2026年版・2-11

指針第2章 乳児・1歳以上3歳未満児の内容(文言の確認)の一問一答

保育士 筆記試験「保育原理」から、指針第2章 乳児・1歳以上3歳未満児の内容(文言の確認)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-11

次のA〜Dのうち、保育所保育指針「乳児保育に関わるねらい及び内容」の視点「健やかに伸び伸びと育つ」の「内容」に示されている記述を○、示されていない記述を×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A 一人一人の発育に応じて、はう、立つ、歩くなど、十分に体を動かす。
B 走る、跳ぶ、登る、押す、引っ張るなど全身を使う遊びを楽しむ。
C おむつ交換や衣服の着脱などを通じて、清潔になることの心地よさを感じる。
D 一人一人の生活のリズムに応じて、安全な環境の下で十分に午睡をする。

  • ①A○ B○ C× D○
  • ②A○ B× C○ D○
  • ③A× B○ C○ D×
  • ④A○ B× C× D○
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正解 ②A○ B× C○ D○
解説

正解は「A○ B× C○ D○」です。乳児保育の3つの視点のうち「健やかに伸び伸びと育つ」は身体的発達に関する視点で、その「内容」には5つの項目が示されています(保育所保育指針 第2章1(2)ア(イ))。
・A:○。内容(2)です。寝返り、お座り、はいはい、つかまり立ちなど、一人一人の発育の段階に応じて体を動かすことを大切にしています。
・B:×。「走る、跳ぶ、登る、押す、引っ張るなど全身を使う遊びを楽しむ」は、1歳以上3歳未満児の領域「健康」の内容(3)です。歩行が安定した後の動きなので、乳児の視点には入っていません。
・C:○。内容(5)です。乳児は自分で体を清潔にできないため、大人の世話を受ける中で「さっぱりして気持ちよい」と感じる経験が位置付けられています。
・D:○。内容(4)です。午睡は全員一律の時刻ではなく、一人一人の生活のリズムに応じて、安全な環境の下で十分にとるとされています。

他の選択肢が不適切な理由

・A○ B○ C× D○:Bを乳児の内容、Cを乳児以外の内容と取り違えた組み合わせです。Bは1歳以上3歳未満児、Cは乳児の内容です。
・A× B○ C○ D×:Aの「はう、立つ、歩く」とBの「走る、跳ぶ」の年齢区分を逆にとらえ、Dの午睡も落とした組み合わせです。
・A○ B× C× D○:Bは正しく×にできていますが、清潔の心地よさ(C)を乳児の内容と判断できなかった組み合わせです。

【覚え方のポイント】
体の動きは年齢区分で段階が上がります。乳児は「はう・立つ・歩く」、1歳以上3歳未満児は「走る・跳ぶ・登る・押す・引っ張る」、3歳以上児は「いろいろな遊びの中で十分に体を動かす」「進んで戸外で遊ぶ」です。乳児の内容は、授乳・離乳、午睡、おむつ交換など「大人の世話を受けながら心地よく生活する」表現が多いことも手がかりになります。
問22-11

次のA〜Dのうち、保育所保育指針「乳児保育に関わるねらい及び内容」の視点「身近な人と気持ちが通じ合う」の「内容」に示されている記述を○、示されていない記述を×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A 体の動きや表情、発声、喃語等を優しく受け止めてもらい、保育士等とのやり取りを楽しむ。
B 保育士等を仲立ちとして、生活や遊びの中で友達との言葉のやり取りを楽しむ。
C 保育士等による語りかけや歌いかけ、発声や喃語等への応答を通じて、言葉の理解や発語の意欲が育つ。
D 親しみをもって日常の挨拶に応じる。

  • ①A○ B○ C○ D×
  • ②A× B× C○ D○
  • ③A○ B○ C× D×
  • ④A○ B× C○ D×
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正解 ④A○ B× C○ D×
解説

正解は「A○ B× C○ D×」です。「身近な人と気持ちが通じ合う」は社会的発達に関する視点で、受容的・応答的な関わりの下で、人と関わる力の基盤を培うことをねらいとしています(保育所保育指針 第2章1(2)イ(イ))。
・A:○。内容(2)です。まだ言葉にならない体の動き、表情、発声、喃語を大人が優しく受け止めることで、やり取りそのものの楽しさを味わいます。
・B:×。1歳以上3歳未満児の領域「言葉」の内容(6)です。「友達との言葉のやり取り」は、言葉が出始めた後の段階の表現です。
・C:○。内容(4)です。大人の語りかけや歌いかけ、喃語への応答を通じて、言葉を理解する力や話そうとする意欲が育つとしています。
・D:×。「親しみをもって日常の挨拶に応じる」は、1歳以上3歳未満児の領域「言葉」の内容(3)です。乳児の内容には挨拶の項目はありません。

他の選択肢が不適切な理由

・A○ B○ C○ D×:Bの「友達との言葉のやり取り」を乳児の内容と誤った組み合わせです。乳児の段階では、やり取りの相手は主に保育士等です。
・A× B× C○ D○:喃語を受け止めるAを落とし、1歳以上3歳未満児のDを乳児と誤った組み合わせです。
・A○ B○ C× D×:乳児の内容であるCを落とし、Bを入れた組み合わせです。Cの「喃語等への応答」は乳児ならではの表現です。

【覚え方のポイント】
乳児の「身近な人と気持ちが通じ合う」には、喃語という語が内容(2)と(4)の2か所に出てきます。「喃語」が出てきたら乳児、「挨拶」「友達との言葉のやり取り」「ごっこ遊び」が出てきたら1歳以上3歳未満児の「言葉」と整理すると、区分の取り違えを防げます。
問32-11

次の文は、保育所保育指針「乳児保育に関わるねらい及び内容」の視点「身近な人と気持ちが通じ合う」の冒頭に示された文である。(A)(B)に入る語句の組み合わせとして正しいものはどれか。
受容的・応答的な関わりの下で、(A)や身近な大人との(B)を育て、人と関わる力の基盤を培う。

  • ①A 何かを伝えようとする意欲 B 信頼関係
  • ②A 言葉を使おうとする意欲 B 信頼関係
  • ③A 何かを伝えようとする意欲 B 愛着関係
  • ④A 言葉を使おうとする意欲 B 愛着関係
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正解 ①A 何かを伝えようとする意欲 B 信頼関係
解説

正解は「A 何かを伝えようとする意欲 B 信頼関係」です。保育所保育指針 第2章1(2)イの冒頭は「受容的・応答的な関わりの下で、何かを伝えようとする意欲や身近な大人との信頼関係を育て、人と関わる力の基盤を培う。」です。
乳児はまだ言葉を使いこなせないため、泣き声、表情、体の動き、喃語など、言葉以外の方法で自分の気持ちを表します。そこで指針は、「言葉を使う」ことではなく、手段は何であれ「何かを伝えようとする」気持ちを育てることを出発点に置いています。そして、その発信を大人が受け止めて応えることの積み重ねが、身近な大人を信じる気持ち、つまり信頼関係につながり、将来の人と関わる力の土台になる、という考え方です。

他の選択肢が不適切な理由

・A 言葉を使おうとする意欲 B 信頼関係:Aの「自ら言葉を使おうとする」は、1歳以上3歳未満児の領域「言葉」の内容(1)に近い表現です。乳児の視点の冒頭文ではありません。
・A 何かを伝えようとする意欲 B 愛着関係:愛着の形成は乳児期の大切な課題ですが、この文でBに入るのは「信頼関係」です。ねらい(3)も「愛情や信頼感が芽生える」という表現です。
・A 言葉を使おうとする意欲 B 愛着関係:A・Bとも本文の語と異なります。

【覚え方のポイント】
乳児の3つの視点の冒頭文は、それぞれ最後が「〜の基盤を培う」で終わります。「健やかに伸び伸びと育つ」は自ら健康で安全な生活をつくり出す力の基盤、「身近な人と気持ちが通じ合う」は人と関わる力の基盤、「身近なものと関わり感性が育つ」は感じたことや考えたことを表現する力の基盤です。1歳以上の各領域の冒頭文は「〜力を養う」という形になっている(「表現」だけは「〜表現する力を養い、創造性を豊かにする」まで続く)点との違いも押さえておきましょう。
問42-11

保育所保育指針「乳児保育に関わるねらい及び内容」の視点「身近なものと関わり感性が育つ」の「内容」に示されているものを、次のA〜Eから2つ選んだ組み合わせとして正しいものはどれか。
A 身近な生活用具、玩具や絵本などが用意された中で、身の回りのものに対する興味や好奇心をもつ。
B 自分の物と人の物の区別や、場所的感覚など、環境を捉える感覚が育つ。
C 水、砂、土、紙、粘土など様々な素材に触れて楽しむ。
D 玩具や身の回りのものを、つまむ、つかむ、たたく、引っ張るなど、手や指を使って遊ぶ。
E 身近な生き物に気付き、親しみをもつ。

  • ①A・B
  • ②C・D
  • ③A・D
  • ④B・E
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正解 ③A・D
解説

正解は「A・D」です。「身近なものと関わり感性が育つ」は精神的発達に関する視点で、その「内容」は5項目です(保育所保育指針 第2章1(2)ウ(イ))。
・A:○。内容(1)です。生活用具・玩具・絵本が用意された環境の中で、身の回りのものへの興味や好奇心をもつことが示されています。
・B:×。1歳以上3歳未満児の領域「環境」の内容(4)です。自分の物と人の物を区別できるのは、自我が育ってきた後の姿です。
・C:×。1歳以上3歳未満児の領域「表現」の内容(1)です。
・D:○。内容(4)です。「つまむ、つかむ、たたく、引っ張る」という手や指の動きが具体的に書かれているのが乳児の内容の特徴です。
・E:×。1歳以上3歳未満児の領域「環境」の内容(5)です。
なお、乳児のこの視点の内容には、ほかに「音、形、色、手触りなどに気付き、感覚の働きを豊かにする」「保育士等と一緒に様々な色彩や形のものや絵本などを見る」「あやし遊びに機嫌よく応じたり、歌やリズムに合わせて手足や体を動かして楽しんだりする」があります。

他の選択肢が不適切な理由

・A・B:Bの「自分の物と人の物の区別」を乳児の内容と誤っています。
・C・D:Cの素材遊びは1歳以上3歳未満児の「表現」です。乳児は素材に触れて遊ぶ以前の、手や指でものを扱う段階として書かれています。
・B・E:いずれも1歳以上3歳未満児の「環境」の内容で、乳児の内容は1つも含まれていません。

【覚え方のポイント】
1歳以上3歳未満児の「環境」には、生き物・季節の行事・物の性質(形、色、大きさ、量)・自分の物と人の物の区別という「外の世界を区別して捉える」内容が並びます。乳児は「興味や好奇心をもつ」「感覚の働きを豊かにする」「手や指を使って遊ぶ」という、感覚と手の働きが中心です。
問52-11

次のA〜Dのうち、保育所保育指針「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」の領域「健康」の「内容」に示されている記述を○、示されていない記述を×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A 健康な生活のリズムを身に付ける。
B 進んで戸外で遊ぶ。
C 保育士等の助けを借りながら、衣類の着脱を自分でしようとする。
D 様々な食品や調理形態に慣れ、ゆったりとした雰囲気の中で食事や間食を楽しむ。

  • ①A× B× C○ D○
  • ②A○ B× C○ D○
  • ③A× B○ C○ D×
  • ④A○ B○ C× D○
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正解 ①A× B× C○ D○
解説

正解は「A× B× C○ D○」です。1歳以上3歳未満児の領域「健康」の内容は7項目で、生活のリズム、全身を使う遊び、食事、清潔、衣類の着脱、排泄などが並びます(保育所保育指針 第2章2(2)ア(イ))。
・A:×。「健康な生活のリズムを身に付ける」は3歳以上児の「健康」の内容(6)です。1歳以上3歳未満児では「食事や午睡、遊びと休息など、保育所における生活のリズムが形成される」(内容(2))と書かれています。自分で身に付ける段階か、生活の中で形づくられていく段階かの違いです。
・B:×。「進んで戸外で遊ぶ」は3歳以上児の「健康」の内容(3)です。
・C:○。内容(6)です。「保育士等の助けを借りながら」「自分でしようとする」という、自分でやりたい気持ちを大人が支える表現になっています。
・D:○。内容(4)です。様々な食品だけでなく「調理形態」に慣れることが入っている点、「間食」を含む点が特徴です。

他の選択肢が不適切な理由

・A○ B× C○ D○:3歳以上児の「健康な生活のリズムを身に付ける」を1歳以上3歳未満児と誤った組み合わせです。
・A× B○ C○ D×:3歳以上児の「進んで戸外で遊ぶ」を入れ、食事の内容Dを落としています。
・A○ B○ C× D○:3歳以上児の2項目を入れ、衣類の着脱Cを落としています。

【覚え方のポイント】
同じ「生活のリズム」でも、乳児は「生活のリズムの感覚が芽生える」(ねらい)、1歳以上3歳未満児は「生活のリズムが形成される」(内容)、3歳以上児は「健康な生活のリズムを身に付ける」(内容)と、動詞が段階的に変わります。文末の動詞で年齢区分を見分けましょう。
問62-11

保育所保育指針「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」の領域「健康」の「内容の取扱い」に示されていないものはどれか。

  • ①温かい触れ合いの中で心と体の発達を促し、自ら体を動かそうとする意欲が育つようにする
  • ②ゆったりとした雰囲気の中で食べる喜びを味わい、進んで食べようとする気持ちを育てる
  • ③生活に必要な基本的な習慣は、一人一人の状態に応じて、落ち着いた雰囲気の中で行う
  • ④動線に配慮して園庭や遊具の配置を工夫し、子どもの興味や関心が戸外にも向くようにする
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正解 ④動線に配慮して園庭や遊具の配置を工夫し、子どもの興味や関心が戸外にも向くようにする
解説

正解は「動線に配慮して園庭や遊具の配置を工夫し、子どもの興味や関心が戸外にも向くようにする」です。これは3歳以上児の領域「健康」の内容の取扱い(3)の要旨で、「自然の中で伸び伸びと体を動かして遊ぶことにより、体の諸機能の発達が促されることに留意し、子どもの興味や関心が戸外にも向くようにすること。その際、子どもの動線に配慮した園庭や遊具の配置などを工夫すること。」と書かれています。1歳以上3歳未満児の「健康」の内容の取扱いは4項目((1)体の動き、(2)食習慣、(3)排泄の習慣、(4)基本的な生活習慣)で、戸外に関する項目はありません(保育所保育指針 第2章2(2)ア(ウ))。

他の選択肢が不適切な理由

(いずれも1歳以上3歳未満児の「健康」の内容の取扱いに示されています)
・温かい触れ合いの中で心と体の発達を促し…:取扱い(1)の要旨です。心と体の健康は密接に関連していることを踏まえ、子どもの気持ちに配慮した温かい触れ合いの中で発達を促し、一人一人の発育に応じて体を動かす機会を十分に確保するとしています。
・ゆったりとした雰囲気の中で食べる喜びを味わい…:取扱い(2)の要旨です。あわせて、食物アレルギーのある子どもへの対応は嘱託医等の指示や協力の下に行うことも示されています。
・生活に必要な基本的な習慣は、一人一人の状態に応じ…:取扱い(4)の要旨です。食事・排泄・睡眠・衣類の着脱・清潔などの習慣は、子どもが自分でしようとする気持ちを尊重し、家庭との適切な連携の下で行うとしています。

【覚え方のポイント】
1歳以上3歳未満児の「健康」の取扱いは「体の動き・食事・排泄・生活習慣」の4つで、身の回りのことが中心です。3歳以上児の取扱いは6項目に増え、「多様な動きの調整」「戸外への関心と動線」「食育」「安全に関する指導(交通安全・避難訓練)」など、活動の広がりと安全の理解が加わります。
問72-11

次のA〜Dのうち、保育所保育指針「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」の領域「人間関係」の「ねらい」又は「内容」に示されている記述を○、示されていない記述を×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A 保育所での生活を楽しみ、身近な人と関わる心地よさを感じる。
B 保育所の生活の仕方に慣れ、きまりの大切さに気付く。
C 友達と楽しく生活する中できまりの大切さに気付き、守ろうとする。
D 生活や遊びの中で、年長児や保育士等の真似をしたり、ごっこ遊びを楽しんだりする。

  • ①A○ B× C○ D○
  • ②A× B○ C○ D×
  • ③A○ B○ C× D○
  • ④A○ B○ C○ D×
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正解 ③A○ B○ C× D○
解説

正解は「A○ B○ C× D○」です(保育所保育指針 第2章2(2)イ)。
・A:○。1歳以上3歳未満児の「人間関係」のねらい(1)です。
・B:○。同じくねらい(3)です。内容(5)にも「保育所の生活の仕方に慣れ、きまりがあることや、その大切さに気付く」とあります。
・C:×。「友達と楽しく生活する中できまりの大切さに気付き、守ろうとする」は、3歳以上児の「人間関係」の内容(11)です。
・D:○。内容(6)です。年長児や保育士等の真似やごっこ遊びを通して、人との関わりを楽しむ姿が示されています。
BとCはよく似ていますが、1歳以上3歳未満児は、生活の仕方に慣れる中できまりが「ある」ことやその大切さに気付く段階にとどまります。3歳以上児になると、友達との生活の中できまりの大切さに気付き、それを「守ろうとする」段階へ進みます。

他の選択肢が不適切な理由

・A○ B× C○ D○:BとCの年齢区分を逆にとらえた組み合わせです。
・A× B○ C○ D×:Cを1歳以上3歳未満児と誤ったうえに、ねらい(1)のAと内容(6)のDを落としています。
・A○ B○ C○ D×:Cを1歳以上3歳未満児と誤り、ごっこ遊びのDを3歳以上児と取り違えた組み合わせです。

【覚え方のポイント】
「きまり」は年齢で段階が上がります。1歳以上3歳未満児は「きまりがあることや、その大切さに気付く」、3歳以上児は「きまりの大切さに気付き、守ろうとする」です。3歳以上児の内容の取扱い(5)では、さらに互いに思いを主張し、折り合いを付ける体験を通して、きまりの必要性などに気付き、自分の気持ちを調整する力が育つようにすると書かれています。
問82-11

次の文は、保育所保育指針「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」の領域「言葉」の「内容の取扱い」の一部である。(A)(B)に入る語句の組み合わせとして正しいものはどれか。
この時期は、(A)から、(B)、ごっこ遊びでのやり取りができる程度へと、大きく言葉の習得が進む時期であることから、それぞれの子どもの発達の状況に応じて、遊びや関わりの工夫など、保育の内容を適切に展開することが必要であること。

  • ①A 喃語 B 一語文
  • ②A 片言 B 二語文
  • ③A 喃語 B 二語文
  • ④A 片言 B 多語文
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正解 ②A 片言 B 二語文
解説

正解は「A 片言 B 二語文」です。保育所保育指針 第2章2(2)エ(ウ)(3)は、「この時期は、片言から、二語文、ごっこ遊びでのやり取りができる程度へと、大きく言葉の習得が進む時期である」としています。
1歳前後に意味のある単語(「マンマ」「ワンワン」など)が出始め、2歳前後には「ワンワン いた」のように2つの語をつなげて話す二語文が現れます。さらに、ごっこ遊びの中で役になりきってやり取りができるようになるまで、わずか2年ほどの間に言葉が大きく伸びます。同じ年齢でも言葉の発達の個人差が大きいため、指針は「それぞれの子どもの発達の状況に応じて」保育の内容を展開することを求めています。

他の選択肢が不適切な理由

・A 喃語 B 一語文:喃語は意味のある言葉が出る前の「アーアー」「バブバブ」などの発声で、主に乳児期の姿です。指針でも喃語は乳児の視点「身近な人と気持ちが通じ合う」の中で使われています。
・A 喃語 B 二語文:Bは正しいものの、Aが乳児期の姿です。この時期は片言(意味のある単語が出始めた段階)から始まります。
・A 片言 B 多語文:Aは正しいものの、この文でBに入るのは「二語文」です。

【覚え方のポイント】
言葉の発達の流れは「喃語(乳児期)→ 片言・一語文(1歳前後)→ 二語文(2歳前後)→ ごっこ遊びでのやり取り」です。指針の1歳以上3歳未満児の「言葉」は、この流れのうち「片言」から「ごっこ遊びでのやり取り」までを扱っている、と区切って覚えましょう。
問92-11

保育所保育指針「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」の領域「環境」の「内容」に示されているものを、次のA〜Eから3つ選んだ組み合わせとして正しいものはどれか。
A 安全で活動しやすい環境での探索活動等を通して、見る、聞く、触れる、嗅ぐ、味わうなどの感覚の働きを豊かにする。
B 身の回りの物に触れる中で、形、色、大きさ、量などの物の性質や仕組みに気付く。
C 日常生活の中で数量や図形などに関心をもつ。
D 近隣の生活や季節の行事などに興味や関心をもつ。
E 季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く。

  • ①A・C・D
  • ②B・D・E
  • ③A・B・E
  • ④A・B・D
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正解 ④A・B・D
解説

正解は「A・B・D」です。1歳以上3歳未満児の領域「環境」の内容は6項目です(保育所保育指針 第2章2(2)ウ(イ))。
・A:○。内容(1)です。探索活動を通して五感(見る、聞く、触れる、嗅ぐ、味わう)の働きを豊かにすることが、この年齢の環境との関わりの中心です。
・B:○。内容(3)です。物に触れる中で、形・色・大きさ・量などの性質や仕組みに「気付く」段階として書かれています。
・C:×。「日常生活の中で数量や図形などに関心をもつ」は3歳以上児の「環境」の内容(9)です。
・D:○。内容(6)です。内容の取扱い(3)では、地域の生活や季節の行事に触れる際には、社会とのつながりや地域社会の文化への気付きにつながるものとなることが望ましいとしています。
・E:×。3歳以上児の「環境」の内容(3)です。
ほかの内容は「玩具、絵本、遊具などに興味をもち、それらを使った遊びを楽しむ」「自分の物と人の物の区別や、場所的感覚など、環境を捉える感覚が育つ」「身近な生き物に気付き、親しみをもつ」です。

他の選択肢が不適切な理由

・A・C・D:Bの代わりに3歳以上児のCを選んでいます。1歳以上3歳未満児では「数量や図形」ではなく「形、色、大きさ、量などの物の性質」という表現です。
・B・D・E:探索活動のAを落とし、3歳以上児のEを選んでいます。
・A・B・E:季節の行事のDの代わりに、3歳以上児の季節の変化Eを選んでいます。

【覚え方のポイント】
「季節」は両方の年齢区分に出てきます。1歳以上3歳未満児は「近隣の生活や季節の行事などに興味や関心をもつ」、3歳以上児は「季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く」です。「行事」なら1歳以上3歳未満児、「変化」なら3歳以上児と覚えましょう。
問102-11

保育所保育指針「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」の領域「表現」の「内容の取扱い」に示されているものはどれか。

  • ①試行錯誤しながら様々な表現を楽しむことや、自分の力でやり遂げる充実感などに気付くよう、温かく見守り適切に援助する
  • ②遊具や用具を整え、他の子どもの表現に触れられるよう配慮するなど、表現する過程を大切にして自己表現を楽しめるようにする
  • ③風の音や雨の音、身近にある草や花の形や色など、自然の中にある音、形、色などに子どもが気付けるように配慮する
  • ④子どもの自己表現は素朴な形で行われることが多いので、そのような表現を受容し、表現しようとする意欲を受け止める
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正解 ①試行錯誤しながら様々な表現を楽しむことや、自分の力でやり遂げる充実感などに気付くよう、温かく見守り適切に援助する
解説

正解は「試行錯誤しながら様々な表現を楽しむことや、自分の力でやり遂げる充実感などに気付くよう、温かく見守り適切に援助する」です。1歳以上3歳未満児の「表現」の内容の取扱い(2)は、「子どもが試行錯誤しながら様々な表現を楽しむことや、自分の力でやり遂げる充実感などに気付くよう、温かく見守るとともに、適切に援助を行うようにすること。」です(保育所保育指針 第2章2(2)オ(ウ))。
この時期は自我が芽生え「自分でやりたい」気持ちが強くなる一方、思い通りにいかないことも多い時期です。そのため、大人が先回りして完成させるのではなく、試しては工夫する過程そのものを見守り、必要なところだけ手を添えることが大切だとされています。

他の選択肢が不適切な理由

(いずれも3歳以上児の「表現」の内容の取扱いの要旨で、1歳以上3歳未満児の取扱いには示されていません)
・遊具や用具を整え、他の子どもの表現に触れられるよう配慮する…:3歳以上児の取扱い(3)の要旨です。遊具や用具を整え、様々な素材や表現の仕方に親しめるようにすることも書かれています。
・風の音や雨の音…:3歳以上児の取扱い(1)の要旨です。豊かな感性は、美しいものや心を動かす出来事に出会い、その感動を他の子どもや保育士等と共有し表現することなどを通して養われるとしています。
・子どもの自己表現は素朴な形で行われることが多いので…:3歳以上児の取扱い(2)の要旨です。

【覚え方のポイント】
1歳以上3歳未満児の「表現」の取扱いは4項目で、(1)表現を積極的に受け止める、(2)試行錯誤とやり遂げる充実感、(3)自分の感情や気持ちに気付く時期であり、諦めずに続けた後の達成感を感じられるようにする、(4)諸感覚を働かせる遊びや素材を用意する、です。「風の音・雨の音」「素朴な形」「他の子どもの表現に触れる」は3歳以上児と覚えましょう。
保育士 筆記試験の問題を続けて解く(全1000問) 保育原理の一問一答

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