2026年版・3-5

概要:減圧弁・安全弁・定流量弁などの弁類の一問一答

給水装置工事主任技術者試験「給水装置の概要」から、概要:減圧弁・安全弁・定流量弁などの弁類に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は四肢択一式と五肢択一式が混在しますが、ここでは全て4択で出題しています。

問13-5
減圧弁に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①二次側の圧力が一次側より高くなったとき、弁体が閉じて水の逆流を自動で防ぐ。
  • ②設定した圧力を超えると弁体が自動的に開き、過剰な圧力を外へ逃がして機器を守る。
  • ③一次側の圧力が変わっても、オリフィスなどの働きで流れる水の量を一定に保つ。
  • ④調節ばね・ダイヤフラムなどの働きで、二次側を一次側より低い一定の圧力に保つ。
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正解 ④調節ばね・ダイヤフラムなどの働きで、二次側を一次側より低い一定の圧力に保つ。
解説
減圧弁は、調節ばね・ダイヤフラム・弁体などからなる圧力調整機構によって、一次側(上流側)の圧力が変動しても、二次側(下流側)の圧力を一次側より低い一定の圧力に保つ給水用具です。
配水管の水圧が高い地域で給水用具を保護したり、貯湯湯沸器の給水側に設けて湯沸器にかかる圧力を下げたりするのに使われます。

他の選択肢が誤りである理由
・設定圧力を超えると開いて圧力を逃がすのは、安全弁(逃し弁)です。
・圧力にかかわらず流量を一定に保つのは、定流量弁です。
・逆流を自動的に防ぐのは、逆止弁です。

覚え方のポイント
「減圧弁=圧力を下げて一定に」「安全弁=上がりすぎた圧力を逃がす」「定流量弁=量を一定に」「逆止弁=逆流を止める」。名前が働きをそのまま表しています。
問23-5
設定した圧力よりも圧力が上昇すると弁体が自動的に開いて過剰な圧力を逃がし、圧力が所定の値まで下がると閉じる給水用具はどれか。
  • ①減圧弁
  • ②定流量弁
  • ③吸排気弁
  • ④安全弁(逃し弁)
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正解 ④安全弁(逃し弁)
解説
安全弁(逃し弁)は、設定圧力より圧力が上昇すると弁体が自動的に開いて過剰な圧力を逃がし、圧力が所定の値まで下がると閉じる給水用具です。
貯湯湯沸器のように、水を加熱して膨張により圧力が上がる器具には、減圧弁とともに安全弁(逃し弁)を設けて、容器の破損を防ぎます。

他の選択肢が誤りである理由
・減圧弁は、二次側の圧力を一次側より低い一定の圧力に保つ弁で、圧力を外へ逃がす働きはありません。
・定流量弁は、流量を一定に保つ弁です。
・吸排気弁は、給水立て管の頂部で、負圧時の吸気と空気の排出を行う給水用具です。

覚え方のポイント
「逃し弁」という別名のとおり、上がりすぎた圧力を「逃がす」弁です。
問33-5
定流量弁に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①管内にたまった空気をフロートの働きで自動的に排出し、流量の低下を防ぐ弁である。
  • ②二次側の圧力を一次側より低い一定の値に保つことで、下流側の給水用具を守る弁である。
  • ③ばね・オリフィス・ニードルなどの機構で、一次側の圧力にかかわらず流量を一定にする。
  • ④流量が設定値を超えると弁体が開き、余分な水を大気中へ逃がして流量を一定にする。
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正解 ③ばね・オリフィス・ニードルなどの機構で、一次側の圧力にかかわらず流量を一定にする。
解説
定流量弁は、ばね、オリフィス、ニードルなどを使った流量調整機構によって、一次側の圧力にかかわらず、流量が一定になるように調整する給水用具です。
水圧が高いと水が出すぎ、低いと出にくくなるのを防ぎ、決まった量の水を安定して流したい場所に使われます。

他の選択肢が誤りである理由
・フロートの働きで管内の空気を排出するのは、空気弁です。
・二次側の圧力を一定に保つのは、減圧弁です。
・定流量弁は、水を大気中へ逃がして流量を調整するものではありません。水を外へ逃がすのは、圧力が上がりすぎたときの安全弁(逃し弁)の働きです。

覚え方のポイント
「定流量=流れる量が定まっている」。圧力を一定にする減圧弁と取り違えないようにします。
問43-5
玉形弁に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①弁体が管路に対して垂直に上下して開閉し、全開時の損失水頭がきわめて小さい。
  • ②止水部が吊りこま構造で、弁内の流れがS字形になるため、損失水頭が大きくなる。
  • ③弁体にボールを使って90度回転させて開閉するため、全開時の損失水頭が小さい。
  • ④弁体がヒンジピンを支点に回転して開閉し、逆流が生じると自動的に閉じる構造である。
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正解 ②止水部が吊りこま構造で、弁内の流れがS字形になるため、損失水頭が大きくなる。
解説
玉形弁は、止水部が吊りこま構造の弁で、弁の中で水の流れがS字形に曲がるため、損失水頭が大きくなります。
一方で、弁の開度による流量の調節がしやすいという特徴があります。

他の選択肢が誤りである理由
・弁体が垂直に上下して開閉し、全開時の損失がきわめて小さいのは、仕切弁です。
・ボールを90度回転させて開閉するのは、ボール止水栓(ボール弁)です。
・ヒンジピンを支点に回転し、逆流で自動的に閉じるのは、スイング式逆止弁です。

覚え方のポイント
損失水頭は「玉形弁(S字の流れ)>仕切弁・ボール弁(まっすぐな流れ)」。流れが曲がるほど損失は大きくなります。
問53-5
給水立て管の頂部に設置し、管内に負圧が生じたときには自動的に多量の空気を吸気して負圧を解消し、あわせて管内に停滞した空気を自動的に排出する機能も持つ給水用具はどれか。
  • ①吸排気弁
  • ②空気弁
  • ③大気圧式バキュームブレーカ
  • ④安全弁(逃し弁)
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正解 ①吸排気弁
解説
吸排気弁は、給水立て管の頂部に設置され、管内に負圧が生じた場合に自動的に多量の空気を吸気して給水管内の負圧を解消する給水用具です。管内に停滞した空気を自動的に排出する機能も併せて持っています。
中高層の建物で立て管の水が急に引かれると、上の階の給水用具から水が吸い込まれる(逆サイホン作用)おそれがあるため、それを防ぎます。

他の選択肢が誤りである理由
・空気弁は、フロートの働きで管内に停滞した空気を自動的に排出する給水用具で、負圧を解消するための多量の吸気を行うものではありません。
・大気圧式バキュームブレーカは、負圧が生じたときに空気を取り入れて逆流を防ぐ器具で、最終の止水機構の下流側(大気に開放される側)に設けます。停滞した空気を排出する機能は持ちません。
・安全弁(逃し弁)は、上がりすぎた圧力を逃がす弁です。

覚え方のポイント
「吸排気弁=吸う(負圧の解消)+出す(空気の排出)」「空気弁=出すだけ」。
問63-5
スイング式逆止弁に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①弁体をばねの力で弁座に押し付けておく構造で、取付け方向の制約が少ない。
  • ②弁体がヒンジピンを支点に自重で弁座に圧着し、逆圧で自動的に閉じる構造である。
  • ③ゴム製のダイヤフラムが流れの向きで開閉し、水撃作用の緩和にも有効な構造である。
  • ④弁体がガイドに沿って弁座に垂直に動くため、水平の配管にしか取り付けられない。
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正解 ②弁体がヒンジピンを支点に自重で弁座に圧着し、逆圧で自動的に閉じる構造である。
解説
スイング式逆止弁は、弁体がヒンジピンを支点として自重で弁座面に圧着しており、通水時には弁体が押し開かれ、逆圧がかかると自動的に閉じる構造の逆止弁です。
弁体が自重で閉じる仕組みのため、水平の配管か、垂直の上向きの流れの配管に取り付けます。

他の選択肢が誤りである理由
・ばねの力で弁座に押し付け、取付け方向の制約が少ないのは、ばね式逆止弁です。
・ガイドに沿って垂直に動き、水平の配管に取り付けるのは、リフト式逆止弁です。
・ゴム製のダイヤフラムが開閉するのは、ダイヤフラム式逆止弁です。

覚え方のポイント
「スイング=ぶら下がって振れる扉」。扉が自分の重さで閉じるので、下向きの流れには使えません。
問73-5
ダイヤフラム式逆止弁に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①2つの逆止弁の間に中間室を設け、逆流が生じると中間室の水を大気中へ排出する構造である。
  • ②弁体が自重で閉じる構造のため、垂直の下向きの流れの配管にも取り付けることができる。
  • ③ゴム製のダイヤフラムが流れの方向によって開閉し、水撃作用や異常音の緩和にも有効である。
  • ④2つの逆止弁をそれぞれのばねで独立して作動させ、配管に付けたまま弁体を交換できる。
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正解 ③ゴム製のダイヤフラムが流れの方向によって開閉し、水撃作用や異常音の緩和にも有効である。
解説
ダイヤフラム式逆止弁は、弁座の中心の孔をゴム製のダイヤフラムが流れの方向によって開閉する構造の逆止弁です。逆流防止を目的として使われるほか、給水装置に生じる水撃作用や、給水栓の異常音などの緩和にも有効とされています。

他の選択肢が誤りである理由
・ダイヤフラム式は自重で閉じる構造ではありません。また、自重で閉じる逆止弁(リフト式・スイング式)は、垂直の下向きの流れの配管には使えません。
・2つの逆止弁の間の中間室から水を排出して逆流を防ぐのは、減圧式逆流防止器です。
・2つの逆止弁を持ち、配管に付けたまま弁体の点検・交換ができるのは、二重式逆流防止器です。

覚え方のポイント
ダイヤフラム式は「ゴム膜で開閉・水撃や異常音もやわらげる」。
問83-5
複式逆止弁に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①逆止弁を1つだけ組み込んだ構造で、その弁体をばねで弁座に押し付けて逆流を防ぐ。
  • ②2つの逆止弁の間に中間室と逃し弁を設け、逆流時に中間室の水を大気中へ排出する。
  • ③ヒンジピンを支点に回転する弁体を2枚組み込み、どちらも自重で弁座に圧着させる構造である。
  • ④個々に独立して作動する2つの逆止弁を組み込み、弁体をそれぞればねで弁座に押し付ける。
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正解 ④個々に独立して作動する2つの逆止弁を組み込み、弁体をそれぞればねで弁座に押し付ける。
解説
複式逆止弁は、個々に独立して作動する2つの逆止弁が組み込まれ、それぞれの弁体がばねによって弁座に押し付けられている逆止弁です。一方の逆止弁に異物がかんで閉まらなくなっても、もう一方で逆流を防げるため、二重の安全構造になっています。

他の選択肢が誤りである理由
・逆止弁を1つだけ持つのは、単式逆止弁です。
・中間室と逃し弁を持ち、逆流時に中間室の水を排出するのは、減圧式逆流防止器です。
・複式逆止弁は、ばね式の逆止弁を2つ組み込んだもので、自重で閉じるスイング式の弁体を使うものではありません。

覚え方のポイント
「単式=1つ」「複式=2つ(二重の安全)」「減圧式逆流防止器=2つ+中間室から排水」。
問93-5
弁類に関する次の記述ア〜エの正誤の組合せとして、適当なものはどれか。

ア 減圧弁は、一次側の圧力が変動しても、二次側を一次側より低い一定の圧力に保つ。
イ 安全弁(逃し弁)は、設定圧力を超えると閉じて、下流側への給水を止める。
ウ 定流量弁は、一次側の圧力にかかわらず、流量が一定になるように調整する。
エ 空気弁は、管内が負圧になったときに多量の空気を吸気する機能だけを持つ。
  • ①ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:誤
  • ②ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:正
  • ③ア:正 イ:誤 ウ:誤 エ:正
  • ④ア:誤 イ:正 ウ:誤 エ:誤
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正解 ①ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:誤
解説
ア 正。減圧弁は、圧力調整機構によって二次側を一次側より低い一定の圧力に保ちます。
イ 誤。安全弁(逃し弁)は、設定圧力を超えると「開いて」過剰な圧力を逃がし、所定の圧力まで下がると閉じます。給水を止める弁ではありません。
ウ 正。定流量弁は、ばね・オリフィス・ニードルなどの機構で流量を一定に保ちます。
エ 誤。空気弁は、フロートの働きで管内に停滞した空気を自動的に排出する給水用具です。負圧時に多量の空気を吸気し、あわせて空気の排出も行うのは吸排気弁です。

覚え方のポイント
弁の名前と働きを1対1で結び付けます。「減圧=圧を下げる」「安全(逃し)=圧を逃がす」「定流量=量を一定に」「空気弁=空気を出す」「吸排気弁=吸って出す」。
問103-5
給水用具に関する次の記述ア〜エのうち、適当なものの数はどれか。

ア 玉形弁は、弁内の流れがS字形になるため、仕切弁に比べて損失水頭が大きい。
イ 吸排気弁は、給水管内の水を排出して、給水管の凍結を防止する給水用具である。
ウ リフト式逆止弁は、ばねで閉じるため、取付けの方向に制約がない。
エ ダイヤフラム式逆止弁は、弁体の自重で閉じるため、水平の配管にしか取り付けられない。
  • ①1
  • ②2
  • ③3
  • ④4
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正解 ①1
解説
ア 適当。玉形弁は流れがS字形に曲がるため損失水頭が大きく、全開時に流れがまっすぐな仕切弁より損失が大きくなります。
イ 不適当。給水管内の水を排出して凍結を防ぐのは、水抜き栓などの水抜き用の給水用具です。吸排気弁は、給水立て管の頂部で負圧時の吸気と空気の排出を行います。
ウ 不適当。リフト式逆止弁は、弁体が自重で閉じる構造のため、水平に取り付ける必要があります。取付け方向の制約が少ないのは、ばね式逆止弁です。
エ 不適当。ダイヤフラム式逆止弁は、ゴム製のダイヤフラムが流れの方向によって開閉する構造で、自重で閉じるものではありません。
したがって、適当なものはアの1つです。

覚え方のポイント
逆止弁は閉じる仕組みで取付けの向きが決まります。「ばね式=向きの制約が少ない」「リフト式=水平」「スイング式=水平か上向き」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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