2026年版・2-5

燃焼:引火点・発火点・燃焼範囲の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「物理・化学と燃焼・消火の基礎」から、燃焼:引火点・発火点・燃焼範囲に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問12-5

引火点と燃焼範囲の関係について、正しいものはどれか。

  • ①引火点の液温では、液面付近の蒸気濃度が燃焼範囲の下限値に達している
  • ②引火点の液温では、液面付近の蒸気濃度が燃焼範囲の上限値に達している
  • ③引火点の液温では、液体の蒸気圧が外圧と等しくなって沸騰している
  • ④引火点の液温では、蒸気濃度が燃焼範囲を超え、濃すぎて燃えなくなる
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正解 ①引火点の液温では、液面付近の蒸気濃度が燃焼範囲の下限値に達している
解説
引火点は、液面付近の蒸気濃度がちょうど燃焼範囲の下限値に達する液温です。液温が引火点より低いと、蒸気が薄すぎて火を近づけても燃えませんが、引火点以上になると燃焼範囲に入り、火源があれば引火します。

他の選択肢が不適切な理由
・上限値に達している:引火点で達するのは下限値です。
・蒸気圧が外圧と等しくなって沸騰:これは沸点の説明です。引火点は沸騰とは関係なく、液面付近の蒸気が下限値に達する液温です。
・濃すぎて燃えない:引火点は燃え始める温度で、濃すぎる状態ではありません。

覚え方のポイント
「引火点=下限値に届く温度」。引火点と燃焼範囲の下限値は、同じ現象を「温度」と「濃度」で表したもの、と理解します。
問22-5

燃焼範囲が1.4〜7.6容量%のガソリンの蒸気について、空気と混合した気体のうち、火源があれば燃焼するものはどれか。

  • ①空気99Lに蒸気1Lを混合したもの
  • ②空気95Lに蒸気5Lを混合したもの
  • ③空気90Lに蒸気10Lを混合したもの
  • ④空気80Lに蒸気20Lを混合したもの
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正解 ②空気95Lに蒸気5Lを混合したもの
解説
混合気中の蒸気の濃度は「蒸気の体積÷(空気+蒸気の体積)×100」で求めます。空気95Lと蒸気5Lなら、5÷100×100=5容量%で、燃焼範囲(1.4〜7.6容量%)の中に入るため燃焼します。

他の選択肢が不適切な理由
・蒸気1L:1容量%で、下限値(1.4%)より薄いため燃焼しません。
・蒸気10L:10容量%で、上限値(7.6%)より濃いため燃焼しません。
・蒸気20L:20容量%で、上限値を大きく超えるため燃焼しません。

覚え方のポイント
濃度の分母は「空気+蒸気の合計」です。空気の量だけで割らないように注意します。
問32-5

引火点が最も低いものはどれか。

  • ①軽油
  • ②灯油
  • ③ガソリン
  • ④重油
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正解 ③ガソリン
解説
引火点はおおむね、ガソリンが-40℃以下、灯油が40℃以上、軽油が45℃以上、重油が60〜150℃程度です。ガソリンは冬の屋外でも引火点より温度が高く、常に引火の危険がある状態です。

他の選択肢が不適切な理由
・灯油:引火点は40℃以上で、常温では通常引火しません(加熱や霧状になると引火しやすくなります)。
・軽油:引火点は45℃以上です。
・重油:引火点は60〜150℃程度で、この中では最も高い部類です。

覚え方のポイント
引火点は「ガソリン(-40℃以下)<灯油(40℃以上)<軽油(45℃以上)<重油(60℃以上)」。丙種の性質問題の最重要数値です。
問42-5

ガソリンと灯油の発火点について、正しいものはどれか。

  • ①灯油とガソリンの発火点は、どちらも約100℃でほぼ同じである
  • ②灯油の発火点(約300℃)は、ガソリンの発火点(約220℃)より高い
  • ③ガソリンの発火点は、引火点と同じく-40℃以下の低い温度である
  • ④灯油の発火点(約220℃)は、ガソリンの発火点(約300℃)より低い
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正解 ④灯油の発火点(約220℃)は、ガソリンの発火点(約300℃)より低い
解説
引火点はガソリンのほうがずっと低い(ガソリン-40℃以下、灯油40℃以上)のに対し、発火点は灯油(約220℃)のほうがガソリン(約300℃)より低くなっています。引火点と発火点の大小は、必ずしも同じ順にはなりません。

他の選択肢が不適切な理由
・灯油が約300℃でガソリンより高い:数値が入れ替わっています。
・ガソリンの発火点が-40℃以下:-40℃以下はガソリンの引火点で、発火点は約300℃です。
・どちらも約100℃:どちらの発火点とも合いません。

覚え方のポイント
「引火はガソリンが低い、発火は灯油が低い」。逆転している点がよく問われます。
問52-5

自然発火について、正しいものはどれか。

  • ①物質を強く加熱したとき、蒸気が燃焼範囲の上限を超えて燃え出す現象
  • ②物質に火花や炎を近づけたとき、その蒸気に引火して燃え出す現象
  • ③物質が空気中で発熱し、その熱が蓄積して発火点に達して燃え出す現象
  • ④液体の蒸気が燃焼範囲の下限値に達したとき、火源なしで燃え出す現象
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正解 ③物質が空気中で発熱し、その熱が蓄積して発火点に達して燃え出す現象
解説
自然発火は、物質が空気中で酸化や分解などによって発熱し、その熱が逃げずに蓄積して温度が上がり、やがて発火点に達して燃え出す現象です。外から火源を与えなくても起こります。

他の選択肢が不適切な理由
・火花や炎を近づけて引火:これは引火で、火源が必要です。
・燃焼範囲の上限を超えて燃え出す:上限を超えると蒸気が濃すぎて燃えません。
・下限値に達して火源なしで燃え出す:蒸気が下限値に達しても、火源がなければ燃焼は始まりません(これは引火の条件です)。

覚え方のポイント
自然発火は「発熱+熱の蓄積」の2条件。通風が悪く熱がこもる場所で起こりやすくなります。
問62-5

自然発火の原因となる熱の種類と物質の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①酸化熱 ― 乾性油のウエス
  • ②分解熱 ― 活性炭の粉
  • ③吸着熱 ― セルロイド
  • ④発酵熱 ― アマニ油の布
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正解 ①酸化熱 ― 乾性油のウエス
解説
アマニ油などの乾性油をしみ込ませた布(ウエス)は、空気中の酸素と反応して酸化熱を出し、熱がこもると自然発火します。動植物油類の自然発火の代表例です。

他の選択肢が不適切な理由
・分解熱 ― 活性炭の粉:活性炭の粉は吸着熱による自然発火の例です。
・吸着熱 ― セルロイド:セルロイドやニトロセルロースは分解熱による自然発火の例です。
・発酵熱 ― アマニ油の布:アマニ油の布は酸化熱の例です。発酵熱(微生物による熱)の例は、たい肥や干し草です。

覚え方のポイント
「酸化熱=乾性油・石炭」「分解熱=セルロイド・ニトロセルロース」「吸着熱=活性炭・木炭粉」「発酵熱=たい肥・干し草」。
問72-5

燃焼範囲の上限値を超える濃度の可燃性蒸気と空気の混合気について、正しいものはどれか。

  • ①上限値を超えた混合気は、空気で薄まっても燃焼範囲には入らない
  • ②蒸気が濃いほど燃えやすく、火源がなくても自然に燃焼し始める
  • ③上限値を超えると、燃焼範囲の中にあるときより激しく燃焼する
  • ④蒸気が濃すぎて酸素が不足するため、火源があっても燃焼しない
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正解 ④蒸気が濃すぎて酸素が不足するため、火源があっても燃焼しない
解説
燃焼範囲の上限値を超えると、混合気の中の蒸気が濃すぎて酸素が不足するため、火源があっても燃焼しません。ただし、空気が入り込んで薄まると燃焼範囲に入り、燃焼や爆発の危険が生じます。タンクの中などでは、この変化に注意が必要です。

他の選択肢が不適切な理由
・火源がなくても燃焼:火源なしで燃え出すのは発火点に達したときで、濃度とは別の話です。
・範囲内より激しく燃焼:上限値を超えると燃焼しません。
・空気で薄まっても燃焼範囲に入らない:空気が入り込んで薄まれば燃焼範囲に入り、燃焼や爆発の危険が生じます。

覚え方のポイント
「上限超え=濃すぎて燃えない、でも薄まれば燃える」。安全だと思い込まないことが大切です。
問82-5

引火点に関する説明として、正しいものはどれか。

  • ①液温が引火点以上になると、火源がなくても自然に燃え出す
  • ②液温が引火点以上でも、火源がなければ燃焼は始まらない
  • ③引火点は気温を表す値で、液体の温度とは関係がない
  • ④引火点が高い液体ほど、常温で引火する危険性が高い
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正解 ②液温が引火点以上でも、火源がなければ燃焼は始まらない
解説
引火点は、火源を近づけたときに燃え出す最低の液温です。液温が引火点以上になって液面付近の蒸気が燃焼範囲に入っても、火源(点火源)がなければ燃焼は始まりません。火源なしで燃え出すのは、発火点以上に加熱された場合です。

他の選択肢が不適切な理由
・火源がなくても自然に燃え出す:これは発火点の説明です。
・気温を表す値:引火点は液体の温度(液温)です。
・引火点が高いほど危険:引火点が低い液体ほど、常温で引火する危険性が高くなります。

覚え方のポイント
引火には「引火点以上の液温」と「火源」の両方が必要です。だから、ガソリンを扱う場所では火気と静電気の管理が欠かせません。
問92-5

可燃性液体の危険性について、正しいものはどれか。

  • ①引火点と燃焼範囲の下限値が高いほど、危険性が高い
  • ②引火点と燃焼範囲の下限値が低いほど、危険性が高い
  • ③発火点が高く、燃焼範囲が狭いほど、危険性が高い
  • ④沸点が高く、蒸気圧が低いほど、危険性が高い
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正解 ②引火点と燃焼範囲の下限値が低いほど、危険性が高い
解説
可燃性液体は、引火点が低いほど低い温度でも引火し、燃焼範囲の下限値が低いほど少しの蒸気でも燃えるので、危険性が高くなります。さらに、燃焼範囲が広いほど、発火点が低いほど、沸点が低く蒸気圧が高い(蒸発しやすい)ほど危険です。

他の選択肢が不適切な理由
・引火点と下限値が高いほど危険:逆です。
・発火点が高く燃焼範囲が狭いほど危険:どちらも危険性が低くなる方向です。
・沸点が高く蒸気圧が低いほど危険:蒸発しにくくなるので、危険性は低くなります。

覚え方のポイント
危険な方向は「低い(引火点・発火点・下限値・沸点)」と「広い・高い(燃焼範囲・蒸気圧)」。
問102-5

特殊引火物の二硫化炭素について、正しいものはどれか。

  • ①引火点が約200℃と高く、常温ではガソリンより引火しにくく比較的安全な液体である
  • ②発火点が約300℃とガソリン並みに高く、高温の配管に触れても発火しにくい
  • ③発火点が約90℃と非常に低く、高温の蒸気配管に触れただけでも発火するおそれがある
  • ④燃焼範囲が非常に狭く、蒸気が空気と混ざっても燃焼する危険はほとんどない
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正解 ③発火点が約90℃と非常に低く、高温の蒸気配管に触れただけでも発火するおそれがある
解説
二硫化炭素は第4類の特殊引火物で、発火点が約90℃と、危険物の中でも特に低いことで知られています。高温の配管や電球の表面などに触れただけでも発火するおそれがあります。引火点も-30℃以下と非常に低く、燃焼範囲も広い(1.3〜50容量%)危険な液体です。水より重く水に溶けないため、水中に貯蔵して蒸気の発生を抑えます。

他の選択肢が不適切な理由
・発火点が約300℃でガソリン並み:約300℃はガソリンの発火点です。二硫化炭素の発火点は約90℃で、ガソリンよりはるかに低い値です。
・引火点が約200℃:引火点は-30℃以下で、非常に低い値です。
・燃焼範囲が非常に狭い:燃焼範囲は非常に広い物質です。

覚え方のポイント
「発火点90℃の二硫化炭素」は、燃焼の基礎の問題で発火点の低い例として出てきます。二硫化炭素は丙種の範囲外ですが、数値は燃焼の知識として押さえておきます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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