2026年版・2-6

保育の計画と評価の一問一答

保育士 筆記試験「保育原理」から、保育の計画と評価に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-6

次の文は、保育所保育指針「第1章 総則」の「全体的な計画の作成」の一部である。(A)(B)に入る語句の組み合わせとして正しいものはどれか。
全体的な計画は、(A)、地域の実態、保育時間などを考慮し、子どもの育ちに関する(B)をもって適切に作成されなければならない。

  • ①A 子どもや家庭の状況 B 長期的見通し
  • ②A 保護者の要望 B 長期的見通し
  • ③A 子どもや家庭の状況 B 明確な到達目標
  • ④A 職員の配置状況 B 具体的な指導方法
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正解 ①A 子どもや家庭の状況 B 長期的見通し
解説

指針 第1章3(1)イは、「全体的な計画は、子どもや家庭の状況、地域の実態、保育時間などを考慮し、子どもの育ちに関する長期的見通しをもって適切に作成されなければならない」としています。
全体的な計画は、保育の目標を達成するために、各保育所の保育の方針や目標に基づき、子どもの発達過程を踏まえて保育の内容が組織的・計画的に構成され、保育所の生活の全体を通して総合的に展開されるよう作成されるものです(同(1)ア)。また同(1)ウにより、全体的な計画は保育所保育の全体像を包括的に示すものとし、これに基づく指導計画、保健計画、食育計画等を通じて、各保育所が創意工夫して保育できるよう作成されます。平成29年の改定で、それまでの「保育課程」から「全体的な計画」に改められました。

他の選択肢が不適切な理由

・A 保護者の要望:条文の語は「子どもや家庭の状況」です。
・B 明確な到達目標:全体的な計画は子どもの育ちの長期的見通しをもって作成するもので、到達目標を定める性格のものではありません。
・A 職員の配置状況 B 具体的な指導方法:どちらも条文の語ではありません。具体的な保育の展開は指導計画で示します。

【覚え方のポイント】
全体的な計画は「全体像を包括的に示す」「長期的見通し」、指導計画は「具体的な保育が適切に展開されるよう」作成するもの。指導計画・保健計画・食育計画はすべて全体的な計画に基づく、という関係をつかみましょう。
問22-6

保育所保育指針に示された指導計画作成上の留意事項について、対象と留意点の組み合わせとして正しいものはどれか。

  • ①3歳未満児―個の成長と協同的な活動が促されるよう配慮する
  • ②3歳以上児―生育歴や心身の発達に即して個別的な計画を作成する
  • ③3歳未満児―生育歴や心身の発達に即して個別的な計画を作成する
  • ④異年齢の組―年齢別の計画を作成し、組の中でも年齢ごとに活動する
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正解 ③3歳未満児―生育歴や心身の発達に即して個別的な計画を作成する
解説

指針 第1章3(2)イは、指導計画の作成に当たっての留意事項として、(ア)3歳未満児については、一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、個別的な計画を作成すること、(イ)3歳以上児については、個の成長と、子ども相互の関係や協同的な活動が促されるよう配慮すること、(ウ)異年齢で構成される組やグループでの保育においては、一人一人の子どもの生活や経験、発達過程などを把握し、適切な援助や環境構成ができるよう配慮すること、を挙げています。
3歳未満児は、同じクラスでも月齢や生育歴による発達の差が大きく、生活リズムも一人一人異なるため、個別的な計画が必要になります。

他の選択肢が不適切な理由

・3歳未満児―個の成長と協同的な活動:これは3歳以上児の留意事項です。
・3歳以上児―個別的な計画:個別的な計画の作成が明記されているのは3歳未満児です。
・異年齢の組―年齢ごとに活動する:異年齢保育では、一人一人の生活や経験、発達過程などを把握して適切な援助や環境構成を行うことが求められており、年齢ごとに分けることは示されていません。

【覚え方のポイント】
「3歳未満=個別的な計画」「3歳以上=個と協同」「異年齢=一人一人の把握」。なお、障害のある子どもについても、家庭や関係機関と連携した支援のための計画を個別に作成するなどの対応が示されています。
問32-6

保育所保育指針に示された指導計画の作成と展開に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①全体的な計画に基づき、長期と短期の指導計画を関連させて作成する
  • ②記録を踏まえて保育の内容の見直しを行い、改善を図っていく
  • ③子どもの生活する姿や発想を大切にして、適切な環境を構成する
  • ④一度作成した指導計画は、年度の途中では見直さないのが原則である
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正解 ④一度作成した指導計画は、年度の途中では見直さないのが原則である
解説

指針 第1章3(3)エは、「保育士等は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化などに即して保育の過程を記録するとともに、これらを踏まえ、指導計画に基づく保育の内容の見直しを行い、改善を図ること」としています。指導計画は子どもの姿を予想して作るものであり、実際の子どもの姿や状況の変化に応じて見直していくことが前提です。一度作成したら年度の途中では見直さない、という原則は指針にありません。
また同(3)イは、子どもが行う具体的な活動は生活の中で様々に変化することに留意して、子どもが望ましい方向に向かって自ら活動を展開できるよう必要な援助を行うことを求めています。計画に子どもを合わせるのではなく、子どもの姿に合わせて計画を柔軟に生かすことが大切です。

他の選択肢が適切な理由

・長期と短期の指導計画を関連させて作成:指針 第1章3(2)アのとおりで正しい記述です。全体的な計画に基づき、子どもの生活や発達を見通した長期的な指導計画と、それに関連しながら、より具体的な短期的な指導計画を作成します。
・記録を踏まえた見直しと改善:指針 第1章3(3)エのとおりで正しい記述です。
・子どもの姿や発想を大切にした環境構成:指針 第1章3(2)ウのとおりで正しい記述です。具体的なねらいが達成されるよう、適切な環境を構成し、子どもが主体的に活動できるようにします。

【覚え方のポイント】
計画の階層は「全体的な計画(全体像)→長期的な指導計画(見通し)→短期的な指導計画(日々の具体)」。そして計画は「記録→振り返り→見直し・改善」によって常に更新していくもの、と覚えましょう。
問42-6

保育所保育指針の指導計画の作成に関する留意事項として、誤っているものはどれか。

  • ①活動と休息、緊張感と解放感等の調和を図るよう配慮する
  • ②午睡は生活のリズムを整えるため、全員一律の時間とする
  • ③長時間の保育は、職員の協力体制や家庭との連携を位置付ける
  • ④生活の連続性や季節の変化などを考慮してねらいを設定する
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正解 ②午睡は生活のリズムを整えるため、全員一律の時間とする
解説

指針 第1章3(2)オは、「午睡は生活のリズムを構成する重要な要素であり、安心して眠ることのできる安全な睡眠環境を確保するとともに、在園時間が異なることや、睡眠時間は子どもの発達の状況や個人によって差があることから、一律とならないよう配慮すること」としています。午睡が生活のリズムにとって重要であること自体は正しいのですが、だからといって全員に同じ時間の午睡を求めるのは誤りです。眠くない子どもが静かに過ごせる工夫などが必要になります。

他の選択肢が適切な理由

・活動と休息、緊張感と解放感等の調和:指針 第1章3(2)エのとおりで正しい記述です。一日の生活のリズムや在園時間が異なる子どもが共に過ごすことを踏まえた配慮です。
・長時間の保育の位置付け:指針 第1章3(2)カのとおりで正しい記述です。子どもの発達過程、生活のリズム及び心身の状態に十分配慮して、保育の内容や方法、職員の協力体制、家庭との連携などを指導計画に位置付けます。
・生活の連続性や季節の変化などを考慮:指針 第1章3(2)ウのとおりで正しい記述です。子どもの実態に即した具体的なねらい及び内容を設定します。

【覚え方のポイント】
午睡のキーワードは「重要な要素」「安全な睡眠環境」「一律とならないよう配慮」の3つです。第3章では睡眠中が重大事故の起こりやすい場面として挙げられている点もあわせて押さえます。
問52-6

保育所保育指針に示された障害のある子どもの保育に関する記述として、適切でないものはどれか。

  • ①発達過程や障害の状態を把握し、指導計画の中に位置付ける
  • ②集団生活の負担を避け、別の日課で過ごすことを基本とする
  • ③家庭や関係機関と連携した支援の計画を個別に作成する
  • ④他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう配慮する
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正解 ②集団生活の負担を避け、別の日課で過ごすことを基本とする
解説

指針 第1章3(2)キは、「障害のある子どもの保育については、一人一人の子どもの発達過程や障害の状態を把握し、適切な環境の下で、障害のある子どもが他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう、指導計画の中に位置付けること。また、子どもの状況に応じた保育を実施する観点から、家庭や関係機関と連携した支援のための計画を個別に作成するなど適切な対応を図ること」としています。
障害のある子どもを他の子どもから切り離して別の日課で過ごさせることを基本とするのは、「共に成長」という指針の考え方に反します。もちろん子どもの状態に応じて個別の配慮や落ち着ける場所の用意は必要ですが、それはクラスの生活に参加するための支えとして行うものです。

他の選択肢が適切な理由

・発達過程や障害の状態を把握し、指導計画に位置付ける:指針 第1章3(2)キの前半のとおりで適切な記述です。
・家庭や関係機関と連携した個別の計画:指針 第1章3(2)キの後半のとおりで適切な記述です。関係機関と連携した個別の支援計画は、就学後の支援へのつながりという点でも重要です。
・共に成長できるよう配慮する:指針 第1章3(2)キのとおりで適切な記述です。

【覚え方のポイント】
障害のある子どもの保育は「共に成長」「指導計画に位置付ける」「家庭や関係機関と連携した個別の計画」の3点セット。第4章では、障害や発達上の課題が見られる子どもの保護者への個別の支援も示されています。
問62-6

次の文は、保育所保育指針の「保育士等の自己評価」の一部である。( )に入る語句として正しいものはどれか。
保育士等による自己評価に当たっては、子どもの活動内容やその結果だけでなく、子どもの( )などにも十分配慮するよう留意すること。

  • ①心の育ちや意欲、取り組む過程
  • ②発達の到達度や他児との比較
  • ③保護者の満足度や家庭での様子
  • ④作品の完成度や技能の習得状況
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正解 ①心の育ちや意欲、取り組む過程
解説

指針 第1章3(4)ア(イ)は、「保育士等による自己評価に当たっては、子どもの活動内容やその結果だけでなく、子どもの心の育ちや意欲、取り組む過程などにも十分配慮するよう留意すること」としています。保育の評価は、子どもが何をできるようになったかという結果だけで判断するものではなく、その過程で子どもの心がどう動き、どのように取り組んだかを捉えることが大切です。
また同(4)ア(ア)は、保育士等は保育の計画や保育の記録を通して自らの保育実践を振り返り、自己評価することを通して、その専門性の向上や保育実践の改善に努めなければならないとし、(ウ)では職員相互の話し合い等を通じて課題を明確にし、保育所全体の保育の内容に関する認識を深めることを求めています。

他の選択肢が不適切な理由

・発達の到達度や他児との比較:保育の評価は、他の子どもと比べて優劣を付けるものではありません。
・保護者の満足度や家庭での様子:保護者の意見は保育所の自己評価で聴くことが望ましいとされていますが、この箇所の語ではありません。
・作品の完成度や技能の習得状況:結果だけを見る評価であり、指針が注意を促している観点とは逆です。

【覚え方のポイント】
保育の評価は「結果より過程」「心の育ちと意欲」。保育士等の自己評価(個人)→保育所の自己評価(組織)→結果の公表・改善、という二段構えも押さえましょう。
問72-6

保育所保育指針の「保育所の自己評価」に関する次のA〜Dの記述について、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A 保育所は、保育の内容等について自ら評価を行い、その結果を公表するよう努めなければならない。
B 評価の観点や項目は、地域の実情や保育所の実態にかかわらず、全国で統一されたものを用いなければならない。
C 自己評価には、全職員による共通理解をもって取り組むよう留意する。
D 保育の内容等の評価に関し、保護者及び地域住民等の意見を聴くことが望ましい。

  • ①A× B× C○ D○
  • ②A○ B○ C○ D×
  • ③A○ B× C○ D○
  • ④A○ B× C× D○
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正解 ③A○ B× C○ D○
解説

A ○:指針 第1章3(4)イ(ア)は、保育所は保育の質の向上を図るため、保育の計画の展開や保育士等の自己評価を踏まえ、保育の内容等について自ら評価を行い、その結果を公表するよう努めなければならないとしています。
B ×:同イ(イ)は、保育所が自己評価を行うに当たっては、地域の実情や保育所の実態に即して、適切に評価の観点や項目等を設定するとしています。全国一律の項目を義務づけてはいません。
C ○:同イ(イ)の後半のとおり、全職員による共通理解をもって取り組むよう留意します。
D ○:同イ(ウ)は、設備運営基準第36条(保護者との連絡)の趣旨を踏まえ、保育の内容等の評価に関し、保護者及び地域住民等の意見を聴くことが望ましいとしています。

他の選択肢が不適切な理由

・A○ B○ C○ D×:Bは×、Dは○です。
・A× B× C○ D○:Aは指針のとおりで○です。
・A○ B× C× D○:Cは指針のとおりで○です。

【覚え方のポイント】
保育所の自己評価は「結果の公表(努力義務)」「実態に即した観点・項目」「全職員の共通理解」「保護者・地域住民の意見(望ましい)」。語尾の強さ(努めなければならない/望ましい)の違いも出題されやすいポイントです。
問82-6

保育所保育指針が示す、保育の質の向上を図るための一連の取組の流れとして、最も適切なものはどれか。

  • ①保育の計画→保育の内容の評価→計画に基づく保育→結果の公表
  • ②保育の内容の評価→保育の計画→計画に基づく保育→結果の公表
  • ③計画に基づく保育→保育の計画→評価に基づく改善→保育の内容の評価
  • ④保育の計画→計画に基づく保育→保育の内容の評価→評価に基づく改善
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正解 ④保育の計画→計画に基づく保育→保育の内容の評価→評価に基づく改善
解説

指針 第1章3(5)イは、「保育の計画に基づく保育、保育の内容の評価及びこれに基づく改善という一連の取組により、保育の質の向上が図られるよう、全職員が共通理解をもって取り組むことに留意すること」としています。また同(5)アは、保育所は評価の結果を踏まえ、当該保育所の保育の内容等の改善を図ることとしています。
計画を立て、それに基づいて保育を実践し、記録を通して振り返って評価し、その結果を次の計画の改善に生かす、という循環を繰り返すことで保育の質が高まっていきます。一般にPDCAサイクル(Plan・Do・Check・Action)と呼ばれる考え方と同じ構造です。保育所保育指針解説でも、計画とそれに基づく実践を振り返って評価し、その結果を踏まえた改善を次の計画へ反映させていくことが、保育の質をより高めていく上で重要であると述べられています。

他の選択肢が不適切な理由

・評価→計画→保育→公表:評価は計画に基づく保育を振り返って行うものであり、順序が逆です。
・保育→計画→改善→評価:計画に基づいて保育を行うので、計画が先です。また改善は評価の結果を踏まえて行います。
・計画→評価→保育→公表:評価は実践のあとに行うものです。

【覚え方のポイント】
「計画→実践→評価→改善(→次の計画)」の循環。指針第1章3の見出しも「(1)全体的な計画の作成→(2)指導計画の作成→(3)指導計画の展開→(4)保育内容等の評価→(5)評価を踏まえた計画の改善」とこの順に並んでいます。
問92-6

5歳児クラスで、紙を使った製作活動を計画していたところ、園庭で見つけたダンゴムシに子どもたちが夢中になり、飼育ケースを作りたいと言い出した。保育所保育指針の「指導計画の展開」の考え方に照らして、保育士の対応として最も適切なものはどれか。

  • ①計画は守るべきものなので、ダンゴムシは片付けて予定どおりの製作を行う
  • ②子どもの興味を生かして活動を柔軟に見直し、飼育に必要な環境を整える
  • ③子どもたちの話し合いに任せ、保育士は援助をせずに成り行きを見守る
  • ④関心のある子だけを別室に移し、残りの子どもには製作活動をさせる
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正解 ②子どもの興味を生かして活動を柔軟に見直し、飼育に必要な環境を整える
解説

指針 第1章3(3)イは、「子どもが行う具体的な活動は、生活の中で様々に変化することに留意して、子どもが望ましい方向に向かって自ら活動を展開できるよう必要な援助を行うこと」としています。また同(2)ウは、具体的なねらいが達成されるよう、子どもの生活する姿や発想を大切にして適切な環境を構成し、子どもが主体的に活動できるようにすることを求めています。
指導計画は子どもの姿を予想して作るものですが、実際の子どもの興味や関心がそれと異なる方向に向かったときは、その興味を生かして活動を柔軟に見直すことが大切です。ダンゴムシへの関心は、領域「環境」の「身近な動植物に親しみをもって接し、生命の尊さに気付き、いたわったり、大切にしたりする」経験にもつながります。

他の選択肢が不適切な理由

・計画どおりの製作活動を行う:計画に固執し、子どもの主体的な興味や関心を生かしていません。
・援助をせずに成り行きを見守る:指針は、子どもが自ら活動を展開できるよう「必要な援助を行う」ことを求めています。
・関心のある子だけを別室に移す:職員の役割分担を検討すること自体はあり得ますが、子どもを機械的に分けて計画を優先する対応は、子どもの発想を大切にする趣旨に合いません。

【覚え方のポイント】
計画は「子どもの姿に合わせて見直すもの」。事例では「子どもの興味や関心を生かす」「環境を整える」「必要な援助をする」がそろった選択肢が正解になります。
問102-6

保育所児童保育要録の取扱いについて、「保育所保育指針の適用に際しての留意事項について」(平成30年3月30日付け厚生労働省子ども家庭局保育課長通知)の内容として、正しいものはどれか。

  • ①入所している全年齢の子どもについて、毎年度作成して保護者に交付する
  • ②私立保育所が送付する場合は、必ず保護者の書面による同意を得ておく
  • ③就学先の小学校へは、原本を送付し、保育所には写しを残しておく
  • ④最終年度の子どもについて、施設長の責任の下、担当の保育士が記載する
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正解 ④最終年度の子どもについて、施設長の責任の下、担当の保育士が記載する
解説

指針 第2章4(2)ウは、保育所に入所している子どもの就学に際し、市町村の支援の下に、子どもの育ちを支えるための資料が保育所から小学校へ送付されるようにすることを求めています。この資料が保育所児童保育要録です。
平成30年3月30日付けの通知は、保育所児童保育要録は最終年度の子どもについて作成し、作成に当たっては施設長の責任の下、担当の保育士が記載することとしています。また、子どもの就学に際して、作成した要録の抄本又は写しを就学先の小学校の校長に送付し、保育所では原本等をその子どもが小学校を卒業するまでの間保存することが望ましいとしています。

他の選択肢が不適切な理由

・全年齢について毎年度作成:要録は最終年度(就学前年度)の子どもについて作成するものです。
・原本を送付し写しを残す:小学校へ送付するのは抄本又は写しで、原本等は保育所で保存することが望ましいとされています。
・必ず保護者の書面による同意を得る:同通知は、私立保育所が指針に基づいて要録を送付する場合は、個人情報保護法上の「法令に基づく場合」に該当するため、第三者提供について本人(保護者)の同意は不要であるとしています。なお、保護者との信頼関係を基盤に作成し、送付について入所時や懇談会等を通して保護者に周知しておくことが望ましいとされています。

【覚え方のポイント】
要録は「最終年度・施設長の責任で担当保育士が記載・抄本又は写しを小学校長へ・原本は小学校卒業まで保存が望ましい」。幼稚園の「幼稚園幼児指導要録」と名称を取り違えないよう注意します。
保育士 筆記試験の問題を続けて解く(全1000問) 保育原理の一問一答

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