1965年、ユネスコの成人教育推進国際委員会において「生涯教育」の考え方を提唱した人物はだれか。
- ①ラングラン
- ②ハッチンス
- ③イリッチ
- ④フレイレ
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フランスの教育思想家ラングランは、1965年、ユネスコの成人教育推進国際委員会で「生涯教育」の考え方を提唱しました。社会や技術が急速に変化する時代には、学校で学んだことだけでは生涯を通して生きていくことが難しくなります。そのため、教育を人生の初期の学校教育に限定せず、生涯にわたって統合された形で提供されるべきだと考えたのです。
この考え方は世界に広がり、日本でも臨時教育審議会(1984〜1987年)による「生涯学習体系への移行」の提言や、平成2年(1990年)の生涯学習振興法(生涯学習の振興のための施策の推進体制等の整備に関する法律)の制定、平成18年の教育基本法改正での「生涯学習の理念」(第3条)の新設などにつながっています。
他の選択肢が不適切な理由
・ハッチンス:アメリカの教育学者で、すべての人が生涯を通して学ぶことができる「学習社会」の考え方を提唱しました。
・イリッチ:『脱学校の社会』を著し、学校制度が学びを独占している現状を批判しました。
・フレイレ:ブラジルの教育学者で、『被抑圧者の教育学』を著し、知識を一方的に預け入れる「銀行型教育」を批判しました。
【覚え方のポイント】
生涯学習の流れは「ラングラン(1965年・ユネスコ・生涯教育)」「ハッチンス(学習社会)」「OECD(リカレント教育)」「ドロール報告(1996年・学習の4本柱)」。人物と機関をセットで覚えましょう。