問14-6
協会員に内部管理体制の整備が求められている理由について、正しいものはどれか。
- ①顧客からの苦情の件数を減らし、協会への報告の手間を省くためである
- ②他の協会員より有利な条件で取引を行い、収益を確保するためである
- ③法令や諸規則の遵守を徹底させ、適正な営業活動を確保するためである
- ④監督官庁による検査を免除してもらう前提の条件を満たすためである
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正解
③法令や諸規則の遵守を徹底させ、適正な営業活動を確保するためである
解説
証券会社などの協会員は、顧客のお金や有価証券を預かって売買を取り次ぐ立場にあります。担当者一人の判断で不適切な勧誘や事務処理が行われると、顧客が損害を受け、証券市場そのものへの信頼が失われてしまいます。そこで日本証券業協会は「協会員の内部管理責任者等に関する規則」を定め、法令や諸規則を遵守させる業務に従事する役員・従業員の配置、その資格要件、責務などを決めています。同規則の目的も、協会員の内部管理態勢を強化し、適正な営業活動の遂行に資することだと明記されています。つまり内部管理体制は、会社の中に「ブレーキ役」をあらかじめ組み込んでおくための仕組みです。
他の選択肢が不適切な理由
「顧客からの苦情の件数を減らし、協会への報告の手間を省くためである」は誤りです。苦情が減るのは結果にすぎず、目的は事務負担の軽減ではありません。苦情や事故は隠さず報告し、原因を調べて再発を防ぐことが求められます。
「他の協会員より有利な条件で取引を行い、収益を確保するためである」も誤りです。内部管理体制は自社の収益を伸ばすための仕組みではなく、投資者の保護と市場の信頼の確保を目的としています。
「監督官庁による検査を免除してもらう前提の条件を満たすためである」も誤りです。内部管理体制を整えても金融庁・財務局による検査や監督が免除されることはなく、自主規制と行政による監督は並行して行われます。
覚え方のポイント
ここで間違える人が多いのは、内部管理体制を「会社を守るための仕組み」と読んでしまう点です。守る対象は会社ではなく投資者と市場の信頼であり、そのために会社の営業活動に社内から歯止めをかけるのが内部管理体制だと押さえておきましょう。
証券会社などの協会員は、顧客のお金や有価証券を預かって売買を取り次ぐ立場にあります。担当者一人の判断で不適切な勧誘や事務処理が行われると、顧客が損害を受け、証券市場そのものへの信頼が失われてしまいます。そこで日本証券業協会は「協会員の内部管理責任者等に関する規則」を定め、法令や諸規則を遵守させる業務に従事する役員・従業員の配置、その資格要件、責務などを決めています。同規則の目的も、協会員の内部管理態勢を強化し、適正な営業活動の遂行に資することだと明記されています。つまり内部管理体制は、会社の中に「ブレーキ役」をあらかじめ組み込んでおくための仕組みです。
他の選択肢が不適切な理由
「顧客からの苦情の件数を減らし、協会への報告の手間を省くためである」は誤りです。苦情が減るのは結果にすぎず、目的は事務負担の軽減ではありません。苦情や事故は隠さず報告し、原因を調べて再発を防ぐことが求められます。
「他の協会員より有利な条件で取引を行い、収益を確保するためである」も誤りです。内部管理体制は自社の収益を伸ばすための仕組みではなく、投資者の保護と市場の信頼の確保を目的としています。
「監督官庁による検査を免除してもらう前提の条件を満たすためである」も誤りです。内部管理体制を整えても金融庁・財務局による検査や監督が免除されることはなく、自主規制と行政による監督は並行して行われます。
覚え方のポイント
ここで間違える人が多いのは、内部管理体制を「会社を守るための仕組み」と読んでしまう点です。守る対象は会社ではなく投資者と市場の信頼であり、そのために会社の営業活動に社内から歯止めをかけるのが内部管理体制だと押さえておきましょう。