2026年版・1-7

管理業者の禁止行為・業務処理の原則・帳簿備付・標識掲示の一問一答

賃貸不動産経営管理士試験「賃貸住宅管理業法」から、管理業者の禁止行為・業務処理の原則・帳簿備付・標識掲示に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全580問) 賃貸住宅管理業法の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-7

賃貸住宅管理業法第10条が定める「業務処理の原則」の内容を述べたものとして、最も適切なものはどれか。

  • ①賃貸住宅管理業者は、信義を旨とし、誠実にその業務を行わなければならない。
  • ②賃貸住宅管理業者は、事務所ごとに業務管理者を選任しなければならない。
  • ③賃貸住宅管理業者は、受領した家賃等を固有財産と分別して管理しなければならない。
  • ④賃貸住宅管理業者は、正当な理由なく業務上知り得た秘密を漏らしてはならない。
答えと解説を見る
正解 ①賃貸住宅管理業者は、信義を旨とし、誠実にその業務を行わなければならない。
解説
第10条は「賃貸住宅管理業者は、信義を旨とし、誠実にその業務を行わなければならない」と定める規定であり、賃貸住宅管理業のあらゆる業務運営の基本理念にあたる。委託者だけでなく入居者を含む関係者全体との関係で誠実な対応が求められる。

他の選択肢が不適切な理由
事務所ごとに業務管理者を選任しなければならないとする内容は第12条が定める業務管理者の選任義務である。受領した家賃等を固有財産と分別して管理しなければならないとする内容は第16条の分別管理の規定である。正当な理由なく業務上知り得た秘密を漏らしてはならないとする内容は第21条の秘密保持義務である。いずれも法律上正しい内容ではあるが、第10条が定める業務処理の原則そのものではない。
問21-7

賃貸住宅管理業者Xが行った次の行為のうち、賃貸住宅管理業法第10条の業務処理の原則に照らして最も問題があると考えられるものはどれか。

  • ①Xは、入居者からの水漏れの連絡を放置し、確認せず一週間対応しなかった。
  • ②Xは、委託者からの求めに応じ、管理業務の状況を毎月定期的に報告している。
  • ③Xは、退去立会いの記録を写真に残し、原状回復費用の根拠を委託者へ説明した。
  • ④Xは、修繕業者の選定にあたり、複数社から見積もりを取って比較検討した。
答えと解説を見る
正解 ①Xは、入居者からの水漏れの連絡を放置し、確認せず一週間対応しなかった。
解説
緊急性を確認せず水漏れの連絡を長期間放置する行為は、入居者の安全や建物の維持に直結する事項への対応を怠るものであり、信義誠実な業務処理とはいえず、業務処理の原則に反すると評価され得る。

他の選択肢が不適切な理由
定期的な報告、原状回復費用の根拠の説明、複数社見積もりによる比較検討は、いずれも誠実かつ適正な業務運営の具体例であり、業務処理の原則に沿った行動である。
問31-7

賃貸住宅管理業法第11条が禁止する「名義貸し」の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①賃貸住宅管理業者が、自己の名義を用いて他人に賃貸住宅管理業を営ませることをいう。
  • ②賃貸住宅管理業者が、他の登録業者と共同で一つの管理受託契約を締結することをいう。
  • ③賃貸住宅管理業者が、業務の一部を登録を受けた別の管理業者に再委託することをいう。
  • ④賃貸住宅管理業者が、自社の従業員に対して代表者印の使用を許可することをいう。
答えと解説を見る
正解 ①賃貸住宅管理業者が、自己の名義を用いて他人に賃貸住宅管理業を営ませることをいう。
解説
名義貸しとは、賃貸住宅管理業者が自己の登録名義を用いて、実質的には無登録の他人にその名義で賃貸住宅管理業を営ませる行為をいい、第11条により禁止されている。無登録営業の規制を実質的に潜脱する行為であるため厳しく規制される。

他の選択肢が不適切な理由
共同受託は名義貸しとは異なる概念である。再委託は第15条で別途規律される行為であり名義貸しとは区別される。社内での印章使用許可も、他人に営業主体としての地位を与える名義貸しとは無関係である。
問41-7

次の記述のうち、賃貸住宅管理業法第11条の名義貸しの禁止に違反すると考えられるものはどれか。

  • ①登録のないYが、賃貸住宅管理業者Xの登録名義を用い自己の計算で業務を営んでいた。
  • ②賃貸住宅管理業者Xが、自社の従業員Yに管理受託契約の締結交渉を担当させていた。
  • ③賃貸住宅管理業者Xが、委託者の承諾を得て、清掃業務のみを専門業者Yに再委託していた。
  • ④賃貸住宅管理業者Xが、業務管理者としてYを事務所ごとに1名以上選任していた。
答えと解説を見る
正解 ①登録のないYが、賃貸住宅管理業者Xの登録名義を用い自己の計算で業務を営んでいた。
解説
無登録のYが登録業者Xの名義を借りて自己の計算で賃貸住宅管理業を営むことは、まさに名義貸しの典型例であり、第11条に違反する。実質的な営業主体が無登録である点が問題の核心となる。

他の選択肢が不適切な理由
従業員に交渉を担当させること、承諾を得た一部業務の再委託、業務管理者の適正な選任は、いずれも名義貸しには該当しない適法な業務運営の一場面である。
問51-7

賃貸住宅管理業者が委託者から委託を受けた管理業務の再委託に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①管理業務の全部を一括して他の者に再委託することは、認められていない。
  • ②管理業務の全部の一括再委託も、委託者の書面による承諾があれば認められる。
  • ③管理業務の一部の再委託は、他の賃貸住宅管理業者に対してのみ認められる。
  • ④管理業務の全部の一括再委託は、国土交通大臣へ届け出れば認められる。
答えと解説を見る
正解 ①管理業務の全部を一括して他の者に再委託することは、認められていない。
解説
第15条は、賃貸住宅管理業者が委託者から委託を受けた管理業務の全部を他の者に再委託することを禁止している。管理業務を複数の者に分割して再委託し、自らは管理業務を一切行わない場合も同条違反となる。管理業者自身が主体的に業務を遂行すべきであるという趣旨に基づく規制である。

他の選択肢が不適切な理由
委託者の書面による承諾があれば全部の一括再委託が認められるとする点は誤りで、承諾の有無にかかわらず全部の一括再委託は禁止される。一部の再委託が他の賃貸住宅管理業者に対してのみ認められるとする点も誤りで、再委託先は賃貸住宅管理業者である必要はない(ただし元の管理業者が再委託先の業務について責任を負い、指導監督を行う必要がある)。国土交通大臣への届出により全部の一括再委託が認められるとする点も、そのような手続は法令上定められていない。
問61-7

賃貸住宅管理業者が管理業務の一部を第三者に再委託するために必要な要件として、最も適切なものはどれか。

  • ①管理受託契約において、再委託を行うことができる旨の定めがあること。
  • ②再委託先の事業者が、賃貸住宅管理業の登録を受けている者であること。
  • ③再委託について、あらかじめ国土交通大臣の承認を受けていること。
  • ④再委託を行うたびに、その内容を国土交通大臣へ届け出ること。
答えと解説を見る
正解 ①管理受託契約において、再委託を行うことができる旨の定めがあること。
解説
管理業務の一部を再委託するには、あらかじめ管理受託契約において再委託を可能とする旨の定めを置いておく必要がある。委託者が再委託の可能性を認識した上で契約を結ぶことが前提とされており、再委託期間中は元の賃貸住宅管理業者が責任をもって再委託先の指導監督を行わなければならない。

他の選択肢が不適切な理由
再委託先が賃貸住宅管理業の登録を受けた業者であることは要件とされていない(再委託先は賃貸住宅管理業者である必要はないが、登録拒否要件に該当しない事業者に再委託することが望ましいとされる)。国土交通大臣の承認を受けることや、再委託の内容を国土交通大臣へ届け出ることも、いずれも一部再委託の要件として法令上求められていない。
問71-7

賃貸住宅管理業法第17条が定める証明書の携帯等に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①使用人その他の従業者は、関係者から請求があったときは証明書を提示しなければならない。
  • ②使用人その他の従業者のうち、内部管理事務のみに従事する者にも証明書の携帯義務が及ぶ。
  • ③証明書の携帯義務は、各事務所ごとに選任された業務管理者に限って課されるものである。
  • ④証明書の携帯義務は、家賃等の金銭を受領する業務に従事する場合に限って課される。
答えと解説を見る
正解 ①使用人その他の従業者は、関係者から請求があったときは証明書を提示しなければならない。
解説
第17条第1項は、賃貸住宅管理業者に対し、業務に従事する使用人その他の従業者へ証明書を携帯させなければその者を業務に従事させてはならないと定める。同条第2項は、その使用人その他の従業者が業務を行うに際し、委託者その他の関係者から請求があったときは証明書を提示しなければならないと定めている。これにより業務に従事する者の身分の適正性を外部から確認できるようにしている。

他の選択肢が不適切な理由
内部管理事務のみに従事する者にも携帯義務が及ぶとする点は誤りで、賃貸住宅管理業者と直接の雇用関係にあっても内部管理事務に限って従事する者には携帯義務がないとされている。業務管理者に選任された者に限られるとする点や、家賃等の金銭を受領する業務に限られるとする点も、賃貸住宅管理業に従事する者を広く対象とする同条の内容と異なる。
問81-7

賃貸住宅管理業法第18条が定める帳簿の備付け等に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①事務所ごとに帳簿を備え付け、各事業年度末の閉鎖後5年間保存しなければならない。
  • ②事務所ごとに帳簿を備え付け、その記載をした日から3年間これを保存すれば足りる。
  • ③主たる事務所において帳簿を一括して備え付ければ、他の事務所では備付けを要しない。
  • ④帳簿の記載に代えて電子計算機のファイルへ記録することは認められていない。
答えと解説を見る
正解 ①事務所ごとに帳簿を備え付け、各事業年度末の閉鎖後5年間保存しなければならない。
解説
賃貸住宅管理業者は営業所又は事務所ごとに業務に関する帳簿を備え付け、委託者ごとに管理受託契約の締結年月日、対象となる賃貸住宅、受託した管理業務の内容、報酬の額等を記載しなければならない。帳簿は各事業年度の末日をもって閉鎖するものとされ、閉鎖後5年間保存することが求められている。

他の選択肢が不適切な理由
記載した日から3年間の保存で足りるとする点は、閉鎖後5年間という保存期間と異なる。主たる事務所のみへの一括備付けは、営業所又は事務所ごとの備付け義務に反する。帳簿の記載に代えて電子計算機のファイル等へ記録することは、必要に応じて明確に紙面へ表示できる場合には認められており、禁止されていない。
問91-7

賃貸住宅管理業法第19条が定める標識の掲示に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①事務所ごとに、公衆の見やすい場所へ国土交通省令で定める様式の標識を掲げる。
  • ②事務所ごとに、その従業者だけが確認できる場所へ所定の様式の標識を掲示する。
  • ③主たる事務所にのみ標識を掲げれば足り、他の事務所には掲げなくてよい。
  • ④標識の様式は、賃貸住宅管理業者が自社の裁量で定めることができる。
答えと解説を見る
正解 ①事務所ごとに、公衆の見やすい場所へ国土交通省令で定める様式の標識を掲げる。
解説
第19条は、賃貸住宅管理業者に対し、営業所又は事務所ごとに、公衆の見やすい場所へ国土交通省令で定める様式の標識を掲げることを義務づけている。これにより、その事務所が登録を受けた賃貸住宅管理業者のものであることを外部から確認できるようにしている。

他の選択肢が不適切な理由
従業者だけが確認できる場所へ掲げるとする点は、公衆の見やすい場所へ掲げるという要件を満たしていない。主たる事務所のみへの掲示は、事務所ごとの掲示義務に反する。標識の様式を自社の裁量で定めることができるとする点も、国土交通省令で様式が定められている点と異なる。
問101-7

賃貸住宅管理業者の事務所に関する規制のうち、「事務所ごと」に義務が課されるものの組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

  • ①帳簿の備付け及び標識の掲示は、いずれも各事務所ごとに義務づけられている。
  • ②帳簿の備付けは事務所ごとに必要だが、標識の掲示は主たる事務所のみでよい。
  • ③標識の掲示は事務所ごとに必要だが、帳簿の備付けは主たる事務所のみでよい。
  • ④帳簿の備付けと標識の掲示は、いずれも主たる事務所のみに義務づけられている。
答えと解説を見る
正解 ①帳簿の備付け及び標識の掲示は、いずれも各事務所ごとに義務づけられている。
解説
第18条の帳簿の備付けと第19条の標識の掲示は、いずれも賃貸住宅管理業者の事務所ごとに義務づけられており、主たる事務所に限定されるものではない。事務所単位で業務の適正性と透明性を確保する趣旨である。

他の選択肢が不適切な理由
帳簿と標識のいずれか一方だけを事務所ごとの義務とする組み合わせや、両方とも主たる事務所のみに限定する内容は、いずれも両義務が事務所ごとに課されているという条文の内容と整合しない。

賃貸不動産経営管理士試験の対策問題(全580問)に戻る

※本ページはアクセス解析のためCookieを利用し、その情報を外部(Google)へ送信しています。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。