2026年版・3-2

概要:給水管(樹脂管・複合管)の一問一答

給水装置工事主任技術者試験「給水装置の概要」から、概要:給水管(樹脂管・複合管)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は四肢択一式と五肢択一式が混在しますが、ここでは全て4択で出題しています。

問13-2
硬質ポリ塩化ビニル管に関する次の記述ア〜エの正誤の組合せとして、適当なものはどれか。

ア 耐食性、特に耐電食性に優れている。
イ 低温時の衝撃には強く、寒冷地でも割れにくい。
ウ 熱に弱いため、給湯配管には使用しない。
エ 有機溶剤に強いため、油類が浸透するおそれのある場所に適する。
  • ①ア:誤 イ:誤 ウ:誤 エ:正
  • ②ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:誤
  • ③ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:正
  • ④ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:誤
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正解 ②ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:誤
解説
ア 正。樹脂管なので、電気による腐食(電食)の心配がありません。
イ 誤。衝撃に弱く、特に低温では衝撃強さが低下して割れやすくなります。
ウ 正。給湯には耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管を使います。
エ 誤。有機溶剤に侵されるため、油類の近くには適しません。

覚え方のポイント
硬質ポリ塩化ビニル管の弱点は「衝撃(特に低温)・熱・有機溶剤・紫外線」。長所は「耐食性(特に耐電食性)・引張強さ・安価」です。
問23-2
耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管に関する次の記述ア〜エのうち、適当なものの組合せはどれか。

ア 耐熱性があるため、給湯配管にそのまま使用することができる。
イ 硬質ポリ塩化ビニル管の弱点である衝撃に対する強さを高めた管である。
ウ 有機溶剤に強く、ガソリンがしみ込むおそれのある場所に適する。
エ 長期間直射日光に当たると、耐衝撃強度が低下することがある。
  • ①ア、エ
  • ②ア、ウ
  • ③イ、ウ
  • ④イ、エ
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正解 ④イ、エ
解説
ア 不適当。熱に弱い点は一般の塩化ビニル管と同じで、給湯には使えません。給湯用は耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管です。
イ 適当。低温時でも、一般の硬質ポリ塩化ビニル管より割れにくくなっています。
ウ 不適当。有機溶剤に弱い点は一般の塩化ビニル管と同じです。
エ 適当。紫外線による劣化で、耐衝撃強度が低下することがあります。
したがって、適当なものの組合せは「イ、エ」です。

覚え方のポイント
耐衝撃性(HIVP)が強くしたのは「衝撃」だけ。熱・有機溶剤・紫外線への弱さは一般の塩化ビニル管と同じです。
問33-2
耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①給湯配管に使用でき、接合は接着剤を使わずゴム輪形継手だけで行う。
  • ②使用温度に上限はなく、熱による伸縮もほとんどないので自由に配管できる。
  • ③冷水専用の管であり、給湯配管に使用すると直ちに破損するおそれがある。
  • ④給湯配管に使用でき、使用温度は90℃以下で、熱による伸縮にも配慮する。
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正解 ④給湯配管に使用でき、使用温度は90℃以下で、熱による伸縮にも配慮する。
解説
耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HTVP)は、給湯配管に使える塩化ビニル管で、使用温度は90℃以下です。
樹脂管は金属管より熱による伸縮が大きいため、長い配管では伸縮を吸収する配管方法などに配慮が必要です。また、瞬間湯沸器などで90℃を超える湯が出るおそれがある場合には使用しません。

他の選択肢が誤りである理由
・使用温度の上限は90℃で、熱による伸縮も大きいです。
・給湯配管に使うための管です。
・接合は耐熱用の接着剤を使うTS接合などで行い、ゴム輪形継手だけに限られるものではありません。

覚え方のポイント
「耐熱性塩ビ管=90℃以下」「耐熱性塩ビライニング鋼管=85℃以下」。数字の違いがひっかけに使われます。
問43-2
水道用ポリエチレン二層管に関する次の記述ア〜エのうち、適当なものの数はどれか。

ア 柔軟性があり、長尺物のため継手が少なくて済む。
イ 低温では衝撃に弱く割れやすいため、寒冷地の配管には適さない。
ウ 耐熱性に優れるため、給湯配管に最も多く使用されている。
エ 金属継手で接合する場合は、管の端部にインコアを挿入してから締め付ける。
  • ①1
  • ②2
  • ③3
  • ④4
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正解 ②2
解説
ア 適当。巻いた状態で供給される長尺物なので、継手の数を減らせます。
イ 不適当。ポリエチレン二層管は耐寒性があり、低温でも衝撃に強いため、寒冷地の配管にも使われます。
ウ 不適当。熱に弱いため、給湯には使えません。
エ 適当。インコアで締め付けによる管の変形を防ぎ、水密性を確保します。
したがって、適当なものは2つです。

覚え方のポイント
ポリエチレン二層管は「柔軟・長尺・寒さに強い・インコア付き金属継手」。熱と有機溶剤には弱い、と対で覚えましょう。
問53-2
水道配水用ポリエチレン管に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①高密度ポリエチレン製の管で、電気融着などで管と継手を一体化できる。
  • ②低密度の柔らかいポリエチレン管で、接着剤で差し込んで接合する。
  • ③耐熱性に優れるため、給湯配管に最も適した管として広く使われている。
  • ④融着接合の際は、接合部を水でぬらしておくと接合の強度が高まる。
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正解 ①高密度ポリエチレン製の管で、電気融着などで管と継手を一体化できる。
解説
水道配水用ポリエチレン管は、高密度ポリエチレンを使用した管で、耐食性、耐震性に優れています。接合には、電気融着式(EF)継手による融着接合や金属継手が使われ、融着接合では管と継手が一体化するため、抜け出しにくい管路になります。
融着接合では、接合部に水や泥、油分が付着していると融着不良の原因になるため、清掃して乾いた状態で接合します。

他の選択肢が誤りである理由
・高密度ポリエチレンの管で、接着剤による接合は行いません(接着剤を使うのは硬質ポリ塩化ビニル管のTS接合です)。
・給湯配管用の管ではありません。
・接合部に水が付着していると融着不良の原因になります。

覚え方のポイント
「配水用ポリエチレン管=高密度・融着で一体化・耐震性」。融着は「清掃・乾燥」が鉄則です。
問63-2
架橋ポリエチレン管に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①剛性が高く柔軟性がないため、さや管ヘッダ工法には使用できない。
  • ②耐熱性に劣るため、給湯配管には使用することができない。
  • ③耐熱性・耐寒性・耐食性に優れ、給水・給湯の両方に使用できる。
  • ④有機溶剤に非常に強いため、油類の近くでも防護を必要としない。
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正解 ③耐熱性・耐寒性・耐食性に優れ、給水・給湯の両方に使用できる。
解説
架橋ポリエチレン管は、ポリエチレンの分子どうしを結びつける(架橋する)ことで、耐熱性を高めた管です。耐熱性・耐寒性・耐食性に優れ、軽量で柔軟性もあるため、給水・給湯の両方に使われます。
柔軟性を生かして、さや管ヘッダ工法(ヘッダから各器具まで、さや管の中に通して配管する方法)に多く使われています。接合には、メカニカル式継手や電気融着式継手が使われます。有機溶剤には弱い点に注意します。

他の選択肢が誤りである理由
・耐熱性に優れ、給湯にも使えます。
・柔軟性があり、さや管ヘッダ工法の代表的な管です。
・有機溶剤には弱いため、油類の近くでは防護が必要です。

覚え方のポイント
「架橋=熱に強くしたポリエチレン」。給湯OK、さや管ヘッダ工法の主役です。
問73-2
ポリブテン管に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①低温時の強度が極めて低く、寒冷地では使用できない。
  • ②熱に弱く、給水配管にしか使用することができない。
  • ③高温時でも高い強度を持ち、給湯配管に適している。
  • ④接着剤による差込み接合でしか接合することができない。
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正解 ③高温時でも高い強度を持ち、給湯配管に適している。
解説
ポリブテン管は、高温時でも高い強度を持つ樹脂管で、耐熱性・耐寒性に優れ、給水・給湯配管に使われます。軽量で柔軟性もあるため、さや管ヘッダ工法にも使われます。
接合には、メカニカル式継手、電気融着式継手、熱融着式継手が使われます。他の樹脂管と同じく、有機溶剤には弱い点に注意します。

他の選択肢が誤りである理由
・寒冷地でも使用されています。
・熱に強く、給湯配管に適しています。
・接合はメカニカル式や融着式で、接着剤は使いません。

覚え方のポイント
給湯に使える樹脂管は「耐熱性塩ビ管・架橋ポリエチレン管・ポリブテン管」。ポリブテンは「高温でも強い」。
問83-2
樹脂管に共通する一般的な注意点に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • ①油類が浸透するおそれのある場所では、使用を避けるか防護する。
  • ②電食のおそれがあるため、必ず絶縁材で被覆してから埋設する。
  • ③熱による伸縮が金属管より大きいため、配管方法に配慮する。
  • ④直射日光に長くさらされると劣化するものがあり、露出配管は防護する。
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正解 ②電食のおそれがあるため、必ず絶縁材で被覆してから埋設する。
解説
樹脂管は電気を通さないため、漏えい電流による電食(電気的な腐食)のおそれはありません。電食の対策が必要なのは金属管です。
樹脂管では、有機溶剤などの油類の浸透による水の臭いや管の劣化、紫外線による劣化、熱による変形や伸縮の大きさ、衝撃に対する弱さ(管種による)などに注意します。油類が浸透するおそれのある場所では、浸透のおそれのない材質の管を使うか、さや管などで防護することが、構造・材質基準(省令第2条第4項)で求められています。

他の選択肢が正しい理由
・油類の浸透、紫外線による劣化、熱による伸縮は、いずれも樹脂管の注意点です。

覚え方のポイント
「電食は金属管の問題」「油・紫外線・熱は樹脂管の問題」。混ぜたひっかけに注意します。
問93-2
さや管ヘッダ工法に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①ヘッダから各給水栓まで分岐せず配管し、管をさや管に通すので更新が容易である。
  • ②給水管を途中で何度も分岐させて、各給水栓へ枝分かれさせていく配管方法である。
  • ③給水管をコンクリートに直接埋め込むため、配管の更新はできない方法である。
  • ④金属管でしか施工できない工法であり、樹脂管は使用することができない。
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正解 ①ヘッダから各給水栓まで分岐せず配管し、管をさや管に通すので更新が容易である。
解説
さや管ヘッダ工法は、給水管をヘッダ(分岐のための器具)で必要な数に分け、そこから各給水栓まで途中で分岐させずに配管する方法です。あらかじめ床下などに敷設したさや管の中に、架橋ポリエチレン管やポリブテン管などの柔軟な樹脂管を通します。
さや管の中の管は引き抜いて交換できるため、将来の更新が容易です。また、各給水栓への配管が独立しているため、同時に使っても水量の変動が小さいという利点があります。

他の選択肢が誤りである理由
・途中で分岐させる方法は、先分岐工法です。
・さや管に通すことで、更新が容易になる工法です。
・柔軟な樹脂管を使う工法です。

覚え方のポイント
「さや管ヘッダ=ヘッダで分けて、さや管に通して、1本ずつ独立配管・交換容易」。
問103-2
樹脂管と、その管で一般的に用いられる接合方法の組合せとして、適当なものはどれか。
  • ①水道用ポリエチレン二層管 ― TS継手(接着剤)
  • ②硬質ポリ塩化ビニル管 ― TS継手(接着剤)
  • ③水道配水用ポリエチレン管 ― はんだ付け
  • ④架橋ポリエチレン管 ― ねじ込み式の接合
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正解 ②硬質ポリ塩化ビニル管 ― TS継手(接着剤)
解説
硬質ポリ塩化ビニル管の接合には、接着剤を塗って差し込むTS継手(冷間工法)や、ゴム輪形継手が使われます。
水道用ポリエチレン二層管は、インコアを挿入して締め付ける金属継手で接合します。水道配水用ポリエチレン管は、電気融着式継手や金属継手で接合します。架橋ポリエチレン管は、メカニカル式継手や電気融着式継手で接合します。

他の選択肢が誤りである理由
・ポリエチレン二層管は接着剤では接合できません。ポリエチレンは接着剤が効きにくいためです。
・はんだ付けは、銅管の接合方法です。
・樹脂管にねじを切って接合することは一般に行いません。

覚え方のポイント
接着剤で接合するのは「塩ビ管だけ」。ポリエチレン系は「金属継手か融着」です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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