わが国の証券取引所における上場株式の普通取引の受渡し(決済)の期日に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- ①約定日から起算して3営業日目に受渡しが行われる
- ②約定日から起算して4営業日目に受渡しが行われる
- ③約定日の当日中に受渡しが行われるのが原則である
- ④約定日から起算して2営業日目に受渡しが行われる
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上場株式の普通取引の受渡しは、約定日から起算して3営業日目に行われます。約定日を1日目として数えるため、約定日の2営業日後にあたり、一般に「T+2」と表記されます(Tは約定日、Trade dateの頭文字)。以前は4営業日目(T+3)でしたが、2019年7月から短縮されました。受渡しまでの期間が短いほど、相手方が決済できなくなるリスク(決済リスク)にさらされる時間が短くなるため、国際的な潮流に合わせて短縮が進められたのです。
他の選択肢が不適切な理由
「約定日から起算して4営業日目に受渡しが行われる」は、短縮前の旧制度(T+3)の内容であり、現在は誤りです。
「約定日の当日中に受渡しが行われるのが原則である」も誤りです。株式の決済には資金と株式の突き合わせが必要で、当日中に完結する仕組みにはなっていません。
「約定日から起算して2営業日目に受渡しが行われる」は、T+1にあたる記述で誤りです。「3営業日目」と「2営業日後」は同じことを指しますが、「2営業日目」は約定日の翌営業日を意味するため別のものになります。
覚え方のポイント
「T+2」と「3営業日目」が同じ意味であることを必ず確認してください。約定日を1日目に含めて数えるのがポイントで、ここを取り違えると権利付最終日の問題でも1日ずれてしまいます。「約定日を1日目と数えて3日目に決済」と口に出して覚えると混乱しません。