2026年版・3-2

屋根・外壁・防水の一問一答

賃貸不動産経営管理士試験「賃貸住宅の維持保全」から、屋根・外壁・防水に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全580問) 賃貸住宅の維持保全の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-2

建物の屋根の形状に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①陸屋根は急勾配の屋根形状を指す用語であり、共同住宅の屋上を有効利用する目的では採用されない
  • ②勾配屋根は雨水が滞留しやすい形状であるとされるため、陸屋根よりも防水層の劣化が早く進行する傾向がある
  • ③陸屋根は勾配がほとんどない平らな屋根であるため、屋上を利用できる一方、防水層の管理が特に重要となる
  • ④陸屋根には防水層を設ける必要がなく、コンクリートスラブ自体の水密性のみで雨水の浸入を防止している
答えと解説を見る
正解 ③陸屋根は勾配がほとんどない平らな屋根であるため、屋上を利用できる一方、防水層の管理が特に重要となる
解説
陸屋根は勾配がほとんどない平らな屋根形状で、屋上をバルコニーや設備スペース等に利用できる利点がある一方、雨水が滞留しやすいため防水層の維持管理が特に重要となる。

他の選択肢が不適切な理由
陸屋根は平らな屋根を指す用語であり、急勾配の屋根形状とする説明は定義自体が誤りである。雨水が滞留しやすいのは勾配のない陸屋根の方であり、勾配屋根の方が劣化が早いとする説明は事実と逆で誤りである。またコンクリートスラブ自体には十分な水密性がなく、陸屋根には防水層の施工が不可欠であるため、防水層が不要とする説明も誤りである。
問23-2

建物の外壁仕上げ材に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①モルタル塗りはタイル張りと比較してひび割れが生じにくく、メンテナンスがほとんど不要な仕上げ材である
  • ②窯業系サイディングは主として金属板を成形した板材であり、裏面に断熱材を張り付けた外壁材である
  • ③タイル張りの外壁は、施工後にひび割れや浮きが生じることのない、恒久的にメンテナンスフリーの仕上げである
  • ④タイル張りは意匠性・耐久性に優れる一方、経年で浮きや剥落が生じることがあり、定期的な点検が必要である
答えと解説を見る
正解 ④タイル張りは意匠性・耐久性に優れる一方、経年で浮きや剥落が生じることがあり、定期的な点検が必要である
解説
タイル張りは意匠性や耐久性に優れる仕上げ材だが、経年により下地との付着力が低下し浮きや剥落が生じることがあるため、打診調査等による定期的な点検が必要である。

他の選択肢が不適切な理由
モルタル塗りは乾燥収縮等によりひび割れが生じやすい仕上げであり、ひび割れが生じにくくメンテナンスがほとんど不要とする説明は誤りである。窯業系サイディングはセメントと繊維質等を主原料として板状に成形した外壁材であり、金属板を成形し裏面に断熱材を張り付けたものは金属系サイディングであるため、この説明も誤りである。またタイル張りも経年により浮きや剥落が生じうる仕上げであり、恒久的にメンテナンスフリーとする説明も誤りである。
問33-2

屋上防水工法のうちアスファルト防水に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①溶融したアスファルトとアスファルトルーフィングを積層して防水層を形成する工法で、防水性能や耐久性に優れる
  • ②アスファルト防水は、液状の防水材を刷毛やローラーで塗り重ねて防水層を形成する工法であり、シート状の材料は用いない
  • ③アスファルト防水は他の防水工法と比べて施工時の臭気や煙がほとんど発生せず、居住中の建物に適した工法である
  • ④アスファルト防水は軽量な工法であるため、建物の構造体にかかる荷重をほとんど考慮する必要がない工法である
答えと解説を見る
正解 ①溶融したアスファルトとアスファルトルーフィングを積層して防水層を形成する工法で、防水性能や耐久性に優れる
解説
アスファルト防水は、溶融したアスファルトとアスファルトルーフィング(シート状材料)を交互に積層して防水層を形成する工法であり、防水性能や耐久性に優れる代表的な工法である。

他の選択肢が不適切な理由
液状材料を塗り重ねてシート材を用いない工法は塗膜防水の説明であり、アスファルト防水の説明としては誤りである。アスファルト防水は熱工法の場合に施工時の臭気や煙が生じやすく、居住中の建物には配慮が必要な工法であるため、臭気や煙がほとんど発生しないとする説明は誤りである。またアスファルト防水は比較的重量のある工法であり、構造体への荷重を考慮する必要がないとする説明も誤りである。
問43-2

屋上防水工法のうちシート防水に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①シート防水は、溶融アスファルトを用いて複数層のルーフィングを積層する工法の別名である
  • ②合成ゴム系や塩化ビニル樹脂系等のシートを下地面に張り付けて防水層を形成する工法である
  • ③シート防水は下地の形状によらず、複雑な部位でも継ぎ目なく防水層を形成できる工法である
  • ④シート防水は塗膜防水とは異なり、紫外線による劣化がほとんど生じないとされる工法である
答えと解説を見る
正解 ②合成ゴム系や塩化ビニル樹脂系等のシートを下地面に張り付けて防水層を形成する工法である
解説
シート防水は合成ゴム系や塩化ビニル樹脂系等のシート状の材料を下地に張り付けて防水層を形成する工法であり、比較的施工が簡便で工期を短縮しやすい特徴がある。

他の選択肢が不適切な理由
溶融アスファルトによる積層工法はアスファルト防水の説明であり、シート防水の別名とする説明は誤りである。シート防水はシート同士の接合部に継ぎ目が生じるため、複雑な形状の部位でも継ぎ目なく一体の防水層を形成できるとする説明は誤りである。またシート防水も紫外線等の影響で経年劣化が生じうる工法であり、劣化がほとんど生じないとする説明も誤りである。
問53-2

屋上防水工法のうち塗膜防水に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①塗膜防水はシート状の材料を貼り合わせる工法であり、複雑な形状の部位への施工には適さない
  • ②塗膜防水は他の防水工法と異なり、下地の乾燥状態や気象条件が施工品質に影響を及ぼすことはない
  • ③ウレタンゴム系等の液状材料を塗布し硬化させることで、継ぎ目のない防水層を形成する工法である
  • ④塗膜防水は一度施工すれば、経年による塗膜の劣化や膨れがほとんど生じることのない工法である
答えと解説を見る
正解 ③ウレタンゴム系等の液状材料を塗布し硬化させることで、継ぎ目のない防水層を形成する工法である
解説
塗膜防水はウレタンゴム系等の液状材料を下地に塗布し硬化させることで防水層を形成する工法で、継ぎ目のない防水層を作れるため複雑な形状の部位にも適用しやすい特徴がある。

他の選択肢が不適切な理由
シート状材料を貼り合わせる工法はシート防水の説明であり、複雑な形状への施工に適さないとする説明も塗膜防水の実際の利点と逆であり誤りである。塗膜防水は下地の乾燥状態や気象条件によって硬化・接着の品質が左右されるため、これらの影響を受けないとする説明は誤りである。また塗膜防水も経年により塗膜の劣化や膨れが生じることがあり、生じることのない工法とする説明も誤りである。
問63-2

鉄筋コンクリート造建物の外壁に生じるひび割れに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①外壁に生じるひび割れは、その原因や幅にかかわらず、建物の構造耐力に影響を及ぼすことはほとんどないと解されている
  • ②ひび割れは発生した時点で直ちに構造体の崩壊につながる兆候であり、建物全体を即座に使用禁止とすべきである
  • ③コンクリートのひび割れは経年によって自然に閉じていく性質を持つため、補修工事は一般的に不要とされている
  • ④ひび割れの幅や発生方向、発生時期を調べることで、乾燥収縮や構造的要因など原因推定に役立てることができる
答えと解説を見る
正解 ④ひび割れの幅や発生方向、発生時期を調べることで、乾燥収縮や構造的要因など原因推定に役立てることができる
解説
ひび割れの幅・発生方向・発生時期等を調査することで、乾燥収縮によるものか構造的な要因によるものかなど、発生原因の推定に役立てることができるため、外壁調査における重要な着眼点となる。

他の選択肢が不適切な理由
ひび割れの原因によっては構造耐力に影響を及ぼす場合もあり、ほとんど影響を及ぼさないとする説明は誤りである。多くのひび割れは直ちに崩壊につながるものではなく、原因を調査した上で対応を判断すべきであり、発見時に即座に建物全体を使用禁止とすべきとする説明も過大である。またコンクリートのひび割れは自然に閉じる性質を持たず、放置すれば劣化が進行するおそれがあるため、補修が一般に不要とする説明も誤りである。
問73-2

コンクリートやモルタルの表面に生じる白華現象(エフロレッセンス)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①コンクリート中の水酸化カルシウム等の成分が水に溶け出し、表面で炭酸化して白色の物質として析出する現象である
  • ②白華現象は、コンクリート内部の鉄筋が腐食して膨張することにより、コンクリート表面が白く変色する現象である
  • ③白華現象はコンクリートの中性化が完了したことを示す現象であり、以後は内部の鉄筋が腐食しなくなることを意味する
  • ④白華現象はタイルやモルタルの表面に生じるものであり、内部への水の浸入とは無関係に発生する現象である
答えと解説を見る
正解 ①コンクリート中の水酸化カルシウム等の成分が水に溶け出し、表面で炭酸化して白色の物質として析出する現象である
解説
白華現象は、コンクリート中の水酸化カルシウム等が水に溶け出して表面ににじみ出し、空気中の二酸化炭素と反応して炭酸化することで白色の物質として析出する現象である。

他の選択肢が不適切な理由
鉄筋の腐食・膨張によって生じるのは主に錆汁の付着やひび割れであり、白華現象とは異なる現象であるため誤りである。白華現象は中性化の完了を示すものではなく、むしろ中性化が進行すると鉄筋を保護するアルカリ性が失われて腐食が生じやすくなるため、以後鉄筋が腐食しなくなるという説明も誤りである。また白華現象はひび割れや目地等から浸入した水が内部を移動して表面に達することで生じるものであり、水の浸入と無関係に発生するという説明も誤りである。
問83-2

外壁タイルの浮きや剥離の点検・調査に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①タイルの浮きは目視のみで確実に判定できるため、打診調査等の器具を用いた調査は実施する必要がないといえる
  • ②タイルの浮きを調べる方法として、ハンマーでタイル面を叩き、音の違いで浮きの有無を判定する打診調査がある
  • ③タイルの浮きは経年により生じることはめったになく、施工直後に生じる場合を除き点検の対象とする必要はない
  • ④タイルの浮きの調査に赤外線装置を用いることは認められず、打診による方法が唯一の調査方法である
答えと解説を見る
正解 ②タイルの浮きを調べる方法として、ハンマーでタイル面を叩き、音の違いで浮きの有無を判定する打診調査がある
解説
タイルの浮きの調査方法として、打診用のハンマー等でタイル表面を叩き、健全な部分との音の違いによって浮きの有無を判定する打診調査があり、目視だけでは判別が難しい浮きの発見に役立つ。

他の選択肢が不適切な理由
タイルの浮きは目視のみでは正確に判定できない場合が多く、打診調査等の器具を用いた調査を要しないとする説明は誤りである。タイルの浮きは施工直後だけでなく、下地との付着力低下等により経年でも生じるため、施工直後を除き点検不要とする説明も誤りである。また外壁の調査方法としては打診のほか、打診と同等以上の精度を有する赤外線装置を用いた調査も認められているため、打診が唯一の調査方法とする説明も誤りである。
問93-2

外壁の目地等に施工されるシーリング材(コーキング材)の劣化に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①シーリング材は一度施工すれば半永久的に性能を維持するため、打ち替え等のメンテナンスは不要である
  • ②シーリング材の劣化は建物の防水性能に影響を及ぼすことがなく、あくまで美観上の問題にとどまる
  • ③シーリング材は紫外線や気象条件等の影響により経年で弾性が低下し、ひび割れや剥離が生じることがある
  • ④シーリング材はコンクリートやタイルと同様の耐用年数を持つ材料であり、これらと同時期の更新が前提である
答えと解説を見る
正解 ③シーリング材は紫外線や気象条件等の影響により経年で弾性が低下し、ひび割れや剥離が生じることがある
解説
シーリング材は紫外線や気象条件等の影響を受けて経年で弾性が低下し、ひび割れや剥離といった劣化が生じることがあるため、外壁の目地等では打ち替え等の定期的なメンテナンスが必要となる。

他の選択肢が不適切な理由
シーリング材は経年劣化する材料であり、半永久的に性能を維持しメンテナンスが不要とする説明は誤りである。シーリング材の劣化は目地からの雨水浸入等、防水性能の低下にもつながるため、美観上の問題にとどまるとする説明も誤りである。またシーリング材の耐用年数はコンクリートやタイルよりも短いのが一般的であり、これらと同時期の更新を前提とする説明も誤りである。
問103-2

屋上防水層の維持管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①屋上防水層は一度施工すれば経年による性能低下が生じないため、定期点検の対象から除外して差し支えない
  • ②屋上に設置されたドレン(排水口)の清掃は防水性能とは無関係であり、点検項目に含める必要はない
  • ③屋上防水層の劣化の兆候は基本的に室内側の雨漏りとして現れるとされるため、屋上での目視点検を行う必要はない
  • ④防水層の劣化を放置すると建物内部へ漏水するおそれがあるため、定期的な点検と適切な時期の改修が重要である
答えと解説を見る
正解 ④防水層の劣化を放置すると建物内部へ漏水するおそれがあるため、定期的な点検と適切な時期の改修が重要である
解説
屋上防水層は経年劣化により防水性能が低下し、放置すると建物内部への漏水につながるおそれがあるため、定期的な点検を行い適切な時期に補修・改修を実施することが重要である。

他の選択肢が不適切な理由
防水層は紫外線や気象条件等により経年で性能が低下するため、定期点検の対象から除外してよいとする説明は誤りである。ドレンが詰まると雨水が屋上に滞留し防水層の劣化を早める要因となるため、ドレンの清掃が防水性能と無関係とする説明も誤りである。また防水層の劣化の兆候は室内への漏水として現れる前に屋上表面の異常として現れることも多く、屋上での目視点検が不要とする説明も誤りである。

賃貸不動産経営管理士試験の対策問題(全580問)に戻る

※本ページはアクセス解析のためCookieを利用し、その情報を外部(Google)へ送信しています。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。