乳児院の役割に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ①乳幼児の基本的な養育に加え、被虐待児や病児・障害児への対応、保護者支援や退院後の援助も行う。
- ②乳児を入院させて養育する施設であり、退院した者への相談その他の援助は目的に含まれていない。
- ③保護者の就労中の昼間だけ乳幼児を預かる施設であり、夜間は保護者のもとで過ごすことを原則とする。
- ④18歳に達するまでの児童を長期的に養育し、高校卒業後の就職支援までを一貫して行う施設である。
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乳児院は、乳児(特に必要がある場合は幼児を含む)を入院させて養育し、あわせて退院した者について相談その他の援助を行う施設です(児童福祉法第37条)。24時間体制の生活の場で乳幼児の基本的な養育を担うだけでなく、虐待を受けた子ども、病気や障害のある子どもなど専門的な養育が必要な乳幼児への対応、家庭復帰に向けた保護者への支援、退院後のアフターケア、里親委託の推進や里親支援、地域の子育て支援など、多くの役割を担っています。乳児院には、小児科の診療に経験のある医師又は嘱託医、看護師、個別対応職員、家庭支援専門相談員などが置かれます。
他の選択肢が不適切な理由
・退院者への援助は目的外:第37条は「あわせて退院した者について相談その他の援助を行う」ことを目的に含めています。また、特に必要がある場合は幼児も対象です。
・昼間だけ預かる:これは保育所などの通所型の説明です。乳児院は入所(入院)して生活する施設です。
・18歳まで養育し就職支援まで:これは児童養護施設の役割に近い説明で、乳児院の対象は主に乳幼児です。
【覚え方のポイント】
乳児院は「乳幼児の命を守る専門的養育」「保護者支援と家庭復帰」「アフターケア」「里親支援」の4つの役割。乳児期は発達と健康の変化が大きいため、医師・看護師の配置が手厚い点も特徴です。