2026年版・2-11

熱中症対策の一問一答

第二種衛生管理者試験「労働衛生」から、熱中症対策に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-11

WBGT(暑さ指数)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①WBGTは、湿度をあえて一切考慮せず、気温と気流の2要素のみから機械的に算出される指標であるとされている。
  • ②WBGTは、熱中症予防とは全く無関係であり、専ら大気汚染の程度を評価するために使われる指標であるとされている。
  • ③WBGTは、湿度や輻射熱を考慮せず、気温のみを測定して算出される、極めて単純な数値であるとされている。
  • ④WBGTは、気温、湿度、輻射熱(ふく射熱)等を総合的に考慮して算出される、熱中症予防のための指標である。
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正解 ④WBGTは、気温、湿度、輻射熱(ふく射熱)等を総合的に考慮して算出される、熱中症予防のための指標である。
解説
WBGT(湿球黒球温度)は、気温だけでなく、湿度、輻射熱(日射や周囲からの熱放射)等の要素を総合的に考慮して算出される暑さ指数であり、熱中症予防のための代表的な指標として広く用いられています。

他の選択肢が不適切な理由
気温のみで算出されるとする記述、湿度を考慮せず気温と気流のみとする記述、大気汚染を評価する指標とする記述は、いずれもWBGTの内容と異なります。
問22-11

WBGT基準値に基づく警戒レベルに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①日本生気象学会の指針によれば、WBGT値が25を超えた時点で、直ちに最も高い警戒レベルの「危険」に該当するとされている。
  • ②日本生気象学会の指針では、WBGTがおおむね28以上31未満の場合は「厳重警戒」、31以上の場合は「危険」とされている。
  • ③WBGTの数値が低ければ低いほど、体感的な気温や湿度が下がるため、熱中症のリスクはかえって高くなるとされている。
  • ④WBGTが20未満であれば、いかなる作業強度で作業を行ったとしても、熱中症のリスクを一切考慮しなくてよいものとされる。
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正解 ②日本生気象学会の指針では、WBGTがおおむね28以上31未満の場合は「厳重警戒」、31以上の場合は「危険」とされている。
解説
日本生気象学会の「熱中症予防指針」では、WBGTが28以上31未満の場合を「厳重警戒」、31以上の場合を「危険」とし、激しい運動や作業を中止すべき目安として示しています。数値が高いほど熱中症のリスクが高まります。

他の選択肢が不適切な理由
数値が低いほどリスクが高くなるとする記述、WBGT値が25を超えた時点で「危険」に該当するとする記述(「危険」の目安は31以上とされ、25はより低い警戒段階の目安です)、WBGTが20未満であればリスクを考慮しなくてよいとする記述(作業強度によっては注意が必要な場合があります)は、いずれも指針の内容と異なります。
問32-11

熱中症の症状の重症度分類に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①熱中症には、そもそも、重症度による分類自体は一切存在せず、症状の軽重にかかわらず常にすべて同一の症状として扱われるとされている。
  • ②熱中症は重症度に応じて分類されており、めまいやこむら返り等の比較的軽い症状から、意識障害やけいれんを伴う重篤な症状まで幅がある。
  • ③熱中症の症状は、軽症か重症かという程度にかかわらず、常に必ず意識障害を伴う重篤な状態のみを常に指すものとされている。
  • ④熱中症の症状は、めまいや倦怠感等にかかわらず、汗を全くかかなくなることのみを唯一の徴候とするものであるとされている。
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正解 ②熱中症は重症度に応じて分類されており、めまいやこむら返り等の比較的軽い症状から、意識障害やけいれんを伴う重篤な症状まで幅がある。
解説
熱中症は、めまい・立ちくらみ・こむら返り等の比較的軽症なものから、頭痛・嘔吐・倦怠感等の中等症、意識障害・けいれん・高体温等を伴う重症まで、症状の程度に応じて分類され、重症の場合は直ちに医療機関での処置が必要です。

他の選択肢が不適切な理由
常に意識障害を伴う重篤な状態のみを指すとする記述、重症度による分類が存在しないとする記述、汗を全くかかなくなることのみを徴候とする記述は、いずれも熱中症の実際の症状と異なります。
問42-11

熱中症が疑われる場合の応急処置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①熱中症が疑われる場合は、水分補給よりも先に、身体を冷やすことはかえって体調を悪化させるため、常に避けるべきであるとされている。
  • ②熱中症で意識がもうろうとしている場合であっても、その場ですぐに口から大量の水を無理にでも飲ませることが推奨されるとされている。
  • ③熱中症が疑われる場合は、涼しい場所ではなく、あえて温かい場所へ移動させ、厚着をさせて発汗を促すことこそが応急処置の基本であるとされている。
  • ④熱中症が疑われる場合は、涼しい場所へ避難させ、衣服を緩めて身体を冷やし、意識がはっきりしていれば水分・塩分を補給させることが基本である。
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正解 ④熱中症が疑われる場合は、涼しい場所へ避難させ、衣服を緩めて身体を冷やし、意識がはっきりしていれば水分・塩分を補給させることが基本である。
解説
熱中症が疑われる場合の応急処置は、風通しの良い涼しい場所へ避難させる、衣服を緩め、水や氷等で身体を冷やす、意識がはっきりしていれば経口補水液やスポーツドリンク等で水分・塩分を補給させることが基本です。

他の選択肢が不適切な理由
温かい場所に移動させ厚着をさせるとする記述、意識がもうろうとしている場合に無理に水を飲ませるとする記述(誤嚥の危険があるため避けるべきです)、身体を冷やすことを避けるべきとする記述は、いずれも実際の対応と異なります。
問52-11

熱中症が疑われ意識障害がある場合の対応に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①意識障害が明らかにみられる場合であっても、水分を無理にでも飲ませることが最優先であるとされている。
  • ②意識障害がみられる熱中症であっても、時間さえ経過すれば自然に回復するため、特段の対応は不要であるとされている。
  • ③熱中症で呼びかけに応じない等の意識障害がみられる場合は、無理に水分を飲ませず、直ちに救急要請を行うべきである。
  • ④意識障害が明らかにみられる場合であっても、まず何よりも患部を温めることを最優先すべきであるとされている。
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正解 ③熱中症で呼びかけに応じない等の意識障害がみられる場合は、無理に水分を飲ませず、直ちに救急要請を行うべきである。
解説
意識障害がある状態で無理に水分を飲ませると、誤って気管に入る誤嚥のリスクがあるため危険です。呼びかけに応じない等の意識障害がみられる重症の熱中症が疑われる場合は、直ちに救急要請(119番通報)を行い、医療機関での処置につなげることが必要です。

他の選択肢が不適切な理由
水分を無理にでも飲ませることが最優先とする記述、自然回復を待ち特段の対応が不要とする記述、患部を温めることを最優先とする記述(熱中症では冷却が必要です)は、いずれも実際の対応と異なります。
問62-11

職場における熱中症予防対策としての作業環境管理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①事業者は、WBGT値に応じて、休憩場所の整備や作業時間の短縮等、熱中症予防のための作業環境管理を行うことが求められる。
  • ②WBGT値の測定は、熱中症予防対策として、法令上や行政指導上のいずれにおいても一切推奨されてはいないものとされている。
  • ③熱中症予防対策としての作業環境管理は、屋外作業にのみ必要であり、屋内作業には常に一切不要であるとされている。
  • ④熱中症予防のための休憩場所は、冷房設備の有無にかかわらず、いかなる場所であっても全く構わないとされている。
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正解 ①事業者は、WBGT値に応じて、休憩場所の整備や作業時間の短縮等、熱中症予防のための作業環境管理を行うことが求められる。
解説
厚生労働省の「職場における熱中症予防基本対策要綱」等では、事業者はWBGT値を把握し、その値に応じて休憩場所の整備、作業時間の短縮、作業の中止等の作業環境管理を行うことが求められています。屋内でも高温多湿になる作業場では熱中症のリスクがあり、対策が必要です。

他の選択肢が不適切な理由
屋外作業にのみ必要とする記述、休憩場所がいかなる場所でもよいとする記述、WBGT値の測定が一切推奨されていないとする記述は、いずれも実際の対策の内容と異なります。
問72-11

熱中症予防のための水分・塩分補給に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①熱中症予防のための水分補給には、水以外の塩分やミネラル成分等をあえて含める必要は全くないものとされている。
  • ②水分補給は、その日の作業がすべて終了した後にまとめて大量に摂取すれば十分であり、作業中の補給は不要であるとされている。
  • ③高温多湿な環境での作業では、自覚症状の有無にかかわらず、定期的な水分及び塩分の補給を行うことが熱中症予防に有効である。
  • ④水分補給は、のどの渇きをはっきりと自覚してから行えば十分であり、定期的な補給は全く不要であるとされている。
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正解 ③高温多湿な環境での作業では、自覚症状の有無にかかわらず、定期的な水分及び塩分の補給を行うことが熱中症予防に有効である。
解説
のどの渇きを感じた時点では既に体内の水分が不足している可能性があるため、高温多湿な環境での作業では、自覚症状の有無にかかわらず、作業前後及び作業中に定期的に水分及び塩分を補給することが熱中症予防に有効とされています。

他の選択肢が不適切な理由
のどの渇きを感じてからでよいとする記述、塩分を含む必要が一切ないとする記述、作業終了後にまとめて摂取すれば作業中の補給が不要とする記述は、いずれも予防対策の考え方と異なります。
問82-11

熱中症になりやすい要因に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①暑さへの慣れ(暑熱順化)が十分にあるかどうかは、年齢や個人差にかかわらず、熱中症のリスクの高低とは全く無関係であるとされている。
  • ②高温多湿な環境、激しい労作、水分補給の不足、暑さに慣れていないこと(暑熱順化不足)等は、熱中症のリスクを高める要因とされている。
  • ③熱中症は、気温がむしろ低く湿度も低い環境でのみ発生する特殊な現象であるとされ、高温多湿な環境では発生しないとされている。
  • ④熱中症のリスクは、その日の体調や水分補給の状況、暑さへの慣れの程度にかかわらず、いかなる時も常に一定であるとされている。
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正解 ②高温多湿な環境、激しい労作、水分補給の不足、暑さに慣れていないこと(暑熱順化不足)等は、熱中症のリスクを高める要因とされている。
解説
熱中症は、高温多湿な環境、激しい労作による体内での熱産生の増加、水分・塩分補給の不足、暑さに身体が慣れていない状態(暑熱順化が不十分な状態)等が重なることで発症リスクが高まるとされています。

他の選択肢が不適切な理由
気温が低い環境でのみ発生するとする記述、体調や水分補給の状況にかかわらずリスクが一定とする記述、暑熱順化の有無がリスクと無関係とする記述は、いずれも実際の知見と異なります。
問92-11

暑熱順化(暑さへの慣れ)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①暑熱順化は、たとえ努力をしても、短期間では足りず、数年単位という長期間をかけなければ、全く生じない現象であるとされている。
  • ②暑熱順化とは、暑い環境に一定期間繰り返しさらされることで、身体が暑さに適応し、発汗機能等が高まる生理的な変化をいう。
  • ③暑熱順化が一度完了すると、その後は季節や体調にかかわらず、水分補給等の熱中症予防対策は一切不要になるとされている。
  • ④暑熱順化とは、暑さへの適応ではなく、むしろ厳しい寒さに対する身体の適応のことのみをいうものであるとされている。
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正解 ②暑熱順化とは、暑い環境に一定期間繰り返しさらされることで、身体が暑さに適応し、発汗機能等が高まる生理的な変化をいう。
解説
暑熱順化は、暑い環境に数日から2週間程度繰り返しさらされることで、発汗量の増加や皮膚血流量の増加等、身体が暑さに適応していく生理的な変化をいいます。梅雨明け直後や急に暑くなった時期等、順化が不十分な時期は熱中症のリスクが高いとされています。

他の選択肢が不適切な理由
数年単位の長期間をかけなければ生じないとする記述、順化完了後は熱中症予防対策が一切不要になるとする記述、寒さへの適応のことをいうとする記述は、いずれも定義や性質と異なります。
問102-11

熱中症予防における管理者・監督者の役割に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①熱中症予防対策は、あくまで労働者一人ひとりの自己責任にのみすべて委ねられているものであり、管理者・監督者が特段関与する必要はないとされている。
  • ②管理者・監督者は、作業者の健康状態を日常的に確認し、熱中症の初期症状が見られた場合には速やかに作業を中断させる等の対応をとることが求められる。
  • ③熱中症予防における管理者・監督者の役割は、法令上のみならず行政指導上のいずれにおいても、常に一切期待されていないものとされている。
  • ④管理者・監督者は、熱中症の症状が明らかに見られたとしても、あくまで作業の進捗を優先し、そのまま作業を継続させるべきであるとされている。
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正解 ②管理者・監督者は、作業者の健康状態を日常的に確認し、熱中症の初期症状が見られた場合には速やかに作業を中断させる等の対応をとることが求められる。
解説
熱中症予防基本対策要綱等では、管理者・監督者は作業者の健康状態を日常的に確認するとともに、熱中症の初期症状(めまい、大量の発汗等)が見られた場合には、速やかに作業を中断させ、涼しい場所での休息や医療機関への搬送等の対応をとることが求められています。

他の選択肢が不適切な理由
労働者個人の自己責任にすべて委ねるとする記述、作業の進捗を優先し作業を継続させるべきとする記述、管理者・監督者の役割が一切期待されていないとする記述は、いずれも実際の考え方と異なります。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。