問11-13
日本証券業協会の「協会員の投資勧誘、顧客管理等に関する規則」が定める取引開始基準に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- ①取引開始基準を定めるべき取引は信用取引に限られ、有価証券関連デリバティブ取引等は対象外である。
- ②取引開始基準は協会が一律の数値を示しており、協会員が独自にその内容を定めることはできない。
- ③協会員は対象となる取引ごとに取引開始基準を定め、これに適合した顧客と当該取引の契約を締結する。
- ④取引開始基準の要素は顧客の投資経験に限られ、協会員が預かっている資産の状況は含められない。
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正解
③協会員は対象となる取引ごとに取引開始基準を定め、これに適合した顧客と当該取引の契約を締結する。
解説
協会規則は、価格変動が大きい取引や換金しにくい商品について、協会員自身があらかじめ取引開始基準を定め、その基準に適合した顧客との間でのみ契約を締結するよう求めている。
誰にでも入り口を開くのではなく、顧客の知識や資力に見合った範囲へ取引を絞ることで、想定外の損失から投資者を守る趣旨である。
基準の内容は、顧客の投資経験、協会員が預かっている資産その他各協会員が必要と認める事項について定めることとされている。
他の選択肢が誤りである理由
対象は信用取引だけでなく、有価証券関連デリバティブ取引等、特定店頭デリバティブ取引等、店頭取扱有価証券の取引、株主コミュニティ銘柄の取引なども含まれるため、信用取引に限るとする記述は誤り。
基準の内容は各協会員が自ら定めるもので、協会が一律の数値を示しているわけではない。
預り資産の状況も基準の要素として規則に明示されており、投資経験のみとする記述も誤り。
覚え方のポイント
取引開始基準は「契約を結ぶ入り口の基準」、勧誘開始基準は「勧誘を始めてよいかの基準」と整理すると混同しない。
どちらも協会員自身が定め、協会が数値を決めるものではない点が共通する。
協会規則は、価格変動が大きい取引や換金しにくい商品について、協会員自身があらかじめ取引開始基準を定め、その基準に適合した顧客との間でのみ契約を締結するよう求めている。
誰にでも入り口を開くのではなく、顧客の知識や資力に見合った範囲へ取引を絞ることで、想定外の損失から投資者を守る趣旨である。
基準の内容は、顧客の投資経験、協会員が預かっている資産その他各協会員が必要と認める事項について定めることとされている。
他の選択肢が誤りである理由
対象は信用取引だけでなく、有価証券関連デリバティブ取引等、特定店頭デリバティブ取引等、店頭取扱有価証券の取引、株主コミュニティ銘柄の取引なども含まれるため、信用取引に限るとする記述は誤り。
基準の内容は各協会員が自ら定めるもので、協会が一律の数値を示しているわけではない。
預り資産の状況も基準の要素として規則に明示されており、投資経験のみとする記述も誤り。
覚え方のポイント
取引開始基準は「契約を結ぶ入り口の基準」、勧誘開始基準は「勧誘を始めてよいかの基準」と整理すると混同しない。
どちらも協会員自身が定め、協会が数値を決めるものではない点が共通する。