2026年版・2-4

システムの構成の一問一答

基本情報技術者試験 科目A「コンピュータシステム」から、システムの構成に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。科目Aの本試験と同じく、4択で出題しています。

問12-4

2組のシステムで同じ処理を同時に行い、結果を照合しながら運用する方式で、一方に障害が発生しても、もう一方でそのまま処理を継続できるものはどれか。

  • ①クラスタシステム
  • ②デュプレックスシステム
  • ③シンプレックスシステム
  • ④デュアルシステム
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正解 ④デュアルシステム
解説
デュアルシステムは、2組のシステムで同じ処理を同時に実行し、その結果を照合(クロスチェック)しながら運用する方式です。一方に障害が発生した場合は、障害の起きた側を切り離して、もう一方だけで処理を続けられます。信頼性が非常に高く、銀行のオンラインシステムなど止められない分野で使われますが、費用も高くなります。

他の選択肢が不適切な理由
・デュプレックスシステム:現用系と待機系の2組を用意し、普段は現用系だけが処理を行い、障害時に待機系に切り替える方式です。同じ処理を同時には行いません。
・シンプレックスシステム:1組の装置だけで構成する方式で、障害が起きると処理が止まります。
・クラスタシステム:複数のコンピュータを連携させて、1つのシステムのように動かす構成です。

覚え方のポイント
「デュアル=2組が同じ処理を同時に(照合)」「デュプレックス=現用系と待機系(切替え)」。似た名前なので、同時に動くかどうかで区別しましょう。
問22-4

デュプレックスシステムの待機方式のうち、待機系のシステムをすぐに処理を引き継げる状態で起動しておき、障害時に短時間で切り替える方式はどれか。

  • ①ウォームスタンバイ
  • ②コールドスタンバイ
  • ③ホットスタンバイ
  • ④ロードシェア
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正解 ③ホットスタンバイ
解説
ホットスタンバイは、待機系のシステムを起動した状態で待たせておき、現用系に障害が起きたら、すぐに処理を引き継ぐ方式です。切替えにかかる時間が短く、システムの停止時間を最小限にできます。

他の選択肢が不適切な理由
・コールドスタンバイ:待機系を停止した状態、または別の業務に使っている状態で待たせておき、障害時に起動や準備をしてから切り替える方式です。切替えに時間がかかります。
・ウォームスタンバイ:待機系を起動はしているが、すぐに処理を引き継げる状態までは準備していない方式で、切替えの速さはホットとコールドの中間です。
・ロードシェア:複数のシステムで処理を分担して負荷を分散する方式で、待機系を置く方式ではありません。

覚え方のポイント
「ホット(温まっている)=すぐ切り替わる」「コールド(冷えている)=起動から始める」。温度のたとえで覚えましょう。
問32-4

容量1Tバイトの磁気ディスク4台でRAID5を構成したとき、データを格納できる実効容量は何Tバイトか。

  • ①1Tバイト
  • ②2Tバイト
  • ③3Tバイト
  • ④4Tバイト
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正解 ③3Tバイト
解説
RAID5は、データと、障害時にデータを復元するためのパリティを、複数のディスクに分散して記録する方式です。パリティには全体でディスク1台分の容量が使われるため、実効容量は「(台数 − 1)× 1台の容量」になります。
(4 − 1)× 1Tバイト = 3Tバイト
ディスクが1台故障しても、残りのデータとパリティから、失われたデータを復元できます。

他の選択肢が不適切な理由
・1Tバイト:4台すべてに同じデータを書き込む場合(ミラーリングを4台で行う場合)の容量です。
・2Tバイト:RAID1のように2台ずつ同じデータを書き込む場合(RAID1+0など)の容量です。
・4Tバイト:パリティを持たないRAID0(ストライピング)の場合の容量で、冗長性がありません。

覚え方のポイント
「RAID0=分散のみ(全容量・冗長なし)」「RAID1=ミラーリング(半分)」「RAID5=分散パリティ(台数−1台分・1台の故障に耐える)」。容量の計算がよく出ます。
問42-4

RAID1の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①データを複数のディスクに分割して書き込み、読み書きを高速化するが冗長性はない
  • ②2台以上のディスクに同じデータを書き込み、1台が故障してもデータを失わない
  • ③データとパリティを複数のディスクに分散して書き込み、1台の故障に耐える
  • ④データと2種類のパリティを分散して書き込み、2台の同時故障に耐える
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正解 ②2台以上のディスクに同じデータを書き込み、1台が故障してもデータを失わない
解説
RAID1(ミラーリング)は、2台以上のディスクに全く同じデータを書き込む方式です。1台が故障しても、もう1台に同じデータが残っているため、データを失わずに運用を続けられます。仕組みが単純で信頼性が高い反面、実効容量はディスク1台分(2台なら半分)になります。

他の選択肢が不適切な理由
・分割して書き込み、高速化するが冗長性はない:RAID0(ストライピング)の説明です。
・データとパリティを分散して書き込み、1台の故障に耐える:RAID5の説明です。
・2種類のパリティを分散し、2台の同時故障に耐える:RAID6の説明です。

覚え方のポイント
「RAID1=鏡(ミラー)のように同じものを2つ」。RAIDの番号と方式(0=ストライピング、1=ミラーリング、5=分散パリティ、6=二重パリティ)をセットで覚えましょう。
問52-4

NASの説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①LANに直接接続し、複数の機器でファイルを共有する記憶装置
  • ②サーバとストレージを、専用の高速なネットワークで結ぶ仕組み
  • ③サーバの内部に直接接続して使う、専用の補助記憶装置
  • ④インターネット経由で容量を借りる、事業者のサービス
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正解 ①LANに直接接続し、複数の機器でファイルを共有する記憶装置
解説
NAS(Network Attached Storage)は、LANに直接接続して使うファイルサーバ専用の記憶装置です。ネットワーク上の複数のパソコンから、ファイル単位でデータを共有・保存できます。専用のOSを内蔵しており、設置や管理が比較的簡単です。

他の選択肢が不適切な理由
・サーバとストレージを専用の高速なネットワークで結ぶ:SAN(Storage Area Network)の説明です。SANでは、データをファイル単位ではなくブロック単位で扱います。
・サーバの内部に直接接続して使う:DAS(Direct Attached Storage)の説明です。
・インターネット経由で容量を借りる:クラウドのオンラインストレージサービスの説明です。

覚え方のポイント
「NAS=LANにつなぐファイル共有の箱(ファイル単位)」「SAN=ストレージ専用のネットワーク(ブロック単位)」。英語の頭文字を並べ替えただけの似た名前なので、中身で区別しましょう。
問62-4

クラウドコンピューティングのサービス形態のうち、アプリケーションを動かすためのOSやミドルウェアなどの基盤までを事業者が提供し、利用者は自らアプリケーションを開発・導入して利用するものはどれか。

  • ①IaaS
  • ②DaaS
  • ③SaaS
  • ④PaaS
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正解 ④PaaS
解説
PaaS(Platform as a Service)は、アプリケーションを稼働させるためのプラットフォーム(ハードウェア、OS、ミドルウェア、開発環境など)を事業者が提供するサービスです。利用者は、その上で自分のアプリケーションを開発・導入して利用します。

他の選択肢が不適切な理由
・IaaS:サーバやストレージ、ネットワークなどのハードウェア基盤(仮想マシンなど)を提供するサービスです。OSから上は利用者が用意・管理します。
・SaaS:アプリケーションそのものを提供するサービスです。利用者はインターネット経由でアプリケーションを使うだけです。
・DaaS:パソコンのデスクトップ環境をネットワーク経由で提供するサービスです。

覚え方のポイント
事業者が提供する範囲が「IaaS(インフラ)< PaaS(+OS・ミドルウェア)< SaaS(+アプリケーション)」の順に広くなります。I・P・Sの頭文字の意味で覚えましょう。
問72-4

システムの一部が故障したときに、機能や性能を低下させてでも、システム全体の処理を継続させる考え方はどれか。

  • ①フールプルーフ
  • ②フェールセーフ
  • ③フォールトアボイダンス
  • ④フェールソフト
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正解 ④フェールソフト
解説
フェールソフトは、システムの一部に障害が発生したとき、障害が起きた部分を切り離すなどして、機能や性能を縮小してでもシステム全体の運転を継続させる考え方です。例えば、複数のエンジンを持つ航空機が、1つのエンジンが止まっても残りのエンジンで飛行を続けるような設計です。

他の選択肢が不適切な理由
・フェールセーフ:障害が発生したとき、システムを安全な状態に移行させる考え方です(例:故障した信号機を赤にする)。処理の継続よりも安全を優先します。
・フールプルーフ:利用者が誤った操作をしても、システムが誤動作しないようにする考え方です。
・フォールトアボイダンス:品質の高い部品を使うなどして、そもそも故障が起きないようにする考え方です。

覚え方のポイント
「フェールソフト=縮小して続ける」「フェールセーフ=安全側に止める」「フールプルーフ=人の誤りを防ぐ」「フォールトトレランス=故障しても機能を保つ」。頻出の4点セットです。
問82-4

クライアントサーバシステムの3層アーキテクチャにおいて、3つの層の組合せとして最も適切なものはどれか。

  • ①物理層、データリンク層、ネットワーク層
  • ②アプリケーション層、トランスポート層、インターネット層
  • ③プレゼンテーション層、ファンクション層、データ層
  • ④ハードウェア層、OS層、ミドルウェア層
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正解 ③プレゼンテーション層、ファンクション層、データ層
解説
3層クライアントサーバシステムは、システムの機能を次の3つの層に分けて構成します。
・プレゼンテーション層:利用者との入出力(画面の表示や入力の受付)を担当する
・ファンクション層(アプリケーション層):業務の処理(ビジネスロジック)を担当する
・データ層:データベースへのアクセスを担当する
層ごとに分けることで、ある層を変更しても他の層への影響を小さくでき、保守性が高まります。

他の選択肢が不適切な理由
・物理層、データリンク層、ネットワーク層:OSI基本参照モデルの下位3層です。
・アプリケーション層、トランスポート層、インターネット層:TCP/IPの階層モデルの一部です。
・ハードウェア層、OS層、ミドルウェア層:ソフトウェアとハードウェアの階層構造を表したもので、3層アーキテクチャではありません。

覚え方のポイント
「見せる(プレゼンテーション)・処理する(ファンクション)・保存する(データ)」の3層です。Webシステムでは、ブラウザ・Webアプリケーションサーバ・データベースサーバがこれに対応します。
問92-4

サーバの処理能力を高める方法のうち、スケールアウトの説明として最も適切なものはどれか。

  • ①サーバのCPUやメモリを高性能なものに交換し、1台の能力を高める
  • ②サーバの台数を増やして処理を分散させ、システム全体の能力を高める
  • ③使っていない時間帯のサーバを停止して、消費電力の削減を図る
  • ④複数のサーバの処理を、1台の高性能なサーバにまとめて集約する
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正解 ②サーバの台数を増やして処理を分散させ、システム全体の能力を高める
解説
スケールアウトは、サーバの台数を増やし、処理を複数のサーバに分散させることで、システム全体の処理能力を高める方法です。クラウドやWebシステムのように、同じ処理を並べて動かしやすいシステムに向いています。1台が故障しても他のサーバで処理を続けやすいという利点もあります。

他の選択肢が不適切な理由
・CPUやメモリを高性能なものに交換:スケールアップの説明です。1台あたりの性能を上げる方法です。
・使っていないサーバを停止して電力を削減:消費電力の管理の説明で、処理能力を高める方法ではありません。
・複数のサーバの処理を1台に集約:サーバ統合(集約)の説明です。

覚え方のポイント
「スケールアウト=横に並べて台数を増やす」「スケールアップ=縦に伸ばして1台を強くする」。逆に台数を減らすことはスケールイン、性能を下げることはスケールダウンといいます。
問102-4

シンクライアントシステムの説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①利用者の端末は最小限の機能だけを持ち、処理やデータはサーバで管理する
  • ②利用者の端末に全ての処理を任せ、サーバは停止時のバックアップだけを担う
  • ③複数のサーバを1台に見せかけ、利用者はどのサーバに接続しても同じに見える
  • ④サーバを持たずに、端末どうしが対等な立場で直接データをやり取りする
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正解 ①利用者の端末は最小限の機能だけを持ち、処理やデータはサーバで管理する
解説
シンクライアント(thin=薄い)は、利用者が使う端末には画面の表示や入力などの最小限の機能だけを持たせ、アプリケーションの処理やデータの保存はサーバ側で行うシステムです。端末にデータが残らないため、端末の紛失や盗難による情報漏えいのリスクを減らせます。また、ソフトウェアの管理をサーバ側でまとめて行えます。

他の選択肢が不適切な理由
・端末に全ての処理を任せる:一般的なパソコン(ファットクライアント)の使い方に近く、シンクライアントとは逆の考え方です。
・複数のサーバを1台に見せかける:クラスタや負荷分散の説明に近いものです。
・端末どうしが対等に直接やり取りする:ピアツーピア(P2P)方式の説明です。

覚え方のポイント
「シン(薄い)=端末には何も持たせない」。情報漏えいの対策として出題されることが多いので、セキュリティ面の利点とセットで覚えましょう。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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