2026年版・4-9

構造:システム基準(クロスコネクション・侵食・凍結・水撃)の一問一答

給水装置工事主任技術者試験「給水装置の構造及び性能」から、構造:システム基準(クロスコネクション・侵食・凍結・水撃)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は四肢択一式と五肢択一式が混在しますが、ここでは全て4択で出題しています。

問14-9
クロスコネクションに関する次の記述ア〜エの正誤の組合せとして、適当なものはどれか。

ア クロスコネクションとは、給水装置と当該給水装置以外の水管その他の設備とを直接連結することをいう。
イ 給水装置と井戸水の配管は、逆止弁を介せば直接連結してもよい。
ウ 同じ水道事業者の配水管から、別々の給水装置を並べて分岐することは、クロスコネクションに当たる。
エ 給水管から受水槽に、吐水口空間をとって給水することは、クロスコネクションに当たらない。
  • ①ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:正
  • ②ア:正 イ:誤 ウ:誤 エ:正
  • ③ア:誤 イ:正 ウ:誤 エ:誤
  • ④ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:誤
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正解 ②ア:正 イ:誤 ウ:誤 エ:正
解説
ア 正。誤接合とも呼ばれ、水道法施行令第6条第1項第6号で禁止されています。
イ 誤。逆止弁や仕切弁を介していても、弁の故障や誤操作で井戸水が入り込むおそれがあるため、直接連結は認められません。
ウ 誤。同じ配水管から別々に分岐すること自体は、クロスコネクションではありません。
エ 正。吐水口空間で分離して水を受ける方法は直接連結ではなく、適切な方法です。

覚え方のポイント
クロスコネクションは「他の水管・設備との直接連結」。弁を介してもダメ、吐水口空間で分離すればよい、の2点が判断の決め手です。
問24-9
給水装置と他の水管その他の設備との連結に関する次の記述ア〜エのうち、適当なものの組合せはどれか。

ア 仕切弁を閉じておけば、給水装置と井戸水の配管を直接連結してもよい。
イ 井戸水と水道水を併用したい場合は、それぞれ別の系統として完全に分離した配管にする。
ウ 井戸水の水質検査に合格すれば、給水装置と直接連結してもよい。
エ 給水管と工業用水道の配管を仕切弁を介して接続することは、クロスコネクションに当たる。
  • ①イ、エ
  • ②ア、ウ
  • ③ウ、エ
  • ④ア、イ
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正解 ①イ、エ
解説
ア 不適当。仕切弁を閉じておいても、直接連結は認められません。
イ 適当。直接連結せず、系統を完全に分けることが必要です。
ウ 不適当。井戸水の水質にかかわらず、直接連結は認められません。
エ 適当。仕切弁を介していても、給水装置と他の水管との直接連結であり、禁止されています。
したがって、適当なものの組合せは「イ、エ」です。

覚え方のポイント
井戸水・工業用水・再生水などの配管とは、弁の有無や水質にかかわらず直接つながない。併用するなら系統を完全に分離します。
問34-9
次の記述ア〜エのうち、クロスコネクションに該当するものの数はどれか。

ア 給水管と工業用水道の配管を、仕切弁を介して接続する。
イ 給水管と井戸水の配管を、逆止弁を介して接続する。
ウ 給水管から水栓を設け、洗面器に吐水口空間をとって給水する。
エ 給水管と排水管を、十分な離隔をとって別々に埋設する。
  • ①1
  • ②2
  • ③3
  • ④4
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正解 ②2
解説
ア 該当する。給水装置と他の水管との直接連結であり、クロスコネクションに該当します。
イ 該当する。逆止弁を介していても直接連結であり、クロスコネクションに該当します。
ウ 該当しない。吐水口空間をとって給水するのは適切な方法で、直接連結ではありません。
エ 該当しない。別々に埋設することは直接連結ではありません。
したがって、クロスコネクションに該当するものは2つです。

覚え方のポイント
「弁を介した接続」は、仕切弁でも逆止弁でもクロスコネクション。吐水口空間をとる・別々に埋設する、は該当しません。
問44-9
酸又はアルカリによって侵食されるおそれのある場所に給水装置を設置する場合の措置として、省令に定められているものはどれか。
  • ①酸又はアルカリが存在する場所では、必ず絶縁継手だけを使用して接続すること
  • ②酸又はアルカリに対する耐食性がなくても、給水管の口径を大きくすればよいこと
  • ③酸又はアルカリによって侵食されても、定期的に取り替えれば特に措置はいらないこと
  • ④酸又はアルカリに対する耐食性を有する材質のものを使うか、防食材で被覆すること等
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正解 ④酸又はアルカリに対する耐食性を有する材質のものを使うか、防食材で被覆すること等
解説
省令第4条第1項は、酸又はアルカリによって侵食されるおそれのある場所に設置されている給水装置は、酸又はアルカリに対する耐食性を有する材質のもの、又は防食材で被覆すること等により適切な侵食の防止のための措置が講じられているものでなければならないと定めています。
酸性の土壌やコンクリートに接する部分などでは、樹脂管やステンレス鋼鋼管を使ったり、防食テープやポリエチレンスリーブで被覆したりします。

他の選択肢が誤りである理由
・口径を大きくしても侵食は防げません。
・侵食を前提とした取替えではなく、侵食を防止する措置が必要です。
・絶縁継手は、漏えい電流や異種金属による腐食の対策です。酸・アルカリの対策ではありません。

覚え方のポイント
防食の基準は「酸・アルカリ=耐食性の材質か防食材で被覆」「漏えい電流=非金属か絶縁材で被覆」。
問54-9
漏えい電流により侵食されるおそれのある場所に給水装置を設置する場合の措置として、省令に定められているものはどれか。
  • ①漏えい電流の影響を避けるため、絶縁継手を使わずに金属管をすべて連続させておく。
  • ②漏えい電流は給水装置に影響しないため、特別な措置を講じる必要はない。
  • ③電流の影響を受けないよう、給水管を地表面に露出させて配管するようにする。
  • ④非金属製の材質のものを使うか、絶縁材で被覆するなど電気防食の措置を講じる。
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正解 ④非金属製の材質のものを使うか、絶縁材で被覆するなど電気防食の措置を講じる。
解説
省令第4条第2項は、漏えい電流により侵食されるおそれのある場所に設置されている給水装置は、非金属製の材質のもの、又は絶縁材で被覆すること等により適切な電気防食のための措置が講じられているものでなければならないと定めています。
電気鉄道の線路の近くなどでは、レールから地中に漏れた電流が金属管に流れ込み、電流が管から流れ出る部分で激しい腐食(電食)が起こります。

他の選択肢が誤りである理由
・金属管を電気的に連続させると漏えい電流が流れ込みやすくなり、かえって電食が起こりやすくなります。絶縁継手などで絶縁します。
・地表面に露出させることは、電気防食の措置ではありません。
・漏えい電流による電食は、金属管に大きな影響を与えます。

覚え方のポイント
「電食=電気を通さない(非金属・絶縁)」。
問64-9
金属管の腐食のうち、マクロセル腐食の例として、適当なものはどれか。
  • ①鋼管がコンクリートを貫通する部分で、コンクリート側と土壌側に電池ができ腐食する。
  • ②管の内面に付着した微生物の働きによって、管の内面の一部で局部的な腐食が進む。
  • ③電気鉄道のレールから漏れた電流が金属管に流入し、電流が流出する部分で腐食する。
  • ④給水管内を流れる水の流速が速すぎるため、管の内面が機械的に少しずつ削られていく。
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正解 ①鋼管がコンクリートを貫通する部分で、コンクリート側と土壌側に電池ができ腐食する。
解説
マクロセル腐食は、同じ金属管でも接している環境が異なる部分の間に電位差が生じ、大きな電池(マクロセル)が形成されて起こる腐食です。代表例として、コンクリート(アルカリ性)に接する部分と土壌に接する部分の境界付近で、土壌側の鋼管が腐食するケースがあります。
ほかに、異種金属の接触によるもの、土壌の通気性の違い(通気差)によるものなどがあります。対策として、絶縁継手の使用やポリエチレンスリーブによる被覆などが行われます。

他の選択肢が誤りである理由
・微生物による腐食は、バクテリア腐食などと呼ばれ、マクロセル腐食ではありません。
・漏えい電流によるものは、電食(迷走電流腐食)です。
・流速による機械的な削れは、潰食(エロージョン)です。

覚え方のポイント
マクロセル腐食の3例は「コンクリート/土壌」「異種金属」「通気差」。
問74-9
給水装置の凍結防止の措置に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①屋外で露出する給水管の保温材には、吸水性の高い材料を選ぶとよい。
  • ②給水管を地中に埋設する場合は、凍結深度より浅く埋設する。
  • ③給水管を地中に埋設する場合は、凍結深度より深く埋設する。
  • ④凍結のおそれのある場所では、水抜き用の給水用具は設けない。
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正解 ③給水管を地中に埋設する場合は、凍結深度より深く埋設する。
解説
寒冷地では、地表から一定の深さまで土が凍結します(この深さを凍結深度といいます)。給水管を地中に埋設する場合は、凍結深度より深く埋設することで、凍結を防ぎます。
屋外に露出する部分や、凍結深度より浅く埋設せざるを得ない部分は、保温材で被覆するなどの措置をとります。また、水抜き用の給水用具(不凍栓など)を設けて、管内の水を抜けるようにします。

他の選択肢が誤りである理由
・凍結深度より浅く埋設すると、凍結のおそれがあります。
・保温材が水を吸うと保温の効果が落ちるため、吸水しにくい材料を使い、防水テープなどの外装で保護します。
・凍結のおそれのある場所では、水抜き用の給水用具を設けることが有効です。

覚え方のポイント
凍結防止は「深く埋める・保温する・水を抜く」の3本柱です。
問84-9
水撃作用の防止に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • ①流速を遅くするため、給水管の口径を一段大きくすることを検討する。
  • ②水撃を抑えるため、止水機構ができるだけ急速に閉まる給水用具を選ぶ。
  • ③水撃が生じるおそれのある給水用具の上流側に近接してエアチャンバーを設ける。
  • ④水圧が高すぎる場合は、減圧弁を設けて適正な水圧に下げるようにする。
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正解 ②水撃を抑えるため、止水機構ができるだけ急速に閉まる給水用具を選ぶ。
解説
水撃作用は、止水機構を急に閉止したときに起こります。したがって、急速に閉止する給水用具を選ぶと、水撃作用はかえって起こりやすくなります。水撃作用を生じにくい構造の給水用具を選ぶことが大切です。

他の選択肢が正しい理由
・流速が遅いほど水撃は小さくなるため、口径を大きくして流速を遅くすることは有効です。
・エアチャンバーなどの水撃防止器具を、水撃を生じるおそれのある給水用具の上流側に近接して設けます。
・水圧が高いと流速が速くなり水撃が起こりやすいため、減圧弁で水圧を下げます。

覚え方のポイント
水撃対策は「流速を落とす・ゆっくり閉まる器具・水撃防止器具を上流に・高水圧は減圧」。
問94-9
給水管内の空気だまりに関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①空気だまりは水撃作用を防ぐ効果があるため、配管の凸部にはできるだけ空気をためておく。
  • ②空気だまりは水撃作用や通水不良の原因となるため、凸部には空気弁を設けるなどする。
  • ③空気だまりは配管の最も低い部分にできやすいため、低い部分に空気弁を設けるとよい。
  • ④空気だまりは給水装置の性能に影響しないため、配管の形状を特に工夫する必要はない。
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正解 ②空気だまりは水撃作用や通水不良の原因となるため、凸部には空気弁を設けるなどする。
解説
給水管内に空気がたまると、通水が妨げられたり、空気が圧縮・膨張することで水撃作用や異常音の原因になったりします。空気は配管の高い部分(凸部)にたまりやすいため、凸部をつくらない配管にする、やむを得ず凸部ができる場合は空気弁を設ける、などの措置をとります。

他の選択肢が誤りである理由
・空気だまりは、水撃作用などの原因になります。
・空気は配管の高い部分にたまります。
・空気だまりは給水の性能に影響するため、配管の形状を工夫します。

覚え方のポイント
「空気は上にたまる → 凸部を避ける・凸部には空気弁」。
問104-9
水道法施行令第6条第1項第7号に基づき、水の逆流を防止するための適当な措置を講ずる必要がある給水装置として、適当なものはどれか。
  • ①給水装置の末端に設けられた、単独の給水栓を構成する部品のうちの一部分だけ
  • ②配水管の水圧に影響を及ぼすおそれのあるポンプに直接連結された給水装置
  • ③水槽、プール、流しなど、水を入れ又は受ける器具や施設等に給水する給水装置
  • ④地中に深く埋設されていて、地表に露出している部分が全くない給水管の部分だけ
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正解 ③水槽、プール、流しなど、水を入れ又は受ける器具や施設等に給水する給水装置
解説
水道法施行令第6条第1項第7号は、水槽、プール、流しその他水を入れ、又は受ける器具、施設等に給水する給水装置にあっては、水の逆流を防止するための適当な措置が講ぜられていることを求めています。
水を受ける容器に給水する場合、給水管内が負圧になると、容器の水が給水装置へ吸い込まれる(逆サイホン作用)おそれがあるためです。具体的な措置は、省令第5条の吐水口空間の確保や逆流防止給水用具の設置です。

他の選択肢が誤りである理由
・ポンプへの直接連結は同項第3号で禁止されている事項で、第7号の逆流防止の措置の対象を示すものではありません。
・水栓の部品だけが対象ではありません。
・埋設の有無ではなく、水を受ける器具などに給水するかどうかで判断します。

覚え方のポイント
「水を受ける器具に給水する=逆流防止が必要」。流し・浴槽・水槽・プールが代表例です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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