問13-5
鉄筋の重ね継手に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①重ね継手の長さは、鉄筋の径が同じであれば種類によらず一定である。
- ②重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準強度が高いほど短くできる。
- ③D35以上の異形鉄筋には、原則として重ね継手を用いてはならない。
- ④フック付き重ね継手の長さには、フックの折曲げ部の長さを含めない。
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正解
①重ね継手の長さは、鉄筋の径が同じであれば種類によらず一定である。
解説
重ね継手の長さは、鉄筋の強度の種類によって変わります。重ね継手が成立する仕組みは、一方の鉄筋に生じた引張力が付着を介していったんコンクリートへ伝わり、それが再び他方の鉄筋へ伝えられるという流れにあります。したがって鉄筋の強度が高いほど、伝えるべき力が大きくなり、必要な重ね長さも長くなります。同じD19でも、SD295とSD390では必要な長さが異なります。あわせてコンクリートの設計基準強度も影響し、コンクリートが強いほど付着力が大きくなるため、必要な長さは短くなります。実際の値は、鉄筋の種類とコンクリート強度の組合せの表から読み取ります。
他の選択肢が不適切な理由
「重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準強度が高いほど短くできる」は正しい記述で、付着強度が高まるためです。「D35以上の異形鉄筋には、原則として重ね継手を用いてはならない」も正しく、太径の鉄筋では必要な重ね長さが過大となり、鉄筋が密集して充填不良を招くためガス圧接や機械式継手を用います。「フック付き重ね継手の長さには、フックの折曲げ部の長さを含めない」も正しく、直線部分の長さで表します。
試験の罠
重ね継手の長さは、鉄筋の種類(SD295・SD345・SD390)とコンクリートの設計基準強度の組合せで決まる。強度が高いほど付着力が大きいので短くできる。D35以上は重ね継手を用いず、ガス圧接や機械式継手とする。
重ね継手の長さは、鉄筋の強度の種類によって変わります。重ね継手が成立する仕組みは、一方の鉄筋に生じた引張力が付着を介していったんコンクリートへ伝わり、それが再び他方の鉄筋へ伝えられるという流れにあります。したがって鉄筋の強度が高いほど、伝えるべき力が大きくなり、必要な重ね長さも長くなります。同じD19でも、SD295とSD390では必要な長さが異なります。あわせてコンクリートの設計基準強度も影響し、コンクリートが強いほど付着力が大きくなるため、必要な長さは短くなります。実際の値は、鉄筋の種類とコンクリート強度の組合せの表から読み取ります。
他の選択肢が不適切な理由
「重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準強度が高いほど短くできる」は正しい記述で、付着強度が高まるためです。「D35以上の異形鉄筋には、原則として重ね継手を用いてはならない」も正しく、太径の鉄筋では必要な重ね長さが過大となり、鉄筋が密集して充填不良を招くためガス圧接や機械式継手を用います。「フック付き重ね継手の長さには、フックの折曲げ部の長さを含めない」も正しく、直線部分の長さで表します。
試験の罠
重ね継手の長さは、鉄筋の種類(SD295・SD345・SD390)とコンクリートの設計基準強度の組合せで決まる。強度が高いほど付着力が大きいので短くできる。D35以上は重ね継手を用いず、ガス圧接や機械式継手とする。