2026年版・3-11

概要:給水用具の故障と対策(定水位弁・小便器洗浄弁・水質の異常)の一問一答

給水装置工事主任技術者試験「給水装置の概要」から、概要:給水用具の故障と対策(定水位弁・小便器洗浄弁・水質の異常)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は四肢択一式と五肢択一式が混在しますが、ここでは全て4択で出題しています。

問13-11
受水槽の副弁付定水位弁で、水が出ない(受水槽に水が入らない)場合の原因と対策の組合せとして、適当なものはどれか。
  • ①ストレーナへの異物の詰まり ― 分解して清掃する
  • ②主弁座への異物のかみ込み ― 主弁を分解して清掃する
  • ③水圧が異常に高い ― 減圧弁を設置して水圧を下げる
  • ④受水槽の水面の波立ち ― 波立ち防止板を設ける
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正解 ①ストレーナへの異物の詰まり ― 分解して清掃する
解説
副弁付定水位弁で水が出ない場合は、ストレーナに異物が詰まっていることが原因として考えられ、分解して清掃します。
また、ピストンのOリングが摩耗して弁が作動しない場合にも水が出なくなるため、その場合はOリングを取り替えます。

他の選択肢が誤りである理由
・主弁座への異物のかみ込みは、弁が閉じきらずに「水が止まらない」原因です。
・水圧が異常に高いことは、水撃作用や異常音の原因で、水が出ない原因ではありません。
・水面の波立ちは、ボールタップや定水位弁の開閉を繰り返させ、水撃作用の原因になります。

覚え方のポイント
「出ない=詰まり・作動不良(ストレーナ、Oリング)」「止まらない=かみ込み・摩耗(弁座、パッキン)」。症状で原因を大きく2つに分けます。
問23-11
受水槽に設けたボールタップで、給水時に水撃作用や異常音が発生する場合の原因と対策として、適当なものはどれか。
  • ①ストレーナにごみが詰まっている ― ストレーナを清掃する
  • ②水槽の水面が波立っている ― 波立ち防止板を設ける
  • ③浮き玉が破損して浸水している ― 浮き玉を取り替える
  • ④弁座に異物がかみ込んでいる ― 分解して清掃する
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正解 ②水槽の水面が波立っている ― 波立ち防止板を設ける
解説
受水槽に水が入るときに水面が波立つと、浮き玉が上下に揺れてボールタップが開閉を繰り返し、水撃作用や異常音が発生することがあります。この場合は、波立ち防止板(防波板)を設けて水面の波立ちを抑えます。
また、水圧が異常に高いことも水撃作用の原因になるため、その場合は減圧弁などを設けて水圧を下げます。

他の選択肢が誤りである理由
・ストレーナの詰まりは、水の出が悪くなる原因です。
・浮き玉の破損(浸水)は、浮き玉が浮かずに弁が閉じなくなるため、水が止まらない原因です。
・弁座への異物のかみ込みは、弁が閉じきらず、水が止まらない原因です。

覚え方のポイント
ボールタップの水撃は「波立ち」と「高すぎる水圧」。対策は「防波板」と「減圧弁」です。
問33-11
小便器洗浄弁で、多量の水が流れ放しになる場合の原因と対策の組合せとして、適当なものはどれか。
  • ①ストレーナへのごみの詰まり ― ストレーナを取り外して清掃する
  • ②開閉ねじの開け過ぎ ― 開閉ねじを右に回して水勢を弱くする
  • ③調節ねじの閉め過ぎ ― 調節ねじを左に回して吐水量を増やす
  • ④ピストンバルブの小孔の詰まり ― バルブを外して小孔を掃除する
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正解 ④ピストンバルブの小孔の詰まり ― バルブを外して小孔を掃除する
解説
小便器洗浄弁で多量の水が流れ放しになるのは、ピストンバルブの小孔が詰まり、ピストンバルブが閉まる方向へ動かなくなっていることが原因として考えられます。ピストンバルブを取り外し、小孔を掃除します。

他の選択肢が誤りである理由
・開閉ねじの開け過ぎは、水勢が強すぎて水が飛び散る原因で、流れ放しの原因ではありません(対策は開閉ねじを右に回して水勢を弱くすること)。
・調節ねじの閉め過ぎは、吐水量が少ない原因で、流れ放しの原因ではありません(対策は調節ねじを左に回して吐水量を増やすこと)。
・ストレーナの詰まりは水の出が悪くなる原因で、水が流れ放しになる原因ではありません。

覚え方のポイント
洗浄弁が「止まらない」ときは、ピストンバルブの小孔の詰まりを疑います(大便器洗浄弁も同じです)。
問43-11
小便器洗浄弁で、吐水量が少ない場合の原因と対策の組合せとして、適当なものはどれか。
  • ①調節ねじの開け過ぎ ― 調節ねじを右に回して吐水量を減らす
  • ②開閉ねじの開け過ぎ ― 開閉ねじを右に回して水勢を弱くする
  • ③ピストンバルブの小孔の詰まり ― 調節ねじを右に回して閉める
  • ④調節ねじの閉め過ぎ ― 調節ねじを左に回して吐水量を増やす
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正解 ④調節ねじの閉め過ぎ ― 調節ねじを左に回して吐水量を増やす
解説
小便器洗浄弁の吐水量が少ない場合は、吐水量を調節する調節ねじの閉め過ぎが原因として考えられます。調節ねじを左に回して、吐水量を増やします。
逆に吐水量が多すぎる場合は、調節ねじの開け過ぎが原因で、右に回して吐水量を減らします。

他の選択肢が誤りである理由
・調節ねじの開け過ぎは、吐水量が「多い」場合の原因です。
・開閉ねじの開け過ぎは、水勢が強すぎて水が飛び散る場合の原因です。
・ピストンバルブの小孔の詰まりは、水が流れ放しになる原因で、対策は小孔の掃除です。

覚え方のポイント
ねじは「左に回すと開く(量・勢いが増える)」「右に回すと閉まる(減る)」。原因の「開け過ぎ・閉め過ぎ」と、対策の回す向きを逆にそろえます。
問53-11
小便器洗浄弁で、水勢が強く水が飛び散る場合の原因と対策の組合せとして、適当なものはどれか。
  • ①開閉ねじの閉め過ぎ ― 開閉ねじを左に回して水勢を強くする
  • ②開閉ねじの開け過ぎ ― 開閉ねじを右に回して水勢を弱くする
  • ③調節ねじの閉め過ぎ ― 調節ねじを左に回して吐水量を増やす
  • ④ピストンバルブの小孔の詰まり ― 小孔を掃除して水勢を弱くする
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正解 ②開閉ねじの開け過ぎ ― 開閉ねじを右に回して水勢を弱くする
解説
小便器洗浄弁で水勢が強く水が飛び散る場合は、水勢を調節する開閉ねじの開け過ぎが原因として考えられます。開閉ねじを右に回して、水勢を弱くします。
反対に、水勢が弱く汚物が流れきらない場合は、開閉ねじの開け方が足りないため、左に回して水勢を強くします。

他の選択肢が誤りである理由
・開閉ねじの閉め過ぎは、水勢が「弱い」場合の原因です。
・調節ねじの閉め過ぎは、吐水量が少ない場合の原因です。
・ピストンバルブの小孔の詰まりは、水が流れ放しになる原因です。

覚え方のポイント
小便器洗浄弁は「開閉ねじ=水勢」「調節ねじ=吐水量」。どちらも「左で増やす・右で減らす」です。
問63-11
ガス瞬間湯沸器などの湯沸器が故障した場合の対応として、適当なものはどれか。
  • ①水道事業者に連絡し、水道事業者の職員に湯沸器の修理をしてもらう。
  • ②主任技術者が現場で分解し、内部の部品を交換して修理するのが原則である。
  • ③構造が複雑で専門的な知識が必要なため、修理は製造者などに依頼する。
  • ④給水装置の所有者が、取扱説明書を見ながら自ら分解して修理するものとする。
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正解 ③構造が複雑で専門的な知識が必要なため、修理は製造者などに依頼する。
解説
湯沸器は、燃焼装置や安全装置などを備え、構造が複雑で、修理には専門的な知識や技術が必要です。そのため、故障した場合の修理は、製造者(メーカー)などに依頼します。不適切な修理は、不完全燃焼などの事故につながるおそれがあります。

他の選択肢が誤りである理由
・主任技術者であっても、湯沸器の内部を現場で分解して修理するのは適切ではありません。修理は製造者などに依頼するのが原則です。
・水道事業者は、需要者の給水用具である湯沸器の修理を行う立場にはありません。
・所有者が自ら分解すると、事故の原因になるおそれがあります。

覚え方のポイント
水栓やボールタップの軽い故障は部品交換で直せますが、「湯沸器の修理はメーカーへ」が原則です。
問73-11
給水栓から出る水で石けんを使ったところ、タオルや浴槽の一部が青く染まった。この現象の原因として、最も考えられるものはどれか。
  • ①銅管から溶け出した銅イオンが、石けんと反応した。
  • ②鋼管の内面が腐食して、鉄のさびが水に溶け出した。
  • ③水に溶けていた空気が、細かい気泡となって出てきた。
  • ④樹脂管に油類が浸透して、その成分が水に溶け出した。
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正解 ①銅管から溶け出した銅イオンが、石けんと反応した。
解説
給水管や給湯管に銅管を使っている場合、わずかに溶け出した銅イオンが石けんの脂肪酸などと反応して青い物質(銅石けん)をつくり、タオルや浴槽の目地などが青く染まることがあります。これを青い水と呼ぶことがあります。
特に、新しい銅管で使い始めの時期や、給湯で水温が高い場合に起こりやすいとされています。

他の選択肢が誤りである理由
・鉄のさびが溶け出すと、水が赤褐色になる「赤水」になります。
・水に溶けていた空気が気泡になると白く濁りますが、しばらく置くと透明になり、青く染まることはありません。
・油類の浸透は、油臭や薬品臭の原因になります。

覚え方のポイント
水の色の異常は「赤=鉄(さび)」「青=銅」「白=空気」で見分けます。
問83-11
新しく給水装置工事を行った建物で、給水栓から出る水に油臭や薬品臭がするようになった。調べると、近くの土中に灯油やガソリンがしみ込んでいた。この場合の原因と対策として、適当なものはどれか。
  • ①鉄管の内面が腐食した ― ライニングのない鋼管で布設替えをする
  • ②樹脂管に油類が浸透した ― 油類が浸透しにくい金属管などに替える
  • ③水源で藻類が発生した ― 給水栓に浄水器を付ければ根本的な対策になる
  • ④空気が水に溶け込んだ ― 水をしばらく置いて気泡を抜けば問題ない
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正解 ②樹脂管に油類が浸透した ― 油類が浸透しにくい金属管などに替える
解説
硬質ポリ塩化ビニル管やポリエチレン管などの樹脂管は、ガソリン・灯油などの油類や有機溶剤に接すると、管壁を通して浸透し、水に油臭や薬品臭がつくことがあります。この場合は、油類が浸透しにくい金属管などで布設替えするか、さや管などで防護します。
給水装置の構造及び材質の基準に関する省令第2条第4項も、鉱油類・有機溶剤などが浸透するおそれのある場所では、油類が浸透するおそれのない材質のものを使うか、さや管などで適切に防護することを求めています。

他の選択肢が誤りである理由
・鉄管の腐食は赤水の原因で、油臭の原因ではありません。また、ライニングのない鋼管では腐食が進みます。
・藻類によるかび臭は水源の問題で、今回の事例(土中の油類)の原因ではありません。
・空気の溶け込みは白濁の原因で、油臭は生じません。

覚え方のポイント
「樹脂管は油に弱い」。ガソリンスタンドや油の貯蔵施設の近くでは、金属管かさや管で守ります。
問93-11
給水用具の故障と対策に関する次の記述ア〜エの正誤の組合せとして、適当なものはどれか。

ア 副弁付定水位弁で水が出ない場合、ピストンのOリングの摩耗が原因であれば、Oリングを取り替える。
イ 受水槽のボールタップで水撃作用が生じる場合、水面の波立ちが原因であれば、ストレーナを清掃する。
ウ 小便器洗浄弁で吐水量が少ない場合、調節ねじを右に回して吐水量を増やす。
エ 湯沸器が故障した場合、修理は製造者などに依頼する。
  • ①ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:誤
  • ②ア:誤 イ:誤 ウ:正 エ:正
  • ③ア:正 イ:誤 ウ:誤 エ:正
  • ④ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:誤
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正解 ③ア:正 イ:誤 ウ:誤 エ:正
解説
ア 正。ピストンのOリングが摩耗すると弁が作動せず、水が出なくなります。Oリングを取り替えます。
イ 誤。水面の波立ちが原因の水撃作用には、波立ち防止板(防波板)を設けます。ストレーナの清掃は、水の出が悪い場合の対策です。
ウ 誤。吐水量が少ないのは調節ねじの閉め過ぎが原因で、調節ねじを「左」に回して吐水量を増やします。
エ 正。湯沸器は構造が複雑なため、修理は製造者などに依頼します。

覚え方のポイント
故障の問題は「症状 → 原因 → 対策」の3つがかみ合っているかを確かめます。原因と対策の片方だけを入れ替えたひっかけが多く出ます。
問103-11
給水装置から出る水の異常とその原因に関する次の記述ア〜エのうち、適当なものの数はどれか。

ア 赤褐色の水が出る場合は、鋼管などの内面の腐食による鉄さびが原因として考えられる。
イ 白く濁った水がしばらく置くと透明になる場合は、水に溶けていた空気が原因として考えられる。
ウ タオルなどが青く染まる場合は、銅管から溶け出した銅イオンが原因として考えられる。
エ 油臭がする場合は、鋼管の内面の腐食が原因として考えられる。
  • ①1
  • ②2
  • ③3
  • ④4
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正解 ③3
解説
ア 適当。鋼管などの内面が腐食すると、鉄さびが水に溶け出して赤水になります。
イ 適当。水に溶けていた空気が圧力の低下で細かい気泡になったもので、しばらく置くと下から透明になります。
ウ 適当。銅管から溶け出した銅イオンが石けんなどと反応し、青く染まることがあります。
エ 不適当。鋼管の内面の腐食は、赤水の原因です。油臭は、樹脂管の近くにしみ込んだ油類が管壁を通して浸透することが原因として考えられます。
したがって、適当なものはア、イ、ウの3つです。

覚え方のポイント
水の異常は「赤=鉄」「白=空気」「青=銅」「油臭=樹脂管への浸透」。色やにおいから原因をたどれるようにします。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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