給水装置工事主任技術者とは?
合格に必要な全知識
給水装置工事主任技術者は、水道法に基づく国家資格です。水道事業者から指定を受けた工事業者(指定給水装置工事事業者)は、事業所ごとにこの資格を持つ人を選任しなければならず、選任された人は給水装置工事の技術上の管理や、工事に従事する人の指導監督、給水装置が構造・材質基準に適合していることの確認などを担います。
水道の引込みや宅内の給水配管を手がける設備工事業者にとって、事業を行うために欠かせない資格です。
ここでは、試験の全体像と、合格するための要点を整理します。
1. 受験資格と試験の実施
受験するには、給水装置工事に関して3年以上の実務の経験が必要です(水道法第25条の6)。
試験は国土交通大臣及び環境大臣が行うもので、指定試験機関である公益財団法人給水工事技術振興財団が実施しています。最新の日程・申込方法・受験料は、必ず公益財団法人給水工事技術振興財団の公式サイトでご確認ください。
2. 試験科目と合格基準
試験はマークシート方式の筆記試験で、「学科試験1」(必須6科目・40問・150分)と「学科試験2」(2科目・20問・60分)の合計60問です。四肢択一と五肢択一の問題があり、配点は1問1点です。
試験科目(8つ)と令和7年度の科目ごとの最低点
- 科目1: 公衆衛生概論(1点以上)
- 科目2: 水道行政(2点以上)
- 科目3: 給水装置の概要(※)(4点以上)
- 科目4: 給水装置の構造及び性能(4点以上)
- 科目5: 給水装置工事法(4点以上)
- 科目6: 給水装置施工管理法(※)(3点以上)
- 科目7: 給水装置計画論(2点以上)
- 科目8: 給水装置工事事務論(2点以上)
※の2科目は学科試験2です。管工事施工管理の1級又は2級の技術検定に合格した方は、この2科目の免除を受けることができます(水道法施行規則第31条。指定試験機関の案内では第二次検定の合格者が対象で、第一次検定のみの合格者は対象外です)。
本サイトのカテゴリーとの対応
本サイトの8つのカテゴリー(01〜08)は、この試験科目1〜8にそのまま対応しています。「最初に覚える土台知識」(40問)は、どの科目にも共通する基本を最初に押さえるための初心者向けカテゴリーです。
令和7年度の合格基準は、必須6科目の合計が27点以上、全8科目の総得点が40点以上、科目ごとの最低点以上の3つを全て満たすことでした(科目の一部免除を受けた方は1つ目と3つ目)。総得点が足りていても、1つの科目が最低点に届かなければ不合格になる仕組みです。基準は年度によって変わることがあるため、必ず指定試験機関の公表内容をご確認ください。
なお、令和7年度から出題範囲が一部見直され、建設業法・労働安全衛生法などは「給水装置施工管理法」で、指定給水装置工事事業者制度は「給水装置工事事務論」で出題されるようになりました。
3. 必要な学習時間と合格への3つのポイント
初学者が合格に必要な学習時間は、約80〜100時間(1日1時間の学習で約3か月)が一つの目安です。これは当サイトの整理による目安であり、指定試験機関が公表している数値ではありません。日頃から給水装置工事に携わっている方は、現場の知識がそのまま得点につながります。
合格を確実にするための最重要ポイントは以下の3点です。
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構造・材質基準の数字を正確に覚える:
耐圧1.75MPa、水撃限界1.5MPa、負圧破壊の−54kPa、吐水口空間の距離など、「給水装置の構造及び性能」は省令の数字がそのまま問われます。当サイトの解説は省令を根拠に示しているので、数字と対象の給水用具をセットで覚えましょう。 -
計画論の計算は型を身につける:
計画使用水量、同時使用水量、損失水頭と口径決定、受水槽容量の計算は、毎年のように出題されます。手順を1行ずつ示した解説で型を覚えれば、確実な得点源になります。 -
科目ごとの最低点を意識して、苦手科目を作らない:
公衆衛生概論(3問)や工事事務論(5問)のように問題数の少ない科目でも、最低点を下回れば不合格です。当サイトの600問を繰り返し解き、間違えた問題の復習機能で弱点を潰していきましょう。
通勤や現場の合間のスキマ時間を活用して、
一発合格をつかみ取りましょう!