証券外務員二種とは?
合格に必要な全知識
証券外務員は、金融商品取引業者(証券会社など)の役職員が顧客に有価証券の勧誘・販売を行うために必要な資格です。
このうち二種外務員資格は、現物の株式・債券・投資信託などを取り扱える資格で、金融機関への就職・転職を目指す方から、資産運用の知識を体系的に身につけたい方まで、幅広く受験されています。
ここでは、試験の全貌と最短合格の秘訣を詳細に解説します。
1. 試験日程と受験形式
試験を実施しているのは日本証券業協会で、一般の方の受験申込みは同協会が委託するプロメトリック株式会社を通じて行います。
-
■ 受験方式:
全国のテストセンターで受験するCBT方式(パソコンで解答する方式)です。
受験日から起算して60日前から受験日の5営業日前まで予約でき、自分の都合に合わせた日時を選べます。試験終了時の画面に正解率が表示されます。 -
■ 受験資格:
協会員に所属していない一般の方でも受験でき、年齢等の制限はありません。
なお試験に合格しても、外務員として実際に職務を行うには、所属する金融商品取引業者を通じた外務員登録が必要です。
2. 出題形式と合格ライン(7割の壁)
二種外務員資格試験は合計70問・300点満点で、内訳は○×方式50問(各2点=100点)と五肢選択方式20問(各10点=200点)です。
合格基準は300点満点の7割(210点)以上。試験時間は2時間です。
注目すべきは五肢選択方式が全体の3分の2(200点)を占める点です。問題数では20問しかありませんが、1問10点と配点が非常に重く、ここで取りこぼすと一気に合格が遠のきます。
【法令・諸規則】
- 金融商品取引法及び関係法令: 有価証券の定義、業者の規制、行為規制、インサイダー取引規制、開示制度
- 金融商品の勧誘・販売に関係する法律: 金融サービス提供法、消費者契約法、犯罪収益移転防止法、個人情報保護法
- 協会定款・諸規則/取引所定款・諸規則: 顧客管理、外務員の職務と禁止行為、上場制度、売買の仕組み
【商品業務】※計算問題の主戦場
- 株式業務(最重要): 株主の権利、注文と受渡し、PER・PBR・ROE、受渡代金の計算
- 債券業務(最重要): 債券の種類、経過利子、4種類の利回り計算、転換社債型新株予約権付社債
- 投資信託及び投資法人に関する業務/付随業務: 投資信託の仕組み、基準価額と分配金、J-REIT、保護預り
【関連科目】
- 証券市場の基礎知識・株式会社法概論: 市場の仕組み、株式会社の設立・機関・組織再編
- 経済・金融・財政の常識: GDP、景気動向指数、金融政策、財政
- 財務諸表と企業分析・証券税制・セールス業務: 財務比率の計算、損益分岐点、上場株式等の課税、NISA、職業倫理
なおデリバティブ取引は二種の出題対象外です(一種のみ)。ただし信用取引・先物取引・オプション取引の基礎的な知識は、各関連科目に含めて出題される場合があります。
3. 必要な学習時間と合格への3つのポイント
初学者が合格に必要な学習時間は、一般的に約50時間〜80時間程度(1日1時間の勉強で約2ヶ月)と言われています。
合格を確実にするための最重要ポイントは以下の3点です。
-
計算問題を捨てない:
計算問題は300点満点のうち約70点を占め、そのほとんどが1問10点の五肢選択方式です。株式の投資指標、債券の4種類の利回り、財務比率の3つは、公式を暗記するだけでなく「分子は1年あたりの儲け、分母は自分が払った金額」といった意味づけまで理解しておくと、本番で公式を思い出せなくなる事故を防げます。 -
数値・期間を正確に覚える:
「受渡しは約定日から起算して3営業日目」「重要事実の公表から12時間」「委託保証金は最低30万円かつ約定代金の30%以上」のように、数値を1つ違えると誤答になる論点が多数あります。似ている数値をまとめて整理し、混同しないようにしましょう。 -
当サイトでの反復演習:
当サイトの厳選480問を繰り返し解き、詳細解説を読むことで知識として定着させ、効率的に得点を上げられます。誤答の数値が「どこを間違えるとその数値になるのか」まで解説しているため、自分の弱点が一目で分かります。
通勤・通学のスキマ時間を活用して、
一発合格をつかみ取りましょう!