問12-14
山岳トンネルのNATMの考え方に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①地山がもつ支える力を活かし、支保工と一体で安定を保つ
- ②地山の力は考えず、覆工コンクリートだけで全荷重を支える
- ③掘削後は支保工を設けず、地山が自然に落ち着くのを待つ
- ④掘削したらすぐに覆工を打ち、支保工は最後に取り付ける
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正解
①地山がもつ支える力を活かし、支保工と一体で安定を保つ
解説
NATMは、トンネルの周りの地山(じやま。トンネルを取り巻く岩や土)そのものがもつ支える力を積極的に利用し、それを補うかたちで支保工を組み合わせて安定を保つ考え方です。
掘削するとその面の周囲に力の流れが集まり、地山は少しずつ変形しながら新たなつり合いに落ち着きます。この変形を適度に許しつつ、緩みが進みすぎないうちに吹付けコンクリートとロックボルトで地山を押さえるのがNATMの要点です。
そのため掘削後はできるだけ早く支保工を施し、あわせて内空変位などを計測して地山の動きを確かめながら支保の量を調整します。
覆工コンクリートは、変位が落ち着いたあとに施工します。
本試験では、地山の力を活かす点と、計測に基づいて進める点が狙われます。
(根拠:トンネル標準示方書(山岳工法編))
他の選択肢が不適切な理由
「覆工コンクリートだけで全荷重を支える」は誤りで、それはNATM以前の考え方に近く、地山の力を活かすNATMとは異なります。
「支保工を設けず自然に落ち着くのを待つ」も誤りで、緩みが進んで崩落の危険が高まります。
「掘削後すぐに覆工を打ち、支保工は最後」も誤りで、順序が逆です。
NATMは、トンネルの周りの地山(じやま。トンネルを取り巻く岩や土)そのものがもつ支える力を積極的に利用し、それを補うかたちで支保工を組み合わせて安定を保つ考え方です。
掘削するとその面の周囲に力の流れが集まり、地山は少しずつ変形しながら新たなつり合いに落ち着きます。この変形を適度に許しつつ、緩みが進みすぎないうちに吹付けコンクリートとロックボルトで地山を押さえるのがNATMの要点です。
そのため掘削後はできるだけ早く支保工を施し、あわせて内空変位などを計測して地山の動きを確かめながら支保の量を調整します。
覆工コンクリートは、変位が落ち着いたあとに施工します。
本試験では、地山の力を活かす点と、計測に基づいて進める点が狙われます。
(根拠:トンネル標準示方書(山岳工法編))
他の選択肢が不適切な理由
「覆工コンクリートだけで全荷重を支える」は誤りで、それはNATM以前の考え方に近く、地山の力を活かすNATMとは異なります。
「支保工を設けず自然に落ち着くのを待つ」も誤りで、緩みが進んで崩落の危険が高まります。
「掘削後すぐに覆工を打ち、支保工は最後」も誤りで、順序が逆です。