2026年版・7-6

計画:受水槽容量と直結増圧式の計算の一問一答

給水装置工事主任技術者試験「給水装置計画論」から、計画:受水槽容量と直結増圧式の計算に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全600問) 給水装置計画論の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は四肢択一式と五肢択一式が混在しますが、ここでは全て4択で出題しています。

問17-6
受水槽の有効容量の一般的な目安として、適当なものはどれか。
  • ①計画1日使用水量の1/10〜2/10程度
  • ②計画1日使用水量の4/10〜6/10程度
  • ③計画1日使用水量の2倍〜3倍程度
  • ④計画1日使用水量の1/20程度
答えと解説を見る
正解 ②計画1日使用水量の4/10〜6/10程度
解説
受水槽の有効容量は、一般に計画1日使用水量の4/10〜6/10程度が標準とされています。
容量が小さすぎると使用水量の変動に対応できず、大きすぎると水が長く滞留して残留塩素が減少し、水質が悪化するおそれがあります。

他の選択肢が誤りである理由
・1/10〜2/10程度では小さすぎます。1/10程度は、高置水槽の有効容量の一般的な目安です。
・2倍〜3倍では大きすぎ、水が長く滞留します。
・1/20程度では小さすぎ、使用水量の変動に対応できません。

覚え方のポイント
「受水槽=1日分の4〜6割」「高置水槽=1日分の1割」。
問27-6
計画1日使用水量が30m³の建物で、受水槽の有効容量を一般的な目安(計画1日使用水量の4/10〜6/10)で決める場合の範囲として、適当なものはどれか。
  • ①3〜6m³
  • ②30〜60m³
  • ③12〜18m³
  • ④120〜180m³
答えと解説を見る
正解 ③12〜18m³
解説
受水槽の有効容量 = 計画1日使用水量 × 4/10〜6/10
30m³ × 0.4 = 12m³、30m³ × 0.6 = 18m³
したがって、12〜18m³程度となります。

他の選択肢が誤りである理由
・3〜6m³は、1/10〜2/10で計算した値です(高置水槽の目安に近い値です)。
・30〜60m³は、1〜2倍で計算した値です。
・120〜180m³は、4〜6倍として計算した値です。

覚え方のポイント
4/10〜6/10は「0.4〜0.6を掛ける」。
問37-6
計画1日使用水量が30m³の建物に高置水槽を設ける場合、高置水槽の有効容量の一般的な目安として、適当なものはどれか。
  • ①約3m³
  • ②約12m³
  • ③約18m³
  • ④約30m³
答えと解説を見る
正解 ①約3m³
解説
高置水槽の有効容量は、一般に計画1日使用水量の1/10程度が目安とされています。
30m³ × 1/10 = 3m³
高置水槽は、揚水ポンプで受水槽から水を送り、そこから自然流下で給水するためのもので、受水槽よりも小さな容量とします。

他の選択肢が誤りである理由
・約12m³と約18m³は、受水槽の目安(4/10〜6/10)で計算した値です。
・約30m³は、計画1日使用水量そのもので、高置水槽としては大きすぎます。

覚え方のポイント
「高置水槽は1日分の1割」。
問47-6
1戸あたり3人、1人1日あたり250Lの集合住宅40戸に受水槽式で給水する。受水槽の有効容量を計画1日使用水量の5/10とする場合の有効容量として、適当なものはどれか。
  • ①3m³
  • ②30m³
  • ③15m³
  • ④150m³
答えと解説を見る
正解 ③15m³
解説
まず計画1日使用水量を求めます。
250L × 3人 × 40戸 = 30,000L = 30m³
受水槽の有効容量 = 30m³ × 5/10 = 15m³

他の選択肢が誤りである理由
・3m³は、1/10(高置水槽の目安)で計算した値です。
・30m³は、計画1日使用水量そのもので、5/10を掛け忘れています。
・150m³は、Lからm³への換算で桁を誤った値です。

覚え方のポイント
「1日の水量を出す → 割合を掛ける」の2段階で計算します。
問57-6
次の図のような直結増圧式で、増圧設備(直結加圧形ポンプユニット)から末端の最高位の給水用具までの高さが20m、増圧設備の下流側の給水管などの損失が0.05MPa、末端の給水用具の所要圧力が0.05MPaである。増圧設備に必要な吐水圧として、適当なものはどれか。ただし、水頭1mは0.01MPaとする。
配水管増圧設備末端の最高位の給水用具所要圧力0.05MPa下流側の損失0.05MPa20m吐水圧は?
  • ①0.10MPa
  • ②0.30MPa
  • ③0.35MPa
  • ④0.25MPa
答えと解説を見る
正解 ②0.30MPa
解説
増圧設備の吐水圧は、末端の最高位の給水用具を使うために必要な圧力として、次の合計で求めます。
吐水圧 = 下流側の損失 + 末端の給水用具の所要圧力 + 高低差に相当する圧力
高低差20m = 20 × 0.01 = 0.20MPa
吐水圧 = 0.05 + 0.05 + 0.20 = 0.30MPa

他の選択肢が誤りである理由
・0.10MPaは、高低差に相当する圧力を加え忘れた値です。
・0.25MPaは、損失か所要圧力のどちらかを加え忘れた値です。
・0.35MPaは、どれかを重複して加えるなど、計算を誤った値です。

覚え方のポイント
増圧設備の吐水圧は「下流の損失 + 所要圧力 + 高さ」。
問67-6
次の図のような直結増圧式で、配水管の計画最小動水圧が0.20MPa、増圧設備の上流側の損失(水道メーター・逆流防止器・給水管など)が0.08MPa、増圧設備に必要な吐水圧が0.30MPaである。増圧設備で加える必要がある圧力(増圧量)として、適当なものはどれか。
配水管0.20MPaメーター・逆流防止器等損失 0.08MPa増圧設備増圧量は?吐水圧0.30MPa
  • ①0.10MPa
  • ②0.30MPa
  • ③0.22MPa
  • ④0.18MPa
答えと解説を見る
正解 ④0.18MPa
解説
増圧設備の吸込側の圧力は、配水管の計画最小動水圧から上流側の損失を差し引いた値です。
吸込側の圧力 = 0.20 − 0.08 = 0.12MPa
増圧量 = 必要な吐水圧 − 吸込側の圧力 = 0.30 − 0.12 = 0.18MPa

他の選択肢が誤りである理由
・0.10MPaは、上流側の損失を差し引かずに、0.30 − 0.20 とした値です。
・0.22MPaは、上流側の損失を差し引く代わりに、0.30 − 0.08 とした値です。
・0.30MPaは、配水管の水圧をまったく考慮していない値です。

覚え方のポイント
「増圧量 = 吐水圧 −(配水管の最小動水圧 − 上流側の損失)」。
問77-6
直結増圧式を計画する際の留意点に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①増圧設備は、配水管の水圧が低いときほど強く配水管の水を吸い込むように計画する。
  • ②配水管の水圧に影響がないため、増圧設備の能力は制限なく大きくしてよい。
  • ③逆流防止器は、増圧設備の下流側(建物側)に設ければ、それで足りる。
  • ④水道事業者の基準に従い、増圧設備の上流側に逆流防止器を設けるなどで逆流を防ぐ。
答えと解説を見る
正解 ④水道事業者の基準に従い、増圧設備の上流側に逆流防止器を設けるなどで逆流を防ぐ。
解説
直結増圧式では、増圧設備によって配水管の水を吸い上げるため、配水管の水圧に悪影響を与えないようにするとともに、建物側の水が配水管に逆流しないようにする必要があります。水道事業者の基準に従い、増圧設備の上流側に減圧式逆流防止器などの逆流防止器を設けます。
また、吸込側の圧力が異常に低下したときは増圧設備が自動停止するなど、配水管への影響を防ぐ機能を持たせます。

他の選択肢が誤りである理由
・増圧設備の能力は、配水管への影響を考慮して水道事業者の基準の範囲で計画します。
・逆流防止器は、増圧設備の上流側(配水管側)に設けます。
・配水管の水圧が低いときに強く吸い込むと、周辺の水圧がさらに低下するため、自動停止させます。

覚え方のポイント
直結増圧は「配水管に迷惑をかけない」。逆流防止と吸込圧力の低下時の停止が鍵です。
問87-6
受水槽の容量が使用水量に比べて大きすぎる場合に生じる問題として、適当なものはどれか。
  • ①水の滞留時間が長くなり、残留塩素が減少して水質が悪化しやすくなる。
  • ②水の滞留時間が短くなり、残留塩素が増加して消毒効果が高まりすぎる。
  • ③受水槽が大きいほど水質は良くなり、特に問題は生じない。
  • ④滞留時間は長くなるが、残留塩素は時間とともに増えるので問題はない。
答えと解説を見る
正解 ①水の滞留時間が長くなり、残留塩素が減少して水質が悪化しやすくなる。
解説
受水槽の容量が使用水量に比べて大きすぎると、水が入れ替わるまでの時間(滞留時間)が長くなり、残留塩素が減少して細菌が繁殖するなど、水質が悪化しやすくなります。
そのため、受水槽の容量は、計画1日使用水量の4/10〜6/10程度を目安に、使用実態に見合った大きさとします。

他の選択肢が誤りである理由
・容量が大きいと、滞留時間は長くなります。
・大きすぎると、水質の面で問題が生じます。
・残留塩素は時間とともに減少し、増えることはありません。

覚え方のポイント
「大きすぎる受水槽=水の古くなりすぎ」。
問97-6
受水槽の構造や付属設備に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①受水槽には、越流管(オーバーフロー管)や水抜管を設けてはならない。
  • ②受水槽への給水管は、槽内の水中に吐水口を沈めて静かに給水する。
  • ③受水槽への給水口には、越流面との間に吐水口空間を確保しておく。
  • ④受水槽の吐水口空間は、口径にかかわらず一律5mm以上とする。
答えと解説を見る
正解 ③受水槽への給水口には、越流面との間に吐水口空間を確保しておく。
解説
受水槽への給水口(ボールタップや定水位弁)が、給水装置の末端です。受水槽の水が給水装置に逆流しないよう、給水口(ボールタップや定水位弁の吐水口)と越流面との間に吐水口空間を確保します(給水装置の構造及び材質の基準に関する省令第5条)。
受水槽には、越流管、水抜管、通気管、内部点検のためのマンホールなどを設けます。

他の選択肢が誤りである理由
・吐水口を水中に沈めると、槽内の水が給水装置へ逆流するおそれがあります。
・越流管や水抜管は必要な設備です。
・吐水口空間は、給水口の呼び径などに応じて定められた距離(呼び径13mm以下で25mm以上など)を確保します。

覚え方のポイント
受水槽の給水口は「給水装置の出口」。吐水口空間で逆流を断ちます。
問107-6
受水槽容量と直結増圧式の計算に関する次の記述ア〜エのうち、適当なものの組合せはどれか。

ア 受水槽の有効容量は、計画1日使用水量の4/10〜6/10程度が目安である。
イ 高置水槽の有効容量は、計画1日使用水量の1/10程度が目安である。
ウ 増圧設備の吐水圧は、下流側の損失、末端の所要圧力、高低差に相当する圧力の合計で求める。
エ 増圧量は、吐水圧に配水管の最小動水圧を加えて求める。
  • ①ア、ウ、エ
  • ②ア、イ、ウ
  • ③ア、イ、エ
  • ④イ、ウ、エ
答えと解説を見る
正解 ②ア、イ、ウ
解説
ア 適当。受水槽の容量の目安です。
イ 適当。高置水槽の容量の目安です。
ウ 適当。増圧設備の吐水圧の求め方です。
エ 不適当。増圧量は、吐水圧から吸込側の圧力(配水管の最小動水圧 − 上流側の損失)を差し引いて求めます。加えるのではありません。
したがって、適当なものはア、イ、ウです。

覚え方のポイント
「増圧量 = 必要な圧力 − すでにある圧力」。足りない分だけをポンプで補います。

給水装置工事主任技術者試験の対策問題(全600問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。公益財団法人給水工事技術振興財団及び国土交通省・環境省とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】