2026年版・6-1

第5類:共通する性質と消火の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第5類 自己反応性物質」から、第5類:共通する性質と消火に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問16-1

第5類の危険物に共通する性質として、正しいものはどれか。

  • ①可燃性で、加熱・衝撃・摩擦によって発火・爆発するおそれがある
  • ②不燃性で、分解すると酸素を放出して周囲の可燃物を燃やすもの
  • ③水と接触すると激しく反応して、可燃性の水素を発生するものである
  • ④常温で液体であり、その蒸気が空気と混ざって引火しやすいもの
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正解 ①可燃性で、加熱・衝撃・摩擦によって発火・爆発するおそれがある
解説
第5類の危険物(自己反応性物質)は、燃えやすい物質で、多くは分子内に酸素を含み、可燃物と酸素供給源を併せ持っています。加熱・衝撃・摩擦などによって発火し、爆発的に燃焼するおそれがあります。固体と液体の両方があります。

他の選択肢が不適切な理由
・不燃性で酸素を放出:これは第1類(酸化性固体)の性質です。
・水と反応して水素:これは第3類の禁水性物質の性質です。第5類の多くは水と反応しません。
・常温で液体で引火しやすい:これは第4類の性質です。第5類には固体も多くあります。

覚え方のポイント
第5類は「燃える物と酸素が1つになった物質」。そのため加熱や衝撃だけで爆発的に反応します。
問26-1

第5類の危険物の火災の消火方法として、一般に最も適切なものはどれか。

  • ①二酸化炭素で窒息消火する
  • ②大量の水で冷却して消火する
  • ③ハロゲン化物で抑制消火する
  • ④粉末消火剤で窒息消火する
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正解 ②大量の水で冷却して消火する
解説
第5類の危険物は分子内に酸素を含み、外部から酸素が供給されなくても燃焼が続くため、二酸化炭素などによる窒息消火は効果が期待できません。大量の水(または泡)で冷却して消火するのが一般的です。ただし、アジ化ナトリウムは注水を避けます。

他の選択肢が不適切な理由
・二酸化炭素で窒息消火:自己燃焼するので、窒息消火は効果がありません。
・ハロゲン化物で抑制消火:第5類の火災には効果が期待できません。
・粉末消火剤で窒息消火:粉末消火剤は第5類の火災には適応せず(危険物の規制に関する政令別表第五)、窒息効果も期待できません。

覚え方のポイント
第5類は「窒息消火が効かない、大量の水で冷やす」。例外のアジ化ナトリウム(注水不可)とセットで覚えます。
問36-1

第5類の危険物の火災予防の方法として、誤っているものはどれか。

  • ①通風のよい冷暗所に貯蔵し、温度の上昇を防ぐようにする
  • ②火気や加熱を避け、衝撃や摩擦を与えないようにする
  • ③火災に備え、二酸化炭素消火器を主な消火設備として置く
  • ④分解が促進される物質(酸・アルカリ・金属など)と離す
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正解 ③火災に備え、二酸化炭素消火器を主な消火設備として置く
解説
第5類の危険物は分子内に酸素を含み、外部の酸素がなくても燃え続けるため、二酸化炭素による窒息消火は効果がありません。危険物の規制に関する政令別表第五でも、二酸化炭素(不活性ガス)・ハロゲン化物・粉末の消火設備は第5類に適応しないとされています。第5類の火災に備えるのは、水・泡・強化液・乾燥砂などです。

他の選択肢について
※この問題は「誤っているもの」を選ぶ問題です。以下は正しい火災予防の方法です。
・火気や加熱、衝撃や摩擦を避ける:危険物の規制に関する政令第25条第1項第5号の基準です。
・通風のよい冷暗所に貯蔵:温度の上昇による分解を防ぎます。
・分解を促進する物質と離す:物質によって、酸・アルカリ・金属などとの接触で分解が進みます。

覚え方のポイント
第5類の火災予防は「火・熱・衝撃・摩擦・日光を避ける」。運搬の際も遮光性の被覆で覆い、55℃以下で分解するおそれのあるものは保冷コンテナなどで温度管理します。
問46-1

第5類の危険物の一般的な性質として、誤っているものはどれか。

  • ①金属と反応して、爆発性の金属塩をつくるものがある
  • ②燃焼速度が速く、燃え出すと消火が困難なことが多い
  • ③空気中に長時間放置すると、分解が進み自然発火するものがある
  • ④いずれも比重は1より小さく、水に浮くものばかりである
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正解 ④いずれも比重は1より小さく、水に浮くものばかりである
解説
第5類の危険物は、一般に比重が1より大きい物質です。たとえばニトログリセリンの比重は約1.6、過酸化ベンゾイルは約1.3です。

他の選択肢について
※この問題は「誤っているもの」を選ぶ問題です。以下は正しい記述です。
・燃焼速度が速く消火が困難:分子内の酸素で燃えるため、燃焼が非常に速くなります。
・長時間放置で自然発火するものがある:ニトロセルロースなどは、分解熱が蓄積して自然発火することがあります。
・金属と反応して爆発性の金属塩:ピクリン酸やアジ化ナトリウムは、金属と反応して爆発性の物質をつくります。

覚え方のポイント
第5類は「重い(比重1超)・燃焼が速い・放置で自然発火も・金属と反応するものも」。
問56-1

製造所等に設ける掲示板で、第5類の危険物を貯蔵・取り扱う場合に表示する注意事項はどれか。

  • ①禁水
  • ②火気注意
  • ③火気厳禁
  • ④可燃物接触注意
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正解 ③火気厳禁
解説
第5類の危険物を貯蔵・取り扱う製造所等には、「火気厳禁」の掲示板(地は赤色、文字は白色)を設けます(危険物の規制に関する規則第18条第1項第4号・第5号)。運搬容器には「火気厳禁」と「衝撃注意」を表示します(同規則第44条)。

他の選択肢が不適切な理由
・火気注意:第2類(引火性固体を除く)の掲示板です。
・禁水:アルカリ金属の過酸化物や禁水性物品の掲示板です。
・可燃物接触注意:運搬容器の表示で、第1類や第6類に使います。

覚え方のポイント
第5類は「掲示板=火気厳禁」「運搬容器=火気厳禁+衝撃注意」。衝撃で爆発する類なので「衝撃注意」が加わります。
問66-1

第5類の危険物の指定数量として、正しいものはどれか。

  • ①試験の結果により、第一種10kg・第二種100kgとなる
  • ②品名にかかわらず、一律に300kgと定められている
  • ③試験の結果により、第一種50kg・第二種300kgとなる
  • ④品名にかかわらず、一律に1,000kgと定められている
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正解 ①試験の結果により、第一種10kg・第二種100kgとなる
解説
第5類の指定数量は、品名ではなく、爆発の危険性と加熱分解の激しさを判断する試験の結果により、第一種自己反応性物質(10kg)と第二種自己反応性物質(100kg)に区分されます(危険物の規制に関する政令別表第三)。

他の選択肢が不適切な理由
・一律に300kg:これは第6類の指定数量です。
・第一種50kg・第二種300kg:これは第1類の第一種・第二種酸化性固体の値です。
・一律に1,000kg:これは引火性固体などの値です。

覚え方のポイント
第5類は「10と100」。同じ品名でも、試験の結果でどちらになるかが決まります。
問76-1

第5類の危険物を運搬容器に収納する場合の表示として、正しいものはどれか。

  • ①「空気接触厳禁」のみ
  • ②「可燃物接触注意」のみ
  • ③「禁水」及び「火気注意」
  • ④「火気厳禁」及び「衝撃注意」
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正解 ④「火気厳禁」及び「衝撃注意」
解説
第5類の危険物の運搬容器には、注意事項として「火気厳禁」及び「衝撃注意」を表示します(危険物の規制に関する規則第44条第1項第3号)。第5類は、火気だけでなく衝撃によっても爆発するおそれがあるためです。

他の選択肢が不適切な理由
・「可燃物接触注意」のみ:第6類の運搬容器の表示です。
・「禁水」及び「火気注意」:第2類の鉄粉・金属粉・マグネシウムの表示です。
・「空気接触厳禁」のみ:第3類の自然発火性物品は「空気接触厳禁」と「火気厳禁」です。

覚え方のポイント
「衝撃」の文字が入る表示は、第1類(火気・衝撃注意)と第5類(衝撃注意)。どちらも衝撃で分解・爆発するおそれがある類です。
問86-1

第5類の危険物の火災で、窒息消火が効果的でない理由として、正しいものはどれか。

  • ①水と反応して水素を発生し、その水素が長く燃え続けるから
  • ②分子内に酸素を含み、外部の酸素がなくても燃焼が続くから
  • ③蒸気が空気より重く、消火剤が燃焼面に届かないから
  • ④消火剤と反応して、燃焼を助ける酸素を発生するから
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正解 ②分子内に酸素を含み、外部の酸素がなくても燃焼が続くから
解説
第5類の危険物の多くは、分子内に酸素を含んでいるため、空気(外部の酸素)を遮断しても、自らの酸素で燃焼を続けます(自己燃焼)。このため、二酸化炭素などによる窒息消火は効果が期待できず、大量の水(または泡)で冷却して消火します。

他の選択肢が不適切な理由
・水と反応して水素:第5類の多くは水と反応しません。水素を出すのは第3類や第2類の金属系です。
・蒸気が重く消火剤が届かない:第5類の多くは固体で、窒息消火が効かない理由は蒸気の重さではありません。
・消火剤と反応して酸素を発生:二酸化炭素などの消火剤と反応して酸素を出すわけではありません。分子内の酸素で燃え続けることが理由です。

覚え方のポイント
「酸素を内に持つ=窒息が効かない」。第5類の消火問題は、この理由から解けます。
問96-1

第5類の危険物について、正しいものはどれか。

  • ①多くは不燃性で、分解して酸素を放出し周囲の可燃物を燃やす
  • ②多くは分子内に酸素を含み、可燃物と酸素供給源を併せ持つ
  • ③すべて水と激しく反応するので、保存には灯油を用いる
  • ④すべて固体であり、常温で液体のものは含まれない
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正解 ②多くは分子内に酸素を含み、可燃物と酸素供給源を併せ持つ
解説
第5類の危険物の多くは、有機物(可燃物)でありながら、分子内に酸素を含んでいます。つまり、燃焼の三要素のうち「可燃物」と「酸素供給源」を1つの物質の中に併せ持っており、あとは熱や衝撃(点火源)が加わるだけで燃焼が始まります。

他の選択肢が不適切な理由
・不燃性で酸素を放出:これは第1類(酸化性固体)の性質です。第5類は燃えやすい物質です。
・水と激しく反応して灯油で保存:第5類の多くは水と反応せず、ニトロセルロースのように水で湿らせて保存するものもあります。
・すべて固体:ニトログリセリン・硝酸メチル・メチルエチルケトンパーオキサイドなど、常温で液体のものもあります。

覚え方のポイント
燃焼の三要素のうち2つを1つで持つのが第5類。「あと必要なのは熱か衝撃だけ」と理解すると、危険性の高さが実感できます。
問106-1

第5類の危険物の貯蔵について、正しいものはどれか。

  • ①乾燥させると安定するので、湿気を避けて乾いた状態で貯蔵する
  • ②分解を防ぐため、すべての容器を完全に密栓して冷暗所で貯蔵する
  • ③火気や高温体から離し、通風のよい冷暗所で小分けにして貯蔵する
  • ④酸化剤と一緒に保管して、分解を抑えるようにして貯蔵する
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正解 ③火気や高温体から離し、通風のよい冷暗所で小分けにして貯蔵する
解説
第5類の危険物は、火気や高温体から離し、通風のよい冷暗所に貯蔵します。万一の分解や発火に備えて、大量にまとめず小分けにして貯蔵することも大切です。

他の選択肢が不適切な理由
・すべての容器を完全に密栓:メチルエチルケトンパーオキサイドは分解してガスを出すので、密栓せず通気性のあるふたを用います。
・乾燥させると安定:過酸化ベンゾイルやピクリン酸などは、乾燥するとかえって危険になるので、水で湿らせて保存します。
・酸化剤と一緒に保管:酸化剤は分解や燃焼を促すので危険です。

覚え方のポイント
第5類は「冷暗所・通風・小分け」。乾燥が危険なもの(湿らせて保存するもの)がある点も覚えておきます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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