2026年版・5-4

第3類:黄りんの一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第3類 自然発火性・禁水性物質」から、第3類:黄りんに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問15-4

黄りんの性状として、正しいものはどれか。

  • ①白色または淡黄色のろう状の固体で、ニンニクのような臭いがある
  • ②暗赤色の粉末で臭いはなく、水にも二硫化炭素にもまったく溶けないもの
  • ③銀白色の軟らかい金属で、水より軽く灯油の中に保存するもの
  • ④無色の液体で、空気中で自然発火し、水と激しく反応するもの
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正解 ①白色または淡黄色のろう状の固体で、ニンニクのような臭いがある
解説
黄りん(P₄)は白色または淡黄色のろう状の固体で、ニンニクのような特有の臭いがあります。比重は約1.82、融点は約44℃、発火点は約50℃と低く、空気中で自然発火します。猛毒で、水には溶けませんが、二硫化炭素やベンゼンには溶けます。

他の選択肢が不適切な理由
・暗赤色の粉末で無臭:これは第2類の赤りんの性状です。
・銀白色の軟らかい金属:これはカリウムやナトリウムの性状です。
・無色の液体で水と激しく反応:これはアルキルアルミニウムの性状に近いもので、黄りんは固体で水と反応しません。

覚え方のポイント
黄りんは「白〜淡黄色・ろう状・ニンニク臭・猛毒・発火点約50℃・水中保存」。
問25-4

黄りんの保存方法として、正しいものはどれか。

  • ①灯油中に保存し、水と接触しないようにする
  • ②水中に保存し、空気と接触しないようにする
  • ③窒素を封入して保存し、水をかけないようにする
  • ④二硫化炭素に溶かした溶液にして保存する
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正解 ②水中に保存し、空気と接触しないようにする
解説
黄りんは空気中で自然発火しますが、水とは反応せず水にも溶けないので、水中に保存して空気との接触を断ちます。保護液である水から露出しないように注意します。

他の選択肢が不適切な理由
・灯油中に保存:灯油中に保存するのはカリウムやナトリウムです。
・窒素を封入して水をかけない:窒素などの不活性ガスを封入するのはアルキルアルミニウムなどです。黄りんは水と反応しないので、水中保存が基本です。
・二硫化炭素に溶かす:黄りんは二硫化炭素に溶けますが、二硫化炭素は引火しやすい第4類の特殊引火物で、保存方法としては不適切です。水中に保存します。

覚え方のポイント
「黄りん=水中」。第3類の中で唯一、水の中に保存する物質です。
問35-4

黄りんが空気中で自然発火しやすい理由として、正しいものはどれか。

  • ①水と反応して水素を発生し、その水素が自然発火するから
  • ②発火点が約500℃と非常に高く、強く加熱しないと燃えないから
  • ③発火点が約50℃と非常に低く、空気中で酸化して発熱するから
  • ④分子内に大量の酸素を含み、自己燃焼を起こしやすいから
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正解 ③発火点が約50℃と非常に低く、空気中で酸化して発熱するから
解説
黄りんは発火点が約50℃と非常に低く、空気中で酸素と反応(酸化)して発熱し、その熱で発火点に達すると自然発火します。暗い所では、酸化するときに青白い光を出すのが見えます(りん光)。

他の選択肢が不適切な理由
・発火点が約500℃と高い:発火点は約50℃と非常に低い値です。
・水と反応して水素:黄りんは水と反応しません。
・分子内に大量の酸素を含む:黄りんはりん原子だけからなる単体で、酸素は含みません。自己燃焼は第5類の性質です。

覚え方のポイント
「発火点約50℃」は、人の体温より少し高い程度。だから少しの酸化熱でも発火すると、数字で危険性を実感して覚えます。
問45-4

黄りんが燃焼したときに生じる物質として、正しいものはどれか。

  • ①水酸化ナトリウム
  • ②二酸化硫黄(亜硫酸ガス)
  • ③酸化マグネシウム
  • ④五酸化二りん(十酸化四りん)
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正解 ④五酸化二りん(十酸化四りん)
解説
黄りんはりん(P)の単体なので、燃焼すると酸素と結びついて五酸化二りん(十酸化四りん、P₄O₁₀)を生じ、白い煙となります。五酸化二りんは吸い込むと有害です。

他の選択肢が不適切な理由
・二酸化硫黄:硫黄や硫化りんが燃えたときに生じます。
・酸化マグネシウム:マグネシウムが燃えたときに生じます。
・水酸化ナトリウム:ナトリウムが水と反応したときに生じます。

覚え方のポイント
「りんが燃えると五酸化二りん」。黄りんも赤りんも硫化りんも、りんを含むものは燃えると五酸化二りんを生じます。
問55-4

黄りんの毒性について、正しいものはどれか。

  • ①毒性は弱いものの、皮膚に触れると発火してやけどを起こす
  • ②赤りんと同程度の毒性で、特別な保護具は必要ない
  • ③猛毒であり、皮膚に触れるとやけどを起こすおそれもある
  • ④水中では毒性を失うので、水中なら素手で扱える
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正解 ③猛毒であり、皮膚に触れるとやけどを起こすおそれもある
解説
黄りんは猛毒で、少量でも人体に重大な害を与えます。皮膚に触れると、自然発火による熱でやけどを起こすおそれもあります。取り扱うときは、保護具を着用し、水中で取り扱うなど細心の注意が必要です。

他の選択肢が不適切な理由
・毒性は弱い:黄りんは猛毒です。
・赤りんと同程度の毒性:赤りんには黄りんのような強い毒性はなく、黄りんは保護具を着用して取り扱います。
・水中では毒性を失う:黄りんは水に溶けず、水中でも毒性は失われません。

覚え方のポイント
「黄りん=猛毒・自然発火」「赤りん=毒性なし・自然発火しない」。同素体でも性質はまったく違います。
問65-4

黄りんの火災の消火方法として、適切なものはどれか。

  • ①噴霧注水や乾燥砂などで消火し、高圧の注水は避ける
  • ②高圧の棒状の水を勢いよくかけて、飛び散らせて消火する
  • ③禁水性なので、炭酸水素塩類の粉末だけで消火する
  • ④二酸化炭素消火剤を放射して、窒息させて消火する
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正解 ①噴霧注水や乾燥砂などで消火し、高圧の注水は避ける
解説
黄りんは水と反応しないので、噴霧注水(霧状の水)・泡・強化液・乾燥砂などで消火できます。ただし、高圧の水を勢いよくかけると、融けた黄りんが飛び散って燃え広がるおそれがあるので避けます。

他の選択肢が不適切な理由
・高圧の棒状の水で飛び散らせる:飛び散った黄りんが燃え広がり、危険が増します。
・禁水性なので炭酸水素塩類の粉末だけ:黄りんは禁水性の物質ではなく、水で消火できます。炭酸水素塩類の粉末は禁水性物品の火災に使うもので、黄りんの火災には適応しません。
・二酸化炭素で窒息:二酸化炭素は、黄りんなど禁水性物品以外の第3類の火災に適応しません(危険物の規制に関する政令別表第五)。窒息させても冷却されず、再び発火するおそれがあります。

覚え方のポイント
黄りんの消火は「水はOK、ただし霧状で」。第3類の中で水が使える唯一の物質です。
問75-4

黄りんの溶解性について、正しいものはどれか。

  • ①水にも二硫化炭素にも、どちらにもまったく溶けないもの
  • ②水にはよく溶けるが、二硫化炭素やベンゼンには溶けない
  • ③水にも二硫化炭素にも、どちらにもよく溶ける性質を持つ
  • ④水には溶けないが、二硫化炭素やベンゼンにはよく溶ける
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正解 ④水には溶けないが、二硫化炭素やベンゼンにはよく溶ける
解説
黄りんは水には溶けませんが、二硫化炭素やベンゼンには溶けます。水に溶けないので、水中で保存しても失われることはありません。

他の選択肢が不適切な理由
・水によく溶ける:黄りんは水に溶けません。水に溶けるなら水中保存はできません。
・どちらにもよく溶ける:水には溶けません。
・どちらにも溶けない:二硫化炭素やベンゼンには溶けます(どちらにも溶けないのは赤りんです)。

覚え方のポイント
「黄りん=二硫化炭素に溶ける」「赤りん=二硫化炭素に溶けない」。溶解性でも同素体の違いが問われます。
問85-4

黄りんの指定数量として、正しいものはどれか。

  • ①10kg
  • ②20kg
  • ③100kg
  • ④300kg
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正解 ②20kg
解説
黄りんの指定数量は20kgです(危険物の規制に関する政令別表第三)。第3類の中で、名前が挙がっている品名のうち、カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルリチウム(10kg)と区別して覚える必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
・10kg:カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルリチウムの指定数量です。
・100kg:第2類の赤りんの指定数量です(同素体でも類も指定数量も違います)。
・300kg:第三種自然発火性物質及び禁水性物質の指定数量です。

覚え方のポイント
「黄りん20kg・赤りん100kg」。同じりんでも、自然発火する黄りんのほうが指定数量が小さい(危険)と覚えます。
問95-4

黄りんを貯蔵する場合の注意として、正しいものはどれか。

  • ①禁水性物品と同じ貯蔵所でも、棚を分ければ貯蔵してよい
  • ②禁水性物品とは、同一の貯蔵所で貯蔵してはならない
  • ③水中にあれば、容器の転倒や破損は気にしなくてよい
  • ④保護液の水は、黄りんが半分程度浸かっていれば足りる
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正解 ②禁水性物品とは、同一の貯蔵所で貯蔵してはならない
解説
黄りんその他水中に貯蔵する物品と禁水性物品とは、同一の貯蔵所で貯蔵してはいけません(危険物の規制に関する政令第26条第1項第1号の3)。黄りんを保存している水が禁水性物品にかかると、発火などの事故につながるからです。

他の選択肢が不適切な理由
・棚を分ければ同じ貯蔵所でよい:棚を分けても、同一の貯蔵所で貯蔵することはできません。
・水中にあれば転倒や破損は気にしなくてよい:容器が転倒・破損して水が抜けると黄りんが露出し、自然発火します。危険物を収納した容器は、みだりに転倒させたり落下させたりしてはいけません(同政令第24条第12号)。
・半分程度浸かれば足りる:保護液から露出しないようにしなければなりません(同政令第24条第14号)。露出した部分は自然発火します。

覚え方のポイント
「同じ第3類でも、黄りん(水中保存)と禁水性物品は同居禁止」。法令の貯蔵の基準でも出題されます。
問105-4

黄りんと赤りんについて、正しいものはどれか。

  • ①黄りんと赤りんは別の元素からなり、どちらも第2類の危険物である
  • ②同じりんの同素体であり、どちらも第3類の自然発火性物質に分類される
  • ③同じりんの同素体だが、黄りんは第3類、赤りんは第2類の危険物である
  • ④赤りんのほうが自然発火しやすく、水中に保存しなければならない
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正解 ③同じりんの同素体だが、黄りんは第3類、赤りんは第2類の危険物である
解説
黄りんと赤りんは、どちらもりん(P)からなる同素体ですが、性質が大きく違うため、消防法では黄りんが第3類(自然発火性物質)、赤りんが第2類(可燃性固体)に分類されています。

他の選択肢が不適切な理由
・どちらも第3類:赤りんは第2類です。
・別の元素:どちらもりんの同素体です。
・赤りんのほうが自然発火しやすい:自然発火しやすく水中保存が必要なのは黄りんです。

覚え方のポイント
「黄りん=第3類・発火点約50℃・水中保存・猛毒」「赤りん=第2類・発火点約260℃・毒性なし」。比較表で覚えます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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