2026年版・2-2

作業管理の一問一答

第二種衛生管理者試験「労働衛生」から、作業管理に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-2

労働衛生管理における「作業管理」に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①作業管理とは、有害要因を作業環境から除去し、良好な作業環境を維持することにより健康障害を防止する管理をいう。
  • ②作業管理とは、事業場の設備投資計画の策定と実行のみを決定し管理することをいう概念であるとされている。
  • ③作業管理とは、労働者の賃金や昇進等の人事評価のみを決定し管理することをいう概念であるとされている。
  • ④作業管理とは、作業方法や作業姿勢、作業時間等を適正化することで、負荷を軽減し健康障害を防止する管理をいう。
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正解 ④作業管理とは、作業方法や作業姿勢、作業時間等を適正化することで、負荷を軽減し健康障害を防止する管理をいう。
解説
作業管理は、労働衛生管理の3管理の一つであり、作業方法、作業姿勢、作業時間、作業強度等を適正化することで、労働者にかかる身体的・精神的負荷を軽減し、健康障害を防止するための管理です。

他の選択肢が不適切な理由
有害要因を作業環境から除去し良好な環境を維持するとする記述は作業環境管理の説明であり、人事評価の管理とする記述、設備投資計画の管理とする記述も、いずれも作業管理の定義とは異なります。
問22-2

情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①情報機器作業では、一連続作業時間が1時間を超えないようにし、10分から15分の休止時間を設けることとされている。
  • ②情報機器作業のガイドラインでは、休憩を取らずに継続して作業することがかえって効率的で推奨されているとされる。
  • ③情報機器作業の連続作業時間の上限は、いかなる場合も法令上一律に4時間までと明確に定められているとされている。
  • ④情報機器作業のガイドラインは、紙媒体の書類作業には適用されるが、ディスプレイを用いる作業には適用されないとされる。
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正解 ①情報機器作業では、一連続作業時間が1時間を超えないようにし、10分から15分の休止時間を設けることとされている。
解説
厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」では、一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に10分から15分の作業休止時間を設け、かつ一連続作業時間内において1回から2回程度の小休止を設けることが望ましいとされています。

他の選択肢が不適切な理由
休憩を取らず継続することが推奨されるとする記述、上限が4時間とする記述、ディスプレイを用いる作業には適用されないとする記述は、いずれもガイドラインの内容と異なります。
問32-2

満18歳以上の女性労働者の重量物取扱いの制限に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①満18歳以上の女性が断続的に扱える重量物の上限は25kg、継続的に扱う場合の上限は15kgとされている。
  • ②満18歳以上の女性が取り扱うことのできる重量物の上限は、断続作業・継続作業ともに一律50kgとされている。
  • ③満18歳以上の女性の重量物取扱いの制限は、男性の年少者に適用される基準と全く同じであるとされている。
  • ④満18歳以上の女性が断続的に扱える重量物の上限は30kg、継続的に扱う場合の上限は20kgとされている。
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正解 ④満18歳以上の女性が断続的に扱える重量物の上限は30kg、継続的に扱う場合の上限は20kgとされている。
解説
女性労働基準規則により、満18歳以上の女性が断続的に取り扱うことのできる重量物は30kg以上のものであってはならず、継続的に取り扱う場合は20kg以上のものであってはならないとされています。

他の選択肢が不適切な理由
25kg・15kgとする記述(これらは満16歳以上18歳未満の女性に適用される基準であり、満18歳以上には適用されません)、一律50kgとする記述、男性の年少者と全く同じ基準とする記述は、いずれも規則の内容と異なります。
問42-2

重量物取扱い作業における腰痛予防のための作業姿勢に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①重量物を持ち上げる際は、膝を伸ばしたまま腰だけを曲げて持ち上げることが、腰痛予防に最も望ましいとされる。
  • ②重量物は体からできるだけ大きく遠ざけて持ち上げる方が、腰への負担が少なく済み望ましいとされている。
  • ③重量物を持ち上げる際は、荷物を体に近づけ、膝を曲げて腰を落とし、下肢の力で持ち上げることが望ましい。
  • ④重量物取扱い作業における姿勢や動作面の工夫は、腰痛の予防効果とは全く無関係なものであるとされている。
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正解 ③重量物を持ち上げる際は、荷物を体に近づけ、膝を曲げて腰を落とし、下肢の力で持ち上げることが望ましい。
解説
厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」では、重量物を持ち上げる際は、できるだけ荷物を体に近づけ、膝を曲げて腰を落とし、下肢の筋力を利用して持ち上げることで、腰部への負担を軽減できるとされています。

他の選択肢が不適切な理由
膝を伸ばしたまま腰だけで持ち上げることが望ましいとする記述、体から遠ざけて持ち上げる方が負担が少ないとする記述、姿勢の工夫が腰痛予防と無関係とする記述は、いずれも指針の考え方と異なります。
問52-2

VDT作業(情報機器作業)における作業環境の整備に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①情報機器作業では、椅子の高さや机の高さは調整できない固定式のものを使用しなければならないとされる。
  • ②情報機器作業の照明は、周囲を暗くし画面の輝度のみを頼りに作業することが望ましいとされている。
  • ③ディスプレイは、目からできるだけ近い距離である10cm程度に設置することが推奨されているとされる。
  • ④ディスプレイは、必要な照度を確保し、画面の映り込みが生じにくく設置することが望ましいとされている。
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正解 ④ディスプレイは、必要な照度を確保し、画面の映り込みが生じにくく設置することが望ましいとされている。
解説
情報機器作業ガイドラインでは、ディスプレイは、照明や外光の反射・映り込みが生じにくい位置に設置し、必要な照度を確保することが求められています。また、椅子や机の高さは労働者の体格に合わせて調整できるものが望ましいとされています。

他の選択肢が不適切な理由
ディスプレイを目から10cm程度に設置するとする記述(実際には概ね40cm以上の視距離を確保することが望ましいとされます)、椅子・机が固定式でなければならないとする記述、周囲を暗くして画面輝度のみで作業するとする記述は、いずれもガイドラインの内容と異なります。
問62-2

単純作業の反復による健康影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①同一姿勢や動作の長時間反復は、特定の筋骨格系に負担が集中し、頸肩腕症候群等につながるおそれがある。
  • ②単純作業の反復は、身体への負担が全くなく、健康障害のリスクは特に考慮する必要がないとされている。
  • ③単純作業の反復による健康障害は、休憩を取らなくても作業速度さえ落とせば完全に防止できるとされている。
  • ④単純作業の反復による心身への健康影響は、専ら精神面にのみ現れ、身体面には一切影響しないとされている。
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正解 ①同一姿勢や動作の長時間反復は、特定の筋骨格系に負担が集中し、頸肩腕症候群等につながるおそれがある。
解説
同一姿勢の保持や同一動作の反復は、特定の筋肉や関節に負担が集中しやすく、頸肩腕症候群や腱鞘炎等の作業関連筋骨格系障害の原因となることがあるため、適切な休止時間の確保や作業姿勢の工夫等の作業管理が重要です。

他の選択肢が不適切な理由
身体への負担が全くないとする記述、精神面にのみ影響するとする記述、作業速度を落とせば完全に防止できるとする記述は、いずれも実際の知見と異なります。
問72-2

作業管理における保護具の使用に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①保護具さえ使用していれば、作業環境の改善や作業方法の見直しは一切不要であり、行う意味がないとされている。
  • ②保護具は、作業環境管理や作業方法の改善でもなお不十分な場合に、補完的に使用することが基本とされる。
  • ③保護具の使用は、作業環境管理や作業方法の改善よりも常に優先して行うべき最も根本的な対策であるとされている。
  • ④保護具の使用に関する管理は、労働衛生管理の枠組みには一切含まれないものと一般に理解されている。
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正解 ②保護具は、作業環境管理や作業方法の改善でもなお不十分な場合に、補完的に使用することが基本とされる。
解説
労働衛生対策の基本的な優先順位は、有害要因の除去・代替、工学的対策(作業環境管理)、管理的対策(作業管理)を優先し、それでもなお対策が不十分な場合に個人用保護具を補完的に使用するという考え方が基本です。

他の選択肢が不適切な理由
保護具の使用が最も根本的な対策とする記述、保護具のみで環境改善が不要になるとする記述、労働衛生管理の枠組みに含まれないとする記述は、いずれも考え方と異なります。
問82-2

テレワークにおける作業環境・作業管理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①テレワークを行う労働者にも、事業者は情報機器作業ガイドラインを踏まえた助言や環境確認への配慮が求められる。
  • ②テレワークを行う労働者には、いかなる健康管理上の配慮も一切不要であり、放置してよいとされている。
  • ③テレワークにおける作業環境の整備は、労働者本人の完全な自己責任であり、事業者が関与する余地はないとされる。
  • ④テレワークで働く労働者には、労働安全衛生法上の措置はいかなる場合も一切及ばないものとされている。
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正解 ①テレワークを行う労働者にも、事業者は情報機器作業ガイドラインを踏まえた助言や環境確認への配慮が求められる。
解説
テレワークで働く労働者も労働安全衛生法の適用対象であり、事業者は自宅等における作業環境について、情報機器作業ガイドラインの考え方を踏まえたチェックリストの提供や助言等、可能な範囲での配慮を行うことが求められています。

他の選択肢が不適切な理由
労働安全衛生法が一切及ばないとする記述、事業者が関与する余地がないとする記述、健康管理上の配慮が不要とする記述は、いずれも実際の取扱いと異なります。
問92-2

作業強度と休息の関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①作業強度が高い作業ほど、疲労の回復のために適切な休息や作業間の間隔を確保することが重要になる。
  • ②作業強度が高い作業では、休息を取らずに連続して作業を続けることが効率的で望ましいとされている。
  • ③作業強度の高低にかかわらず、休息の必要性は一切変わらないものであると一般に考えられている。
  • ④休息の取り方は、作業強度と無関係に、事業場ごとに画一的に定めるべきものであるとされる。
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正解 ①作業強度が高い作業ほど、疲労の回復のために適切な休息や作業間の間隔を確保することが重要になる。
解説
作業管理においては、作業強度(エネルギー消費や筋負担の大きさ)に応じて、疲労の蓄積を防ぐための適切な休息時間や作業間隔を確保することが重要とされています。

他の選択肢が不適切な理由
休息の必要性が一切変わらないとする記述、連続して作業を続ける方が効率的とする記述、作業強度と無関係に画一的に定めるべきとする記述は、いずれも考え方と異なります。
問102-2

交替制勤務における作業管理上の配慮に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①交替制勤務における作業管理上の配慮は、深夜勤務者のみが対象であり、早朝勤務者には不要であるとされている。
  • ②交替制勤務は、生体リズムに一切影響を与えないため、特段の配慮は全く不要であると一般に考えられている。
  • ③交替制勤務の健康影響は、勤務シフトの組み方とは全く無関係に、常に一定であると一般に考えられている。
  • ④交替制勤務では、生体リズムの乱れで疲労や睡眠不足が生じやすく、シフトの組み方に配慮することが重要である。
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正解 ④交替制勤務では、生体リズムの乱れで疲労や睡眠不足が生じやすく、シフトの組み方に配慮することが重要である。
解説
交替制勤務は概日リズム(サーカディアンリズム)と実際の勤務時間帯とのずれを生じさせやすく、疲労の蓄積や睡眠障害のリスクが高まるため、シフトの組み方(順行型への配慮等)や勤務間のインターバル確保等の作業管理上の配慮が重要とされています。

他の選択肢が不適切な理由
生体リズムに一切影響を与えないとする記述、深夜勤務者のみが対象とする記述、勤務シフトの組み方と無関係に一定とする記述は、いずれも実際の知見と異なります。

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