問13-4
鉄筋のかぶり厚さに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①かぶり厚さは、鉄筋の中心からコンクリート表面までの距離をいう。
- ②設計かぶり厚さは、最小かぶり厚さに10mmを加えた値とする。
- ③土に接する柱では、最小かぶり厚さを40mm以上としなければならない。
- ④かぶり厚さは、鉄筋の表面からコンクリート表面までの最短距離をいう。
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正解
①かぶり厚さは、鉄筋の中心からコンクリート表面までの距離をいう。
解説
かぶり厚さとは、鉄筋の表面からそれを覆うコンクリートの表面までの最短距離をいいます。鉄筋の中心からの距離ではありません。この厚さが確保されるべき理由は三つあります。第一に、コンクリートのアルカリ性によって鉄筋の表面に不動態被膜を保ち、錆の発生を防ぐこと。第二に、火災時に鉄筋の温度上昇を遅らせ、構造耐力を一定時間維持すること。第三に、鉄筋とコンクリートの付着を確保して、両者が一体となって力を伝えられるようにすることです。かぶり不足は鉄筋の腐食による膨張とコンクリートの剥落に直結するため、施工上最も重視される管理項目のひとつです。
他の選択肢が不適切な理由
「かぶり厚さは、鉄筋の表面からコンクリート表面までの最短距離をいう」は正しい定義であり、正解と真っ向から対立します。「設計かぶり厚さは、最小かぶり厚さに10mmを加えた値とする」も正しく、施工誤差を吸収するための割増しです。「土に接する柱では、最小かぶり厚さを40mm以上としなければならない」も正しく、建築基準法施行令が直接土に接する部分について定めている値です。
試験の罠
かぶり厚さは必ず「鉄筋の表面から」測る。中心から測ると鉄筋径の半分だけ大きく見積もることになり、実際のかぶりが不足する。設計かぶり厚さ=最小かぶり厚さ+10mmで、この10mmが施工誤差の吸収分である。
かぶり厚さとは、鉄筋の表面からそれを覆うコンクリートの表面までの最短距離をいいます。鉄筋の中心からの距離ではありません。この厚さが確保されるべき理由は三つあります。第一に、コンクリートのアルカリ性によって鉄筋の表面に不動態被膜を保ち、錆の発生を防ぐこと。第二に、火災時に鉄筋の温度上昇を遅らせ、構造耐力を一定時間維持すること。第三に、鉄筋とコンクリートの付着を確保して、両者が一体となって力を伝えられるようにすることです。かぶり不足は鉄筋の腐食による膨張とコンクリートの剥落に直結するため、施工上最も重視される管理項目のひとつです。
他の選択肢が不適切な理由
「かぶり厚さは、鉄筋の表面からコンクリート表面までの最短距離をいう」は正しい定義であり、正解と真っ向から対立します。「設計かぶり厚さは、最小かぶり厚さに10mmを加えた値とする」も正しく、施工誤差を吸収するための割増しです。「土に接する柱では、最小かぶり厚さを40mm以上としなければならない」も正しく、建築基準法施行令が直接土に接する部分について定めている値です。
試験の罠
かぶり厚さは必ず「鉄筋の表面から」測る。中心から測ると鉄筋径の半分だけ大きく見積もることになり、実際のかぶりが不足する。設計かぶり厚さ=最小かぶり厚さ+10mmで、この10mmが施工誤差の吸収分である。