2026年版・6-3

基礎-3 オプション取引のしくみの一問一答

証券外務員一種「最初に覚える土台知識」から、基礎-3 オプション取引のしくみに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問16-3

オプション取引で売買されているものの説明として、正しいものはどれか。

  • ①定めた価格で売買できる権利
  • ②定めた価格で売買する双方の義務
  • ③株式を分割して小口にしたもの
  • ④証拠金を証券にしたもの
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正解 ①定めた価格で売買できる権利
解説
オプション取引とは、あらかじめ定めた期日までに、あらかじめ定めた価格(権利行使価格)で原資産を売買できる権利を売買する取引です。売買されているのは権利であって、株式そのものではありません。
権利を買った側は、相場が有利に動いたときだけ権利を行使し、不利なときは行使せずに放っておけます。この「選べる」ということ自体に価値があるため、買い手は売り手にプレミアム(=権利の代金)を支払います。
先物では双方が履行義務を負うのに対し、オプションでは買い手が権利を持ち、売り手が義務を負うという非対称な関係になります。この非対称さが、損益の形や証拠金の要否など、後で学ぶ論点のほとんどにつながっていきます。
他の選択肢について

・双方の義務:双方が履行義務を負うのは先物取引の特徴です。
・株式を小口にしたもの:株式分割などの説明で、オプションとは異なります。
・証拠金を証券にしたもの:証拠金は担保として預ける財産であり、売買の対象ではありません。
問26-3

原資産の値下がりによって価値が高まるオプションと、その基本的な使い方の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①コールであり下落を見込んで買う
  • ②プットであり下落を見込んで買う
  • ③プットであり上昇を見込んで買う
  • ④コールであり上昇を見込んで売る
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正解 ②プットであり下落を見込んで買う
解説
プット・オプションは、原資産を売る権利です。原資産が値下がりするほど、あらかじめ決めた価格で市場より高く売れる権利の価値が高まります。
したがって相場の下落を見込むときは、プットの買いが基本の使い方になります。保有株の値下がりに備える保険としても使われ、支払うプレミアムは保険料にあたると考えると分かりやすいでしょう。
反対に、上昇を見込むときは買う権利であるコール・オプションの買いが基本です。「コールは買う権利で上昇によって価値が上がる、プットは売る権利で下落によって価値が上がる」という対応をまず覚えてください。
いずれも、買い手の損失は支払ったプレミアムの範囲にとどまります。
他の選択肢について

・下落を見込んでコールを買う:コールは値上がりで価値が高まるため、方向が逆です。
・上昇を見込んでプットを買う:プットは値上がりすると価値が下がります。
・上昇を見込んでコールを売る:コールの売りは、上昇するほど損失が拡大します。
問36-3

オプション取引の買い手と売り手の関係に関する説明として、正しいものはどれか。

  • ①互いに支払い合い双方が権利を得る
  • ②売り手が権利、買い手が義務を負う
  • ③買い手が権利、売り手が義務を負う
  • ④双方が権利で義務は取引所が負う
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正解 ③買い手が権利、売り手が義務を負う
解説
オプションの買い手は、プレミアムを支払うことで権利を取得します。権利を行使するかどうかは買い手の自由で、不利なら行使しないという選択ができます。
これに対して売り手は、プレミアムを受け取る代わりに、買い手が権利を行使したときは必ずこれに応じる義務を負います。応じるかどうかを売り手が選ぶことはできません。
この関係から、損益の形も対照的になります。買い手は損失がプレミアムに限られ、利益は相場次第。売り手は利益がプレミアムに限られ、損失は大きく広がるおそれがあります。
だからこそ売り手には、履行を担保するための証拠金の差入れが求められます。買い手と売り手のどちらの立場かで、押さえるべき点がまったく違ってきます。
他の選択肢について

・買い手と売り手が逆:プレミアムを支払って権利を得るのは買い手の側です。
・互いに支払い合う:プレミアムは買い手から売り手へ一方向に支払われます。
・義務を負うのは取引所:清算機関は決済の履行を担いますが、権利行使に応じる義務は売り手にあります。
問46-3

オプションの「プレミアム」の説明として、正しいものはどれか。

  • ①当事者が取り決める権利行使価格
  • ②受け渡す原資産の価格のこと
  • ③売り手が預け入れる証拠金の額
  • ④権利そのものの価格で需給で動く
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正解 ④権利そのものの価格で需給で動く
解説
プレミアムとは、オプションという権利の対価であり、オプションそのものの価格です。取引所のオプション取引では市場で売買され、需給に応じて刻々と変動します。
その水準は、原資産価格・権利行使価格・満期までの残存期間・ボラティリティ(=値動きの大きさ)・金利といった要因で決まり、本質的価値と時間価値の合計として理解されます。
買い手はこの金額を支払い、売り手は受け取ります。買い手にとってプレミアムは損失の上限であり、売り手にとっては利益の上限でもあります。
権利を行使しなかった場合でも、支払ったプレミアムは戻りません。なお、権利を行使する代わりに、オプション自体を市場で転売して利益を確定する方法もあります。
他の選択肢について

・受け渡す原資産の価格:これは原資産価格の説明です。
・売り手が預ける証拠金:証拠金は担保であり、権利の対価ではありません。
・権利行使価格:契約であらかじめ定まる固定の価格で、市場で動くプレミアムとは別のものです。
問56-3

オプションの「権利行使価格」の説明として、正しいものはどれか。

  • ①権利を行使して売買する価格
  • ②買い手が売り手に支払う対価
  • ③最終日の原資産の終値の価格
  • ④取引所へ納める手数料の価格
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正解 ①権利を行使して売買する価格
解説
権利行使価格(ストライク・プライス)とは、オプションの権利を行使するときに原資産を売買する価格として、あらかじめ定められている価格です。市場でどう動こうと、この価格は契約上変わりません。
取引所のオプションでは、一定の値幅ごとに複数の権利行使価格が設定されていて、投資家はその中から選んで売買します。同じ限月でも、権利行使価格が違えばプレミアムは大きく変わります。
そして、この権利行使価格と実際の原資産価格との位置関係によって、イン・ザ・マネー(行使すれば有利)、アット・ザ・マネー(ほぼ同水準)、アウト・オブ・ザ・マネー(行使すると不利)という状態が決まります。
他の選択肢について

・買い手が支払う対価:これはプレミアムの説明です。
・最終日の原資産の終値:最終決済の基準となる数値の話で、契約であらかじめ定める価格ではありません。
・取引所へ納める手数料:手数料は取引にかかる費用であり、原資産を売買する価格ではありません。
問66-3

コール・オプションとは、どのような権利か。

  • ①原資産を売ることができる権利
  • ②原資産を買うことができる権利
  • ③原資産を借りることができる権利
  • ④配当を受け取ることができる権利
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正解 ②原資産を買うことができる権利
解説
コール・オプションは、あらかじめ定めた価格(権利行使価格)で原資産を買うことができる権利です。反対に、定めた価格で売ることができる権利をプット・オプションといいます。
コールの買い手は、原資産の値上がりを見込んでこの権利を買います。値上がりしたときは、市場より安い権利行使価格で買って市場で売れば利益になります。思ったほど上がらなければ権利を行使しなければよく、そのときの損失は買うときに支払ったプレミアム(=権利の値段)に限られます。
買い手には権利があるだけで、買う義務はありません。これは、双方が義務を負う先物取引との大きな違いです。一方、コールの売り手は、行使されたときに定めた価格で売り渡す義務を負います。
他の選択肢について

・売ることができる権利:プット・オプションの説明で、値下がりを見込むときに買います。
・借りることができる権利:株券を借りて売るのは信用取引の売建てで、オプションとは別の仕組みです。
・配当を受け取る権利:配当は株主が受け取るもので、オプションの買い手が得る権利ではありません。
問76-3

オプションの買い手が権利を行使しないまま満期日を迎えたとき、どうなるか。

  • ①支払ったプレミアムが返還される
  • ②権利は自動的に次の限月へ移る
  • ③権利は消滅しプレミアムは戻らない
  • ④売り手へプレミアムを追加で支払う
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正解 ③権利は消滅しプレミアムは戻らない
解説
オプションは満期日(権利行使期間の最終日)を過ぎると権利そのものが消滅します。行使しなかった買い手に、支払ったプレミアムが返ってくることはありません。
買い手は、権利を行使したほうが有利なときだけ行使し、不利なときは行使せずに放っておけばよい立場です。行使しないという選択ができるからこそ、買い手の損失は支払ったプレミアムの分だけで頭打ちになります。この「損失は限定、利益は原資産の値動き次第」という形が、オプションを買うことの意味です。
売り手から見れば、権利が行使されないまま満期を迎えたときは、受け取ったプレミアムがそのまま利益として残ります。ただし行使されたときは応じる義務があり、損失が大きく膨らむことがあるため、売り手には証拠金の差入れが求められます。
他の選択肢について

・次の限月へ移る:限月をまたいで持ち越す仕組みはなく、別のオプションを新たに買う必要があります。
・プレミアムが返還される:プレミアムは権利を得るために支払った対価なので、戻りません。
・追加で支払う:買い手が追加の支払いを求められることはありません。
問86-3

アメリカン・タイプとヨーロピアン・タイプのオプションの違いに関する説明として、正しいものはどれか。

  • ①アメリカンは差金決済だけできる
  • ②ヨーロピアンはいつでも行使できる
  • ③アメリカンは買い手だけが行使する
  • ④アメリカンはいつでも行使できる
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正解 ④アメリカンはいつでも行使できる
解説
これはいつ権利を行使できるかによる分類です。アメリカン・タイプは満期日までの期間中であればいつでも権利を行使でき、ヨーロピアン・タイプは満期日にのみ権利を行使できます。名称は地域とは関係がなく、単なる呼び名です。
行使のタイミングを選べる自由がある分、他の条件がまったく同じであれば、アメリカン・タイプの価値がヨーロピアン・タイプを下回ることはありません。
注意したいのは、ヨーロピアン・タイプでも満期前に何もできないわけではないということです。権利を行使できないだけで、オプション自体を市場で転売して利益を確定することはできます。日経225オプションのように、ヨーロピアン・タイプが採用されている商品もあります。
他の選択肢について

・説明が逆:いつでも行使できるのはアメリカン・タイプです。
・行使できる当事者の違い:どちらのタイプでも、権利を持つのは買い手です。
・決済方法の違い:決済の方法は商品ごとに定まっており、この分類とは別の話です。
問96-3

オプションの買い手が負う損失の大きさに関する説明として、正しいものはどれか。

  • ①損失は支払ったプレミアムまで
  • ②損失が拡大し上限が設けられない
  • ③行使しなければ全額が返される
  • ④買い手も証拠金の追加が必要になる
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正解 ①損失は支払ったプレミアムまで
解説
オプションの買い手は権利を持つだけで義務を負いません。そのため相場が不利に動いたときは権利を行使しなければよく、損失は支払ったプレミアムの範囲にとどまります。
一方で、相場が有利に動いた場合の利益には大きな可能性があります。損失は限定され、利益は相場次第という非対称な形になるのが買い手の立場です。
ただし「損失が限定される」ことは「安全である」という意味ではありません。予想が外れれば支払ったプレミアムは全額が失われますし、行使しなくても返還されません。時間価値は日がたつだけで減っていくため、相場が動かないまま満期を迎えれば価値が消えてしまう点にも注意が必要です。
他の選択肢について

・損失に上限がない:これは義務を負う売り手の側の説明です。
・プレミアムが返還される:権利を行使しなくても、支払ったプレミアムは戻りません。
・買い手も証拠金が必要:証拠金が必要になるのは義務を負う売り手です。
問106-3

オプション取引において証拠金の差入れを求められる立場に関する説明として、正しいものはどれか。

  • ①権利を持つ買い手だけが差し入れる
  • ②義務を負う売り手だけが差し入れる
  • ③双方が同じ金額を差し入れる
  • ④双方とも不要で決済時に精算する
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正解 ②義務を負う売り手だけが差し入れる
解説
証拠金は、将来の債務の履行を担保するために差し入れるものです。したがって、義務を負う側にだけ求められます。
オプションの売り手は、買い手が権利を行使したときにこれに応じる義務を負い、相場によっては受け取ったプレミアムをはるかに超える損失を被る可能性があります。だから証拠金の差入れが必要になり、相場が不利に動けば追加の差入れを求められることもあります。
これに対して買い手は、プレミアムを支払った時点で義務がすべて終わっています。あとは権利を行使するかしないかを選ぶだけで、追加の負担は生じません。だから証拠金は不要です。
先物取引では売り手も買い手も義務を負うため双方に証拠金が必要になる点と、対比して覚えておきましょう。
他の選択肢について

・買い手が差し入れる:買い手は義務を負わないため不要です。
・双方が同額を差し入れる:立場が非対称なので、同額を求める仕組みにはなりません。
・双方とも不要:売り手の履行を担保する仕組みがなければ、市場の決済が成り立ちません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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