るようになり、昼間の睡眠は少しずつ減る
  • ③1日の総睡眠時間は、一般に年齢が低いほど長くなる傾向が見られる
  • ④新生児はノンレム睡眠が大部分を占め、レム睡眠はほとんど見られない
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正解 ④新生児はノンレム睡眠が大部分を占め、レム睡眠はほとんど見られない
解説

新生児の睡眠は、体を休めながらも脳が活発に働いているレム睡眠の割合が大人に比べて高いのが特徴です。成長とともにレム睡眠の割合は減り、深い眠りであるノンレム睡眠が中心になっていきます。「新生児はノンレム睡眠が大部分で、レム睡眠はほとんど見られない」という記述は、実際とは逆です。レム睡眠は脳の発達と深く関係していると考えられており、新生児が眠りながら表情を変えたり、手足を動かしたりするのはこの浅い眠りのときによく見られます。

他の選択肢が適切な理由

・新生児は昼夜の区別なく何回も眠ったり起きたりする:正しい記述です。これを多相性睡眠といい、授乳のリズムとも関係しています。
・成長とともに夜にまとめて眠るようになる:正しい記述です。昼と夜の区別がつき、睡眠のリズムが整ってくると、幼児期には昼寝1回と夜の睡眠という形に近づき、やがて単相性睡眠へ移っていきます。
・総睡眠時間は年齢が低いほど長い:正しい記述です。新生児は1日の大半を眠って過ごし、年齢とともに総睡眠時間は短くなっていきます。

【覚え方のポイント】
睡眠の発達は「多相性→単相性」「レム睡眠の割合が高い→低い」「総睡眠時間が長い→短い」の3つの変化で覚えます。保育所の午睡も、この発達に合わせて一人一人の必要に応じて調整することが大切です。
問77-3

授乳後の乳児がよく少量の乳を吐く(溢乳)ことの主な理由として、最も適切なものはどれか。

  • ①胃の形が横長の牛の角型で、胃の出口の筋肉の締まりが強すぎるため
  • ②胃の形が縦長のとっくり型で、胃の入り口の筋肉の締まりが弱いため
  • ③胃の容量が大人とほぼ同じで、一度に多くの乳をためてしまうため
  • ④消化液の分泌が大人より多く、乳がすぐに分解されてしまうため
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正解 ②胃の形が縦長のとっくり型で、胃の入り口の筋肉の締まりが弱いため
解説

乳児の胃は、大人のように横に曲がった形ではなく縦長のとっくり型に近い形をしています。さらに、食道と胃のつなぎ目(噴門)の筋肉の締まりが弱いため、胃に入った乳が逆流しやすく、授乳後に口から少量あふれ出る溢乳がよく起こります。授乳のときに乳と一緒に空気を飲み込みやすいことも、吐きやすさの一因です。このため、授乳後は縦に抱いて背中を軽くさすったりたたいたりし、飲み込んだ空気を出させる(排気、いわゆる「げっぷ」)ことが大切です。機嫌がよく体重も順調に増えている場合の溢乳は、多くは心配のいらないものです。

他の選択肢が不適切な理由

・横長の牛の角型で、出口の筋肉の締まりが強すぎる:乳児の胃の形とは異なります。なお、胃の出口(幽門)の筋肉が厚くなって狭くなる病気では噴水のような激しい嘔吐が起こりますが、ふだんの溢乳の理由ではありません。
・胃の容量が大人とほぼ同じ:乳児の胃は小さく、容量は大人よりはるかに少ないため誤りです。
・消化液の分泌が大人より多い:乳児の消化機能はむしろ未熟であり、溢乳の理由にはなりません。

【覚え方のポイント】
「縦長のとっくり型+入り口がゆるい=吐きやすい」と、形と理由をセットで覚えます。対応は「授乳後の排気」と「寝かせるときは吐いたものが気道に入らないよう注意する」の2つです。噴水のように勢いよく何度も吐く場合や、体重が増えない場合は受診が必要なサインだと区別しておきましょう。
問87-3

「保育所における感染症対策ガイドライン」に示された、乳児の免疫に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①母親から胎盤を通して受け取っていた免疫(移行抗体)は、生後数か月以降に減少し始める
  • ②母親から胎盤を通して受け取っていた免疫(移行抗体)は、就学前まで減らずに働き続ける
  • ③母親から胎盤を通して受け取る免疫はないため、乳児は生まれた直後から感染症にかかりやすい
  • ④乳児は生まれたときから自分で十分な抗体をつくる力があるため、感染症にはかかりにくい
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正解 ①母親から胎盤を通して受け取っていた免疫(移行抗体)は、生後数か月以降に減少し始める
解説

「保育所における感染症対策ガイドライン」は、乳児の生理的特性として「感染症にかかりやすい」ことを挙げ、「生後数か月以降、母親から胎盤を通して受け取っていた免疫(移行抗体)が減少し始める」と説明しています。赤ちゃんは、妊娠中に胎盤を通して母親から抗体を受け取って生まれてくるため、生後しばらくは一部の感染症にかかりにくいのですが、この移行抗体は時間とともに減っていきます。一方、乳児自身が抗体をつくる力はまだ弱いため、移行抗体が減ってくると感染症にかかりやすくなります。ガイドラインは突発性発しんについても、移行抗体が消失する乳児期後半以降に、保護者やきょうだいの唾液などから感染すると説明しています。予防接種の多くが生後2か月ごろから始まるのは、この時期に備えて自分の免疫をつけておくためです。

他の選択肢が不適切な理由

・就学前まで減らずに働き続ける:移行抗体は生後数か月以降に減少し始めるので誤りです。
・胎盤を通して受け取る免疫はない:胎盤を通して母親から免疫(移行抗体)を受け取っています。なお、母乳、特に出産後数日間の初乳にも、感染を防ぐ働きをもつ成分が含まれています。
・生まれたときから自分で十分な抗体をつくる:乳児の免疫の働きは未熟で、自分で十分な抗体をつくれるようになるには時間がかかります。

【覚え方のポイント】
「移行抗体は生後数か月以降に減る→乳児期後半から感染症が増える→だから予防接種は生後2か月ごろから始める」と、流れでつなげて覚えます。保育所では、入所時に母子健康手帳で予防接種歴を確認し、接種できる時期になったら早めに受けるよう保護者に伝えることが大切です。
問97-3

次の文の(A)(B)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
「乳児期には、膀胱に尿がたまると(A)に排尿が起こる。やがて(B)が発達するにつれて、尿がたまった感覚を感じ取れるようになり、しだいに自分の意思で排尿を調節できるようになっていく。」

  • ①A 意識的 B 腎臓
  • ②A 意識的 B 大脳
  • ③A 反射的 B 腎臓
  • ④A 反射的 B 大脳
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正解 ④A 反射的 B 大脳
解説

乳児期の排尿は、膀胱に尿がある程度たまると、その刺激が脊髄を通って反射的に膀胱を縮めることで起こります。本人の意思とは関係なく起こるため、1日に何回も少しずつ排尿します。その後、大脳の発達に伴って、尿がたまった感覚を感じ取り、それを言葉やしぐさで知らせたり、少しの間がまんしたりできるようになります。膀胱にためられる量も成長とともに増え、排尿の間隔が長くなっていきます。トイレットトレーニングは、このような体の発達を見きわめ、排尿の間隔が開いてきた、尿が出たことを知らせるなどのサインが見られてから、一人一人のペースで無理なく進めることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由

・A 意識的 B 大脳:乳児期の排尿は意識してコントロールしているのではなく、反射によって起こります。
・A 反射的 B 腎臓:尿をつくるのは腎臓ですが、尿がたまった感覚を感じ取り排尿を調節するのは大脳の働きです。
・A 意識的 B 腎臓:AもBも誤っています。

【覚え方のポイント】
排尿の自立は「反射(脊髄)→感覚がわかる→知らせる→がまんできる(大脳)」という順に進むと覚えます。トイレットトレーニングを急がず、子どもの体の準備が整ったサインを待つ理由も、この順序で説明できます。
問107-3

母子健康手帳に付いている便色カードに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①便が黄色や緑色のときは、病気のサインと考えて、ただちに受診につなげる
  • ②便が白っぽい色のときは、胆道閉鎖症などを疑って、早めの受診につなげる
  • ③便が白っぽい色のときは、母乳をよく飲んでいる証拠と考えて、様子を見る
  • ④便色カードは離乳食の完了後に使い、生後1〜2か月の赤ちゃんには使わない
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正解 ②便が白っぽい色のときは、胆道閉鎖症などを疑って、早めの受診につなげる
解説

母子健康手帳の便色カードは、赤ちゃんの便の色をカードの色見本と見比べて、白っぽい便(淡い黄色や灰白色など)に早く気付くためのものです。胆汁は肝臓でつくられ、胆道を通って腸に出ることで便に黄色や緑色の色を付けています。胆道閉鎖症のように胆汁の流れがせき止められる病気では、便に色が付かず白っぽくなります。胆道閉鎖症は早く見つけて手術をするほど経過がよいとされるため、生後まもない時期から便の色を確かめることが大切です。国立成育医療研究センター「改訂版 乳幼児健康診査 身体診察マニュアル」でも、黄疸を認めたら母子健康手帳の便色カードで便の色を確認し、閉塞性黄疸では便が灰白色になるとしています。

他の選択肢が不適切な理由

・黄色や緑色の便は病気のサインなのでただちに受診:黄色や緑色の便は、胆汁がきちんと腸に出ている証拠で、多くは正常な色です。
・白っぽい便は母乳をよく飲んでいる証拠と考えて様子を見る:白っぽい便は病気のサインの可能性があり、様子を見てよいと判断してはいけません。早めに医療機関を受診するよう保護者に伝えます。
・離乳食完了後に使い、生後1〜2か月には使わない:便色カードは、胆道閉鎖症などに早く気付くために、生後まもない時期から使うものです。

【覚え方のポイント】
便の色は「黄色・緑色=胆汁が出ている」「白っぽい・灰白色=胆汁が出ていないかもしれない→受診」と覚えます。「保育所における感染症対策ガイドライン」も、別添「子どもの病気〜症状に合わせた対応〜」の「子どもの症状を見るポイント」の一つに「白色便が出る」を挙げています。おむつ交換のときに便の色を見る習慣をつけておきましょう。
保育士 筆記試験の問題を続けて解く(全1000問) 子どもの保健の一問一答

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