証券外務員一種とは?
合格に必要な全知識
証券外務員(正式には「一種外務員資格試験」)は、金融商品取引業者に所属して有価証券の勧誘や販売を行うために必要となる資格です。
証券会社・銀行・保険会社などに入社すると取得が求められることが多く、金融業界で働くうえでの入口となる資格といえます。
ここでは、試験の全体像と、限られた時間で合格するための要点を整理します。
1. 受験資格と受験形式
受験に必要な学歴・実務経験などの条件はなく、どなたでも受験できます。試験は次の形式で行われます。
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■ パソコンによる受験(CBT方式):
全国のテストセンターで、ほぼ毎日・自分の都合のよい日時に受験できます。
出題も解答もパソコンの画面上で行い、操作はマウスを使います。合否はその場で分かります。 -
■ 再受験の待機期間:
何度でも受験できますが、再受験には待機期間があります。2回目の受験は前回の受験日の翌日から起算して30日目以降、3回目以降の受験は直前の受験日の翌日から起算して60日目以降でなければ受けられません。
受け直しの機会がすぐには来ないため、1回で仕上げる前提で準備することをおすすめします。
2. 出題数・配点と合格ライン
試験時間は2時間40分、出題は合計100問です。○×方式が70問(1問2点)、五肢選択方式が30問(1問10点)で、440点満点となります。
合格ラインは7割にあたる308点以上です。科目ごとの足切りはありませんが、合格に必要な得点率そのものが高いため、苦手分野を残したままでは届きません。
特に注意したいのは配点の偏りです。問題数では○×方式が7割を占めますが、配点では五肢選択方式の300点が全体の約68%を占めます。五肢選択で問われる計算問題を落とすと、○×をいくら積み上げても取り返せません。
出題範囲(日本証券業協会が示す3つの区分)
- 法令・諸規則: 金融商品取引法、勧誘・販売に関係する法律、協会定款・諸規則、取引所定款・諸規則
- 商品業務: 株式業務、債券業務、投資信託及び投資法人に関する業務、付随業務、デリバティブ取引
- 関連科目: 証券市場の基礎知識、株式会社法概論、経済・金融・財政の常識、財務諸表と企業分析、証券税制、セールス業務
二種との違い=一種で新たに加わる範囲
- デリバティブ取引(最重要): 先物取引、オプション取引、スワップ取引、特定店頭デリバティブ取引
- 信用取引: 制度信用と一般信用の違い、委託保証金と追証の計算、決済と権利処理
3. 必要な学習時間と合格への3つのポイント
初学者が合格に必要な学習時間は、約80時間〜100時間程度(1日1時間半の学習で約2ヶ月)が一つの目安です。これは当サイトの整理による目安であり、試験実施機関が公表している数値ではありません。必要な時間は、金融の実務経験の有無や二種の取得状況によって大きく変わります。二種を取得済みの方であれば、追加分の学習で足りることも多くあります。
合格を確実にするための最重要ポイントは以下の3点です。
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デリバティブと信用取引を捨てない:
一種で新たに加わるこの2分野は、多くの受験者が苦手にする一方で、五肢選択の計算問題として高い配点で出題されます。ここを避けると7割に届きません。当サイトでは、この2分野だけで110問を用意しています。 -
計算は「手順」で覚える:
本試験では電卓を使えず、画面上で筆算に相当する処理を求められます。答えの数字を暗記しても意味がありません。当サイトの解説では計算問題の途中式をすべて示しているので、手順そのものを再現できるようになります。 -
当サイトでの反復演習:
法令分野は、数値要件(50名、5%、3分の1、5営業日など)と例外規定の取り違えで失点しがちです。当サイトの620問を繰り返し解き、間違えた問題の復習機能で弱点を潰していくことで、確実に得点を積み上げられます。
通勤・通学のスキマ時間を活用して、
一発合格をつかみ取りましょう!