2026年版・4-2

第2類:硫化りんの一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第2類 可燃性固体」から、第2類:硫化りんに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全660問) 第2類 可燃性固体の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問14-2

三硫化りんの性状として、正しいものはどれか。

  • ①無色の液体で、空気中で自然発火して燃える
  • ②暗赤色の粉末で、水にも二硫化炭素にも溶けない
  • ③銀白色の金属で、水と反応して水素を発生する
  • ④黄色の結晶で、二硫化炭素やベンゼンに溶ける
答えと解説を見る
正解 ④黄色の結晶で、二硫化炭素やベンゼンに溶ける
解説
三硫化りん(P₄S₃)は黄色の結晶で、比重は約2.03です。二硫化炭素やベンゼンに溶けますが、冷水には溶けません。熱水と反応すると分解して、有毒で可燃性の硫化水素を発生します。発火点は約100℃と低く、摩擦や小さな火でも発火するおそれがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・暗赤色の粉末で水にも二硫化炭素にも溶けない:これは赤りんの性状です。
・銀白色の金属で水素を発生:これはマグネシウムなどの金属の性状です。
・無色の液体で自然発火:三硫化りんは固体で、黄色です。

覚え方のポイント
硫化りんは「黄色系の結晶・二硫化炭素に溶ける・水(熱水)で硫化水素」。三硫化りんは発火点が約100℃と低い点も重要です。
問24-2

硫化りんが水と反応したときに発生するものとして、正しいものはどれか。

  • ①燃焼を助ける酸素
  • ②無害で不燃性の窒素
  • ③有毒で可燃性の硫化水素
  • ④無毒で不燃性の二酸化炭素
答えと解説を見る
正解 ③有毒で可燃性の硫化水素
解説
硫化りん(三硫化りん・五硫化りん・七硫化りん)は、水(熱水)と反応して分解し、有毒で可燃性の硫化水素(H₂S)を発生します。硫化水素は腐った卵のような臭いを持つ気体です。このため、硫化りんの火災に水を使うと有毒な硫化水素が発生するおそれがあり、注意が必要です(政令別表第五では、硫化りんは「その他の第二類の危険物」として水系の消火設備も適応とされています)。

他の選択肢が不適切な理由
・窒素:硫化りんに窒素は含まれていません。
・酸素:水と反応して酸素を出すのは、第1類のアルカリ金属の過酸化物です。
・二酸化炭素:硫化りんに炭素は含まれていません。

覚え方のポイント
「硫化りん+水=硫化水素(有毒・可燃性)」。硫黄と水素から硫化水素、と成分から考えると覚えやすくなります。
問34-2

五硫化りんの性状として、正しいものはどれか。

  • ①暗赤色の粉末で、水と反応しても何も発生しないもの
  • ②淡黄色の結晶で、水と反応して硫化水素を発生する
  • ③黒色の液体で、空気中で速やかに自然発火する
  • ④無色の気体で、空気と混ざると爆発的に燃える
答えと解説を見る
正解 ②淡黄色の結晶で、水と反応して硫化水素を発生する
解説
五硫化りん(P₂S₅。実際の分子はP₄S₁₀ですが、試験ではP₂S₅と書かれるのが一般的です)は淡黄色の結晶で、比重は約2.09です。二硫化炭素に溶け、水と反応して分解し、有毒で可燃性の硫化水素を発生します。燃えると二酸化硫黄と五酸化二りんを生じます。

他の選択肢が不適切な理由
・暗赤色の粉末で何も発生しない:五硫化りんは淡黄色で、水と反応して硫化水素を出します。
・黒色の液体で自然発火:五硫化りんは固体で、淡黄色です。
・無色の気体:危険物に気体はありません。

覚え方のポイント
硫化りんの色は「三硫化りん=黄色、五硫化りん・七硫化りん=淡黄色」。どれも水と反応して硫化水素を出す点が共通です。
問44-2

七硫化りんの性状として、正しいものはどれか。

  • ①淡黄色の結晶で、冷水では徐々に、熱水では速やかに分解する
  • ②暗赤色の粉末で、冷水にも熱水にもまったく反応しないもの
  • ③銀白色の軽い金属で、燃えると強い白い光を放って激しく燃焼する
  • ④無色の液体で、引火点が低く、常温でも容易に引火するもの
答えと解説を見る
正解 ①淡黄色の結晶で、冷水では徐々に、熱水では速やかに分解する
解説
七硫化りん(P₄S₇)は淡黄色の結晶で、二硫化炭素にわずかに溶けます。冷水では徐々に、熱水では速やかに分解して、有毒で可燃性の硫化水素を発生します。

他の選択肢が不適切な理由
・暗赤色で水に反応しない:七硫化りんは淡黄色で、水と反応して分解します。
・銀白色の軽い金属:これはマグネシウムの性状です。
・無色の液体で引火点が低い:七硫化りんは固体です。

覚え方のポイント
七硫化りんは「冷水でゆっくり、熱水で速く分解」。水との反応の速さが問われることがあります。
問54-2

硫化りんの火災の消火方法として、最も適切なものはどれか。

  • ①炭酸水素塩類の粉末で消火する
  • ②乾燥砂などで覆って窒息消火する
  • ③二酸化炭素を放射して窒息消火する
  • ④ハロゲン化物を放射して抑制消火する
答えと解説を見る
正解 ②乾燥砂などで覆って窒息消火する
解説
硫化りんの火災には、乾燥砂などで覆って窒息消火するのが最も適切です。危険物の規制に関する政令別表第五では、硫化りんは「その他の第二類の危険物」に当たり、乾燥砂・膨張ひる石などのほか、水・泡などの水系の消火設備も適応とされています。ただし硫化りんは水(特に熱水)と反応して有毒で可燃性の硫化水素を発生するため、実際に水を使うときは注意が必要です。

他の選択肢が不適切な理由
・炭酸水素塩類の粉末:政令別表第五で、「その他の第二類」には適応しないとされています(第2類で適応するのは、鉄粉・金属粉・マグネシウムと引火性固体です)。
・二酸化炭素:政令別表第五で、第2類のうち引火性固体以外には適応しないとされています。
・ハロゲン化物:同じく、引火性固体以外の第2類には適応しないとされています。

覚え方のポイント
硫化りん・赤りん・硫黄(その他の第2類)には「二酸化炭素・ハロゲン化物・炭酸水素塩類の粉末」が適応しません。硫化りんは法令上は水系も適応ですが、水で硫化水素が出る点に注意、と押さえます。
問64-2

硫化りんが燃焼したときに生じる物質の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①窒素と水蒸気
  • ②硫化水素と一酸化炭素
  • ③水素と二酸化炭素
  • ④二酸化硫黄と五酸化二りん
答えと解説を見る
正解 ④二酸化硫黄と五酸化二りん
解説
硫化りんは硫黄とりんの化合物なので、燃焼すると硫黄が酸化されて二酸化硫黄(SO₂)、りんが酸化されて五酸化二りん(十酸化四りん、P₄O₁₀)を生じます。二酸化硫黄は有毒な気体です。

他の選択肢が不適切な理由
・硫化水素と一酸化炭素:硫化水素は水と反応したときに発生するもので、燃焼生成物ではありません。硫化りんに炭素は含まれていません。
・水素と二酸化炭素:燃焼で水素はできず、炭素も含まれていません。
・窒素と水蒸気:硫化りんには窒素も水素も含まれていません。

覚え方のポイント
「燃焼=酸素と結びつく」。硫黄→二酸化硫黄、りん→五酸化二りん、と成分ごとに考えます。
問74-2

三硫化りんの危険性として、正しいものはどれか。

  • ①水に溶けて強い酸性を示し、金属を激しく腐食させるおそれがある
  • ②発火点が約1,000℃と高く、通常の火災ではまったく燃えない
  • ③発火点が約100℃と低く、摩擦によっても発火するおそれがある
  • ④空気と触れるだけで常温でも自然発火するので、水中で保存する
答えと解説を見る
正解 ③発火点が約100℃と低く、摩擦によっても発火するおそれがある
解説
三硫化りんは発火点が約100℃と低く、摩擦や小さな火花でも発火するおそれがあります。マッチの頭薬の原料として使われるのもこのためです。燃えると有毒な二酸化硫黄を発生します。

他の選択肢が不適切な理由
・発火点が約1,000℃:発火点は約100℃と低い値です。
・水に溶けて強い酸性:三硫化りんは冷水に溶けません。熱水とは反応して硫化水素を発生します。
・常温で自然発火して水中で保存:水中で保存するのは第3類の黄りんです。硫化りんは水と反応するので、水中保存は不適切です。

覚え方のポイント
三硫化りんは「発火点約100℃・摩擦で発火」。第2類の中でも特に着火しやすい物質です。
問84-2

硫化りんの貯蔵・取扱いの方法として、正しいものはどれか。

  • ①水分と接触しないように容器を密封し、火気や酸化剤から離して貯蔵する
  • ②空気と触れると発火するので、水を満たした容器の中に沈めて貯蔵しておく
  • ③灯油などの保護液の中に入れて、空気に触れないようにして貯蔵する
  • ④湿った空気で冷やすため、ふたを開けて通気のよい棚で貯蔵する
答えと解説を見る
正解 ①水分と接触しないように容器を密封し、火気や酸化剤から離して貯蔵する
解説
硫化りんは、水と反応して有毒な硫化水素を発生するので、容器を密封して水分と接触しないようにし、火気・摩擦・酸化剤から離して冷暗所に貯蔵します。

他の選択肢が不適切な理由
・水を満たした容器に沈める:水と反応して硫化水素を発生するので危険です。水中で保存するのは黄りんです。
・灯油などの保護液の中:灯油中に保存するのは第3類のカリウムやナトリウムです。
・ふたを開けて湿った空気に触れさせる:湿気と反応して有毒な硫化水素を発生するおそれがあります。

覚え方のポイント
保存方法の違いは「黄りん=水中」「カリウム・ナトリウム=灯油中」「硫化りん=密封(水を避ける)」。よく問われる対比です。
問94-2

硫化りん(三硫化りん・五硫化りん・七硫化りん)に共通する性質として、正しいものはどれか。

  • ①いずれも黄色系の結晶で、水と反応すると硫化水素を発生する
  • ②いずれも暗赤色の粉末で、水と反応すると酸素を発生させるもの
  • ③いずれも常温で液体で、水より軽く水に浮いて燃え広がる
  • ④いずれも燃えない物質で、他の物質を酸化させる働きを持つ
答えと解説を見る
正解 ①いずれも黄色系の結晶で、水と反応すると硫化水素を発生する
解説
三硫化りん(黄色)・五硫化りん(淡黄色)・七硫化りん(淡黄色)は、いずれも黄色系の結晶で、比重は2より大きく、水(熱水)と反応すると有毒で可燃性の硫化水素を発生します。燃えると二酸化硫黄と五酸化二りんを生じます。

他の選択肢が不適切な理由
・暗赤色の粉末で酸素を発生:暗赤色の粉末は赤りんで、硫化りんが水と反応して出すのは硫化水素です。
・常温で液体で水より軽い:硫化りんは固体で、水より重い物質です。
・燃えない酸化剤:硫化りんは燃えやすい可燃性固体です。

覚え方のポイント
硫化りん3兄弟の共通点は「黄色系・重い・水で硫化水素・燃えて二酸化硫黄」。違いは色の濃さと水との反応の速さです。
問104-2

硫化りんの指定数量として、正しいものはどれか。

  • ①10kg
  • ②100kg
  • ③500kg
  • ④1,000kg
答えと解説を見る
正解 ②100kg
解説
硫化りんの指定数量は100kgです。第2類では、硫化りん・赤りん・硫黄が100kg、鉄粉が500kg、引火性固体が1,000kgで、その他(金属粉・マグネシウムなど)は試験の結果により第一種可燃性固体100kgか第二種可燃性固体500kgになります(危険物の規制に関する政令別表第三)。

他の選択肢が不適切な理由
・10kg:第3類のカリウム・ナトリウムなどの指定数量です。
・500kg:鉄粉や第二種可燃性固体の指定数量です。
・1,000kg:引火性固体の指定数量です。

覚え方のポイント
第2類の指定数量は「名前が挙がっている硫化りん・赤りん・硫黄は100kg」。鉄粉500kg、引火性固体1,000kgとあわせて覚えます。

危険物 丙種・乙種の対策問題(全660問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。各都道府県及び一般財団法人消防試験研究センターとは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】