問14-4
外壁の石張り乾式工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①石材の裏面には、裏込めモルタルを全面に充填して固める。
- ②石材は、ファスナーによって躯体へ固定して支持する。
- ③だぼ孔は、石材の小口の所定の位置に正確に加工する。
- ④ファスナーには、耐食性のあるステンレス製のものを用いる。
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正解
①石材の裏面には、裏込めモルタルを全面に充填して固める。
解説
乾式工法は、その名のとおりモルタルを用いず、ファスナーと呼ばれる金物だけで石材を躯体に取り付ける工法です。裏込めモルタルを充填するのは湿式工法の特徴であり、両者を取り違えた記述です。乾式工法で裏込めを行わないのは、石材を躯体から独立させて、地震時の層間変位や躯体の動きが石材に直接伝わらないようにするためです。モルタルで一体化すると、躯体の動きに石材が追従できず、割れや剥落を招きます。あわせて、白華現象が生じない、湿式より軽量である、工期が天候に左右されにくいといった利点もあります。
他の選択肢が不適切な理由
「石材は、ファスナーによって躯体へ固定して支持する」は正しい記述で、この工法の基本的な仕組みです。「だぼ孔は、石材の小口の所定の位置に正確に加工する」も正しく、だぼの位置がずれると石材が所定の位置に納まりません。「ファスナーには、耐食性のあるステンレス製のものを用いる」も正しく、外壁で雨水にさらされるため耐食性が不可欠です。
試験の罠
乾式工法は石材をファスナーで躯体に留め、裏は空洞のまま。湿式工法は裏込めモルタルを充填する。乾式は白華(エフロレッセンス)が生じにくく、地震時の変位にも追従しやすい点が利点である。
乾式工法は、その名のとおりモルタルを用いず、ファスナーと呼ばれる金物だけで石材を躯体に取り付ける工法です。裏込めモルタルを充填するのは湿式工法の特徴であり、両者を取り違えた記述です。乾式工法で裏込めを行わないのは、石材を躯体から独立させて、地震時の層間変位や躯体の動きが石材に直接伝わらないようにするためです。モルタルで一体化すると、躯体の動きに石材が追従できず、割れや剥落を招きます。あわせて、白華現象が生じない、湿式より軽量である、工期が天候に左右されにくいといった利点もあります。
他の選択肢が不適切な理由
「石材は、ファスナーによって躯体へ固定して支持する」は正しい記述で、この工法の基本的な仕組みです。「だぼ孔は、石材の小口の所定の位置に正確に加工する」も正しく、だぼの位置がずれると石材が所定の位置に納まりません。「ファスナーには、耐食性のあるステンレス製のものを用いる」も正しく、外壁で雨水にさらされるため耐食性が不可欠です。
試験の罠
乾式工法は石材をファスナーで躯体に留め、裏は空洞のまま。湿式工法は裏込めモルタルを充填する。乾式は白華(エフロレッセンス)が生じにくく、地震時の変位にも追従しやすい点が利点である。