問12-7
砂防えん堤を設ける目的に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- ①渓床が下方へ削られる縦侵食を止め、渓床の勾配を安定させること
- ②渓流に流れる水量そのものを増やし、下流の利水量を確保すること
- ③たまった土砂で山脚を固定し、渓岸の崩壊が広がるのを防ぐこと
- ④土砂の流出を抑え、また調節して下流へ流れる量を減らすこと
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正解
②渓流に流れる水量そのものを増やし、下流の利水量を確保すること
解説
砂防えん堤は、土砂災害を防ぐために渓流を横断して設ける構造物で、水量を増やして利水に使うための施設ではありません。したがってこの記述が誤りです。
目的は大きく三つあります。第一に、渓床(谷底)が流水で下方へ削られる縦侵食を止め、渓床の勾配を安定させることです。えん堤の上流に土砂がたまることで、そこから上流の渓床が守られます。
第二に、たまった土砂が両岸の斜面のすそを押さえる形になり、渓岸の崩壊が上へ広がるのを防ぎます。これを山脚の固定といいます。
第三に、一度に流れ出そうとする土砂をためて、下流へ流れる量を抑え、また時間をかけて少しずつ流すよう調節します。
本試験では、目的として治水以外のものを混ぜた記述が誤りとして出されます。
(根拠:河川砂防技術基準(計画編))
他の選択肢が不適切な理由
「縦侵食を止め渓床の勾配を安定させる」は正しく、砂防えん堤の基本的な目的です。
「土砂で山脚を固定し渓岸の崩壊を防ぐ」も正しく、堆砂による斜面のすその押さえです。
「土砂の流出を抑え調節して下流へ流れる量を減らす」も正しい目的にあたります。
砂防えん堤は、土砂災害を防ぐために渓流を横断して設ける構造物で、水量を増やして利水に使うための施設ではありません。したがってこの記述が誤りです。
目的は大きく三つあります。第一に、渓床(谷底)が流水で下方へ削られる縦侵食を止め、渓床の勾配を安定させることです。えん堤の上流に土砂がたまることで、そこから上流の渓床が守られます。
第二に、たまった土砂が両岸の斜面のすそを押さえる形になり、渓岸の崩壊が上へ広がるのを防ぎます。これを山脚の固定といいます。
第三に、一度に流れ出そうとする土砂をためて、下流へ流れる量を抑え、また時間をかけて少しずつ流すよう調節します。
本試験では、目的として治水以外のものを混ぜた記述が誤りとして出されます。
(根拠:河川砂防技術基準(計画編))
他の選択肢が不適切な理由
「縦侵食を止め渓床の勾配を安定させる」は正しく、砂防えん堤の基本的な目的です。
「土砂で山脚を固定し渓岸の崩壊を防ぐ」も正しく、堆砂による斜面のすその押さえです。
「土砂の流出を抑え調節して下流へ流れる量を減らす」も正しい目的にあたります。