問12-5
企業内容等の開示制度の目的に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ①発行会社の経営内容を秘密にして企業秘密を保護することが目的である
- ②投資者に損失が生じないよう発行会社の将来の業績を保証することが目的である
- ③投資者が自らの判断で投資できるよう必要な情報を提供することが目的である
- ④発行会社が有利な条件で資金を調達できるようにすることが目的である
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正解
③投資者が自らの判断で投資できるよう必要な情報を提供することが目的である
解説
企業内容等の開示制度は、有価証券の発行者に企業の内容や財務の状況を正確に公表させることによって、投資者が自らの判断で投資できる環境を整えることを目的としています。投資者と発行会社の間には情報量に決定的な差があり、投資者が判断材料を持たないまま売買すれば、価格は企業の実態を反映せず、市場は資金の配分機能を果たせません。開示制度は投資判断の材料を等しく与えることによって、自己責任原則の前提を成り立たせているのです。開示された情報が虚偽であれば制度の意味が失われるため、虚偽記載には課徴金や刑事罰、損害賠償責任といった厳しい責任が定められています。
他の選択肢が不適切な理由
「発行会社の経営内容を秘密にして企業秘密を保護することが目的である」は誤りで、開示制度はむしろ情報を公表させる制度です。「投資者に損失が生じないよう発行会社の将来の業績を保証することが目的である」も誤りで、業績や株価を保証する制度ではありません。「発行会社が有利な条件で資金を調達できるようにすることが目的である」も誤りで、発行会社の便宜のための制度ではありません。
覚え方のポイント
開示制度の目的は「情報の格差をなくして自己責任の前提を作ること」です。損失を防ぐ制度ではないという点が、投資者保護の意味を問う問題で繰り返し狙われます。
企業内容等の開示制度は、有価証券の発行者に企業の内容や財務の状況を正確に公表させることによって、投資者が自らの判断で投資できる環境を整えることを目的としています。投資者と発行会社の間には情報量に決定的な差があり、投資者が判断材料を持たないまま売買すれば、価格は企業の実態を反映せず、市場は資金の配分機能を果たせません。開示制度は投資判断の材料を等しく与えることによって、自己責任原則の前提を成り立たせているのです。開示された情報が虚偽であれば制度の意味が失われるため、虚偽記載には課徴金や刑事罰、損害賠償責任といった厳しい責任が定められています。
他の選択肢が不適切な理由
「発行会社の経営内容を秘密にして企業秘密を保護することが目的である」は誤りで、開示制度はむしろ情報を公表させる制度です。「投資者に損失が生じないよう発行会社の将来の業績を保証することが目的である」も誤りで、業績や株価を保証する制度ではありません。「発行会社が有利な条件で資金を調達できるようにすることが目的である」も誤りで、発行会社の便宜のための制度ではありません。
覚え方のポイント
開示制度の目的は「情報の格差をなくして自己責任の前提を作ること」です。損失を防ぐ制度ではないという点が、投資者保護の意味を問う問題で繰り返し狙われます。