2026年版・6-4

第5類:ニトロ化合物・ニトロソ化合物の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第5類 自己反応性物質」から、第5類:ニトロ化合物・ニトロソ化合物に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問16-4

ピクリン酸の性状として、正しいものはどれか。

  • ①淡黄色の粉末で、加熱するとホルムアルデヒドなどを発生する
  • ②無色の油状の液体で甘味があり、凍結すると衝撃に敏感になる
  • ③白色の粒状の結晶で無味無臭、約100℃で白煙を出して分解する
  • ④黄色の結晶で苦味があり有毒、金属と反応して爆発性の塩をつくる
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正解 ④黄色の結晶で苦味があり有毒、金属と反応して爆発性の塩をつくる
解説
ピクリン酸(トリニトロフェノール)は黄色の結晶で、苦味があり、有毒です。冷水にはわずかに溶け、熱水やアルコールには溶けます。金属と反応して、爆発しやすいピクリン酸塩(金属塩)をつくります。乾燥状態では危険なので、水で湿らせて保存します。

他の選択肢が不適切な理由
・無色の油状の液体で甘味:これはニトログリセリンの性状です。
・白色の粒状の結晶で約100℃で分解:これは過酸化ベンゾイルの性状です。
・淡黄色の粉末でホルムアルデヒド:これはジニトロソペンタメチレンテトラミンの性状です。

覚え方のポイント
ピクリン酸は「黄色・苦い・有毒・金属と反応して爆発性の塩・湿らせて保存」。
問26-4

ピクリン酸の貯蔵・取扱いについて、正しいものはどれか。

  • ①よう素や硫黄と混ぜておくと安定になるので、一緒に貯蔵する
  • ②金属製の容器に入れ、よく乾燥させた状態で日なたに貯蔵する
  • ③金属製の容器は避け、水で湿らせるなどして冷暗所に貯蔵する
  • ④水と激しく反応するので、灯油の中に沈めて貯蔵しなければならない
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正解 ③金属製の容器は避け、水で湿らせるなどして冷暗所に貯蔵する
解説
ピクリン酸は金属と反応して爆発性の金属塩をつくるので、金属製の容器は避けます。乾燥状態では衝撃などで爆発しやすくなるため、水で湿らせるなどして冷暗所に貯蔵します。よう素・硫黄・ガソリン・アルコールなどと混ざると、衝撃や摩擦で爆発するおそれがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・金属製の容器で乾燥させて日なた:金属との反応、乾燥、日光の熱のいずれも危険です。
・よう素や硫黄と混ぜる:混合すると、衝撃などで爆発するおそれが高まります。
・水と激しく反応して灯油中:ピクリン酸は水と反応せず、水で湿らせて保存します。

覚え方のポイント
ピクリン酸の保存は「金属を避ける・湿らせる・冷暗所」。金属と反応する点がトリニトロトルエンとの違いです。
問36-4

トリニトロトルエン(TNT)の性状として、正しいものはどれか。

  • ①黄色の結晶で、金属と反応して爆発性の金属塩をつくる性質を持つ
  • ②淡黄色の結晶で、日光に当たると茶褐色に変わり、金属とは反応しない
  • ③無色の油状の液体で甘味があり、凍結すると衝撃に敏感になる
  • ④白色の粉末で、水と反応して有毒なりん化水素を発生させる性質を持つ
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正解 ②淡黄色の結晶で、日光に当たると茶褐色に変わり、金属とは反応しない
解説
トリニトロトルエン(TNT)は淡黄色の結晶で、日光に当たると茶褐色に変わります。水には溶けず、熱したアルコールやジエチルエーテルなどに溶けます。ピクリン酸と違い、金属とは反応しません。加熱・衝撃などで爆発し、爆薬として使われます。

他の選択肢が不適切な理由
・金属と反応して金属塩:これはピクリン酸の性質です。
・無色の油状の液体で甘味:これはニトログリセリンの性状です。
・白色の粉末でりん化水素:これは第3類のりん化カルシウムなどに関係する性質です。

覚え方のポイント
「ピクリン酸=金属と反応する」「TNT=金属と反応しない、日光で茶褐色」。ニトロ化合物の2つを対比して覚えます。
問46-4

ジニトロソペンタメチレンテトラミンの性状として、正しいものはどれか。

  • ①淡黄色の粉末で、加熱すると分解してホルムアルデヒドなどを出す
  • ②無色の油状の液体で甘味があり、凍結すると衝撃に非常に敏感になる
  • ③黄色の結晶で苦味があり、金属と反応して爆発性の金属塩をつくる
  • ④銀白色の金属で、水と反応して可燃性の水素を発生させるものである
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正解 ①淡黄色の粉末で、加熱すると分解してホルムアルデヒドなどを出す
解説
ジニトロソペンタメチレンテトラミンは淡黄色の粉末で、加熱すると約200℃で分解し、ホルムアルデヒド・アンモニア・窒素などを発生します。ゴムやプラスチックの発泡剤として使われます。酸と接触すると発火するおそれがあります。第5類の「ニトロソ化合物」に当たります。

他の選択肢が不適切な理由
・無色の油状の液体:これはニトログリセリンの性状です。
・黄色の結晶で金属塩:これはピクリン酸の性状です。
・銀白色の金属:これは第3類の金属の性状です。

覚え方のポイント
ジニトロソペンタメチレンテトラミンは「発泡剤・加熱で分解してガスを出す・酸で発火」。ガスを出して泡を作る、という用途から性質を覚えます。
問56-4

ピクリン酸とトリニトロトルエンの比較として、正しいものはどれか。

  • ①トリニトロトルエンは金属と反応するが、ピクリン酸は金属と反応しない
  • ②ピクリン酸は金属と反応するが、トリニトロトルエンは金属と反応しない
  • ③どちらも金属と激しく反応して、爆発性の金属塩をつくる性質を持つ
  • ④どちらも常温で液体であり、比重が1より小さいので水に浮く性質を持つ
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正解 ②ピクリン酸は金属と反応するが、トリニトロトルエンは金属と反応しない
解説
ピクリン酸は酸性の物質で、金属と反応して爆発性の金属塩(ピクリン酸塩)をつくります。一方、トリニトロトルエンは金属とは反応しません。どちらもニトロ化合物で、加熱・衝撃などで爆発するおそれがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・TNTが金属と反応し、ピクリン酸は反応しない:逆です。
・どちらも金属と反応する:トリニトロトルエンは金属と反応しません。
・どちらも液体で水に浮く:どちらも常温で固体の結晶で、比重は1より大きい物質です。

覚え方のポイント
名前に「酸」が付くピクリン酸は「酸だから金属と反応する」と、名前から性質を思い出せます。
問66-4

ニトロ化合物に当たるものはどれか。

  • ①硝酸エチル
  • ②ニトログリセリン
  • ③ニトロセルロース
  • ④トリニトロトルエン
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正解 ④トリニトロトルエン
解説
トリニトロトルエンは、トルエンにニトロ基(-NO₂)が3つ結合した化合物で、第5類の「ニトロ化合物」に当たります。ピクリン酸もニトロ化合物です。

他の選択肢が不適切な理由
・ニトログリセリン:名前に「ニトロ」が付きますが、グリセリンと硝酸からできる「硝酸エステル類」です。
・ニトロセルロース:同じく「硝酸エステル類」です。
・硝酸エチル:「硝酸エステル類」です。

覚え方のポイント
「ニトロ化合物=ピクリン酸・TNT」「硝酸エステル類=ニトログリセリン・ニトロセルロース・硝酸メチル・硝酸エチル」。名前の「ニトロ」にだまされないようにします。
問76-4

ピクリン酸と混合すると、衝撃などで爆発するおそれが高まるものはどれか。

  • ①乾燥した不燃性の窒素ガス
  • ②湿らせて保存するための水
  • ③よう素・硫黄・ガソリン
  • ④ガラス製の保存容器
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正解 ③よう素・硫黄・ガソリン
解説
ピクリン酸は、よう素・硫黄・ガソリン・アルコールなどと混合すると、衝撃や摩擦によって激しく爆発するおそれがあります。単独でも、打撃・衝撃・摩擦によって爆発することがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・湿らせて保存するための水:ピクリン酸は乾燥すると爆発しやすくなるため、水で湿らせて保存します。水と混ざって爆発するわけではありません。
・乾燥した窒素ガス:反応しない気体なので、爆発の原因にはなりません。
・ガラス製の保存容器:ピクリン酸は金属と反応して爆発性の塩をつくるため、金属製ではなくガラス製などの容器を使います。

覚え方のポイント
ピクリン酸は「金属・よう素・硫黄・ガソリン・アルコールを近づけない」。
問86-4

トリニトロトルエンの溶解性について、正しいものはどれか。

  • ①水には溶けないが、熱したアルコールやジエチルエーテルに溶ける
  • ②水にはよく溶けるが、アルコールやジエチルエーテルには溶けない
  • ③水にもアルコールにもよく溶け、水溶液は強い酸性を示すもの
  • ④水にもアルコールにもジエチルエーテルにも、まったく溶けない
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正解 ①水には溶けないが、熱したアルコールやジエチルエーテルに溶ける
解説
トリニトロトルエンは水には溶けませんが、熱したアルコールや、ジエチルエーテル、アセトン、ベンゼンなどの有機溶剤には溶けます。

他の選択肢が不適切な理由
・水によく溶ける:トリニトロトルエンは水に溶けません。
・水溶液は強い酸性:水に溶けないので、水溶液をつくりません(酸性を示すのはピクリン酸です)。
・どれにもまったく溶けない:有機溶剤には溶けます。

覚え方のポイント
ニトロ化合物の溶解性は「ピクリン酸=冷水にわずか・熱水やアルコールに溶ける」「TNT=水に溶けない・熱したアルコールなどに溶ける」。
問96-4

ジニトロソペンタメチレンテトラミンの用途として、正しいものはどれか。

  • ①ゴムやプラスチックの発泡剤
  • ②ダイナマイトをつくる主な原料
  • ③マッチの頭薬の主な原料
  • ④消火器に入れる消火剤
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正解 ①ゴムやプラスチックの発泡剤
解説
ジニトロソペンタメチレンテトラミンは、加熱すると分解して窒素などのガスを発生する性質を利用して、ゴムやプラスチックを膨らませる発泡剤として使われます。

他の選択肢が不適切な理由
・ダイナマイトの主な原料:主な原料はニトログリセリンです。
・マッチの頭薬の主な原料:塩素酸カリウムなどが使われます。
・消火器の消火剤:燃焼や分解を起こす危険物で、消火剤にはなりません。

覚え方のポイント
第5類の発泡剤は「ジニトロソペンタメチレンテトラミン」と「アゾビスイソブチロニトリル」。どちらも加熱で窒素などのガスを出します。
問106-4

ニトロ化合物・ニトロソ化合物の火災の消火方法として、一般に適切なものはどれか。

  • ①粉末消火剤だけで窒息消火する
  • ②大量の水で冷却して消火する
  • ③二酸化炭素で窒息消火する
  • ④ハロゲン化物で抑制消火する
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正解 ②大量の水で冷却して消火する
解説
ピクリン酸・トリニトロトルエン・ジニトロソペンタメチレンテトラミンなどの火災では、窒息消火は効果がないため、大量の水で冷却して消火するのが一般的です。ただし、爆発的に燃焼しているときは消火が困難なので、安全な距離を保つことも重要です。

他の選択肢が不適切な理由
・粉末消火剤だけで窒息消火:粉末消火剤は第5類の火災には適応しないとされており、分子内の酸素で燃えるので窒息効果も期待できません。
・二酸化炭素で窒息消火:同じ理由で効果がありません。
・ハロゲン化物で抑制消火:第5類の火災には適応しません(危険物の規制に関する政令別表第五)。

覚え方のポイント
第5類は品名にかかわらず「大量の水で冷却」が原則。例外はアジ化ナトリウム(注水不可)だけです。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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