2026年版・1-4

労災保険・雇用保険の一問一答

FP2級試験「ライフプランニングと資金計画」から、労災保険・雇用保険に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-4

労災保険の適用に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①労働者を1人でも雇用する事業は、原則として労災保険の適用事業となる。
  • ②労災保険の加入は事業主の任意であり、加入しない選択もできる。
  • ③労災保険は正社員のみが対象であり、パートやアルバイトは対象外である。
  • ④労災保険料は、労働者と事業主が折半して負担する仕組みになっている。
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正解 ①労働者を1人でも雇用する事業は、原則として労災保険の適用事業となる。
解説
労災保険は、労働者を1人でも雇用していれば原則として強制的に適用される制度で、雇用形態を問わずすべての労働者が保護の対象となります。

他の選択肢が不適切な理由
労災保険への加入は任意ではなく強制加入です。パート・アルバイトも労働者として対象に含まれます。また保険料は全額事業主負担であり、労使折半ではありません。
問21-4

労災保険の保険料負担に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①一般に、労災保険料は、原則として全額を事業主が負担する。
  • ②労災保険料は、労働者本人が給与から天引きされる形で負担する。
  • ③労災保険料は、労働者と事業主が2分の1ずつ負担する。
  • ④労災保険料は国が全額を負担し、事業主・労働者の負担はない。
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正解 ①一般に、労災保険料は、原則として全額を事業主が負担する。
解説
労災保険は業務上・通勤上の災害から労働者を保護する制度であるため、保険料は原則として事業主が全額を負担します。

他の選択肢が不適切な理由
労働者本人からの天引きは行われません。健康保険や厚生年金のような労使折半でもなく、国が全額を負担する制度でもありません。
問31-4

労災保険における療養(補償)給付に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①業務上または通勤による負傷・疾病の治療にかかる費用について、原則自己負担なく給付される。
  • ②業務上の負傷であっても、治療費のうち3割に相当する金額はつねに労働者本人が自己負担する。
  • ③一般に、療養(補償)給付は、入院して治療を受けた場合に限ってのみ支給される給付である。
  • ④一般に、私傷病による治療費についても、労災保険から給付を受けることができる制度である。
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正解 ①業務上または通勤による負傷・疾病の治療にかかる費用について、原則自己負担なく給付される。
解説
療養(補償)給付は、業務上または通勤による負傷・疾病について、労災指定医療機関等で治療を受けた場合、原則として自己負担なく現物給付される制度です。

他の選択肢が不適切な理由
労災保険の療養給付は原則無料であり3割負担は生じません。通院のみの場合も対象となり、業務外の私傷病は労災保険ではなく健康保険の対象です。
問41-4

雇用保険の基本手当(いわゆる失業給付)を受給するための要件として、最も適切なものはどれか。

  • ①離職の日以前2年間に、被保険者期間が通算して12か月以上あること等が必要である。
  • ②離職理由の如何を問わず、雇用保険の被保険者であれば誰でも即日から受給できる。
  • ③基本手当の受給には、被保険者期間に関する要件そのものがいっさい設けられていない。
  • ④一般に、再就職の意思がまったくない場合でも、要件を満たせば基本手当を受給できる。
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正解 ①離職の日以前2年間に、被保険者期間が通算して12か月以上あること等が必要である。
解説
基本手当を受給するには、原則として離職の日以前2年間に被保険者期間が通算12か月以上あること、かつ働く意思と能力があるのに就職できない失業状態にあることなどが必要です(倒産・解雇等の場合は要件が緩和されます)。

他の選択肢が不適切な理由
離職理由や被保険者期間にかかわらず即日受給できるわけではありません。再就職の意思がない場合は「失業」の状態に該当せず、受給要件を満たしません。
問51-4

雇用保険の基本手当の所定給付日数に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①離職理由や年齢、被保険者であった期間等に応じて、給付日数が異なる。
  • ②給付日数は、離職理由にかかわらず全員一律に定められている。
  • ③給付日数は、受給者の年齢のみによって決まり、離職理由は影響しない。
  • ④給付日数に上限はなく、再就職するまで無期限に支給される。
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正解 ①離職理由や年齢、被保険者であった期間等に応じて、給付日数が異なる。
解説
基本手当の所定給付日数は、自己都合退職か倒産・解雇等の会社都合退職か、年齢、被保険者であった期間の長さなどの組み合わせによって90日〜360日程度の幅で定められています。

他の選択肢が不適切な理由
離職理由にかかわらず一律ではなく、年齢のみで決まるものでもありません。給付日数には上限があり、無期限に支給される制度ではありません。
問61-4

高年齢雇用継続給付に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①60歳以降に賃金が大きく低下した状態で働き続ける雇用保険の被保険者に支給される。
  • ②60歳到達と同時に退職し、その後再就職しない人に対して支給される給付である。
  • ③一般に、支給対象となる年齢や賃金低下の要件はなく、希望すれば誰でも受給できる。
  • ④この給付は、雇用保険ではなく健康保険の給付制度に本来は位置づけられている仕組みである。
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正解 ①60歳以降に賃金が大きく低下した状態で働き続ける雇用保険の被保険者に支給される。
解説
高年齢雇用継続給付は、60歳以降も雇用が継続し、60歳到達時と比べて賃金が一定水準以上低下した雇用保険の被保険者に対し、賃金低下を補う目的で支給される給付です。

他の選択肢が不適切な理由
退職して再就職しない人ではなく、働き続ける人が対象です。支給には年齢や被保険者期間、賃金低下率の要件があり、雇用保険の制度であって健康保険の給付ではありません。
問71-4

雇用保険の育児休業給付金に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①原則として子が1歳(要件により延長あり)になるまでの育児休業期間中に支給される。
  • ②育児休業給付金は、雇用保険の被保険者でない人であっても請求すれば支給される。
  • ③育児休業給付金は男性の被保険者にはまったく支給されず、女性のみが対象となる。
  • ④育児休業給付金の支給には、育児休業を取得したこと以外の要件はいっさい存在しない。
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正解 ①原則として子が1歳(要件により延長あり)になるまでの育児休業期間中に支給される。
解説
育児休業給付金は、雇用保険の被保険者が原則として子が1歳になるまで(保育所に入れない等の事情があれば最長2歳まで延長可)育児休業を取得した場合に支給される給付です。

他の選択肢が不適切な理由
雇用保険の被保険者であることが前提であり、誰でも請求できるわけではありません。男性の被保険者も要件を満たせば受給でき、休業開始前の被保険者期間などの要件も別途定められています。
問81-4

雇用保険の介護休業給付金に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①対象家族を介護するために休業した雇用保険の被保険者に対し、休業中に支給される。
  • ②介護休業給付金は、要介護状態にある本人に対して直接支給される給付である。
  • ③一般に、介護休業給付金の支給日数には上限がなく、介護が続く限り支給され続ける。
  • ④一般に、介護休業給付金は、健康保険から支給される傷病手当金と同一の制度である。
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正解 ①対象家族を介護するために休業した雇用保険の被保険者に対し、休業中に支給される。
解説
介護休業給付金は、配偶者や父母など対象家族を介護するために休業した雇用保険の被保険者に対し、一定の要件のもとで休業期間中に支給される給付です。

他の選択肢が不適切な理由
要介護状態にある本人ではなく、介護を行う労働者に支給されます。支給は対象家族ごとに通算93日を上限とする等の日数制限があり、傷病手当金とは別の制度です。
問91-4

雇用保険の教育訓練給付制度に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①厚生労働大臣が指定する講座を受講・修了した場合に、費用の一部が支給される。
  • ②教育訓練給付は、受講する講座の種類を問わず常に全額が支給される制度である。
  • ③教育訓練給付を受けるには、雇用保険の被保険者であった実績は問われない。
  • ④教育訓練給付は、離職者のみを対象とする制度であり在職者は利用できない。
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正解 ①厚生労働大臣が指定する講座を受講・修了した場合に、費用の一部が支給される。
解説
教育訓練給付制度は、雇用保険の被保険者期間等の要件を満たす人が、厚生労働大臣の指定する教育訓練講座を受講・修了した場合に、支払った費用の一部(種類により率は異なる)が支給される制度です。

他の選択肢が不適切な理由
全額支給ではなく費用の一定割合が上限付きで支給されます。受給には被保険者期間等の要件があり、在職者も要件を満たせば利用できます。
問101-4

労災保険・雇用保険の適用事業に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①労働者を1人でも雇用すれば、原則として両保険とも適用事業となる。
  • ②労災保険は強制適用だが、雇用保険はすべての事業で任意加入である。
  • ③個人事業や小規模な事業は、労働者を雇用していても両保険とも適用除外となる。
  • ④雇用保険は強制適用だが、労災保険はすべての事業で任意加入である。
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正解 ①労働者を1人でも雇用すれば、原則として両保険とも適用事業となる。
解説
労災保険・雇用保険はいずれも、労働者を1人でも雇用する事業であれば原則として強制的に適用されます(農林水産業の一部小規模事業等には暫定任意適用事業の例外があります)。

他の選択肢が不適切な理由
雇用保険も強制適用が原則であり任意加入ではありません。個人事業や小規模事業でも、労働者を雇用していれば原則として適用対象になります。

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