ノロウイルスによる感染症・食中毒の予防に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ①冬季に多く発生し、二枚貝などが原因となることがある
- ②嘔吐物の処理には、消毒用アルコールが最も有効である
- ③感染者の便や嘔吐物を介して、人から人へも感染する
- ④二枚貝などは、中心部を85〜90℃で90秒以上加熱する
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保育所における感染症対策ガイドラインは、嘔吐物や排泄物の処理等には塩素系消毒薬(次亜塩素酸ナトリウム・亜塩素酸水)を用いるとしています。ノロウイルスは消毒用アルコールが効きにくいため、嘔吐物の処理にアルコールを用いるのは適切ではありません。次亜塩素酸ナトリウムを用いる場合、嘔吐物や排泄物が付着した箇所には0.1%(1,000ppm)液、それ以外の拭き取りには0.02%(200ppm)液が目安とされています。処理の際は使い捨ての手袋・マスク・エプロンを着け、換気を行います。
他の選択肢が適切な理由
・冬季に多く、二枚貝が原因:正しい記述です。ノロウイルスによる食中毒は冬季に多く、カキなどの二枚貝が原因となることがあります。
・人から人への感染:正しい記述です。感染者の便や嘔吐物に含まれるウイルスが、手指やドアノブなどを介して口に入ることで感染が広がります。
・85〜90℃で90秒以上:正しい記述です。大量調理施設衛生管理マニュアルは、加熱調理食品は中心部が75℃で1分間以上(二枚貝等ノロウイルス汚染のおそれのある食品の場合は85〜90℃で90秒間以上)加熱されていることを確認するとしています。
【覚え方のポイント】
ノロウイルスは「冬・二枚貝・人から人へ・85〜90℃で90秒以上・消毒は塩素系」と覚えましょう。石けんと流水による丁寧な手洗いが予防の基本です。