2026年版・0-5

化学の基本用語の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「最初に覚える土台知識」から、化学の基本用語に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問10-5

物質の分類について、正しいものはどれか。

  • ①空気は混合物、水は化合物、酸素は単体である
  • ②空気は化合物、水は単体、酸素は混合物である
  • ③空気は単体、水は混合物、酸素は化合物である
  • ④空気は混合物、水は単体、酸素は化合物である
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正解 ①空気は混合物、水は化合物、酸素は単体である
解説
1種類の元素だけでできている純粋な物質を単体(酸素O₂、鉄Feなど)、2種類以上の元素が化学的に結びついた純粋な物質を化合物(水H₂O、二酸化炭素CO₂など)、2種類以上の物質が単に混ざり合ったものを混合物(空気、ガソリン、灯油など)といいます。

他の選択肢が不適切な理由
・空気は化合物:空気は窒素・酸素などが混ざっただけの混合物です。
・水は単体、水は混合物:水は水素と酸素が結びついた化合物です。
・酸素は混合物、酸素は化合物:酸素は酸素原子だけでできた単体です。

覚え方のポイント
「単体=元素1種類」「化合物=元素2種類以上が結合」「混合物=物質が混ざっただけ」。ガソリン・灯油・軽油は、いくつもの炭化水素が混ざった混合物です。
問20-5

液体の比重について、正しいものはどれか。

  • ①比重が1より大きく水に溶けない液体は、水に浮く
  • ②比重が1より小さく水に溶けない液体は、水に浮く
  • ③比重が1より小さい液体は、必ず水によく溶ける
  • ④比重は、液体の重さを空気の重さと比べた値である
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正解 ②比重が1より小さく水に溶けない液体は、水に浮く
解説
液体や固体の比重は、その物質の重さを、同じ体積の水(4℃)の重さと比べた値です。比重が1より小さく水に溶けない液体は水に浮き、1より大きい液体は水に沈みます。ガソリン(比重0.65〜0.75程度)や灯油は水に浮くため、火災のときに注水すると水面に広がって火災を拡大させるおそれがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・比重が1より大きく水に浮く:比重が1より大きく水に溶けない液体は、水に沈みます。
・必ず水によく溶ける:比重の大小と水に溶けるかどうかは関係がありません。
・空気の重さと比べた値:それは蒸気比重の説明です。液体の比重は水と比べます。

覚え方のポイント
「比重は水と比べる、蒸気比重は空気と比べる」。どちらも1が基準で、1より小さければ浮く(上に行く)、大きければ沈む(下に行く)と考えます。
問30-5

蒸気比重が1より大きい可燃性蒸気について、正しいものはどれか。

  • ①空気と同じ重さなので、室内に均一に広がりやすい
  • ②空気より軽いので、天井付近に集まって拡散していきやすい
  • ③空気より重いので、低い所や床面に沿って滞留しやすい
  • ④水より重いので、水の中に沈んで燃えにくくなる
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正解 ③空気より重いので、低い所や床面に沿って滞留しやすい
解説
蒸気比重は、その蒸気の重さを同じ体積の空気と比べた値です。1より大きい蒸気は空気より重く、低い所や床面に沿って流れ、くぼみなどに滞留しやすくなります。第4類の蒸気の多くは蒸気比重が1より大きいため、低所の換気や火気の管理が大切です。

他の選択肢が不適切な理由
・空気より軽い:蒸気比重が1より小さい場合の説明です。
・空気と同じ重さ:蒸気比重が1の場合で、1より大きいという条件と合いません。
・水より重いので水に沈む:蒸気比重は空気と比べた値で、水とは比べません。

覚え方のポイント
「蒸気比重が1より大きい=床をはう」。遠くの火源まで流れていって引火することがあるので、低所の火気に注意します。
問40-5

「潮解」の説明として、正しいものはどれか。

  • ①液体が冷やされて、固体に変わって固まってしまう現象
  • ②結晶が空気中で結晶水を失い、粉末状になってしまう現象
  • ③固体が液体を経ずに、直接気体に変わってしまう現象
  • ④固体が空気中の水分を吸って、その水に溶けてしまう現象
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正解 ④固体が空気中の水分を吸って、その水に溶けてしまう現象
解説
潮解は、固体が空気中の水分(湿気)を吸収し、その水に溶けて液状になる現象です。第1類の塩素酸ナトリウムや硝酸アンモニウムなどは潮解性があり、潮解した液が木や紙にしみ込むと、乾いたあとに燃えやすい状態になり危険です。このため容器を密栓して湿気を避けます。

他の選択肢が不適切な理由
・結晶水を失って粉末状になる:これは風解の説明です。
・液体を経ずに直接気体になる:これは昇華の説明です(ナフタレンなど)。
・液体が固体に変わる:これは凝固の説明です。

覚え方のポイント
「潮解=湿気を吸って溶ける」「風解=水を失って粉になる」。対になる言葉として覚えます。
問50-5

酸化の説明として、正しいものはどれか。

  • ①物質が水に溶けて、酸性の水溶液になる反応
  • ②物質が酸素を失う、または水素と化合する反応
  • ③物質が酸素と化合する、または水素を失う反応
  • ④物質が温度の上昇によって、液体になる反応
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正解 ③物質が酸素と化合する、または水素を失う反応
解説
酸化とは、物質が酸素と化合する反応、または物質が水素を失う反応です(電子を失う反応も酸化です)。逆に、酸素を失う反応、または水素と化合する反応は還元です。燃焼は、熱と光を伴う激しい酸化反応です。

他の選択肢が不適切な理由
・酸素を失う、水素と化合する:これは還元の説明です。
・水に溶けて酸性になる:酸性・塩基性は水溶液の性質で、酸化とは別の考え方です。
・温度の上昇で液体になる:これは融解という状態変化で、化学反応ではありません。

覚え方のポイント
「酸化=酸素をもらう・水素を失う」「還元=その逆」。酸化と還元は必ず同時に起こります。
問60-5

酸化剤について、正しいものはどれか。

  • ①他の物質を酸化させ、自らは還元される物質である
  • ②他の物質を還元させ、自らは酸化される物質である
  • ③自らは変化せず、反応の速さだけを変える物質である
  • ④水に溶けると、必ず強いアルカリ性を示す物質である
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正解 ①他の物質を酸化させ、自らは還元される物質である
解説
酸化剤は、相手に酸素を与えたり相手から電子を奪ったりして、相手を酸化させる物質です。そのとき酸化剤自身は還元されます。第1類(酸化性固体)と第6類(酸化性液体)の危険物は、強い酸化剤です。

他の選択肢が不適切な理由
・他を還元させ自らは酸化される:これは還元剤の説明です。可燃物の多くは還元剤として働きます。
・自らは変化せず反応の速さを変える:これは触媒の説明です。
・必ずアルカリ性:酸化剤かどうかと、水溶液の酸性・アルカリ性は関係がありません。第6類の硝酸や過塩素酸のように、強い酸性の酸化剤もあります。

覚え方のポイント
「酸化剤は相手を酸化し、自分は還元される」。酸化剤(第1類・第6類)と還元剤(可燃物)が混ざると、激しい反応が起こりやすくなります。
問70-5

物質が水に溶けるかどうかについて、正しいものはどれか。

  • ①重油は水によく溶けるため、注水すればすぐに消火できる
  • ②ガソリンは水によく溶けるため、水で薄めれば燃えることはなくなる
  • ③灯油は水によく溶け、比重が1より大きいため水に沈む
  • ④ガソリンは水に溶けにくく、比重が1より小さいため水に浮く
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正解 ④ガソリンは水に溶けにくく、比重が1より小さいため水に浮く
解説
ガソリン・灯油・軽油・重油などの石油製品は、水に溶けにくく(非水溶性)、比重が1より小さいため水に浮きます。そのため、これらの火災に注水すると、燃えている油が水面に広がって火災を拡大させるおそれがあります。消火には泡や粉末、二酸化炭素などによる窒息消火が適しています。

他の選択肢が不適切な理由
・ガソリンは水によく溶ける:ガソリンは水に溶けません。
・灯油は水によく溶けて沈む:灯油も水に溶けず、比重が1より小さいので水に浮きます。
・重油は水によく溶ける:重油も水に溶けません。比重は1よりやや小さく、水に浮きます。

覚え方のポイント
「石油製品は水に溶けず水に浮く→注水は火災を広げる」。丙種の性質・消火の問題の土台になる知識です。
問80-5

沸点の説明として、正しいものはどれか。

  • ①液体が火を近づけたとき、燃え出すのに十分な濃さの蒸気を出す温度
  • ②液体の蒸気圧が外圧(大気圧など)と等しくなって沸騰する温度
  • ③液体が冷やされて、固体に変わり始めるときの最高の温度
  • ④液体が加熱されて、火源なしで自ら燃え出す最低の温度
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正解 ②液体の蒸気圧が外圧(大気圧など)と等しくなって沸騰する温度
解説
沸点は、液体の飽和蒸気圧が外圧(ふつうは大気圧)と等しくなり、液体の内部からも蒸発が起こる(沸騰する)温度です。外圧が低くなると沸点は下がり、外圧が高くなると沸点は上がります。沸点が低い液体ほど蒸発しやすく、可燃性の液体では危険性が高くなります。

他の選択肢が不適切な理由
・燃え出すのに十分な蒸気を出す温度:これは引火点の説明です。
・固体に変わり始める温度:これは凝固点の説明です。
・火源なしで自ら燃え出す温度:これは発火点の説明です。

覚え方のポイント
「沸点=蒸気圧が外圧と同じになる温度」。山の上(気圧が低い)では水が100℃より低い温度で沸騰する、という身近な例で覚えます。
問90-5

化学式と物質名の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①NaClO₄ ― 塩素酸ナトリウム
  • ②KClO₃ ― 塩素酸カリウム
  • ③H₂O₂ ― 過塩素酸
  • ④HNO₃ ― 過酸化水素
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正解 ②KClO₃ ― 塩素酸カリウム
解説
KClO₃は塩素酸カリウムで、第1類の塩素酸塩類に当たります。化学式の読み方は、ClO₃が「塩素酸」、ClO₄が「過塩素酸」、ClO₂が「亜塩素酸」、ClOが「次亜塩素酸」です。

他の選択肢が不適切な理由
・NaClO₄:ClO₄は過塩素酸なので、過塩素酸ナトリウムです。塩素酸ナトリウムはNaClO₃です。
・H₂O₂:過酸化水素です(第6類)。過塩素酸はHClO₄です。
・HNO₃:硝酸です(第6類)。

覚え方のポイント
酸素の数で名前が変わります。「ClO=次亜塩素酸、ClO₂=亜塩素酸、ClO₃=塩素酸、ClO₄=過塩素酸」。酸素が多いほど「過」が付く、と覚えます。
問100-5

同素体の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①硫黄と硫化りん
  • ②水と過酸化水素
  • ③赤りんと黄りん
  • ④鉄粉と酸化鉄
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正解 ③赤りんと黄りん
解説
同素体は、同じ1種類の元素からできている単体で、原子の並び方(結合の仕方)が違うために性質が異なるものです。赤りん(第2類)と黄りん(第3類)はどちらもりん(P)だけでできた同素体ですが、黄りんは空気中で自然発火し、赤りんは自然発火しないなど、性質が大きく違います。

他の選択肢が不適切な理由
・水と過酸化水素:どちらも水素と酸素からなる化合物で、単体ではないため同素体ではありません。
・硫黄と硫化りん:硫化りんは硫黄とりんの化合物です。
・鉄粉と酸化鉄:酸化鉄は鉄と酸素の化合物です。

覚え方のポイント
同素体の代表は「赤りんと黄りん」「酸素とオゾン」「ダイヤモンドと黒鉛」。同じ元素でも類が違う(赤りんは第2類、黄りんは第3類)点が試験で問われます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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