2026年版・2-5

3歳以上児の保育内容と5領域の一問一答

保育士 筆記試験「保育原理」から、3歳以上児の保育内容と5領域に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-5

保育所保育指針における5領域と、その領域の説明の組み合わせとして誤っているものはどれか。

  • ①人間関係―人との関わりに関する領域
  • ②環境―身近な環境との関わりに関する領域
  • ③健康―運動能力の向上に関する領域
  • ④表現―感性と表現に関する領域
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正解 ③健康―運動能力の向上に関する領域
解説

指針 第2章2(1)イ及び3(1)イは、保育の「ねらい」及び「内容」を、心身の健康に関する領域「健康」、人との関わりに関する領域「人間関係」、身近な環境との関わりに関する領域「環境」、言葉の獲得に関する領域「言葉」及び感性と表現に関する領域「表現」としてまとめて示しています。「健康」は「運動能力の向上」ではなく「心身の健康」に関する領域です。
「健康」のねらいは、健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養うことです。体を動かすことはその大切な一部ですが、食事・休息・清潔・安全などの生活習慣や、心の安定まで含めて捉えられています。取扱い1でも、心と体の健康は相互に密接な関連があるものであることを踏まえ、温かい触れ合いの中で自己の存在感や充実感を味わうことなどを基盤として、しなやかな心と体の発達を促すこととされています。

他の選択肢が不適切な理由

・人間関係―人との関わり:指針の説明どおりで正しい組み合わせです。
・環境―身近な環境との関わり:指針の説明どおりで正しい組み合わせです。自然や社会の事象の「理解」ではなく「関わり」である点に注意します。
・表現―感性と表現:指針の説明どおりで正しい組み合わせです。

【覚え方のポイント】
5領域の説明は「健康=心身の健康」「人間関係=人との関わり」「環境=身近な環境との関わり」「言葉=言葉の獲得」「表現=感性と表現」。「運動能力」「知識の理解」「文字の習得」など、能力や知識を前面に出した説明は誤りの定番です。
問22-5

次の文は、保育所保育指針「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」の基本的事項の一部である。( )に入る語句として正しいものはどれか。
仲間と遊び、仲間の中の一人という自覚が生じ、集団的な遊びや協同的な活動も見られるようになる。これらの発達の特徴を踏まえて、この時期の保育においては、( )が図られるようにしなければならない。

  • ①個の成長と集団としての活動の充実
  • ②集団の規律と個々の能力の着実な向上
  • ③基本的な生活習慣の確実な自立の達成
  • ④小学校の学習への円滑な移行
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正解 ①個の成長と集団としての活動の充実
解説

指針 第2章3(1)アは、3歳以上児の発達の特徴として、運動機能の発達により基本的な動作が一通りできるようになること、基本的な生活習慣もほぼ自立できるようになること、理解する語彙数が急激に増加し知的興味や関心も高まること、仲間と遊び仲間の中の一人という自覚が生じ、集団的な遊びや協同的な活動も見られるようになることを挙げ、この時期の保育においては「個の成長と集団としての活動の充実」が図られるようにしなければならないとしています。
集団の活動が充実するほど、一人一人が埋もれてしまうおそれがあります。指針は「個」と「集団」の両方を大切にする姿勢を求めており、第1章3(2)イ(イ)でも、3歳以上児の指導計画では個の成長と子ども相互の関係や協同的な活動が促されるよう配慮することとされています。

他の選択肢が不適切な理由

・集団の規律と個々の能力の着実な向上:指針の語ではありません。規律や能力を重視する表現は、指針の考え方とずれています。
・基本的な生活習慣の確実な自立の達成:基本的な生活習慣は「ほぼ自立できるようになる」という発達の特徴として述べられているもので、保育で図るべき事項としてこの箇所に示された語ではありません。
・小学校の学習への円滑な移行:小学校との連携は第2章4(2)で扱われる事項で、この箇所の語ではありません。

【覚え方のポイント】
3歳以上児は「個の成長」と「集団としての活動の充実」の両立。指導計画でも「個の成長」と「協同的な活動」がセットで出てきます。
問32-5

保育所保育指針の3歳以上児の領域「健康」における安全に関する指導の記述として、誤っているものはどれか。

  • ①情緒の安定を図り、遊びを通して安全についての構えを身に付けるようにする
  • ②危険な場所や事物などが分かり、安全についての理解を深められるようにする
  • ③避難訓練などを通して、災害などの緊急時に適切な行動がとれるようにする
  • ④危険のおそれがある遊具を撤去し、常に危険に触れさせないことを基本とする
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正解 ④危険のおそれがある遊具を撤去し、常に危険に触れさせないことを基本とする
解説

指針 第2章3(2)ア(ウ)6は、「安全に関する指導に当たっては、情緒の安定を図り、遊びを通して安全についての構えを身に付け、危険な場所や事物などが分かり、安全についての理解を深めるようにすること。また、交通安全の習慣を身に付けるようにするとともに、避難訓練などを通して、災害などの緊急時に適切な行動がとれるようにすること」としています。
安全の指導は、危険を大人がすべて取り除いて子どもから遠ざけることではなく、遊びや生活の中で子ども自身が危険に気付き、自分の身を守る力を育てることを基本としています。もちろん重大な事故につながる危険は大人が点検・除去しますが、それだけでは子どもが安全に行動する力は育ちません。内容10でも「危険な場所、危険な遊び方、災害時などの行動の仕方が分かり、安全に気を付けて行動する」ことが示されています。

他の選択肢が適切な理由

・遊びを通して安全についての構え:取扱い6のとおりで正しい記述です。
・危険な場所や事物などが分かる:取扱い6のとおりで正しい記述です。
・避難訓練などを通して緊急時の行動:取扱い6の後半のとおりで正しい記述です。

【覚え方のポイント】
安全指導のキーワードは「情緒の安定」「遊びを通して」「安全についての構え」「交通安全の習慣」「避難訓練」。「危険に触れさせない」「禁止を中心にする」は誤りと判断します。
問42-5

4歳児クラスで、EちゃんとFちゃんが積み木の使い方をめぐって言い合いになり、2人とも怒って泣いている。保育所保育指針の3歳以上児の領域「人間関係」の考え方に照らして、保育士の対応として最も適切なものはどれか。

  • ①すぐに間に入り、どちらが先に使っていたかを確かめて、順番のきまりを伝える
  • ②それぞれの思いを受け止め、互いの気持ちを伝え合えるよう必要な援助をする
  • ③4歳児なので自分たちで解決できるよう、泣き止むまで少し離れて見守っている
  • ④気持ちを切り替えられるよう、2人をそれぞれ別の遊びに誘って落ち着かせる
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正解 ②それぞれの思いを受け止め、互いの気持ちを伝え合えるよう必要な援助をする
解説

指針 第2章3(2)イ(ウ)4は、道徳性の芽生えについて、「特に、人に対する信頼感や思いやりの気持ちは、葛藤やつまずきをも体験し、それらを乗り越えることにより次第に芽生えてくることに配慮すること」としています。また取扱い5では、子どもが保育士等との信頼関係に支えられて自己を発揮する中で、互いに思いを主張し、折り合いを付ける体験をし、きまりの必要性などに気付き、自分の気持ちを調整する力が育つようにすることが示されています。
けんかは、相手にも自分と違う思いがあることに気付く大切な機会です。保育士は2人の思いを受け止め、それぞれの気持ちを言葉にして伝え合えるよう支え、自分たちで折り合いを付けていけるよう援助することが適切です。

他の選択肢が不適切な理由

・どちらが先かを確かめて順番のきまりを伝える:公平に見えますが、保育士が判定して解決してしまうため、2人が互いの思いを主張し合い、折り合いを付ける体験になりません。
・泣き止むまで少し離れて見守る:見守ること自体は大切ですが、2人とも怒って泣いている状態では、思いを受け止め、伝え合えるよう援助することが必要です。指針は、子どもの行動を見守りながら「適切な援助」を行うことを求めています。
・別々の遊びに誘って落ち着かせる:その場は収まりますが、葛藤を乗り越える経験や、相手の気持ちに気付く機会そのものがなくなってしまいます。

【覚え方のポイント】
3歳以上児の対人トラブルは「葛藤やつまずきを乗り越える」「折り合いを付ける体験」がキーワードです。保育士の立場は「見守りつつ必要な援助」。保育士が裁いて終わらせる・離れて放っておく・場面をそらす、はいずれも最も適切とはいえません。
問52-5

次の文は、保育所保育指針の3歳以上児の領域「人間関係」の内容の取扱いの一部である。( )に入る語句として正しいものはどれか。
子どもが保育士等との信頼関係に支えられて自己を発揮する中で、互いに思いを主張し、( )体験をし、きまりの必要性などに気付き、自分の気持ちを調整する力が育つようにすること。

  • ①互いに我慢する
  • ②折り合いを付ける
  • ③相手の意見に従う
  • ④譲り合いをする
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正解 ②折り合いを付ける
解説

指針 第2章3(2)イ(ウ)5は、集団の生活を通して、子どもが人との関わりを深め、規範意識の芽生えが培われることを考慮し、子どもが保育士等との信頼関係に支えられて自己を発揮する中で、互いに思いを主張し、「折り合いを付ける」体験をし、きまりの必要性などに気付き、自分の気持ちを調整する力が育つようにすることを求めています。
ここで大切なのは、まず自己を発揮し、思いを主張することが前提になっている点です。自分の思いを出し合ったうえで、互いに納得できる地点を探していく経験が、きまりの必要性への気付きや自己調整の力を育てます。「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の「道徳性・規範意識の芽生え」にも、「友達と折り合いを付けながら、きまりをつくったり、守ったりするようになる」という表現があります。

他の選択肢が不適切な理由

・互いに我慢する:我慢し合うだけでは、互いに思いを主張し合うという前提と合いません。
・譲り合いをする:譲り合いは結果の一つにはなり得ますが、指針の語は「折り合いを付ける」です。
・相手の意見に従う:一方が従うだけでは、互いに思いを主張し合って納得できる地点を探す「折り合い」になりません。

【覚え方のポイント】
「自己発揮→思いの主張→折り合い→きまりの必要性に気付く→自分の気持ちを調整」という流れで覚えます。「折り合い」は10の姿にも登場する重要語です。
問62-5

保育所保育指針の3歳以上児の保育内容において、「日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心をもつ」が示されている領域はどれか。

  • ①健康
  • ②人間関係
  • ③環境
  • ④言葉
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正解 ③環境
解説

「日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心をもつ」は、指針 第2章3(2)ウ(領域「環境」)の内容10です。同じ領域には、内容9「日常生活の中で数量や図形などに関心をもつ」、内容11「生活に関係の深い情報や施設などに興味や関心をもつ」、内容12「保育所内外の行事において国旗に親しむ」なども示されています。
「環境」の内容の取扱い5では、数量や文字などに関しては、日常生活の中で子ども自身の必要感に基づく体験を大切にし、数量や文字などに関する興味や関心、感覚が養われるようにすることとされています。文字は、身近な環境の一部として関心をもつ対象と位置づけられているのです。

他の選択肢が不適切な理由

・健康:心身の健康に関する領域で、この内容は含まれていません。
・人間関係:人との関わりに関する領域で、この内容は含まれていません。
・言葉:領域「言葉」には、内容10「日常生活の中で、文字などで伝える楽しさを味わう」があります。文字に関心をもつこと(環境)と、文字で伝える楽しさを味わうこと(言葉)が別の領域に示されている点がひっかけになります。

【覚え方のポイント】
文字は2つの領域に登場します。「関心をもつ(標識や文字)」=環境、「伝える楽しさ(文字などで)」=言葉。数量・図形・標識・文字への関心・感覚は、10の姿のクにもつながります。
問72-5

保育所保育指針の3歳以上児の領域「言葉」の内容の取扱いに関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①言葉を交わす喜びを味わえるよう、心を動かされるような体験を大切にする
  • ②絵本や物語などで想像を巡らせ、言葉に対する感覚が養われるようにする
  • ③言葉の響きやリズム、新しい言葉や表現などに触れる楽しさを味わえるようにする
  • ④日常生活の中で文字を正しく読み書きする力を身に付け、文字への関心をもたせる
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正解 ④日常生活の中で文字を正しく読み書きする力を身に付け、文字への関心をもたせる
解説

指針 第2章3(2)エ(ウ)5は、「子どもが日常生活の中で、文字などを使いながら思ったことや考えたことを伝える喜びや楽しさを味わい、文字に対する興味や関心をもつようにすること」としています。指針が求めているのは、生活の中で文字を使って伝える喜びや楽しさを味わうことであり、文字を正しく読み書きする力を身に付けさせることではありません。この選択肢は「伝える喜びや楽しさを味わい」の部分が「正しく読み書きする力を身に付け」にすり替わっているため誤りです。

他の選択肢が適切な理由

・心を動かされるような体験、言葉を交わす喜び:取扱い1のとおりで正しい記述です。言葉は、身近な人に親しみをもって接し、自分の感情や意志などを伝え、相手が応答し、その言葉を聞くことを通して次第に獲得されていくものとされています。
・絵本や物語で想像を巡らせる:取扱い3のとおりで正しい記述です。内容と自分の経験を結び付けたり、想像を巡らせたりして楽しみを十分に味わうことで、豊かなイメージと言葉に対する感覚が養われます。
・言葉の響きやリズム:取扱い4のとおりで正しい記述です。絵本や物語に親しんだり、言葉遊びなどをしたりすることを通して言葉が豊かになるようにします。

【覚え方のポイント】
領域「言葉」は「伝え合う喜び」「絵本・物語」「言葉の響きやリズム」「文字への興味や関心」がキーワード。文字については「伝える喜びや楽しさ」と「興味や関心」であり、「正しく読み書きする力」「一斉の練習」ではない、と覚えましょう。
問82-5

5歳児のGちゃんが、画用紙いっぱいに紫色で丸をたくさん描き、「雨の音」と言って保育士に見せに来た。保育所保育指針の3歳以上児の領域「表現」の考え方に照らして、保育士の対応として最も適切なものはどれか。

  • ①Gちゃんが感じた雨の音の話を聞き、表現しようとする思いを受け止める
  • ②雨は紫色ではないので、見たとおりの色で描き直すようにやさしく教える
  • ③ほかの子どもの手本となるよう、上手な作品として皆の前で技法を説明する
  • ④何を描いたのか分かりにくいので、雨粒の形を丁寧に描き足すよう助言する
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正解 ①Gちゃんが感じた雨の音の話を聞き、表現しようとする思いを受け止める
解説

指針 第2章3(2)オ(ウ)2は、「子どもの自己表現は素朴な形で行われることが多いので、保育士等はそのような表現を受容し、子ども自身の表現しようとする意欲を受け止めて、子どもが生活の中で子どもらしい様々な表現を楽しむことができるようにすること」としています。また取扱い1では、豊かな感性は、美しいものや心を動かす出来事などに出会い、そこから得た感動を他の子どもや保育士等と共有し、様々に表現することを通して養われるとし、その際、風の音や雨の音など自然の中にある音、形、色などに気付くようにすることが示されています。
Gちゃんは雨の音から感じたことを自分なりの色と形で表しています。見た目の正確さではなく、その感じ方と表現しようとする思いを受け止めることが適切です。

他の選択肢が不適切な理由

・見たとおりの色で描き直すよう教える:子どもの感じ方を否定し、表現する意欲をそぐおそれがあります。
・手本として技法を説明する:表現の過程や意欲ではなく、出来栄えや技法を評価の中心にしており、指針の考え方とずれています。
・形を丁寧に描くよう助言する:大人の基準に合わせた表現を求めることになり、素朴な表現を受容するという指針の考え方に反します。

【覚え方のポイント】
表現の事例は「受容」「意欲を受け止める」「表現する過程を大切に」が正解の目印です。「正しく」「上手に」「描き直す」が出てきたら誤りを疑いましょう。
問92-5

保育所保育指針「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」の「保育の実施に関わる配慮事項」に関する次のA〜Dの記述について、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が小学校就学時の具体的な姿であることを踏まえ、指導を行う際には適宜考慮する。
B 子どもの発達や成長の援助をねらいとした活動の時間は、意識的に保育の計画等において位置付けて実施することが重要である。
C 子どもの発達や成長の援助をねらいとした活動の時間は、子どもによって保育所で過ごす時間が異なることに留意して設定する。
D 各領域に示すねらいの趣旨に基づいて具体的な内容を加える場合は、市町村の承認を得なければならない。

  • ①A○ B○ C× D×
  • ②A○ B○ C○ D×
  • ③A× B○ C○ D○
  • ④A○ B× C○ D○
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正解 ②A○ B○ C○ D×
解説

A ○:指針 第2章3(3)アのとおりです。
B ○:同(3)イの前半のとおりです。遊びや生活を通した保育であっても、発達の援助をねらいとした活動の時間を意識的に計画に位置付けることが重要だとされています。
C ○:同(3)イの後半は、そのような活動の時間については、保護者の就労状況等に応じて子どもが保育所で過ごす時間がそれぞれ異なることに留意して設定することとしています。朝早く登所する子も、遅くに登所する子も参加できる時間帯に設定する、といった配慮です。
D ×:同(3)ウは、特に必要な場合には、各領域に示すねらいの趣旨に基づいて、具体的な内容を工夫し、それを加えても差し支えないとしています。求められている条件は、第1章の1に示す保育所保育に関する基本原則を逸脱しないよう慎重に配慮することであり、市町村の承認を得るという手続は定められていません。

他の選択肢が不適切な理由

・A○ B○ C× D×:Cは(3)イ後半のとおりで○です。
・A× B○ C○ D○:Aは○、Dは×です。
・A○ B× C○ D○:Bは○、Dは×です。

【覚え方のポイント】
3歳以上児の配慮事項は「10の姿を考慮」「活動の時間を計画に位置付け(在所時間の違いに留意)」「内容の追加は可、ただし基本原則を逸脱しない」の3つです。
問102-5

保育所保育指針「第2章 保育の内容」の「保育の実施に関して留意すべき事項」に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①子どもの国籍や文化の違いを認め、互いに尊重する心を育てるようにする
  • ②性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を植え付けない
  • ③子どもが自ら周囲に働きかけ、自分の力で行う活動を見守りながら適切に援助する
  • ④入所時は早く集団に慣れるよう、在園児と同じ日課で過ごすことを基本とする
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正解 ④入所時は早く集団に慣れるよう、在園児と同じ日課で過ごすことを基本とする
解説

指針 第2章4(1)エは、「子どもの入所時の保育に当たっては、できるだけ個別的に対応し、子どもが安定感を得て、次第に保育所の生活になじんでいくようにするとともに、既に入所している子どもに不安や動揺を与えないようにすること」としています。入所したばかりの子どもは、新しい環境に大きな不安を抱えています。まずは一人一人の様子に合わせて個別に対応し、安心感を得られるようにすることが先であり、最初から在園児と同じ日課に合わせることを基本とするのは不適切です。

他の選択肢が適切な理由

・国籍や文化の違いを認め、互いに尊重する心:指針 第2章4(1)オのとおりで正しい記述です。
・性別などによる固定的な意識を植え付けない:指針 第2章4(1)カのとおりで正しい記述です。
・自分の力で行う活動を見守りながら援助:指針 第2章4(1)ウのとおりで正しい記述です。子どもが試行錯誤しつつ自分の力で行う活動を見守りながら、適切に援助します。

【覚え方のポイント】
保育全般の配慮事項は「個人差と一人一人の気持ち・健康は心身あいまって・試行錯誤を見守る・入所時は個別的に・国籍や文化の尊重・固定的な性別意識を植え付けない」の6つ(ア〜カ)です。入所時は「個別的」と覚えましょう。
保育士 筆記試験の問題を続けて解く(全1000問) 保育原理の一問一答

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