2026年版・1-6

学童期から老年期までの生涯発達の一問一答

保育士 筆記試験「保育の心理学」から、学童期から老年期までの生涯発達に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-6

小学校中学年頃に見られる、同じ年齢・同じ性別の子ども数人で強い結束の仲間集団をつくり、集団独自の決まりや秘密をもって行動する時期を何というか。

  • ①第二反抗期
  • ②モラトリアム
  • ③ギャングエイジ
  • ④空の巣症候群
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正解 ③ギャングエイジ
解説

ギャングエイジは、おおむね小学校の中学年頃に見られる、同年齢・同性の数人の子どもが強い仲間意識で結びつき、閉鎖的な集団をつくって行動する時期を指します。仲間だけの合言葉や秘密基地、独自の決まりをもち、大人の目の届かないところで行動しようとするのが特徴です。この仲間集団の中で、子どもは決まりを守ること、役割を果たすこと、協力することなどを経験し、社会性を身につけていきます。一方で、仲間外れなどの問題が起こることもあります。近年は、遊ぶ時間・空間・仲間の減少によって、このような集団が形成されにくくなっていることも指摘されています。

他の選択肢が不適切な理由

・モラトリアム:エリクソンが青年期の特徴として示した、社会的な責任や義務が一時的に猶予されている期間のことです。
・第二反抗期:思春期に見られる、親や大人の権威に反発する時期のことで、親からの心理的な自立と関係しています。
・空の巣症候群:子どもが独立して家を離れた後に、親(特に子育てに多くの時間を注いできた親)に見られる、むなしさや抑うつ感などの状態を指します。

【覚え方のポイント】
生涯発達の用語は「いつの時期の、誰の姿か」で整理します。ギャングエイジ=学童期の子ども、第二反抗期・モラトリアム=青年期の若者、空の巣症候群=中年期の親。時期を1つずつ対応させておくと、選択肢をすばやく絞り込めます。
問21-6

思春期に見られる身長の急激な伸び(思春期の発育急進)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①一般に、女子の方が男子よりも早い時期に始まる
  • ②一般に、男子の方が女子よりも早い時期に始まる
  • ③一般に、男女でほぼ同じ時期に始まり同時に終わる
  • ④一般に、第二次性徴がすべて完了した後に始まる
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正解 ①一般に、女子の方が男子よりも早い時期に始まる
解説

思春期には、性ホルモンの働きによって第二次性徴が現れるとともに、身長や体重が急激に増加する発育急進(思春期スパート)が起こります。この発育急進は、一般に女子の方が男子よりも早い時期に始まることが知られています。そのため、小学校高学年頃には、女子の平均身長が一時的に男子を上回ることがあります。発育急進や第二次性徴の現れる時期には大きな個人差があり、周りより早い・遅いということが、子ども自身の悩みや自己評価に影響することもあります。身体の変化と心の揺れが重なる時期であることを理解して関わることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由

・男子の方が早い:逆です。男子は女子より遅れて発育急進が始まり、その後も長く伸び続けるため、最終的な平均身長は男子の方が高くなります。
・男女でほぼ同じ時期:発育急進が始まる時期には男女差があり、同時に始まって同時に終わるわけではありません。
・第二次性徴がすべて完了した後に始まる:発育急進は、第二次性徴が現れていく思春期の過程の中で起こります。第二次性徴が完了する頃には、身長の伸びはむしろ止まっていきます。

【覚え方のポイント】
「思春期の伸びは女子が先、男子が後」と覚えます。スキャモンの発育曲線の一般型が思春期に2回目の大きな伸びを示すこと、生殖型が思春期に急上昇することとも結びつけておくと、子どもの保健の問題にも対応できます。
問31-6

マーシャのアイデンティティ・ステータスにおいて、自分の生き方について迷ったり悩んだりする危機を経験しないまま、親など周囲の価値観をそのまま受け入れ、それに打ち込んでいる状態を何というか。

  • ①同一性達成
  • ②モラトリアム
  • ③同一性拡散
  • ④早期完了
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正解 ④早期完了
解説

マーシャは、エリクソンの自我同一性の考え方をもとに、青年が「危機(自分の生き方について迷い、いくつかの可能性を検討すること)を経験したか」と「傾倒(職業や価値観に積極的に打ち込んでいるか)しているか」という2つの基準から、アイデンティティのあり方を4つに分けました。早期完了は、危機を経験しないまま、親や周囲から期待された生き方や価値観を疑うことなく受け入れ、それに打ち込んでいる状態です。一見安定していますが、自分で選び取った生き方ではないため、予想外の出来事に直面すると揺らぎやすいとされます。

他の選択肢が不適切な理由

・同一性達成:危機を経験し、自分なりに考え抜いたうえで、生き方や価値観を選び取り、それに打ち込んでいる状態です。
・モラトリアム:まさに今、危機の最中にあり、いくつかの可能性の間で迷いながら、自分の生き方を模索している状態です。まだ傾倒の対象は定まっていません。
・同一性拡散:危機を経験したかどうかにかかわらず、打ち込む対象がなく、自分が何者か、何をしたいのかが分からない状態です。

【覚え方のポイント】
「危機あり・傾倒あり=達成」「危機の最中・傾倒なし=モラトリアム」「危機なし・傾倒あり=早期完了」「傾倒なし=拡散」と、2つの基準の表で覚えます。早期完了の決め手は「悩まずに決まっている」ことです。
問41-6

成人期の発達を「人生の四季」になぞらえて研究し、生活のあり方(生活構造)が安定する時期と、それが見直される過渡期とが交互に訪れると考え、40歳前後の「人生半ばの過渡期」を重視した研究者はだれか。

  • ①ハヴィガースト
  • ②レヴィンソン
  • ③キューブラー=ロス
  • ④バルテス
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正解 ②レヴィンソン
解説

レヴィンソンは、成人男性への面接調査をもとに、成人期の発達を「人生の四季」にたとえて描きました。人は、ある時期に仕事や家族などを中心とした生活のあり方(生活構造)を築いて安定しますが、やがてそれが合わなくなり、見直しを迫られる過渡期を迎えます。このように安定期と過渡期が交互に訪れると考え、特に40歳前後の「人生半ばの過渡期」では、若い頃の夢と現実の食い違いや、老いや死の意識から、それまでの生き方を問い直すことが多いとしました。これはいわゆる「中年期の危機」として知られる考え方です。成人期も変化し続ける発達の時期だという見方は、保護者を理解するうえでも役立ちます。

他の選択肢が不適切な理由

・ハヴィガースト:乳幼児期から老年期までの各時期に達成すべき課題を発達課題として具体的に示しました。
・キューブラー=ロス:死に直面した人への面接から、死を受け入れていく心の過程を5つの段階(否認・怒り・取引・抑うつ・受容)で示しました。
・バルテス:生涯発達心理学の立場から、発達は生涯を通じて獲得と喪失が同時に起こる過程であるとし、高齢期の適応について選択・最適化・補償(SOC)の理論を示しました。

【覚え方のポイント】
成人期・老年期の研究者は「レヴィンソン=人生の四季・中年の過渡期」「ハヴィガースト=発達課題」「キューブラー=ロス=死の受容」「バルテス=獲得と喪失・SOC」と、キーワード1つずつで区別します。
問51-6

高齢期に、心身の機能の低下に応じて、取り組む活動や目標を絞り込み、残された能力や資源を効率よく使い、衰えた機能を別の手段や他者の助けで補うことで、よりよく適応していくという考え方はどれか。

  • ①離脱理論
  • ②活動理論
  • ③継続性理論
  • ④選択最適化補償理論
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正解 ④選択最適化補償理論
解説

選択最適化補償理論(SOC理論)は、生涯発達心理学者のバルテスらが示した、うまく年を重ねていくための考え方です。選択(Selection)は、限られた力をどこに注ぐかを考えて活動や目標を絞り込むこと、最適化(Optimization)は、選んだ活動に時間や練習などの資源を集中させて力を発揮すること、補償(Compensation)は、衰えた機能を道具や工夫、他者の助けなどで補うことです。有名な例として、高齢のピアニストが、演奏する曲目を減らし(選択)、その曲を重点的に練習し(最適化)、速い部分の前をあえてゆっくり弾いて速さを際立たせる(補償)ことで、見事な演奏を続けたという話が紹介されています。発達は若い時期の獲得だけではなく、生涯にわたる獲得と喪失の組み合わせだという見方がこの理論の土台です。

他の選択肢が不適切な理由

・離脱理論:高齢者が社会的な役割や活動から少しずつ離れていくことは自然で、本人と社会の双方にとって望ましい過程であるとする考え方です。
・活動理論:高齢期も中年期と同じように社会的な活動を続けることが、幸福感や満足感を保つうえで大切であるとする考え方です。
・継続性理論:高齢期になっても、それまでの人生で築いてきた生活のしかたや価値観、人間関係を保ち続けることで適応できるとする考え方です。

【覚え方のポイント】
SOCは英語の頭文字「S(選ぶ)・O(磨く)・C(補う)」で覚えます。「離れる=離脱理論」「続けて活動する=活動理論」「自分らしさを保つ=継続性理論」と、名前の意味から中身を推測できるようにしておくと、紛らわしい選択肢でも迷いません。
問61-6

知能の生涯にわたる変化に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①流動性知能は、新しい場面への適応や素早い情報処理に関わる
  • ②流動性知能は、高齢期になっても低下せず、上昇し続けるとされる
  • ③結晶性知能は、高齢期まで比較的よく維持されやすいとされる
  • ④結晶性知能は、経験や学習の積み重ねによって蓄えられた知能である
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正解 ②流動性知能は、高齢期になっても低下せず、上昇し続けるとされる
解説

キャッテルとホーンは、知能を流動性知能と結晶性知能に分けて捉えました。流動性知能は、初めての問題を解いたり、新しい場面に素早く適応したりする力で、情報を処理する速さや記憶の働きに支えられています。この知能は成人期の早い時期にピークを迎え、その後は年齢とともに低下しやすいとされます。したがって「高齢期になっても低下せず、上昇し続ける」という記述が誤りです。一方、結晶性知能は、言葉の知識や判断力のように、経験や学習を通して蓄積される知能で、高齢期まで比較的よく維持され、分野によっては伸び続けることもあるとされます。

他の選択肢が適切な理由

・流動性知能は新しい場面への適応に関わる:正しい記述です。推理や図形の問題、見たことのない課題への対応などに使われる力です。
・結晶性知能は経験や学習の積み重ね:正しい記述です。語彙の豊かさや、社会的な知識、経験に基づく判断などに表れます。
・結晶性知能は高齢期まで比較的維持される:正しい記述です。年を重ねても、知識や経験を生かした判断力は保たれやすいとされます。

【覚え方のポイント】
「流動=流れる水のように、その場で素早く働く力(若い頃がピーク)」「結晶=経験が固まってできた力(高齢期まで保たれる)」と、名前のイメージで覚えます。「年を取ると知能はすべて下がる」という単純な見方をしないことが、生涯発達の考え方の基本です。
問71-6

キューブラー=ロスが示した、死に直面した人が死を受け入れていく心の過程の5つの段階を、一般的に現れるとされる順に並べたものとして、最も適切なものはどれか。

  • ①否認→取引→怒り→抑うつ→受容
  • ②怒り→否認→抑うつ→取引→受容
  • ③否認→怒り→取引→抑うつ→受容
  • ④抑うつ→否認→怒り→取引→受容
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正解 ③否認→怒り→取引→抑うつ→受容
解説

精神科医のキューブラー=ロスは、死を目前にした多くの患者への面接をもとに、死を受け入れていく心の過程を5つの段階で示しました。まず「そんなはずはない」と事実を認めようとしない否認、次に「なぜ自分が」という怒り、さらに「〜するから、もう少し生かしてほしい」と何かと引き換えに死を先延ばしにしようとする取引、そして避けられないことを悟って深い悲しみに沈む抑うつを経て、最後に静かに死を受け入れる受容に至るとしました。ただし、すべての人がこの順番どおりに進むわけではなく、段階を行き来したり、いくつかの段階が同時に現れたりすることもあるとされています。

他の選択肢が不適切な理由

・怒り→否認→…:最初に現れるのは否認であり、怒りはその後です。また抑うつと取引の順序も逆になっています。
・否認→取引→怒り→…:取引は怒りの後に現れる段階です。
・抑うつ→否認→…:抑うつは受容の直前の段階であり、最初に現れるものではありません。

【覚え方のポイント】
「ひ・い・と・よ・じゅ(否認・怒り・取引・抑うつ・受容)」と頭文字で覚えます。「認めない→怒る→交渉する→落ち込む→受け入れる」と、気持ちの流れとしてイメージすると、順番を自然に思い出せます。この段階は、身近な人を失った悲しみ(グリーフ)を理解する手がかりとしても用いられます。
問81-6

エリクソンの心理社会的発達理論において、成人期(中年期)の心理社会的危機として、最も適切なものはどれか。

  • ①生殖性 対 停滞
  • ②親密性 対 孤立
  • ③統合 対 絶望
  • ④同一性 対 同一性拡散
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正解 ①生殖性 対 停滞
解説

エリクソンは、成人期(中年期)の心理社会的危機を生殖性(世代性) 対 停滞としました。生殖性とは、子どもを産み育てることに限らず、次の世代を育て、導き、社会に何かを残していくことへの関心と関わりを指します。子育てのほか、職場で後輩を育てること、地域の子どもたちに関わること、作品や技術を残すことなども含まれます。こうした関心が育たず、自分のことだけに関心がとどまると、停滞の感覚に陥りやすいとされます。保育士という仕事そのものが、次の世代を育てる生殖性の営みといえます。また、保護者が子育てを通して親として成長していくことも、この段階の課題と深く関わっています。

他の選択肢が不適切な理由

・親密性 対 孤立:成人期の前、成人前期(若い成人期)の危機です。自分のアイデンティティを保ちながら、他者と親密な関係を築くことが課題となります。
・統合 対 絶望:老年期の危機です。自分の人生を振り返り、意味あるものとして受け入れられるかどうかが課題となります。
・同一性 対 同一性拡散:青年期の危機です。「自分とは何者か」という自我同一性の確立が課題となります。

【覚え方のポイント】
エリクソンの後半4段階は「同一性(青年期)→親密性(成人前期)→生殖性(成人期)→統合(老年期)」の順です。「自分を知る→他者と親しくなる→次の世代を育てる→人生をまとめる」と、関心が向かう相手が広がっていく流れで覚えましょう。
問91-6

次のA〜Dの、青年期から老年期の発達に関する記述について、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A ホリングワースは、青年期に親から精神的に自立していくことを「心理的離乳」と呼んだ。
B 第二次性徴は、思春期に性ホルモンの働きによって現れる身体の変化である。
C 空の巣症候群とは、初めて親と離れて登園する幼児に見られる強い不安のことである。
D エリクソンは、老年期の心理社会的危機を「統合 対 絶望」とした。

  • ①A○ B○ C○ D×
  • ②A× B○ C× D○
  • ③A○ B○ C× D○
  • ④A○ B× C× D○
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正解 ③A○ B○ C× D○
解説

A ○:ホリングワースは、青年期に親の保護や監督から離れ、精神的に自立していこうとする過程を、乳児の離乳になぞらえて心理的離乳と呼びました。第二反抗期と呼ばれる親への反発も、この過程の中で現れます。
B ○:第二次性徴は、思春期に性ホルモンの分泌が高まることで現れる、声変わりや乳房の発達などの身体の変化です。生まれたときからある性器の違いである第一次性徴と区別されます。
C ×:空の巣症候群は、子どもが成長して独立し、家を離れた後に、親に見られるむなしさや抑うつ感などの状態を指します。幼児の登園時の不安は、愛着の対象と離れることへの分離不安の例です。
D ○:エリクソンは、老年期の危機を統合 対 絶望とし、自分の人生を振り返って意味あるものとして受け入れられるかどうかが課題になるとしました。
以上から「A○ B○ C× D○」が正解です。

他の選択肢が不適切な理由

・A○ B○ C○ D×:空の巣症候群の説明が誤っているのでCは×、老年期の危機の説明は正しいのでDは○です。
・A× B○ C× D○:心理的離乳はホリングワースの用語なので、Aは○です。
・A○ B× C× D○:第二次性徴の説明は正しいので、Bは○です。

【覚え方のポイント】
空の巣症候群は「巣立った後の空っぽの巣に残された親」とイメージすれば、子ども側の不安ではないとすぐ分かります。心理的離乳(青年期の子ども)と空の巣症候群(中年期の親)は、同じ「親離れ・子離れ」を子どもの側と親の側から見たものとして対にして覚えましょう。
問101-6

学童期の発達に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①ピアジェの具体的操作期にあたり、保存の概念が成立していく
  • ②自我が初めて芽生え、「いや」と主張する第一反抗期となる
  • ③エリクソンの心理社会的危機は、勤勉性 対 劣等感とされる
  • ④同年齢の仲間集団の中で、決まりや役割を学ぶ経験が増える
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正解 ②自我が初めて芽生え、「いや」と主張する第一反抗期となる
解説

自我が芽生え、大人の働きかけに対して「いや」「じぶんで」と強く主張する第一反抗期は、おおむね2〜3歳頃の幼児期に見られるものです。学童期(小学生の時期)は、学校での学習や友達との関わりが生活の中心となり、自分の能力を試したり、他者と比べたりする中で、自己評価が形づくられていく時期です。したがって、学童期の特徴として第一反抗期を挙げるこの記述が誤りです。なお、思春期に見られる親や大人への反発は第二反抗期と呼ばれ、第一反抗期とは時期も意味合いも異なります。

他の選択肢が適切な理由

・具体的操作期・保存の成立:正しい記述です。学童期はおおむねピアジェの具体的操作期(7〜11、12歳頃)にあたり、見た目に左右されずに量や数を判断できる保存の概念が成立していきます。
・仲間集団の中で決まりや役割を学ぶ:正しい記述です。小学校中学年頃には、同年齢・同性の仲間で強く結びついたギャングエイジの集団が見られ、その中で社会性が育ちます。
・勤勉性 対 劣等感:正しい記述です。学校で課題をやり遂げる経験が勤勉性を育てる一方、失敗や比較の経験から劣等感が生まれやすい時期とされます。

【覚え方のポイント】
学童期のキーワードは「具体的操作期・保存・ギャングエイジ・勤勉性 対 劣等感・ルールのある遊び」です。反抗期は「第一=幼児期(2〜3歳頃)」「第二=思春期」と、番号と時期をセットで覚えておきましょう。
保育士 筆記試験の問題を続けて解く(全1000問) 保育の心理学の一問一答

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