2026年版・2-3

健康の保持増進対策(THP)の一問一答

第二種衛生管理者試験「労働衛生」から、健康の保持増進対策(THP)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-3

健康保持増進対策(THP)の位置付けに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①THPは、健康診断で異常所見が見つかった労働者のみに限定して対象とした治療プログラムであるとされている。
  • ②THPは、労働基準監督署が事業場に代わって必ず実施する強制的な健康診断制度であるとされている。
  • ③THPは、法律上の指針とは無関係に、各事業場が独自に考案した福利厚生制度の総称であるとされる。
  • ④THPは、労働安全衛生法69条を踏まえた指針に基づき、事業場で計画的に推進する健康づくりの取組をいう。
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正解 ④THPは、労働安全衛生法69条を踏まえた指針に基づき、事業場で計画的に推進する健康づくりの取組をいう。
解説
THP(Total Health promotion Plan)は、労働安全衛生法69条の努力義務規定を踏まえて厚生労働省が公表した「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づき、心とからだの両面から労働者の健康づくりを計画的・継続的に推進する取組です。

他の選択肢が不適切な理由
異常所見のあった労働者のみを対象とする治療プログラムとする記述、労働基準監督署が強制的に実施する制度とする記述、法律上の指針と無関係な独自制度とする記述は、いずれも制度の内容と異なります。
問22-3

健康保持増進計画の策定に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①健康保持増進計画の策定は、常時1000人以上の労働者を使用する事業場にのみ認められているとされる。
  • ②健康保持増進計画は、いかなる場合も産業医が単独で決定し、事業者の関与は排除されるとされている。
  • ③事業者は、健康保持増進の推進に当たり、実態に即した健康保持増進計画を策定することが望ましいとされる。
  • ④健康保持増進計画は、必ず労働基準監督署長が全ての事業場について一律に策定するものであるとされている。
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正解 ③事業者は、健康保持増進の推進に当たり、実態に即した健康保持増進計画を策定することが望ましいとされる。
解説
THP指針では、事業者が健康保持増進方針を表明した上で、衛生委員会等での調査審議を経て、事業場の実態に即した健康保持増進計画を策定し、計画的に取組を進めることが望ましいとされています。

他の選択肢が不適切な理由
労働基準監督署長が一律に策定するとする記述、産業医が単独で決定し事業者が関与しないとする記述、1000人以上の事業場にのみ認められるとする記述は、いずれも制度の内容と異なります。
問32-3

THP指針における健康保持増進措置の内容に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①THP指針に基づく健康保持増進措置は、運動指導のみで構成され、他の指導は一切含まれないとされている。
  • ②THP指針に基づく健康保持増進措置は、測定結果による運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導等を含む。
  • ③THP指針に基づく健康保持増進措置は、必ず常に外部のスポーツジムと契約することが要件であるとされる。
  • ④THP指針に基づく健康保持増進措置は、労働者の私生活には一切関与しない範囲に限定されるとされている。
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正解 ②THP指針に基づく健康保持増進措置は、測定結果による運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導等を含む。
解説
THP指針に基づく健康保持増進措置は、健康測定を実施した上で、その結果に基づく運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導、保健指導等を総合的に行うことにより、労働者の心とからだ両面の健康づくりを進めるものです。

他の選択肢が不適切な理由
運動指導のみで構成されるとする記述、私生活には一切関与しない範囲に限定されるとする記述、外部スポーツジムとの契約が要件とする記述は、いずれも指針の内容と異なります。
問42-3

THPにおける健康測定の位置付けに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①健康測定は、労働者の体力測定のみを目的とし、健康状態の把握は含まれないものとされている。
  • ②健康測定の結果は、健康指導には一切活用されないものであると一般に広く解されている。
  • ③健康測定は、労働安全衛生法上の定期健康診断と完全に同一のものであり、別個の意味はないとされる。
  • ④健康測定は、労働者の健康状態を把握し、その結果に基づいて各種の健康指導を行う基礎となる。
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正解 ④健康測定は、労働者の健康状態を把握し、その結果に基づいて各種の健康指導を行う基礎となる。
解説
THPにおける健康測定は、問診、生活状況調査、診察、体力測定等を通じて労働者の健康状態を把握するものであり、その結果に基づいて運動指導・保健指導等の各種指導が計画的に行われます。

他の選択肢が不適切な理由
定期健康診断と完全に同一とする記述、健康指導に活用されないとする記述、体力測定のみを目的とするとする記述は、いずれも位置付けと異なります。
問52-3

健康保持増進対策を推進する事業場内の体制に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①健康保持増進対策では、事業者、衛生管理者、産業医等が連携し、推進体制を整備することが重要である。
  • ②健康保持増進対策の推進体制には、そもそも産業医が関与することは想定されておらず不要とされている。
  • ③健康保持増進対策は、労働者個人が単独で計画・実施するものであり、体制整備は不要であるとされる。
  • ④健康保持増進対策は、衛生管理者が存在しない事業場では一切実施できないものとされている。
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正解 ①健康保持増進対策では、事業者、衛生管理者、産業医等が連携し、推進体制を整備することが重要である。
解説
THP指針では、事業者が中心となり、衛生管理者や産業医等の事業場内産業保健スタッフ、必要に応じて事業場外資源とも連携しながら、健康保持増進対策を推進する体制を整備することが求められています。

他の選択肢が不適切な理由
労働者個人が単独で実施するものとする記述、産業医の関与が想定されていないとする記述、衛生管理者不在の事業場では実施できないとする記述は、いずれも考え方と異なります。
問62-3

生活習慣病の予防と労働衛生管理の関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①健康保持増進対策は、生活習慣病の予防の観点からも重要であり、食生活面等の改善指導が含まれる。
  • ②生活習慣病の予防は、労働衛生管理の対象外であり、事業者が関与すべき事項ではないとされている。
  • ③生活習慣病は、遺伝的要因のみで発症するため、生活習慣の改善による予防効果は認められないとされる。
  • ④健康保持増進対策における食生活指導は、栄養士や管理栄養士以外の者が行うことは一切禁止されている。
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正解 ①健康保持増進対策は、生活習慣病の予防の観点からも重要であり、食生活面等の改善指導が含まれる。
解説
労働者の高年齢化等を背景に、健康保持増進対策では生活習慣病予防の観点も重視されており、運動指導や栄養指導を通じて食生活・運動習慣等の改善を促すことが取組の中心の一つとなっています。

他の選択肢が不適切な理由
生活習慣病の予防が労働衛生管理の対象外とする記述、遺伝的要因のみで発症し生活習慣改善の効果がないとする記述、食生活指導を栄養士等以外が行うことが一切禁止されているとする記述は、いずれも実際の知見・制度と異なります。
問72-3

健康保持増進対策における労働者の参加のあり方に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①健康保持増進対策の効果を高めるには、労働者自身が主体的に取り組めるよう、参加しやすい環境整備が重要である。
  • ②健康保持増進対策は、労働者の自主性を一切考慮せず、事業者が一方的に内容を決定し強制するものであるとされる。
  • ③健康保持増進対策への参加の有無は、労働者の人事評価に直接反映させなければならないと法令で定められている。
  • ④健康保持増進対策への参加は、就業規則により全労働者に懲戒処分をもって強制されるべきものであるとされる。
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正解 ①健康保持増進対策の効果を高めるには、労働者自身が主体的に取り組めるよう、参加しやすい環境整備が重要である。
解説
健康保持増進対策は労働者の自主的な取組を基本としており、事業者は労働者が参加しやすい時間帯の設定や場の提供等、参加を促す環境整備に努めることが重要とされています。

他の選択肢が不適切な理由
懲戒処分をもって強制するとする記述、労働者の自主性を一切考慮せず一方的に強制するとする記述、参加の有無を人事評価に直接反映させなければならないと法定されているとする記述は、いずれも制度の趣旨と異なります。
問82-3

THP指針の見直しの背景に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①THP指針は、制定以来一度も見直しが行われていない固定的な内容であると一般に理解されている。
  • ②THP指針は、若年労働者のみを対象として策定されたものであると一般に理解されている。
  • ③THP指針の見直しは、事業者の意見のみに基づいて行われ、専門家の関与は一切ないとされている。
  • ④THP指針は、少子高齢化の進展や健康課題の多様化等を踏まえ、これまでに改正が行われている。
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正解 ④THP指針は、少子高齢化の進展や健康課題の多様化等を踏まえ、これまでに改正が行われている。
解説
THP指針は1988年の策定以降、少子高齢化の進展、メンタルヘルス対策の重要性の高まり、労働者の年齢構成やライフスタイルの多様化等の社会情勢の変化を踏まえて、これまでに複数回の改正が行われています。

他の選択肢が不適切な理由
一度も見直しが行われていないとする記述、専門家の関与が一切ないとする記述、若年労働者のみを対象とするとする記述は、いずれも実際の経緯と異なります。
問92-3

健康保持増進対策と快適な職場環境の形成の関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①健康保持増進対策は、快適な職場環境の形成に関する取組を一切含まないものであると一般に解されている。
  • ②健康保持増進対策と快適な職場環境の形成は、法律上全く異なる法律に基づく無関係な制度であるとされる。
  • ③快適な職場環境の形成は、事業場の設備投資のみを意味し、労働者の健康とは無関係であるとされている。
  • ④健康保持増進対策は、労働安全衛生法1条が掲げる快適な職場環境の形成の促進とも関連する取組である。
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正解 ④健康保持増進対策は、労働安全衛生法1条が掲げる快適な職場環境の形成の促進とも関連する取組である。
解説
労働安全衛生法1条は、労働災害の防止に関する対策の推進とともに、快適な職場環境の形成の促進を目的の一つとして掲げており、健康保持増進対策はこの目的の実現に資する取組として位置付けられています。

他の選択肢が不適切な理由
全く異なる法律に基づく無関係な制度とする記述、快適な職場環境の形成が設備投資のみを意味するとする記述、健康保持増進対策が快適な職場環境の形成に関する取組を一切含まないとする記述は、いずれも位置付けと異なります。
問102-3

健康保持増進対策の効果評価に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①健康保持増進対策は、一度計画を策定すれば、その後の見直しや評価は一切不要であると一般に解されている。
  • ②健康保持増進対策の効果評価は、労働基準監督署が事業場に代わって一律に実施するものであるとされる。
  • ③健康保持増進対策の効果は、労働者の主観的な満足度のみで判断すべきであり、客観的指標は不要とされる。
  • ④健康保持増進対策を効果的に推進するには、実施した措置の効果を評価し、計画見直しを行うことが望ましい。
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正解 ④健康保持増進対策を効果的に推進するには、実施した措置の効果を評価し、計画見直しを行うことが望ましい。
解説
健康保持増進対策は、PDCAサイクルの考え方に基づき、計画(Plan)・実施(Do)の後に効果を評価(Check)し、必要に応じて計画を改善(Act)していくことで、継続的かつ効果的な取組とすることが望ましいとされています。

他の選択肢が不適切な理由
見直しや評価が一切不要とする記述、主観的満足度のみで判断すべきとする記述、労働基準監督署が一律に評価を実施するとする記述は、いずれも考え方と異なります。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。