表面利率年2.0%、残存期間5年の利付債券を、単価98円50銭で購入した場合の直接利回りはいくらか。小数第3位を四捨五入し、小数第2位まで求める。なお、経過利子、手数料および税金は考慮しない。
- ①2.03%
- ②2.00%
- ③2.34%
- ④1.97%
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直接利回りを求める問題です。直接利回りとは、投資した金額に対して1年間にどれだけの利子を受け取れるかを示す指標で、償還差損益をまったく考慮しません。計算式は「直接利回り(%)=表面利率÷購入価格×100」です。分子は額面100円当たりの年間利子額、分母は自分が実際に支払った価格です。本問では残存期間5年という条件が与えられていますが、直接利回りの計算には残存期間は使いません。
計算過程
直接利回り(%)=表面利率÷購入価格×100
=2.0÷98.50×100
=0.020304…×100
=2.0304…
=約2.03%
他の選択肢が不適切な理由
「2.00%」は表面利率そのままの値で、購入価格で割る計算をしていない場合の値です。単価がちょうど100円のときだけ直接利回りと表面利率が一致します。
「2.34%」は最終利回りの値です。{2.0+(100-98.50)÷5}÷98.50×100=2.30÷98.50×100=2.3350…となり、償還差益まで含めてしまった場合の値です。本問で与えられた残存期間5年は、この誤りに誘導するための条件です。
「1.97%」は購入価格を101円50銭と取り違えた場合の値です(2.0÷101.50×100=1.9704…)。単価が100円より1円50銭安いのか高いのかを読み違えるとこの値になります。
覚え方のポイント
「直接利回りは利子だけを見る指標」と役割で覚えます。分子に出てくるのは表面利率のみ、償還差損益は一切登場しません。逆に、償還価格や残存年数が式に出てきたら、それは最終利回りや応募者利回りです。問題文に残存期間が書かれていても、直接利回りを問われたら使わない、と割り切りましょう。