工程管理の手順に関する次の文章の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。工程管理は、工事量と作業の順序を整理し、施工方法と必要な人員・機械を決めて工程表をつくる(イ)から始まる。次に、その工程表に従って作業を進め、日々の出来高を記録する(ロ)を行う。続いて、記録した実績を計画と重ね合わせ、遅れの大きさとその原因を調べる(ハ)を行う。最後に、原因に応じて人員や機械の増強などの手を打つ(ニ)を行い、その結果を次の計画に反映させる。
- ①(イ)計画 (ロ)実施 (ハ)検討 (ニ)処置
- ②(イ)計画 (ロ)実施 (ハ)処置 (ニ)検討
- ③(イ)実施 (ロ)計画 (ハ)検討 (ニ)処置
- ④(イ)実施 (ロ)計画 (ハ)処置 (ニ)検討
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工程管理は、決められた工期の中で工事を終わらせるために、計画と実際の進み具合を比べ、ずれがあれば手を打つ活動です。その手順は、四つの段階を順に繰り返す形をとります。
(イ)は計画です。工事量と作業の順序を整理し、施工方法と必要な人員・機械を決めて工程表をつくります。すべての出発点になる段階で、ここが抜けると比べる基準そのものがなくなります。
(ロ)は実施です。つくった工程表に従って作業を進め、日々の出来高を記録します。記録がなければ、次の段階で計画と比べることができません。
(ハ)は検討です。記録した実績を計画と重ね合わせ、進みすぎや遅れがどれだけ生じているかを調べ、その原因を探ります。
(ニ)は処置です。原因に応じて作業手順の見直し、人員や機械の増強、作業時間の変更などの手を打ち、その結果を次の計画に反映させます。
大切なのは、この四段階が一巡で終わらず、工事が終わるまで繰り返される点です。工程表をつくって貼り出しただけでは工程管理にはなりません。
(根拠:工程管理におけるPDCAサイクル(計画・実施・検討・処置)の考え方による)
他の選択肢が不適切な理由
(ハ)を処置、(ニ)を検討とした組合せは、原因を調べる前に手を打つ順序であり、何に対して手を打つのかが定まりません。
(イ)を実施、(ロ)を計画とした組合せは、計画を立てる前に作業を始める順序であり、管理の出発点が失われています。
(イ)を実施、(ロ)を計画とし、さらに(ハ)を処置、(ニ)を検討とした組合せは、四段階の順序がすべて入れ替わっており、繰り返しの流れが成り立ちません。