2026年版・4-2

構造:耐圧性能基準の一問一答

給水装置工事主任技術者試験「給水装置の構造及び性能」から、構造:耐圧性能基準に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は四肢択一式と五肢択一式が混在しますが、ここでは全て4択で出題しています。

問14-2
給水装置の構造及び材質の基準に関する省令に定める耐圧性能基準に関する次の記述ア〜エの正誤の組合せとして、適当なものはどれか。

ア 給水装置は、耐圧性能試験により1.75MPaの静水圧を1分間加えたとき、水漏れ、変形、破損その他の異常を生じないこと。
イ 耐圧性能基準は、最終の止水機構の流出側に設置されている給水用具にも適用される。
ウ パッキンを水圧で圧縮することにより水密性を確保する構造の給水用具は、1.75MPaの試験に加え、20kPaの静水圧を1分間加えて異常を生じないこと。
エ 家屋の主配管は、配管の経路について構造物の下の通過を避けること等により、漏水時の修理を容易に行うことができるようにしなければならない。
  • ①ア:誤 イ:正 ウ:誤 エ:正
  • ②ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:正
  • ③ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:誤
  • ④ア:誤 イ:誤 ウ:正 エ:誤
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正解 ②ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:正
解説
ア 正。省令第1条第1項第1号のとおりです(加圧装置等の特例を除く)。
イ 誤。最終の止水機構の流出側に設置されている給水用具は、耐圧性能基準の適用対象から除かれています(同項本文)。止水しているときに水道の圧力がかからないためです。
ウ 正。同項第4号のとおりです。水圧が低いときの水密性も確かめます。
エ 正。同条第3項のとおりです。

覚え方のポイント
耐圧は「1.75MPa・1分間」「パッキン圧縮型は20kPaも」「最終の止水機構の下流は対象外」「家屋の主配管は構造物の下を避ける」の4点セットです。
問24-2
給水装置の構造及び材質の基準に関する省令に定める耐圧性能基準に関する次の記述ア〜エのうち、適当なものの数はどれか。

ア パッキンを水圧で圧縮することにより水密性を確保する構造の給水用具は、1.75MPaの試験の代わりに、20kPaの静水圧を1分間加える試験を行えばよい。
イ 加圧装置を内蔵するなど一定の要件を満たす給水用具は、加圧装置及びその下流側について、当該加圧装置の最大吐出圧力の静水圧を1分間加えて異常を生じないこと。
ウ 給湯及び浴槽内の水等の加熱に兼用する熱交換器で一定のものは、浴槽内の水等の加熱用の水路について、接合箇所(溶接によるものを除く)を有せず、耐圧性能試験により1.75MPaの静水圧を1分間加えて異常を生じないこと。
エ 家屋の主配管は、漏水時の修理を容易にするため、構造物の下を通して配管しなければならない。
  • ①1
  • ②2
  • ③3
  • ④4
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正解 ②2
解説
ア 不適当。1.75MPaの試験の代わりではなく、それに加えて20kPaの試験を行います(省令第1条第1項第4号)。
イ 適当。同項第2号のとおりです。
ウ 適当。同項第3号のとおりです。浴槽の水が給湯側へ混入するのを防ぐための規定です。
エ 不適当。省令第1条第3項は、家屋の主配管について、構造物の下の通過を避けること等により漏水時の修理を容易にすることを求めています。構造物の下を通すのは逆です。
したがって、適当なものは2つです。

覚え方のポイント
耐圧の特例は3つ。加圧装置内蔵=最大吐出圧力、熱交換器=溶接以外の接合なし+1.75MPa、パッキン圧縮型=1.75MPaに「加えて」20kPa。
問34-2
加圧装置を内蔵する給水用具のうち、要件を満たすものについて、加圧装置及びその下流側の給水用具に求められる耐圧性能として、適当なものはどれか。
  • ①当該加圧装置の最小吐出圧力の静水圧を1分間加えて、異常を生じないこと
  • ②配水管の最小動水圧と同じ静水圧を1分間加えて、異常を生じないこと
  • ③当該加圧装置の最大吐出圧力の静水圧を1分間加えて、異常を生じないこと
  • ④1.75MPaの2倍の静水圧を1分間加えて、水漏れなどの異常を生じないこと
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正解 ③当該加圧装置の最大吐出圧力の静水圧を1分間加えて、異常を生じないこと
解説
省令第1条第1項第2号により、加圧装置及びその下流側に設置されている給水用具で、(1)加圧装置を内蔵すること、(2)減圧弁が設置されていること、(3)減圧弁の下流側に加圧装置が設置されていること、(4)加圧装置の下流側の給水用具について減圧弁を通さない水との接続がないこと、の要件を満たすものは、当該加圧装置の最大吐出圧力の静水圧を1分間加えたとき、異常を生じないことが求められます。
減圧弁で圧力を下げた下流側では、加圧装置が出せる最大の圧力で耐えられればよい、という考え方です。

他の選択肢が誤りである理由
・1.75MPaの2倍という基準はありません。
・最小動水圧では、耐圧の確認になりません。
・最小吐出圧力では、加圧装置が出しうる圧力に耐えられるかを確かめられません。

覚え方のポイント
「加圧装置の下流=その装置の最大吐出圧力で試験」。
問44-2
給湯と浴槽内の水の加熱を兼用する熱交換器について、浴槽内の水等の加熱用の水路に求められる耐圧性能として、省令に定められているものはどれか。
  • ①接合箇所(溶接を除く)を有せず、1.75MPaの静水圧を10分間加えて異常を生じないこと
  • ②接合箇所の数に制限はなく、20kPaの静水圧を1分間だけ加えて異常を生じないこと
  • ③接合箇所(溶接を除く)を有せず、加圧装置の最大吐出圧力を1分間加えて異常を生じないこと
  • ④接合箇所(溶接を除く)を有せず、1.75MPaの静水圧を1分間加えて異常を生じないこと
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正解 ④接合箇所(溶接を除く)を有せず、1.75MPaの静水圧を1分間加えて異常を生じないこと
解説
省令第1条第1項第3号により、給湯と浴槽内の水等の加熱に兼用する構造で、給湯用の水路と浴槽内の水等の加熱用の水路が接触する熱交換器について、浴槽内の水等の加熱用の水路は、接合箇所(溶接によるものを除く)を有せず、1.75MPaの静水圧を1分間加えたとき、異常を生じないことが求められます。
加熱用の水路が破損すると、浴槽の水が給湯用の水路(つまり飲用にも使われる給水装置)に混入するおそれがあるため、厳しい要件が課されています。

他の選択肢が誤りである理由
・接合箇所を有しないことが要件で、圧力は1.75MPaです。
・加圧装置の最大吐出圧力は、加圧装置を内蔵する給水用具の特例です。
・静水圧を加える時間は1分間です。10分間ではありません。

覚え方のポイント
「浴槽の水が混ざらないように、加熱用の水路は継ぎ目なし+1.75MPa」。
問54-2
給水装置の接合箇所について、耐圧に関する基準として省令に定められている事項として、適当なものはどれか。
  • ①構造及び材質に応じた適切な接合により、水圧に対する充分な耐力が確保されていること。
  • ②接合箇所の耐力の確保が求められるのは、溶接による接合の場合に限られること。
  • ③接合箇所は見えない場所に設け、点検や修理のために露出させないようにすること。
  • ④接合箇所の数はできるだけ増やして、水圧を分散させるように配管しなければならないこと。
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正解 ①構造及び材質に応じた適切な接合により、水圧に対する充分な耐力が確保されていること。
解説
省令第1条第2項は、給水装置の接合箇所は、水圧に対する充分な耐力を確保するためにその構造及び材質に応じた適切な接合が行われているものでなければならないと定めています。
個々の管や継手が耐圧性能を持っていても、接合が不適切だと接合部から漏水や抜け出しが起こります。これはシステム基準の1つで、工事の段階で確保するものです。

他の選択肢が誤りである理由
・溶接に限らず、すべての接合箇所について、構造及び材質に応じた適切な接合による耐力の確保が求められます。
・接合箇所を点検できない場所に設けることを求める規定はありません。
・接合箇所を増やすことは、かえって漏水の原因を増やします。

覚え方のポイント
耐圧の基準は「製品の耐圧性能(第1項)」「接合の適切さ(第2項)」「家屋の主配管(第3項)」の3本立てです。
問64-2
耐圧性能試験を定める者として、給水装置の構造及び材質の基準に関する省令に規定されているものはどれか。
  • ①水道事業者
  • ②国土交通大臣
  • ③都道府県知事
  • ④環境大臣
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正解 ②国土交通大臣
解説
省令第1条第1項第1号は、耐圧に関する試験を「国土交通大臣が定める耐圧に関する試験(耐圧性能試験)」としています。水撃限界、逆流防止、負圧破壊、耐寒、耐久の各試験も、国土交通大臣が定めるものとされています。
一方、浸出に関する試験だけは、水質に関わるため「国土交通大臣及び環境大臣が定める浸出に関する試験」とされています(省令第2条第1項)。

他の選択肢が誤りである理由
・環境大臣が関わるのは、浸出に関する試験です(国土交通大臣と共同)。
・都道府県知事や水道事業者は、試験を定める者ではありません。

覚え方のポイント
「試験の決め手は国土交通大臣。ただし浸出だけは環境大臣も一緒」。水質は環境省、の原則どおりです。
問74-2
給水装置の構造及び材質の基準に関する省令の耐圧性能基準に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • ①家屋の主配管は、構造物の下の通過を避けるなど、修理を容易にする必要がある。
  • ②パッキンを水圧で圧縮して水密性を確保する給水用具は、20kPaの試験も行う。
  • ③一般の給水装置は、1.75MPaの静水圧を1分間加えて異常を生じないことが求められる。
  • ④最終の止水機構の流出側に設置されている給水用具にも、耐圧性能基準が適用される。
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正解 ④最終の止水機構の流出側に設置されている給水用具にも、耐圧性能基準が適用される。
解説
省令第1条第1項は、耐圧性能基準の対象から「最終の止水機構の流出側に設置されている給水用具」を除いています。最終の止水機構より下流の給水用具には、止水時に水道の圧力がかからないためです。

他の選択肢が正しい理由
・一般の給水装置の1.75MPa・1分間(第1項第1号)、パッキンを水圧で圧縮する構造の20kPaの試験(同項第4号)、家屋の主配管の規定(第3項)は、いずれも省令のとおりです。

覚え方のポイント
耐圧の数字は「1.75MPa」「20kPa」「加圧装置の最大吐出圧力」。対象外は「最終の止水機構の流出側」です。
問84-2
耐圧性能基準で、パッキンを水圧で圧縮する構造の給水用具に20kPaの試験が追加されている理由として、適当なものはどれか。
  • ①凍結したときに、パッキンが硬化していないかどうかを確かめるため
  • ②水圧が異常に高くなったときに、パッキンが破裂しないかを確かめるため
  • ③給水管内が負圧になったときに、逆流が生じないかどうかを確かめるため
  • ④水圧が低くパッキンが十分に圧縮されないときの水密性を確かめるため
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正解 ④水圧が低くパッキンが十分に圧縮されないときの水密性を確かめるため
解説
パッキンを水圧で圧縮して水密性を確保する構造の給水用具は、水圧が高いほどパッキンが強く押し付けられて水密性が高まる一方、水圧が低いときはパッキンが十分に圧縮されず、水漏れが起こるおそれがあります。
そのため、1.75MPaの高い圧力での試験に加えて、20kPaという低い圧力でも水漏れなどの異常がないことを確認します(省令第1条第1項第4号)。

他の選択肢が誤りである理由
・高い圧力での確認は、1.75MPaの試験で行います。
・負圧時の逆流の確認は、負圧破壊性能試験で行います。
・凍結の確認は、耐寒性能試験で行います。

覚え方のポイント
「高圧(1.75MPa)でも低圧(20kPa)でも漏れない」ことを確かめる二段構えです。
問94-2
給水装置の耐圧性能に関する次の記述ア〜エのうち、省令の規定として適当なものの組合せはどれか。

ア 一般の給水装置の耐圧性能試験では、1.75MPaの静水圧を1分間加える。
イ 最終の止水機構の流出側に設置されている給水用具も耐圧性能試験の対象である。
ウ パッキンを水圧で圧縮する構造の給水用具は、20kPaの静水圧を1分間加える試験も行う。
エ 給水装置の接合箇所は、構造及び材質に応じた適切な接合が行われていなければならない。
  • ①ア、ウ、エ
  • ②ア、イ、ウ
  • ③イ、ウ、エ
  • ④ア、イ、エ
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正解 ①ア、ウ、エ
解説
ア 適当。省令第1条第1項第1号のとおりです。
イ 不適当。最終の止水機構の流出側に設置されている給水用具は、耐圧性能基準の対象から除かれています(同項本文)。
ウ 適当。同項第4号のとおりです。
エ 適当。同条第2項のとおりです。
したがって、適当なものはア、ウ、エです。

覚え方のポイント
耐圧の問題は「1.75MPa・1分」「20kPa」「対象外=止水機構の下流」「接合と主配管」の4点で判断できます。
問104-2
給水管と給水用具の耐圧性能に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①給水装置は水道事業者の検査を受ければ、耐圧性能基準は適用されない。
  • ②給水管は耐圧性能基準の対象外で、給水用具にだけ耐圧性能基準が適用される。
  • ③給水管や継手は常時水道の圧力がかかるため、耐圧性能基準が適用される。
  • ④継手は給水管でも給水用具でもないため、耐圧性能基準は適用されない。
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正解 ③給水管や継手は常時水道の圧力がかかるため、耐圧性能基準が適用される。
解説
耐圧性能基準は、最終の止水機構の流出側に設置されている給水用具を除き、給水装置(給水管、継手、給水用具など)に適用されます。給水管や継手は、常に水道の圧力がかかる部分であり、耐圧性能は最も基本的な要件です。

他の選択肢が誤りである理由
・給水管も耐圧性能基準の対象です。
・継手も耐圧性能基準の対象です。
・水道事業者の検査を受けるかどうかにかかわらず、給水装置は基準に適合していなければなりません。

覚え方のポイント
「水圧がかかるところには、すべて耐圧性能が必要」。例外は止水機構の下流だけです。

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