2026年版・4-8

建設機械の分類・電気設備と図面の読み方の一問一答

2級土木施工管理技士「工学基礎知識・共通工学」から、建設機械の分類・電気設備と図面の読み方に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-8

建設機械とその主な用途の組合せとして、適当でないものはどれか。

  • ①モーターグレーダ・・・硬い岩石の掘削と破砕
  • ②バックホゥ・・・機械位置より低い場所の掘削
  • ③クラムシェル・・・深い基礎の掘削や水中の掘削
  • ④ブルドーザ・・・比較的短い距離の掘削と運搬
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正解 ①モーターグレーダ・・・硬い岩石の掘削と破砕
解説
モーターグレーダの主な用途は、路床や路盤の整地と敷きならし、のり面の仕上げです。岩石の破砕には用いません。ここが誤りです。
モーターグレーダは、前後の車輪の間に長いブレードを備え、その角度と高さを細かく変えながら走行して、地面を平らに削り整える機械です。道路の路盤づくりに欠かせません。
岩石を破砕する作業には、ブレーカ(大型ブレーカ)やリッパ付きのブルドーザ、火薬による発破が用いられます。
掘削機械は、掘る位置と機械の高さの関係で使い分けます。バックホゥはバケットを手前に引く動きなので機械の位置より低い場所を掘るのに向き、ローディングショベルは逆に高い場所を掘るのに向きます。クラムシェルは開閉するバケットを垂直に落として掘るため、深い立坑や水中の掘削に適します。
本試験では、機械の名称と用途を入れ替えた組合せで繰り返し出題されます。動きの向きから用途を思い出すと確実です。
(根拠:各建設機械の構造と作業機の動作方向にもとづく用途区分による)

他の選択肢が不適切な理由
「バックホゥ・・・機械位置より低い場所の掘削」は正しい組合せです。溝や基礎の掘削に広く使われます。
「クラムシェル・・・深い基礎の掘削や水中の掘削」も正しい組合せで、深く狭い場所の掘削に適しています。
「ブルドーザ・・・比較的短い距離の掘削と運搬」も正しい組合せです。運搬距離はおおむね60m以下が目安です。
問24-8

軟弱地盤で建設機械を走行させる際の目安となるコーン指数について、必要とされる値が最も大きい機械はどれか。

  • ①湿地ブルドーザ
  • ②ダンプトラック
  • ③スクレープドーザ
  • ④普通ブルドーザ
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正解 ②ダンプトラック
解説
コーン指数は、先の尖った円錐を土に押し込むときの抵抗から求める値で、地盤の軟らかさと、その地盤を機械が走行できるか(トラフィカビリティ)の判定に使われます。値が大きいほど硬い地盤です。
機械ごとに必要なコーン指数の目安は、おおむね次のとおりです。超湿地ブルドーザが200kN/m²以上、湿地ブルドーザが300kN/m²以上、普通ブルドーザ(15t級)が500kN/m²以上、スクレープドーザが600kN/m²以上、普通ブルドーザ(21t級)と被けん引式スクレーパ(小型)が700kN/m²以上、自走式スクレーパ(小型)が1,000kN/m²以上、ダンプトラックが1,200kN/m²以上です。
したがって、この中で最も大きい値を必要とするのはダンプトラックです。
この差は接地圧の違いによるものです。履帯(クローラ)で接地面積を広くとる機械は接地圧が小さく軟らかい地盤でも走行できますが、タイヤで走る機械は接地圧が大きく、締まった地盤でなければ沈み込んでしまいます。
本試験では、機械を並べて必要なコーン指数の大小を比べさせる形が頻出です。
(根拠:道路土工・河川土工で示される「建設機械の走行に必要なコーン指数」の目安値による)

他の選択肢が不適切な理由
「湿地ブルドーザ」は履帯の幅を広げて接地圧を小さくした機械で、必要なコーン指数は300kN/m²以上と小さい部類です。
「スクレープドーザ」も履帯で走行する機械で、必要な値は600kN/m²以上にとどまります。
「普通ブルドーザ」は15t級で500kN/m²以上、21t級で700kN/m²以上であり、ダンプトラックの1,200kN/m²以上には届きません。
問34-8

土木工事に用いる図面の種類とその内容に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

  • ①縦断図は、中心線に直角な断面の地盤の形状を表した図である。
  • ②横断図は、中心線に沿った地盤高と計画高の変化を表した図である。
  • ③平面図は、地形や構造物の位置関係を真上から見て表した図である。
  • ④詳細図は、構造物の全体の配置を小さな尺度で表した図である。
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正解 ③平面図は、地形や構造物の位置関係を真上から見て表した図である。
解説
土木工事の図面は、同じ現場を異なる向きから切り取って表したものです。どの向きから見た図なのかを押さえると、記載内容が整理できます。
平面図は、地形や構造物を真上から見た状態を表す図で、道路や河川の線形、用地の境界、構造物どうしの位置関係を読み取るために使います。
縦断図は、路線の中心線に沿って切り開いた断面を表す図です。横軸に起点からの距離、縦軸に高さをとり、現況の地盤高、計画高、勾配を示します。高さの変化を読み取りやすくするため、縦方向の尺度を横方向より大きくとるのが一般的です。
横断図は、中心線に直角な向きに切った断面を表す図で、各測点の切土や盛土の形状、のり面の勾配、幅員を示します。土量の算出はこの図をもとに行います。
詳細図は、継手や配筋など部材の細部を大きな尺度で表した図であり、全体の配置を小さな尺度で示す一般図と対になります。
本試験では、縦断図と横断図の説明を入れ替えた形が繰り返し出題されます。
(根拠:土木製図における投影の向きによる図面の区分(平面図・縦断図・横断図)による)

他の選択肢が不適切な理由
「縦断図は、中心線に直角な断面の地盤の形状を表した図である」は横断図の説明で、縦断図は中心線に沿った断面を表します。
「横断図は、中心線に沿った地盤高と計画高の変化を表した図である」は縦断図の説明で、横断図は中心線に直角な断面を表します。
「詳細図は、構造物の全体の配置を小さな尺度で表した図である」は一般図の説明で、詳細図は部材の細部を大きな尺度で表します。
問44-8

バケット容量0.8m³のバックホゥを用いて掘削を行う。バケット係数0.9、作業効率0.75、サイクルタイム24秒、土量変化率L=1.2とするとき、この機械の1時間あたりの作業量(地山土量)として正しいものはどれか。

  • ①97.2m³/h
  • ②81.0m³/h
  • ③90.0m³/h
  • ④67.5m³/h
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正解 ④67.5m³/h
解説
ショベル系掘削機械の1時間あたりの作業量は、次の式で求めます。
Q = (3600 ÷ Cm) × q × k × E ÷ L
Cmはサイクルタイム(秒)、qはバケット容量、kはバケット係数、Eは作業効率、Lは土量変化率です。
まず1時間に何回の作業ができるかを求めます。
3600 ÷ 24 = 150回
次に1回あたりに実際に運ばれる土量(ほぐした状態)を求めます。
0.8m³ × 0.9 × 0.75 = 0.54m³
1時間あたりのほぐし土量は、
150 × 0.54 = 81.0m³
最後に、これを地山土量に直します。ほぐした土量を地山土量に戻すには、ほぐし率Lで割ります。
81.0 ÷ 1.2 = 67.5m³/h
となります。
この計算で最も間違えやすいのは、最後にLで割るか掛けるかです。求めるのが地山土量なら割り、ほぐし土量なら割りません。設問がどちらを聞いているかを必ず確認してください。
本試験では、値を変えた同型の計算や、ダンプトラックの必要台数を続けて求めさせる形で出題されます。
(根拠:ショベル系掘削機械の作業量算定式(Q=(3600/Cm)×q×k×E÷L)による)

他の選択肢が不適切な理由
「97.2m³/h」はほぐし土量81.0m³に土量変化率1.2を掛けた値です。地山土量へ戻すときは掛けるのではなく割ります。
「81.0m³/h」はほぐした状態の土量で、地山土量に換算する最後の除算が抜けています。
「90.0m³/h」は作業効率0.75を掛け忘れた値です(150×0.8×0.9÷1.2=90.0)。
問54-8

工事現場における仮設の電気設備の取扱いに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

  • ①移動電線は、車両の通る通路上に直接敷設して使用する
  • ②対地電圧150Vを超える可搬式の機械に漏電遮断装置を設ける
  • ③電動機械器具の金属製の外わくには、接地(アース)をとる
  • ④仮設の電気設備は、その日の使用を始める前に点検する
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正解 ①移動電線は、車両の通る通路上に直接敷設して使用する
解説
移動電線を車両の通る通路上に直接敷設してはいけません。ここが誤りです。
車両や重機に踏まれると被覆が損傷し、感電や漏電、火災の原因になります。やむを得ず通路を横断する場合は、地中に埋設するか、防護管に収める、頭上に架設するなどの措置をとります。
労働安全衛生規則では、対地電圧が150Vを超える移動式または可搬式の電動機械器具について、感電による危険を防止するため、電路に感電防止用漏電しゃ断装置を接続することを事業者に義務づけています。水気のある場所ではこの措置がとくに重要です。
漏電しゃ断装置を設けることが困難な場合は、電動機械器具の金属製外わくを接地するなどの措置をとることとされています。接地は、漏電した電流を地面へ逃がして人体に流れないようにするためのものです。
あわせて、電気設備はその日の使用を開始する前に点検し、異常があれば直ちに補修することとされています。
本試験では、電圧の区分や点検の時期を入れ替えた記述で出題されます。
(根拠:労働安全衛生規則第338条(仮設の配線等)、第333条(漏電による感電の防止)、第352条(電気機械器具等の使用前点検等)による)

他の選択肢が不適切な理由
「対地電圧150Vを超える可搬式の機械に漏電遮断装置を設ける」は正しい記述で、規則が定める措置です。
「電動機械器具の金属製の外わくには、接地(アース)をとる」も正しい記述で、感電を防ぐ基本の措置です。
「仮設の電気設備は、その日の使用を始める前に点検する」も正しい記述です。点検の結果、異常があれば直ちに補修します。
問64-8

抵抗20Ωの負荷に100Vの電圧を加えたとき、この負荷に流れる電流の大きさとして正しいものはどれか。

  • ①0.2A
  • ②5A
  • ③20A
  • ④2,000A
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正解 ②5A
解説
電圧、電流、抵抗の関係はオームの法則で表されます。
I = V ÷ R
Iは電流(A)、Vは電圧(V)、Rは抵抗(Ω)です。
I = 100V ÷ 20Ω = 5A
となります。
この関係は、電圧を水位の差、電流を流れる水の量、抵抗を管の細さに例えると理解しやすくなります。水位の差が大きいほど、また管が太い(抵抗が小さい)ほど、多くの水が流れます。
あわせて、消費される電力は P = V × I で求められます。この場合は 100V × 5A = 500W です。仮設の分電盤から取れる電力には限りがあるため、工事現場で使う機械の合計がこの容量を超えないかを確認することが必要になります。
電流が大きすぎると電線が発熱して火災の原因になります。配線用遮断器やヒューズは、この過大な電流を検知して回路を切るためのものです。
本試験では、電圧や抵抗の値を変えた同型の計算や、電力を求めさせる形で出題されます。
(根拠:オームの法則(I=V/R)による)

他の選択肢が不適切な理由
「0.2A」は電圧を抵抗で割るのではなく、抵抗を電圧で割った値で、分母と分子が逆になっています。
「20A」は抵抗の値をそのまま答えたもので、電圧との計算が行われていません。
「2,000A」は電圧に抵抗を掛けた値で、これは電流ではありません。オームの法則では除算を用います。
問74-8

電気設備に関する技術基準における電圧の区分の説明として、適当なものはどれか。

  • ①交流100V以下を低圧、600V以下を高圧という
  • ②交流750V以下を低圧、7,000V以下を高圧という
  • ③交流600V以下を低圧、7,000V以下を高圧という
  • ④交流600V以下を低圧、10,000V以下を高圧という
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正解 ③交流600V以下を低圧、7,000V以下を高圧という
解説
電気設備に関する技術基準を定める省令では、電圧を三つに区分しています。
低圧は、直流750V以下、交流600V以下です。
高圧は、低圧を超えて直流7,000V以下、交流7,000V以下です。
特別高圧は、7,000Vを超えるものです。
直流と交流で低圧の上限が異なる点が特徴で、直流のほうが750Vと高く設定されています。高圧の上限はどちらも7,000Vで同じです。
この区分は、電気工事に必要な資格や、設備に求められる安全上の措置を決める基準になります。たとえば第二種電気工事士が扱えるのは、一般用電気工作物である低圧の範囲です。
工事現場の仮設電気は一般に低圧で扱われますが、大規模な現場では高圧受電の設備を設け、キュービクル式の変電設備で低圧に落として使用します。この場合は電気主任技術者の選任が必要になります。
本試験では、数値を入れ替えた形や、直流と交流の値を取り違えた形で出題されます。
(根拠:電気設備に関する技術基準を定める省令第2条(電圧の種別等)による)

他の選択肢が不適切な理由
「交流100V以下を低圧、600V以下を高圧という」は、家庭用の電圧100Vと区分の境界を混同した値で、いずれも誤りです。
「交流750V以下を低圧、7,000V以下を高圧という」は、直流の低圧の上限750Vを交流に当てはめた誤りです。交流の低圧は600V以下です。
「交流600V以下を低圧、10,000V以下を高圧という」は、低圧の値は正しいものの、高圧の上限が誤りです。正しくは7,000Vです。
問84-8

土木製図に用いる線の種類とその用途の組合せに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

  • ①外形線には、太い実線を用いる
  • ②寸法線には、細い実線を用いる
  • ③中心線には、細い一点鎖線を用いる
  • ④かくれ線には、二点鎖線を用いる
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正解 ④かくれ線には、二点鎖線を用いる
解説
かくれ線に用いるのは破線です。二点鎖線ではありません。ここが誤りです。
製図では、線の太さと形の組合せで意味を区別します。日本産業規格の製図通則に基づく主な使い分けは次のとおりです。
太い実線は、対象物の見える部分の形を表す外形線に用います。図面の主役になる線です。
細い実線は、寸法線、寸法補助線、引出線、ハッチングなど、補助的な役割の線に用います。
破線は、対象物の見えない部分の形を表すかくれ線に用います。
細い一点鎖線は、図形の中心を表す中心線や、基準となる位置を示す基準線に用います。
細い二点鎖線は、隣接する部分や可動部分の移動後の位置など、参考として示す想像線に用います。
この使い分けを知っていれば、図面のどの線が構造物の実際の輪郭で、どこが見えない部分なのかを読み分けられます。
本試験では、線の種類と用途を入れ替えた組合せで出題されます。
(根拠:JIS Z 8312(製図—表示の一般原則—線の基本原則)およびJIS Z 8316(製図—図形の表し方の原則)による)

他の選択肢が不適切な理由
「外形線には、太い実線を用いる」は正しい組合せです。見える部分の形を示す最も基本の線です。
「寸法線には、細い実線を用いる」も正しい組合せで、外形線と区別できるよう細くします。
「中心線には、細い一点鎖線を用いる」も正しい組合せです。円の中心や左右対称の軸を示します。
問94-8

縮尺1/500の平面図上で、2点間の長さを測ったところ8.4cmであった。この2点間の実際の水平距離として正しいものはどれか。

  • ①42m
  • ②4.2m
  • ③420m
  • ④21m
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正解 ①42m
解説
縮尺1/500とは、実際の長さを500分の1に縮めて描いてあるという意味です。したがって、図面上の長さを500倍すれば実際の長さになります。
実距離 = 図上距離 × 縮尺の分母
= 8.4cm × 500 = 4,200cm
単位をmに直します。1m = 100cm なので、
4,200cm ÷ 100 = 42m
となります。
逆に、実際の長さから図面上の長さを求めたいときは分母で割ります。たとえば実距離30mを1/500の図面に描くと、3,000cm ÷ 500 = 6cm になります。
土木の平面図では1/500や1/1,000、縦断図では縦横で縮尺を変える方法(縦を大きくして高低差を見やすくする)がよく用いられます。縦横で縮尺が異なる図面から距離を読むときは、どちらの縮尺を使うかを取り違えないよう注意が必要です。
本試験では、縮尺の値や図上距離を変えた同型の計算や、面積を求めさせる形(面積は縮尺の分母の2乗倍になる)で出題されます。
(根拠:縮尺の定義(実距離=図上距離×縮尺の分母)による)

他の選択肢が不適切な理由
「4.2m」はcmからmへの換算だけを行い、縮尺の分母を掛けていません。
「420m」は縮尺を1/5,000として計算した値で、分母の桁を取り違えています。
「21m」は図上距離を4.2cmとして計算した値で、読み取った長さの半分で計算しています。
問104-8

土工に用いる締固め機械に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

  • ①ロードローラは、路盤や路床の締固めに用いられる
  • ②タンピングローラは、粘性土の締固めには使用できない
  • ③タイヤローラは、接地圧を変えて締固めを行うことができる
  • ④振動ローラは、砂質土の締固めに大きな効果が得られる
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正解 ②タンピングローラは、粘性土の締固めには使用できない
解説
タンピングローラは、むしろ粘性土の締固めに適した機械です。使用できないという記述は誤りです。
タンピングローラは、鉄輪の表面に多数の突起(フート)を備えたローラで、突起が土に食い込んで塊をほぐしながら深い位置まで力を伝えます。そのため、含水比が高く塊になりやすい粘性土や、風化した岩の締固めに向いています。
締固め機械は、土質によって使い分けます。
ロードローラは平滑な鉄輪で締め固めるもので、路盤や路床、アスファルト舗装の仕上げに用います。
タイヤローラはゴムタイヤの空気圧やバラストで接地圧を変えられるため、幅広い土質に対応でき、砂質土から粘性土まで使えます。
振動ローラは、機械の重さに振動を加えて締め固めるもので、粒どうしを揺すって詰まらせる効果が大きく、砂質土や砕石、岩塊の締固めに適します。逆に粘性土では振動の効果が出にくくなります。
本試験では、機械と適する土質を入れ替えた記述で出題されます。
(根拠:締固め機械の締固め原理(突起による練返し・接地圧・振動)と適する土質の対応による)

他の選択肢が不適切な理由
「ロードローラは、路盤や路床の締固めに用いられる」は正しい記述で、平滑な仕上げに向いています。
「タイヤローラは、接地圧を変えて締固めを行うことができる」も正しい記述です。空気圧やバラストの調整で対応できます。
「振動ローラは、砂質土の締固めに大きな効果が得られる」も正しい記述で、粒状の材料に対して高い効果があります。

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