2026年版・6-7

第5類:物質の比較と総合問題の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第5類 自己反応性物質」から、第5類:物質の比較と総合問題に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問16-7

次の第5類の危険物のうち、火災の際に注水による消火が不適当なものはどれか。

  • ①ニトロセルロース
  • ②過酸化ベンゾイル
  • ③アジ化ナトリウム
  • ④ピクリン酸
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正解 ③アジ化ナトリウム
解説
アジ化ナトリウムは、火災の熱で分解すると金属ナトリウムを生じ、これが水と激しく反応するため、注水は不適当です。乾燥砂などで消火します。
なお、危険物の規制に関する政令別表第五(消火設備の適応)では第5類はひとまとめに扱われ、水系の消火設備も「適応」とされていますが、アジ化ナトリウムは物質の性質上、注水を避けます。

他の選択肢が不適切な理由
・過酸化ベンゾイル:大量の水で冷却消火します。
・ニトロセルロース:大量の水で冷却消火します。
・ピクリン酸:大量の水で冷却消火します。

覚え方のポイント
第5類で注水が不適当なのは「アジ化ナトリウム」だけ。例外は1つ、と覚えます。
問26-7

次の第5類の危険物のうち、常温で液体のものはどれか。

  • ①ニトログリセリン
  • ②ピクリン酸
  • ③過酸化ベンゾイル
  • ④トリニトロトルエン
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正解 ①ニトログリセリン
解説
ニトログリセリンは常温で無色の油状の液体です。第5類で常温で液体のものには、ほかに硝酸メチル・硝酸エチル・メチルエチルケトンパーオキサイド・過酢酸などがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・ピクリン酸:黄色の結晶(固体)です。
・過酸化ベンゾイル:白色の粒状の結晶(固体)です。
・トリニトロトルエン:淡黄色の結晶(固体)です。

覚え方のポイント
第5類の液体は「硝酸メチル・硝酸エチル・ニトログリセリン・メチルエチルケトンパーオキサイド・過酢酸」。それ以外の代表物質は固体です。
問36-7

乾燥した状態では危険性が高まるため、水などで湿らせて保存するものの組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①過酢酸とメチルエチルケトンパーオキサイド
  • ②硝酸メチルと硝酸エチル
  • ③アジ化ナトリウムと硝酸グアニジン
  • ④ピクリン酸とニトロセルロース
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正解 ④ピクリン酸とニトロセルロース
解説
ピクリン酸は乾燥状態では衝撃などで爆発しやすいため、水で湿らせて保存します。ニトロセルロースも、エタノールや水で湿らせた状態で保存します。

他の選択肢が不適切な理由
・硝酸メチルと硝酸エチル:どちらも液体で、湿らせて保存するものではありません。
・アジ化ナトリウムと硝酸グアニジン:水で湿らせて保存する物質としては扱われません。
・過酢酸とメチルエチルケトンパーオキサイド:どちらも液体です。メチルエチルケトンパーオキサイドは、容器を密栓せずに保存する点が特徴です。

覚え方のポイント
「湿らせて保存」は、過酸化ベンゾイル・ピクリン酸・ニトロセルロース・ジアゾジニトロフェノール。いずれも固体です。
問46-7

金属と反応して、爆発性の物質をつくるおそれがあるものの組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①トリニトロトルエンと過酢酸
  • ②ピクリン酸とアジ化ナトリウム
  • ③硝酸エチルと硝酸メチル
  • ④過酸化ベンゾイルと硫酸ヒドラジン
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正解 ②ピクリン酸とアジ化ナトリウム
解説
ピクリン酸は金属と反応して爆発性のピクリン酸塩を、アジ化ナトリウムは銅・鉛などの重金属と反応して爆発性のアジ化物をつくります。このため、どちらも金属製の容器や金属との接触を避けます。

他の選択肢が不適切な理由
・トリニトロトルエンと過酢酸:トリニトロトルエンは金属と反応しません。
・硝酸エチルと硝酸メチル:金属と反応して爆発性の塩をつくる物質としては扱われません。
・過酸化ベンゾイルと硫酸ヒドラジン:金属と反応して爆発性の塩をつくる物質の代表例ではありません。

覚え方のポイント
「金属が危ない第5類=ピクリン酸・アジ化ナトリウム」。硫酸ヒドロキシルアミンなどは「金属を腐食させる」ので、これとは別の理由で金属容器を避けます。
問56-7

第5類の危険物と、運搬の際に混載することができる類の組合せとして、正しいものはどれか(指定数量の10分の1を超える場合)。

  • ①第1類と第2類
  • ②第1類と第6類
  • ③第3類と第4類
  • ④第2類と第4類
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正解 ④第2類と第4類
解説
第5類の危険物は、第2類と第4類の危険物と混載することができます(危険物の規制に関する規則別表第四)。混載できる組合せは、第1類と第6類、第2類と第4類、第2類と第5類、第3類と第4類、第4類と第5類です。

他の選択肢が不適切な理由
・第1類と第6類:酸化剤は第5類と混載できません。
・第3類と第4類:第3類は第5類と混載できません。
・第1類と第2類:第1類は第5類と混載できません。

覚え方のポイント
「2・4・5は仲間(どの2つでも混載可)」。第5類の相手は第2類と第4類です。
問66-7

第5類の危険物の品名と物質の組合せとして、誤っているものはどれか。

  • ①有機過酸化物 ― 過酸化ベンゾイル
  • ②ニトロ化合物 ― ニトログリセリン
  • ③ジアゾ化合物 ― ジアゾジニトロフェノール
  • ④ヒドラジンの誘導体 ― 硫酸ヒドラジン
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正解 ②ニトロ化合物 ― ニトログリセリン
解説
ニトログリセリンは、名前に「ニトロ」が付きますが、グリセリンと硝酸からできる硝酸エステルで、品名は「硝酸エステル類」です。ニトロ化合物の代表は、ピクリン酸やトリニトロトルエンです。

他の選択肢について
※この問題は「誤っているもの」を選ぶ問題です。以下は正しい組合せです。
・有機過酸化物 ― 過酸化ベンゾイル:正しい組合せです。
・ジアゾ化合物 ― ジアゾジニトロフェノール:正しい組合せです。
・ヒドラジンの誘導体 ― 硫酸ヒドラジン:正しい組合せです。

覚え方のポイント
「ニトロ○○」でも、ニトログリセリンとニトロセルロースは硝酸エステル類。品名の問題で最もよく使われるひっかけです。
問76-7

容器を密栓せず、通気性のあるふたを用いて貯蔵するものはどれか。

  • ①メチルエチルケトンパーオキサイド
  • ②過酸化ベンゾイル
  • ③トリニトロトルエン
  • ④ジニトロソペンタメチレンテトラミン
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正解 ①メチルエチルケトンパーオキサイド
解説
メチルエチルケトンパーオキサイドは、少しずつ分解してガスを発生するため、容器を密栓すると内圧が上がって破損するおそれがあります。このため、容器は密栓せず、通気性のあるふたを用います。

他の選択肢が不適切な理由
・過酸化ベンゾイル:容器を密栓し、冷暗所に貯蔵します。
・トリニトロトルエン:容器を密栓し、冷暗所に貯蔵します。
・ジニトロソペンタメチレンテトラミン:容器を密栓し、冷暗所に貯蔵します。

覚え方のポイント
危険物の容器は「密栓」が原則。例外の「密栓しない」メチルエチルケトンパーオキサイドは、性質問題の定番です。
問86-7

第5類の危険物の性質として、誤っているものはどれか。

  • ①多くは分子内に酸素を含み、自己燃焼するものが多い
  • ②加熱・衝撃・摩擦により、発火・爆発するおそれがある
  • ③いずれも水と激しく反応して、可燃性のガスを発生する
  • ④固体のものと、液体のものの両方が含まれている
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正解 ③いずれも水と激しく反応して、可燃性のガスを発生する
解説
第5類の危険物の多くは水と反応せず、火災の際は大量の水で冷却消火し、ピクリン酸やニトロセルロースのように水で湿らせて保存するものもあります。「いずれも水と激しく反応する」というのは誤りで、これは第3類の禁水性物質の性質です。

他の選択肢について
※この問題は「誤っているもの」を選ぶ問題です。以下は正しい記述です。
・加熱・衝撃・摩擦で発火・爆発:第5類に共通する性質です。
・分子内に酸素を含み自己燃焼:第5類の特徴です。
・固体と液体の両方:過酸化ベンゾイル(固体)とニトログリセリン(液体)など、両方があります。

覚え方のポイント
第5類で水に注意が必要なのは、アジ化ナトリウム(分解後のナトリウム)くらい。基本は「水で消す、水で湿らせる」類です。
問96-7

第5類の危険物の用途の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①ピクリン酸 ― 樹脂の発泡剤
  • ②過酸化ベンゾイル ― 起爆剤
  • ③ニトログリセリン ― ダイナマイトの原料
  • ④アゾビスイソブチロニトリル ― ダイナマイトの原料
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正解 ③ニトログリセリン ― ダイナマイトの原料
解説
ニトログリセリンは、ケイソウ土などにしみ込ませて安定させたダイナマイトの原料として知られています。

他の選択肢が不適切な理由
・過酸化ベンゾイル ― 起爆剤:過酸化ベンゾイルは、プラスチックの重合開始剤や漂白剤などに使われます。起爆剤の代表はジアゾジニトロフェノールです。
・ピクリン酸 ― 樹脂の発泡剤:ピクリン酸は爆薬や染料の原料などに使われてきました。発泡剤の代表はアゾビスイソブチロニトリルやジニトロソペンタメチレンテトラミンです。
・アゾビスイソブチロニトリル ― ダイナマイトの原料:アゾビスイソブチロニトリルは、重合開始剤や発泡剤に使われます。ダイナマイトの原料はニトログリセリンです。

覚え方のポイント
用途とセットで覚えると物質の性質も思い出しやすくなります。「爆薬・起爆剤・発泡剤・重合開始剤」が第5類の主な用途です。
問106-7

第5類の危険物を貯蔵している倉庫で、室温が高くなりすぎた場合の危険として、正しいものはどれか。

  • ①表面が乾燥するだけで、分解の速さは変わらない
  • ②空気中の湿気を吸って水と反応し、水素が発生する
  • ③湿らせて保存しているものは、乾いても問題はない
  • ④分解が進んで発熱し、発火や爆発のおそれが高まる
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正解 ④分解が進んで発熱し、発火や爆発のおそれが高まる
解説
第5類の危険物は、温度が高くなると分解が進み、その分解熱がさらに温度を上げるという悪循環によって、発火や爆発に至るおそれがあります。このため、通風のよい冷暗所で温度を管理して貯蔵し、運搬の際も55℃以下で分解するおそれのあるものは保冷コンテナなどで温度管理をします。

他の選択肢が不適切な理由
・湿気と反応して水素:第5類の多くは水と反応しません。温度が高くなって危険なのは、分解が進んで発熱することです。
・乾いても問題はない:ピクリン酸やニトロセルロースなど湿らせて保存するものは、乾燥するとかえって危険性が高まります。
・分解の速さは変わらない:温度が高くなるほど、分解は速く進みます。

覚え方のポイント
第5類は「熱→分解→さらに発熱→発火・爆発」。温度管理が最も重要な類です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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