2026年版・3-1

概要:給水管(金属管)の一問一答

給水装置工事主任技術者試験「給水装置の概要」から、概要:給水管(金属管)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は四肢択一式と五肢択一式が混在しますが、ここでは全て4択で出題しています。

問13-1
ステンレス鋼鋼管に関する次の記述ア〜エの正誤の組合せとして、適当なものはどれか。

ア 表面に不動態皮膜ができるため、耐食性に優れている。
イ 耐食性に劣るため、内面にライニングを施さなければ使用できない。
ウ 強度が大きいため薄肉にでき、軽量で運搬や施工が容易である。
エ 曲げ配管が必要な箇所では、波状ステンレス鋼管を使うと変位の吸収や曲げ配管が容易になる。
  • ①ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:誤
  • ②ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:正
  • ③ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:誤
  • ④ア:誤 イ:誤 ウ:誤 エ:正
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正解 ②ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:正
解説
ア 正。ステンレス鋼はクロムを含む鋼で、表面の不動態皮膜によって耐食性に優れています。
イ 誤。耐食性に優れているため、ライニングは必要ありません。
ウ 正。強度が大きく薄肉化できるため、軽量で扱いやすい管です。
エ 正。波状部で曲げることができ、地盤の変動などによる変位も吸収できます。

覚え方のポイント
ステンレス鋼鋼管は「耐食性が高い・強い・薄くて軽い」。曲げたいときは波状ステンレス鋼管、接合はプレス式継手や伸縮可とう式継手です。
問23-1
銅管に関する次の記述ア〜エのうち、適当なものの数はどれか。

ア 硬く加工が難しいため、給水管として曲げ加工を行うことはできない。
イ 遊離炭酸を多く含む水では、表面に保護皮膜ができるため腐食は起こらない。
ウ 外傷を受けやすいため、運搬や施工の際には取扱いに注意が必要である。
エ 有機溶剤が浸透しやすいため、ガソリンスタンドの近くでは使用できない。
  • ①1
  • ②2
  • ③3
  • ④4
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正解 ①1
解説
ア 不適当。銅管は曲げや切断などの加工が容易な管で、特に軟質銅管は曲げ加工が容易です。
イ 不適当。遊離炭酸を多く含む水などでは、局部的に孔があく孔食が生じることがあります。
ウ 適当。比較的柔らかい金属のため、傷が付かないよう丁寧に扱います。
エ 不適当。有機溶剤の浸透は樹脂管で問題となる性質です。金属管の銅管では問題になりません。
したがって、適当なものは1つです。

覚え方のポイント
銅管は「加工しやすい・軽い・耐食性あり、ただし孔食と外傷に注意」。有機溶剤や紫外線の弱点は樹脂管の話なので、取り違えないようにしましょう。
問33-1
硬質ポリ塩化ビニルライニング鋼管の種類と主な用途の組合せとして、適当なものはどれか。
  • ①SGP-VD ― 地中埋設配管
  • ②SGP-VA ― 地中埋設配管
  • ③SGP-VB ― 給湯配管
  • ④SGP-VD ― 屋内の給湯配管
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正解 ①SGP-VD ― 地中埋設配管
解説
硬質ポリ塩化ビニルライニング鋼管は、鋼管の内面に硬質ポリ塩化ビニルをライニング(内張り)して、鋼管の強度と塩化ビニルの耐食性を合わせ持たせた管です。外面の仕様によって、主に次の3種類があります。
・SGP-VA:外面は一次防錆塗装。屋内配管に使います。
・SGP-VB:外面は亜鉛めっき。屋内配管や屋外の露出配管に使います。
・SGP-VD:外面を硬質ポリ塩化ビニルで被覆。地中埋設配管や屋外の露出配管に使います。

他の選択肢が誤りである理由
・SGP-VAは外面が一次防錆塗装だけなので、屋内配管用です。地中埋設には使いません。
・硬質ポリ塩化ビニルは熱に弱いため、SGP-VBは給湯には使いません。給湯には耐熱性硬質ポリ塩化ビニルライニング鋼管を使います。
・SGP-VDも給湯用ではありません。

覚え方のポイント
「A=屋内、B=屋内・屋外露出、D=地中埋設」。Dは外面まで塩ビで守られているので土に埋められる、と覚えます。
問43-1
ライニング鋼管を接合する際に、管端防食継手を使用する目的として、適当なものはどれか。
  • ①管の外面に付着した油分を継手で取り除くため
  • ②管の内面の樹脂が熱で膨張するのを吸収するため
  • ③管の切断面で鋼が露出する部分の腐食を防ぐため
  • ④管内の流速を上げて損失水頭を小さくするため
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正解 ③管の切断面で鋼が露出する部分の腐食を防ぐため
解説
ライニング鋼管は、内面を樹脂で覆って腐食を防いでいますが、現場で管を切断してねじを切ると、管端の切断面やねじ部で鋼が露出します。この部分が水に触れると腐食(さび)の原因になります。
管端防食継手は、コアを内蔵するなどして、この露出した管端部を水に接触させない構造にした継手で、ライニング鋼管の接合には欠かせません。

他の選択肢が誤りである理由
・樹脂の熱膨張の吸収を目的とした継手ではありません。
・油分を除去する機能はありません。
・流速を上げたり損失を小さくしたりする目的の継手ではありません。

覚え方のポイント
ライニング鋼管の弱点は「管端」。だから「管端防食継手」。名前がそのまま役割を表しています。
問53-1
ダクタイル鋳鉄管に関する次の記述ア〜エのうち、適当なものの組合せはどれか。

ア 鋳鉄に含まれる黒鉛を球状にすることで、強度と靱性を大きく向上させた管である。
イ 強度は小さいが軽量で、口径13mm程度の宅内配管に最も多く使われる。
ウ 内面は、エポキシ樹脂粉体塗装やモルタルライニングで防食されている。
エ 熱や紫外線に弱いため、直射日光の当たる場所では使用することができない。
  • ①イ、ウ
  • ②イ、エ
  • ③ア、ウ
  • ④ア、エ
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正解 ③ア、ウ
解説
ア 適当。黒鉛を球状化することで、従来の鋳鉄より割れにくく粘り強い管になりました。
イ 不適当。強度が大きく、主に配水管や口径の大きい給水管に使われます。小口径の宅内配管の主流ではありません。
ウ 適当。鋳鉄が直接水に触れないよう、内面が防食されています。
エ 不適当。熱や紫外線に弱いのは樹脂管の性質です。
したがって、適当なものの組合せは「ア、ウ」です。

覚え方のポイント
ダクタイル鋳鉄管は「球状黒鉛で強く粘り強い・大口径向き・内面はエポキシ樹脂粉体塗装かモルタルライニング・耐震継手あり」。穿孔したら防食コアを装着します。
問63-1
耐熱性硬質ポリ塩化ビニルライニング鋼管に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①外面に塩化ビニルを被覆した、地中埋設専用の鋼管である。
  • ②冷水専用の管で、給湯配管には使用することができない。
  • ③給湯配管に使用され、使用温度は一般に90℃以下である。
  • ④給湯配管に使用され、使用温度は一般に85℃以下である。
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正解 ④給湯配管に使用され、使用温度は一般に85℃以下である。
解説
耐熱性硬質ポリ塩化ビニルライニング鋼管は、鋼管の内面に耐熱性硬質ポリ塩化ビニルをライニングした管で、給湯配管に使われます。使用できる温度は、一般に85℃以下とされています。
管の接合には、耐熱性の管端防食継手を使います。

他の選択肢が誤りである理由
・給湯配管用の管です。冷水専用ではありません。
・使用温度は一般に85℃以下です。90℃以下は、耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(樹脂管)の値です。
・外面を塩化ビニルで被覆した地中埋設用の管は、硬質ポリ塩化ビニルライニング鋼管のSGP-VDです。

覚え方のポイント
「耐熱性ライニング鋼管=85℃以下の給湯」。耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(樹脂管)の上限90℃と区別して覚えます。
問73-1
波状ステンレス鋼管に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①波状部に土砂がたまりやすく、地中埋設が禁止されている。
  • ②波状部は曲げられず、曲げ配管は直管部を曲げて行う。
  • ③波状部の強度が低いため、給水管には使用できない。
  • ④波状部で変位を吸収でき、曲げ配管も容易にできる。
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正解 ④波状部で変位を吸収でき、曲げ配管も容易にできる。
解説
波状ステンレス鋼管は、ステンレス鋼鋼管に波状部(蛇腹のような部分)を設けたもので、この波状部で地盤沈下や地震などによる変位を吸収できます。また、波状部で任意の角度に曲げられるため、継手を減らして曲げ配管をすることができます。
給水管の取出しからメーターまでの配管などに使われます。

他の選択肢が誤りである理由
・曲げ配管は波状部で行います。直管部を曲げるのではありません。
・給水管として広く使われています。
・地中埋設が禁止されているわけではありません。

覚え方のポイント
「波状=変位の吸収・曲げ配管が容易」。耐震性や施工性を高める工夫の1つです。
問83-1
ポリエチレン粉体ライニング鋼管に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①鋼管の内面にポリエチレンを粉体でライニングし、管端防食継手を使って接合する。
  • ②鋼管の外面だけにポリエチレンを粉体で被覆したもので、内面の防食は必要ない。
  • ③ポリエチレン管の外面に鋼を巻いたもので、融着継手だけで接合しなければならない。
  • ④鋼管の内面に粉体でライニングし、電気融着式継手で融着して接合する。
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正解 ①鋼管の内面にポリエチレンを粉体でライニングし、管端防食継手を使って接合する。
解説
ポリエチレン粉体ライニング鋼管は、鋼管の内面にポリエチレン粉体を熱で溶かしてライニングした管です。鋼管の強度と、ポリエチレンの耐食性を合わせ持っています。
外面の仕様によって、屋内用、屋内・屋外露出用、地中埋設用(外面をポリエチレンで被覆したもの)などの種類があります。硬質ポリ塩化ビニルライニング鋼管と同じく、切断した管端の腐食を防ぐため、管端防食継手を使って接合します。

他の選択肢が誤りである理由
・内面をライニングした管で、外面だけを被覆したものではありません。
・鋼管にポリエチレンをライニングしたもので、融着継手だけで接合するものではありません。
・ライニング鋼管は管端防食継手で接合します。電気融着式継手は樹脂管の継手です。

覚え方のポイント
ライニング鋼管は「内面の樹脂で防食、管端は管端防食継手で防食」。塩ビでもポリエチレンでも共通です。
問93-1
鋼管の内面の腐食によって、赤い水(赤水)が出る原因となる物質として、適当なものはどれか。
  • ①マンガン化合物
  • ②銅の緑青
  • ③亜鉛の白さび
  • ④鉄のさび
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正解 ④鉄のさび
解説
赤い水(赤水)は、主に鋼管や鋳鉄管の内面が腐食して生じた鉄さびが、水に混じって出てくるものです。朝一番の水や、長く使っていなかった蛇口で起こりやすい現象です。
ライニング鋼管を使う、管端防食継手を使う、腐食した古い管を更新するなどして防止します。

他の選択肢が誤りである理由
・銅の緑青(銅の腐食生成物)は、青い水の原因になることがあります。
・亜鉛の白さびは、亜鉛めっき鋼管などで白い濁りの原因になることがあります。
・マンガンは、塩素と反応して黒い水の原因になることがあります。

覚え方のポイント
水の色の異常は「赤=鉄さび」「黒=マンガン」「白=亜鉛・空気」「青=銅」。故障と対策の問題でもよく問われます。
問103-1
給水管として金属管を選ぶ際の留意点に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • ①異種金属を接続すると、電位差によって腐食することがある。
  • ②金属管は有機溶剤が浸透しやすいため、油類の近くは避ける。
  • ③酸性の土壌に埋設する場合は、外面の防食に配慮する必要がある。
  • ④漏えい電流による電食のおそれがある場所では防食措置が必要である。
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正解 ②金属管は有機溶剤が浸透しやすいため、油類の近くは避ける。
解説
有機溶剤などの油類が管に浸透して水に臭いや味をつけるのは、主にポリエチレン管などの樹脂管で問題となる性質です。金属管は、油類が浸透するおそれはありません。
金属管では、腐食への配慮が重要です。異種金属の接続による電位差(異種金属接触腐食)、電車の線路などからの漏えい電流による電食、酸性・アルカリ性の土壌による腐食などに注意し、絶縁継手の使用や防食材での被覆などの措置をとります(給水装置の構造及び材質の基準に関する省令第4条)。

他の選択肢が正しい理由
・異種金属の接続、漏えい電流、酸性土壌は、いずれも金属管の腐食の原因となります。

覚え方のポイント
「金属管の敵=腐食(異種金属・電食・土壌)」「樹脂管の敵=有機溶剤・熱・紫外線」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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