勾配降下法の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ①誤差関数の勾配を求め、その勾配と逆の方向にパラメータを少しずつ動かして誤差を小さくする。
- ②誤差関数の勾配を求め、その勾配と同じ方向にパラメータを少しずつ動かして誤差を大きくする。
- ③すべてのパラメータの組み合わせを調べ尽くし、誤差が最小になる組み合わせを一度で見つける。
- ④パラメータの値をランダムに選び直すことを繰り返し、偶然誤差が小さくなるのを待つ方法である。
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勾配降下法は、誤差関数の勾配(傾き)を求め、誤差が小さくなる方向、つまり勾配と逆の方向へパラメータを少しずつ動かしていく最適化の方法です。山の斜面で、今いる場所の傾きを確かめながら、下り坂の方向へ一歩ずつ進んで谷底を目指す様子にたとえられます。一度にどれだけ動かすかは「学習率」で決めます。
他の選択肢が不適切な理由
・勾配と同じ方向に動かして誤差を大きくする:学習の目的は誤差を小さくすることで、方向が逆です。
・すべての組み合わせを調べ尽くす:パラメータが膨大なニューラルネットワークでは、すべての組み合わせを調べることは現実的に不可能です。
・ランダムに選び直して偶然を待つ:勾配の情報を使わない方法で、勾配降下法ではありません。
覚え方のポイント
勾配降下法の弱点は、谷がいくつもあると、本当の最小値(大域最適解)ではない谷底(局所最適解)で止まってしまう可能性があることです。これを改善するため、モーメンタムやAdamなどの手法が考案されています。